目覚めの一杯や食後の一杯など、コーヒーでほっと一息つくことありませんか?
深みのある香りに癒されたり、スッキリ目を覚ましてくれるなど色々な効果がありますよね。
ただ、授乳中にはその効果が赤ちゃんにとって強い刺激になることも。
赤ちゃんへの影響を心配して、大好きなコーヒーを我慢している方も多いですね。
しかし、お母さんが我慢ばかりでストレスを溜めるのもよくありません。
そこで今回は、授乳中のコーヒーについて。
この記事のポイントは2つです。
- 授乳中にコーヒーを飲んでも大丈夫?カフェインと母乳の関係
- 授乳中のコーヒーとの上手な付き合い方
コーヒーのメリット・デメリットを知って、時には休憩しながら授乳育児を楽しみましょう。
それでは解説していきます。
参考にしてみてください。
目次
適量なら授乳中にもコーヒーは飲める!
アメリカの小児科学会は、1日に2~3杯までならコーヒーを飲んでも赤ちゃんに影響がないとしています。
コーヒーの飲み過ぎで問題になるのはカフェインです。
赤ちゃんは肝臓や腎臓の機能が未熟で、カフェインの代謝・排泄機能が低く蓄積しやすいため、カフェインを常用する場合には注意が必要です。
カフェインには中枢神経を刺激する作用があります。
1日に10杯以上コーヒーを飲む習慣があるお母さんが授乳した赤ちゃんは、イラつきや眠りが浅いなどの症状がみられたという報告があります。
一方、1日に5杯のコーヒーを飲む習慣があるお母さんが授乳した場合では、赤ちゃんに興奮や不眠などはみられなかったのです。
しかし、早産児や生後3週間未満の赤ちゃんでは、カフェインの代謝がさらに遅いため同じ量でも影響がでる可能性があるとされており、より摂取を控える方が望ましいとされています。
母乳中の水分は80%以上。そのために授乳中はとても喉が渇きます。
飲みすぎには注意が必要ですが、カフェインのない飲み物なども摂りながら適量のコーヒーを楽しむといいですね。
授乳中に安心しておいしくコーヒーを飲むために、知っておきたい2つのポイント
2~3杯のコーヒーはOKということですが、それでもカフェインの影響は気になる!という方やもっと飲みたくなってしまう!という方もいると思います。
そんな時に、より安心して楽しめるコーヒーの種類や飲み方の工夫を紹介します。
知っておきたいデカフェ・ノンカフェイン・カフェインレスの違い
現在、スーパーや通販などで、たんぽぽコーヒーのような妊娠・授乳期の方にもおすすめなコーヒーを色々見かけます。
しかし、それぞれ表示されている、「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」の違いを知っていますか?
これらはすべて違うものなのです。
「ノンカフェイン」:カフェインを含まないもの
例)ルイボスティー、麦茶、黒豆茶、タンポポ茶、タンポポコーヒーなど
「カフェインレス」:もともと少しのカフェインを含むもの
例)カフェインレスコーヒー、紅茶、ココア、ほうじ茶、玄米茶など
「デカフェ」:カフェインを除去したもの
例)デカフェ飲料
私は妊娠中、カフェインレスコーヒーをカフェイン0だと思いこんで大量に買い込んで飲んでいました。
それでも1日に2~3杯程度にとどめていて、特にカフェインの影響は感じませんでしたが、思い込みは危険だなと思いました。
飲みすぎなければどれを選んでも大差はありませんが、選ぶときのポイントとして知っておくと良いですね。
贅沢な1杯で満足感を
何かと忙しい授乳期の育児。
そんな中で特別なひと時として、自分のために丁寧にコーヒーをいれてじっくり味わうと、リラックスもできておすすめです。
インスタントコーヒーよりちょっと丁寧に。ドリップコーヒーのおいしい入れ方を動画でご紹介!
あらかじめ豆を挽いてある粉でも大丈夫です。
蒸らす時の香りからじっくり楽しめて、1杯でも満足感が得られます。
赤ちゃんがお昼寝した時や、誰かの手を借りられる時などに1度試してみてください。
まとめ
カフェインを摂りすぎると、赤ちゃんがイライラしやすかったり、眠りが浅くなることがあります。
そのため、コーヒーを飲む場合は1日に2~3杯程度にしておくと、赤ちゃんに影響はなく安心です。
ただし、早産児、生後3週未満の赤ちゃんに授乳している場合は、カフェインの影響が出やすいのでさらに控えた方がいいでしょう。
妊婦さんや授乳中の方におすすめな飲み物の中でも、「ノンカフェイン」はカフェインを含まないもの、「カフェインレス」はもともと少しのカフェインを含むもの、「デカフェ」はカフェインを除去したもの、と違いがあります。
選ぶ時のポイントとして覚えておくと良いでしょう。
いつもより少し丁寧にコーヒーをいれて、1杯をじっくり味わうことで少量でも満足感を得られ、リラックスにも繋がります。
少しのリラックスで、大変な授乳育児を乗り越えるパワーも補えます。
我慢ばかりせず、適度な量でコーヒーを楽しみ時々息抜きをしていきましょう。