焼いたら香ばしいベーコンは、ビールのおつまみにぴったり!です。
スープや炒め物に相性のいいベーコンですが、塩気が多いので大人向きの食べ物だと考えるかたも多いのではないでしょうか。
遠からずで、離乳食にベーコンを利用できるのは、ずいぶん経ってからになります。
この記事ではその理由と、ベーコンについて詳しく紹介していきます。
ポイントは6つです。
- ベーコンてどんな食べ物?
- ベーコンの栄養価
- 離乳食に使用するベーコンの選び方
- 赤ちゃんはベーコンをいつから食べてもいい?
- ベーコンを食べさせる時の3つの注意点
- 離乳食時期別オススメレシピ
最後まで記事を読んでいただければ、ベーコンについてかなり詳しくなっているはずです。
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
ベーコンてどんな食べ物?
ベーコンは主に豚のバラ肉を使用し、塩漬けしたあとに熟成させ、低温で燻製にして作ります。
バラ肉の他に、ロース肉や肩肉(ショルダー)を使用した製品もあります。
ベーコンと似た商品でハムがあります。
ハムは主に豚のモモ肉を使用し、仕上げにボイルやスチーム加工を行います。
似た食品ではありますが、使う部位や作る工程で違いがうまれます。
ハムはやわらかく塩分や脂肪分が控えめなのが特徴で、ベーコンは塩分多く、焼くと香ばしくなるのが特徴です。
スープのだしなどに利用すると塩気と香ばしさが旨味の元になってくれます。
赤ちゃんに食べさせるときは、なるべく添加物の少ないもの、赤身が多いものを選んでください。
ベーコンの栄養価
タンパク質やビタミンB1、B12、ビタミンC、ナトリウムが豊富です。
タンパク質は血液や骨などの成長を助け、健康維持に大きく関わります。
ビタミンB1は疲労回復に効果を発揮し、ビタミンB12は血液を造り出すのに役立ちます。
ビタミンCは免疫力アップや老化防止に、ナトリウムは高血圧や動脈硬化の予防に繋がります。
脂質は食べ過ぎると肥満の原因になりますが、適度に食べるとエネルギーの源になります。
離乳食に使用するベーコンの選び方
添加物の少ないもの、赤身が多く脂身の少ないものを選びましょう。
ベーコンの油分が気になるので、キッチンペーパーなどでふき取ってから調理をすると余計な油を取り除くことができます。
調理するときは脂身を包丁で切り落とし、赤身の部分だけを使用してくださいね。
赤ちゃんはベーコンをいつから食べてもいい?
カミカミ期(生後9か月~11か月)から食べても大丈夫です。
カミカミ期(生後9か月~11か月)は、細かく叩いて与えてください。
パクパク期(生後1歳~1歳半)は、3mmか4mmに切って食べさせましょう。
それ以降はひとくち大に切って与えましょう。
ベーコンを食べさせる時の4つの注意点
①食べさせ過ぎに注意してください。
塩分・脂分が多いので、たくさん食べると肥満の原因、腎臓や胃腸の負担になってしまいます。
ベーコンは添加物が含まれる製品が大半なので、なるべく少ないものを選ぶようにクセをつけましょう。
離乳食では脂身は使用せずに赤身のみに。
脂身は噛み切れず喉に詰まらせる危険もあるので、忘れずに取り除きましょう。
②必ず加熱をしましょう。
ベーコンはそのままでも食べることができる商品ですが、赤ちゃんには焼いたり、必ず加熱をしてから与えるようにしてください。
理由は食中毒の心配を少しでも減らすためです。
赤ちゃんは消化機能が未熟ですので、十分に加熱して殺菌することで食中毒を予防することができます。
③アレルギー反応が出る場合もあります。
豚肉はアレルギーになりやすい食品です。
初めて食べさせるときはごく少量にし、赤ちゃんの様子を見守ってください。
アレルギー症状としては、口の周りや口の中がかゆくなったり赤く腫れたりするなど。
そのほかに目の充血や痒み、鼻水や身体の発疹などが現れましたら、アレルギーを疑いましょう。
たとえ呼吸困難などの症状がなく緊急性が低くても、アレルギー反応が出た場合は、かかりつけの小児科を受診するようにしてください。
④冷凍保存はできますが1週間以内に使い切りましょう。
ベーコンは冷凍保存が可能ですが、食あたりなどの心配がないよう鮮度が落ちない一週間以内に使い切ってください。
そのときは、できるかぎり鍋で加熱したりして熱を一度加えることを忘れずに。
自然解凍してそのまま食べさせるのは避けてください。
離乳食時期別オススメレシピ
ベーコンの下処理方法
①キッチンペーパーで余分な油分を取り除きます。
②お湯で加熱して、さらに油分と塩分を落としましょう。
※電子レンジで加熱することも可能。
③キッチンペーパーで水分と取り除いたら完成です。
カミカミ期(生後9~11か月)
・ジャガイモとベーコンの味噌和え
材料:ベーコン10g、ジャガイモ20g、玉ねぎ20g、だし汁大さじ3、味噌少々
①ベーコンをお湯で茹でて、細かく刻みます。
②ジャガイモは1cm角と玉ねぎは3,4mmに切りましょう。
③小鍋に材料とだし汁を入れて混ぜ合わせながらひと煮立ちさせましょう。
④味噌を溶き入れ、混ぜ合わせたらできあがりです。
パクパク期(生後1歳~1歳半)
・白菜とベーコンのホワイトソース
材料:ベーコン15g白菜40g、玉ねぎ10g、ホワイトソース大さじ3か4
↓作り方↓
まず、ホワイトソース作ります。
①大きめの耐熱容器にバターと小麦粉を入れて、電子レンジで約20秒加熱した後、混ぜ合わせてください。
(レンジによって加熱時間を調節ください)
②牛乳を加えて混ぜ合わせたらまたレンジで20秒加熱をした後、再び混ぜ合わせてください。
③さらに20秒加熱した後よく混ぜ合わせましょう。これでホワイトソースの完成です。
④ベーコンを3,4mmに刻みます。
⑤白菜は葉の部分を使用し、5,6mmに刻みます。
⑥玉ねぎも5,6mmに刻んでください。
⑦白菜をやわらかくなるまで下茹でしてください。
⑧玉ねぎをフライパンでほんのり茶色になるまで炒めた後、ベーコンを入れます。
⑨ベーコンに火が通ったら、白菜を加えて軽く炒めましょう。
⑩作ったホワイトソースを加えて混ぜ合わせてできあがりです。
ベーコンの旨みを上手に活用しましょう。
ベーコンを使用することで、塩などの調味料を入れることをしなくてよくなります。
しかも旨みもプラスされるという優れもの。
離乳食や幼児食に使うときは、スープやパスタなど、塩を使う料理の調味料代わりとして利用するのがオススメです。
ベーコンをはじめ、ウインナーやハムは子供たちが大好きな食材。工夫して活用しましょう。