赤ちゃんのしゃっくりが多い!乳幼児のしゃっくりの原因と4つの対処法

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突然出る事があり、大人もちょっと困ってしまうしゃっくり。

止めようと思ってもなかなか止まらず、困った経験のある方は結構多いと思います。

新生児の赤ちゃんもしゃっくりをすることがありますが、突然の事で心配になってしまうお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

回数が頻繁だったり、しゃっくりがなかなか止まらずに苦しくないのかな?できる事なら止めてあげたい!と思いますよね。

今回の記事では、そんなお母さんに役立つ、赤ちゃんのしゃっくりに関する疑問や情報をまとめてみました。

この記事のポイントは3点です。

  • しゃっくりが出る原因は何?
  • 赤ちゃんが注意するべきしゃっくりってあるの?
  • 赤ちゃんがしゃっくりをする時の対策

これを読めば、赤ちゃんがしゃっくりをし始めても慌てないで対策をとる事ができます!

困ったときは是非参考にしてみてくださいね。

それでは、しゃっくりが出るしくみから解説していきたいと思います。

目次

しゃっくりはなぜ出るの?意外と知らないしゃっくりのしくみ

しゃっくりは、横隔膜や呼吸補助筋が痙攣をおこすと発生します。

痙攣の際、声帯が一瞬閉じるため「ヒック」や「ヒッ」といった音が、一定の間隔で発せられます。

大人の場合は、しゃべっているときや大事な場面でしゃっくりが止まらなくなってしまい、困る事もありますよね。

大人であっても赤ちゃんであっても、しゃっくりが出るメカニズムは共通しています。

特に赤ちゃんは横隔膜などの体の造りがまだまだ未発達であるため、少しの刺激であってもしゃっくりが出やすい体質になっています。

しゃっくりが出る事で注意した方がいいケースはある?

明確な原因が不明な事もありますが、食べ物や会話といったのどへの刺激がしゃっくりを引き起こすトリガーになるケースが多いです。

呼吸や刺激が原因となって出るしゃっくりは、数分から数十分放っておくことで治まります。

病が原因でしゃっくりが出ているような場合は、しゃっくりが長く続く事が多いです。

大人の場合ですと、稀に横隔膜の病気や肝臓癌、脳腫瘍や腎臓病が原因となっている事や、精神的ストレスの他、睡眠導入剤や抗ガン治療の薬の副作用としてしゃっくりが現れる事も。

ほとんどの赤ちゃんは大人とは異なり、前者の原因で出ているしゃっくりですので心配はいりません。

突発性のしゃっくりであれば、赤ちゃんの体調に変化はありませんし、元気な様子であれば大丈夫です。

逆に、赤ちゃんのしゃっくりが一日中続く以外に、しゃっくり以外の体の不調や気になる症状が出ている場合は、早めの受診を行いましょう。

アレルギー症状からしゃっくりが引き起こされる場合も!

しゃっくりの他にこのような症状が出る場合は、食物アレルギーが原因の恐れがあります。

  • 涙目になっている、目が充血している
  • 湿疹が出る、顔がむくむ
  • 呼吸を苦しそうにしている

卵や乳製品など、もしアレルギーに心当たりのある場合は食材選びに十分注意しましょう。

しゃっくりが長く続く「難治性しゃっくり」って?

この病気は、通常であればすぐに止まるはずのしゃっくりが、長期間(1ヶ月以上)とまらない症状です。

ちなみに、48時間~1ヶ月以内まで続くしゃっくりは、持続性吃逆(しゃっくり)と呼び、すぐに治る突発性の物を吃逆発作と言います。

赤ちゃんに元気がなく、しゃっくりが続き母乳が飲めない状態が続き、数日しゃっくりが止まらない場合は早めの診察を心掛けてください。

大人だけじゃなくて赤ちゃんも患う!逆流性食道炎

出産を乗り越えたお母さんは、逆流性食道炎についてご存知の方も多いですよね。

食べ物や胃液の逆流を防ぐ役割をする「下部食道括約筋」が何らかの理由で緩んでしまう事により、吐き気や嘔吐を引き起こす症状です。

妊娠中に逆流性食道炎に悩んだお母さんも多いでしょう。

大人がかかるイメージの逆流性食道炎ですが、赤ちゃんもこの部分の発達が未熟な為、ミルクなどを吐きやすい構造になっています。

嘔吐やしゃっくりが頻繁な場合は、逆流性食道炎の疑いがあるので一度しっかりと診察してもらいましょう。

治療法としては、薬物療法や食事療法が考えられます。

赤ちゃんのしゃっくりを止めてあげられることはできる?

突発性のしゃっくりであっても、なかなか止まらないとかわいそうに感じますよね。

しゃっくりを必ず止める!という方法はありませんが、こうすると止まりやすいという方法はあります。

そこで、ここからは赤ちゃんのしゃっくりが止まりやすい方法について説明していくとともに、注意点を紹介していきたいと思います。

大人と同じようなしゃっくりの止め方は試さないで!

大人の場合、しゃっくりを止める手段として

  • しゃっくりをしている人を驚かせる
  • コップ一杯の冷たい水を飲む
  • を引っ張る
  • 息を止める
  • 耳の穴に指を入れる

などが挙げられます。

しかし、これらを同じように赤ちゃんに行っても、嫌がられたり驚いて泣き出してしまったりと、あまり効果は望めないでしょう。

これから紹介する、赤ちゃんに適した方法でしゃっくりが止まるかを試してみてくださいね。

もう一度のどに刺激を!赤ちゃんに飲み物を飲ませてみる

赤ちゃんが離乳食を食べたり飲み物を飲んだ際にしゃっくりが始まった場合は、一度飲み物を与えてみてください。

与える飲み物は、授乳期であれば母乳やミルク、卒乳しているようなら麦茶や白湯など、赤ちゃんがその時期に飲んでいる物であれば何でも構いません。

どれくらい飲ませる、という決まりはありませんが、赤ちゃんが嫌がる際に無理やり飲ませる事の無いように気を付けましょう。

背中とんとん♪げっぷを出してあげる要領でしゃっくりが止まる事も

ミルクや飲み物を飲んだ後にしゃっくりがでる時は、空気を一緒に飲み込んでしまっている可能性があります。

げっぷを出してあげる要領で、縦に抱いて優しく背中をとんとんしてあげましょう。

この方法なら、げっぷが出ると同時に、しゃっくりが止まる事もあるようです。

体の冷えが原因かも?体温やおむつが濡れていないかチェックしてみて

寒くて赤ちゃんの体温が下がっている事が、しゃっくりの出る原因となっている場合があります。

赤ちゃんが肌寒い時は、体が小さく震えていたり縮めているので、そのような場合はエアコンなどで空調を調節してあげてください。

また、おむつがおしっこで濡れている場合も、おしりから体温が下がる原因となります。

おむつがたぷたぷになっていないか、こまめにチェックしましょうね。

寝返りがしっかりできる赤ちゃんなら、うつ伏せにしてみるのも効果的

赤ちゃんをうつ伏せにしてあげる事で、しゃっくりがとまるケースもあるようです。

しかし、この方法は月齢が低く寝返りが上手くできない赤ちゃんには適していません。

もし行う場合は、赤ちゃんの枕元に窒息の元になるような物を置かない、目を離さないように充分注意してから行いましょう。

しゃっくりをしていても、ご機嫌が良ければ問題なし!いつのまにか止まっている事も多い

体の小さな赤ちゃんがしゃっくりをしていると、苦しくないのか心配になってしまいますよね。

ですが、基本的に赤ちゃんがしゃっくりをしていても、体調やご機嫌が悪くなければ心配はいりません。

更に、無理に止めようとしなくてもしゃっくりは数分~数時間のうちに治まっている事が殆ど。

赤ちゃんのしゃっくりを止める方法を試してみても、しゃっくりが止まらない!というときは、一度休憩しそのまま様子を見てみましょう。

もちろん、しゃっくり以外の体の不調が見られれば、しゃっくりは病気などのサインでもあります。

赤ちゃんの様子をしっかり見極めて、少しでも心配な事がある場合は、早めの診察を心がけて下さいね。