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赤ちゃんは海老をいつから食べられる?気を付けたい3つのこと
プリプリした食感と甘みが特徴の海老は、お寿司やお刺身、フライなど様々な料理で使われる身近な食材です。
我が家でもエビチリや炒め物などに使うことが多く、彩りも良くなるので定番食材となっています。
私には娘が一人いますが、娘が離乳食を食べ始めた時に、「赤ちゃんはいつから海老を食べられるようになるのだろう?」と疑問に思ったことがありました。
- 赤ちゃんに海老を食べさせてもいいのはいつから?
- アレルギーが気になる!
- どうやって食べさせたらいいの?
- 気を付けなければいけないことはある?
- 簡単なレシピも知りたい!
私と同じような疑問を感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
離乳食に海老を取り入れるときに気を付けたいことを中心に、レシピやアレルギーの有無などについても紹介します。
赤ちゃんに海老を食べさせるときの参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんはいつから海老を食べられるようになる?
海老は生のときは柔らかいですが、加熱するとプリプリと弾力が増すことが最大の特徴です。
離乳食期の赤ちゃんはまだ歯が生えそろっておらず、弾力のある海老は食べにくく感じてしまうこともあります。
そのため、赤ちゃんが海老を食べられるようになるのは、早くても1歳を過ぎてからが理想です。
ある程度の歯が生えそろい、歯茎で噛むのも上手になるのは1歳を過ぎたころからです。
ただし与えるのは少量にし、頻度も少なめにしましょう。
離乳食が完了した1歳半から少しずつ量を増やしていくのがおすすめです。
赤ちゃんに海老を食べさせるときの3つの注意点
では、赤ちゃんに海老を食べさせるときにはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。
安心して赤ちゃんに海老を食べさせることができるように、ここでは3つの注意点を紹介します。
- アレルギーに気を付けよう
- よく加熱してから与えよう
- 食べやすいように調理しよう
海老はアレルギーに注意!
赤ちゃんが海老を食べられるようになるのが、ほかの食材よりも少し遅めにされているのは、海老にはアレルギーの症例が多いということも理由のひとつです。
「アレルギーが出るかもしれない」ということを頭に入れておくと安心です。
海老を食べさせたあとに、次のような症状が出たらかかりつけのしょうにかにそうだんしてください。
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が赤く腫れている
- 鼻水や咳が出る
- 目が充血している
- 口の周りや中をかゆがる
- 体にじんましんが出ている
- 呼吸が苦しそう
- おう吐
- 下痢
海老のアレルギーに関しては次の項目で詳しく紹介するので、参考にしてみてください。
海老はよく加熱をしてから与えよう
海老はお刺身として食べることもある食材ですが、赤ちゃんに与える際はしっかり中まで加熱をしてから与えることが基本です。
生食可能の新鮮なものであってもNGです。その理由は、
- 細菌への抵抗力が低い
- 消化器官が未熟
この2点です。
お刺身などの表面には、細菌が付着していることもあります。
大人では問題ないものでも、抵抗力の低い赤ちゃんが細菌に感染すると、重篤な食中毒を引き起こすこともあります。
また生ものは消化するまでに時間がかかるため、消化器官が未熟な赤ちゃんにとっては体の負担となってしまいます。
そのため、海老を赤ちゃんに与えるときは、中までしっかり加熱することが大切です。
そうすると「生の海老が食べられるのはいつ?」という疑問が浮かびます。
私もお刺身はいつから与えてもいいのか迷ったことがありました。
私が持っている育児本によると、
『大人と同じものが食べられるのは8才ごろ』
『肝臓の「解毒」機能もなんとかととのい。腎臓の機能もようやく完成期。原則的には、やっとこの時期に生ものもOKに。』
とあります。お刺身を食べさせるタイミングは親の判断が大きいところもありますが、体の機能の面から考えると8歳頃が目安となるようです。
(引用:Baby-mo『いつからOK?離乳食食べていいもの悪いもの』P10、P16より)
海老は赤ちゃんが食べやすいように工夫して
海老はそのまま加熱すると固くなってしまいます。
甘えびや小エビなどは比較的柔らかいですが、それでも赤ちゃんにとっては固く感じてしまうでしょう。
赤ちゃんが食べやすいように、海老の調理法を工夫することも大切です。
- すり身にする
- 細かくする
- とろみをつける
この3つを上手に使い、赤ちゃんでも食べやすいようなメニューに仕上げてくださいね。
また、調理をする際には海老の背ワタを取ることを忘れずに!
背ワタは食感が悪くなるだけでなく、アレルギー反応を起こしやすいといわれています。
殻の隙間から竹串や爪楊枝を差し込み、スッと抜き取ってくださいね。
海老のアレルギーについて
先にも触れましたが、海老は重篤なアレルギーを引き起こす可能性が高い食材として、特定原材料の7品目に挙げられており、表示が義務付けられています。
- 卵
- 乳
- 小麦
- 落花生
- 海老
- そば
- かに
上記が特定原材料の7品目ですが、海老は5番目に発症数が多いということになります。海老はアレルギーの症例が多い食材として扱われていますが、必要以上に食べさせる時期を遅らせる必要はありません。1歳を過ぎたら少しずつ食べさせてみるようにしましょう。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
ほかの甲殻類も避けるべき?
海老は一般的に甲殻類とされることが多く、海老でアレルギー反応が起こるとかにやたこ、いかなどでもアレルギー反応を起こすと思う人が多いです。
しかし海老アレルギーだからといってほかの甲殻類でアレルギー反応が起こらないケースも少なくありません。
あえてすべての甲殻類を排除する必要はありませんが、ほかの甲殻類を食べさせるときはアレルギー反応がでないか様子を見ることが大切です。
海老を初めて食べさせるのは平日の午前中
ここで紹介したように、海老はアレルギーの症例が多い食材です。
初めて海老を食べさせるときは、「もしかしたらアレルギー反応が出てしまうかも」ということを頭に入れておきましょう。
そのため初めて海老を食べさせるのは、平日の午前中がマストです。
平日の午前中なら医療機関が開いているため、もしアレルギー反応が起こってしまってもすぐに受診することができます。
海老を食べさせたあとは、1時間ほど赤ちゃんの様子をしっかり確認することが大切です。
簡単♪赤ちゃん喜ぶ!海老を使った離乳食レシピ
ここでは簡単に作ることができて、赤ちゃんも食べやすい海老を使った離乳食レシピを紹介します。
1歳を過ぎたら試してみてくださいね。
取り分けOK!海老しんじょう
○作り方
海老・・・200g
タマネギ・・・4分の1個
卵白・・・1個分
片栗粉・・・大さじ2杯
(大人用に加えるもの)
しょうが・・・少々
塩・・・少々
砂糖・・・少々
酒・・・少々
○作り方
1.海老は殻と尾、背ワタを取り除き、適当な大きさにカットしておきます。
2.タマネギはみじん切りにし、耐熱容器に分量外の水とともに入れてレンジで1分加熱します。
3.海老とタマネギ、卵白をフードプロセッサーに30秒ほどかけます。フードプロセッサーがない場合は、すり鉢を使ってください。
4.子供用を取り分け、残ったすり身にしょうが、塩、砂糖、酒を加えて混ぜ合わせます。
5.食べやすい大きさに丸め、熱湯でゆで上げます。
6.子供はだし汁をかけ、大人はだし汁に塩を加えたつゆをかけていただきます。
海老は1歳を過ぎてから少しずつ与えよう
甘みがあり食べやすそうな海老ですが、海老は加熱すると固くなることやアレルギーの心配があることから、早くても1歳以降の『ぱくぱく期』から少しずつ与えることが基本です。
赤ちゃんに海老を与えるときは、
- 食べやすいように工夫する
- アレルギーのリスクも考慮する
- しっかり加熱したものを与える
以上の3つに気を付けて与えるようにしましょう。
我が家の娘は1歳半ごろに初めて海老を食べさせました。
小さく刻んだ海老をあんかけの具として使い、豆腐にかけて食べさせましたよ。
あんかけにするとメニューの幅がぐっと広がるので、試してみてくださいね。