映画好きのママやパパにとっては、赤ちゃんのお世話をしているときでもちょっと息抜きに映画を見に行きたくなりますよね。
また、赤ちゃんにもおすすめの映画があれば、是非見せてあげたいと思うのではないでしょうか。
赤ちゃんと映画を見に行くのは、生後何か月頃から可能で、どんな映画館に行くと良いのでしょうか。
また、赤ちゃんに見せるのにおすすめの映画はどんな映画があるのでしょうか。
- 赤ちゃんの映画はいつからOKか
- 赤ちゃんと一緒に楽しめる映画館
- 赤ちゃんにおすすめの映画5選
良い映画を見ると、心がリフレッシュして日々の育児疲れを解消できますよね。
また、赤ちゃんにとっても良作に触れることは感受性を豊かにすることにつながります。
赤ちゃんと一緒でも上手く映画を楽しめるように、今回の内容を参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんと映画を見に行くのはいつからOK?赤ちゃんとの映画での7つの注意点も!
赤ちゃんと映画を見に行くとなると、授乳やオムツ替え、泣いてしまったらどうしようなど、不安な点はたくさんありますよね。
赤ちゃんと映画館に行くのがいつからOKなのかを考えるにあたり、まず、赤ちゃんと一緒に映画館に行くにあたり注意すべきことを7つ紹介します。
その上で、赤ちゃんと一緒に映画館に行くことができるのは、生後どのくらいなのかを考えてみたいと思います。
赤ちゃんと一緒に映画館に行くときの7つの注意点
赤ちゃんと一緒に映画館に行くことができるかを検討するにあたって、まずは、以下の7点への不安がどのくらいあるかを考えてみると良いでしょう。
- 映画の上映時間に授乳をしなくても大丈夫かどうか
- 映画の上映時間にオムツ替えをしなくても大丈夫かどうか
- 映画の上映中の2~3時間、泣かずに大人しくしていられるかどうか
- 薄暗い映画館の雰囲気でも赤ちゃんがぐずることがないか
- 映画の内容が赤ちゃんにとって不適切ではないか
- 映画の内容が大音量や強い光を伴うものではないか
- 人混みで風邪やインフルエンザに感染するリスクに耐えられるかどうか
まず、①、②、③で挙げたように、一般的な映画は上映時間が約2~3時間あります。
その間、頻繁に授乳やオムツ替えで席を立ってしまっては、ママやパパもあまりストーリーが頭に入らず映画を楽しむことができないでしょう。
また、途中で赤ちゃんがぐずったり泣き出したりしてしまったときは、他のお客さんに迷惑をかけないように、退席して赤ちゃんを落ち着かせる必要があります。
赤ちゃんを一般の映画館に連れていくのは、できるだけ、赤ちゃんが上映時間の2~3時間は大人しくしていられる年齢になってからのほうが良いでしょう。
赤ちゃんがママやパパと一緒であれば、比較的長時間大人しくしていられるとしても、映画館の環境は赤ちゃんが普段過ごす環境と大きく異なります。
④、⑤、⑥で挙げたように、薄暗い空間で大音量が鳴ったり、強い光の刺激を浴びたりすると、赤ちゃんがびっくりして泣きだしてしまう可能性があります。
また、赤ちゃんが見るのにふさわしくない暴力的な映画や恐怖映画を選ばないのはもちろん、音や光の刺激が強すぎる映画も、赤ちゃんの目や耳の発育にとって良くないので、避けるようにしたほうが良いでしょう。
最後に⑦で挙げた内容ですが、小さい赤ちゃんが風邪やインフルエンザなどのさまざまな感染症にかかると、重症化しやすく危険だと言われています。
映画館は、多くの人が同じ密室の空間に長時間いるため、近くに風邪を引いている人などがいた場合、感染するリスクが高くなっています。
よって、赤ちゃんにある程度免疫力がついており、また万が一、風邪に感染してしまっても重症化しない年齢になるまでは、人混みに長時間いるのは避けたほうが良いでしょう。
赤ちゃんと映画館に行くのはいつからOKか
上で紹介した7つの注意点をクリアできる赤ちゃんの月齢は、赤ちゃんの発育には個人差もあるため、一概には言えません。
授乳やオムツ替えの頻度が少なくなってくるのは、おおよそ生後6ヶ月頃になると思います。
したがって、早い赤ちゃんだと一つの目安として生後6ヶ月頃で、映画館に行くことも可能かもしれません。
ただし、いくら赤ちゃんが2~3時間大人しくしていられるようになったとは言え、やはり赤ちゃんはいつ泣き出してしまうかわかりませんし、大音量、強い光の映画を見続けるのは赤ちゃんの発育に良くありません。
そこで最近では、そうした赤ちゃん連れで映画に行く不安を払拭するために、赤ちゃん連れに対応したサービスや音響・照明が工夫されている映画館もあります。
次の項目では、そうした赤ちゃん連れに対応した映画館について紹介したいと思います。
□赤ちゃんと一緒に楽しめる映画館はここ!赤ちゃん連れOKの映画鑑賞サービスについて
赤ちゃんと一般の映画館に行くには、赤ちゃんが長時間大人しくしていられるか、赤ちゃんに悪影響の内容、音量、光の刺激がないかなど、注意すべき点がたくさんあります。
そこで、赤ちゃん連れでも周囲のお客さんに気兼ねすることなく、また赤ちゃんにも優しい内容の映画を楽しむことができる映画鑑賞サービスがあります。
今回はそのうち、日本全国にある代表的な2つの映画鑑賞サービスを紹介します。
TOHOシネマズ「ママズクラブシアター」
ママズクラブシアターは、TOHOシネマズの映画館で毎月1~2回、毎週木曜日に実施されているママ&パパと赤ちゃんのための映画鑑賞サービスです。
出産して以来、映画館に行ったことがないけれど、赤ちゃん連れでも映画を楽しみたい!というママの要望に応えて誕生したサービスということです。
ママズクラブシアターの特徴は、まず何といっても周囲のお客さんも同じ赤ちゃん連れのママやパパなので、赤ちゃんが途中で泣き出したり、声を上げてしまったりしても、周囲にあまり気を遣う必要がないという点です。
さらに、いつもは薄暗い映画館の照明が通常よりも明るめに設定されており、音量も小さめに設定されているので、赤ちゃんに与える刺激も軽減されるようになっています。
上映作品は月ごとに変更されますが、その時期に一般の映画館でも上映中のヒット映画など最新作を鑑賞することができます。
2018年1月現在で、全国27都道府県、55劇場でママズクラブシアターが開催されています。
公式HP ママズクラブシアター
MOVIX ほっとママシネマ
ほっとママシネマは、MOVIXの映画館で不定期で開催されるママ&パパと赤ちゃんのための映画鑑賞サービスです。
こちらも、赤ちゃん連れのママやパパだけの映画鑑賞サービスのため、周囲に気兼ねすることなく、また赤ちゃんに優しい音量や照明の中で映画を楽しむことができます。
TOHOシネマズのママズクラブシアターと比べて、不定期開催で開催数も少ないですが、一番の魅力はチケット料金が安いことです。
通常は大人1,800円の映画料金が、一般だと1,500円に、またSMT MembersというMOVIX劇場の会員になりインターネットでチケットを購入すると、なんと1,200円になります。
赤ちゃんについては、3歳未満の子どもは無料になりますので、赤ちゃん連れで行っても、通常の料金よりも安く映画を見ることができます。
その他の特徴としては、映画館のシアター内に、赤ちゃん向けのプレイスポットやオムツ替えスペース、簡易授乳スペースも設置されています。
よって、ママやパパはシアター内から出ることなく赤ちゃんのお世話をしながら映画を楽しむことができます。
公式HP ほっとママシネマ
自宅で楽しめる赤ちゃんにおすすめの映画5選!定番アニメやディズニー映画が人気!
赤ちゃんと一緒に映画館に行くのは心配なことも多いしまだちょっと早い気がするけれど、自宅で赤ちゃんと一緒に映画を楽しみたい!
そんなママやパパのために、赤ちゃんでも楽しむことができるおすすめの映画を5作品紹介します。
自宅の場合であっても、長時間テレビを見続けるのは赤ちゃんにとって良くありませんので、長い作品は途中で休憩しながら見るなど工夫して鑑賞するようにしましょう。
また、映画館同様、音や光の刺激を赤ちゃんに与えすぎないようにするために、お部屋の照明は明るくして、大きすぎない音量で楽しむと良いでしょう。
それいけ!アンパンマンシリーズ
まずおすすめなのは、赤ちゃんが大好きな最も定番のアニメ、アンパンマンシリーズの映画です。
映画館では毎年夏に、アンパンマンの新作映画が上映されています。
アンパンマンシリーズは、視力がまだ不安定な赤ちゃんでも見やすい色使いをしています。
また、主人公のアンパンマンをはじめとして、赤ちゃんが大好きな「マル」の形のキャラクターがたくさん登場するため、小さな赤ちゃんもつい目で追ってしまう内容になっています。
さらに、アンパンマンの映画シリーズは、小さな子どもが映画デビューで見ることも多いことが想定されています。
よって、赤ちゃんが見ても刺激が強すぎないような映像で作られているのも、安心して見せることができるポイントでしょう。
しまじろう 劇場版シリーズ
こちらもお馴染み、ベネッセコーポレーションの「こどもちゃれんじ」の人気キャラクターしまじろうの映画シリーズです。
劇場版は、2018年3月公開の作品で6作品目となります。
アンパンマンよりは、少し年齢の大きい子どもたちに愛されるキャラクターですが、アンパンマン同様、まんまる顔のかわいいキャラクターたちに赤ちゃんも夢中になってしまいます。
また、しまじろうの映画では、見ている子どもたちが飽きずに楽しめるよう、ストーリー以外にもしまじろうの仲間たちの楽しい歌やダンスが収録されています。
映画館や自宅で映画を見ながら、子どもたちが一緒に歌や踊りに参加することができます。
となりのトトロ
となりのトトロは、言わずと知れたジブリの名作です。
大人でも楽しむことができるしっかりとしたストーリーのため、赤ちゃんには早いかな?と思う方も多いかもしれませんが、見せてみると思ったよりも小さな子でも食いつくと評判です。
となりのトトロの主人公であるさつきやメイは子どもであり、特に幼いメイが発するセリフは、短くはっきりとした言葉が多く、赤ちゃんでも聞き取りやすいのではないでしょうか。
また、有名なオープニングの「さんぽ」や、エンディングテーマの「となりのトトロ」を始めとした、映画内での楽しい歌や音楽も、子どもたちに愛される理由の1つになるでしょう。
赤ちゃんが大きくなっても繰り返し見せてあげたい1作です。
ファインディング・ニモ
アカデミー賞も受賞した海の中を舞台としたディズニー映画の名作です。
ある日、ダイバーにさらわれてしまったカクレクマノミの主人公ニモを、ニモのお父さんのマーリンと旅の途中で出会ったドリーが探すという物語です。
いなくなった子どもをお父さんが一生懸命探すという単純なストーリーは、比較的小さな子どもにも理解しやすいでしょう。
また、海の中の世界が色鮮やかに描かれており、子どもが大好きなお魚がたくさん出てきますので、赤ちゃんもつい目を奪われてしまいます。
小さな赤ちゃんのうちから見て楽しむのはもちろん、赤ちゃんが成長するにしたがってストーリーがわかってくるとより楽しむことができるため、こちらも繰り返し見せてあげたい1作ですね。
ダンボ
日本での公開から60年以上経つ、世代を超えて愛され続けるディズニー長編アニメーションです。
サーカス団に生まれた耳の大きなゾウの子どもであるダンボが、仲間の友情や愛情の支えも得ながら、さまざまな逆境に立ち向かいます。
最後には、ダンボは練習に練習を重ねて、大きな耳を翼として空飛ぶゾウとして、サーカス団のスターになります。
愛くるしいゾウのキャラクターであるダンボは、ディズニーのキャラクターの中でも、特に小さな赤ちゃんにも好まれる容姿をしています。
また、サーカス団には、ゾウ以外にもたくさんの動物が登場するので、赤ちゃんも楽しく見ることができるでしょう。
ストーリーは理解すると、思わず涙してしまう感動のシーンもあります。
小さい子でもわかりやすいストーリーのため、幼いうちから見て、感受性を育てるのにも良い作品なのではないでしょうか。
赤ちゃんとの映画でママやパパもリフレッシュし、赤ちゃんと一緒に映画を楽しもう!
赤ちゃんと一緒に映画館に行くには、周囲に迷惑をかけないかや、音や光の刺激が強すぎないかなど、不安なことが多いと思います。
そんなママやパパのために、最近では赤ちゃん連れのお客さん専用の映画鑑賞サービスも充実してきています。
赤ちゃん連れOKの映画館であれば、周囲に気兼ねなく、ママやパパも最新の映画を楽しむことができますよ。
また、赤ちゃんと一緒に映画を見るときは、その内容が赤ちゃんに適しているかどうかも重要なポイントです。
今回は、映画館に行くのが少し億劫な方向けに、自宅で見るのにおすすめな赤ちゃん向きの映画も紹介しました。
是非参考にして、赤ちゃんと一緒に映画の世界を楽しみながら、ママやパパもリフレッシュしてくださいね。