赤ちゃんの離乳食でオリーブオイルをいつから使って大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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赤ちゃんの離乳食を作っていく中で、油で炒めたり煮たりしたいな~と思うことがあります。

しかし、油にもいろいろあり、サラダ油やごま油、オリーブオイル、しそ油など種類も豊富で、どの油をいつくらいから食べさせて良いのかも、判断が難しいものです。

オリーブオイルは、「飲む黄金」と呼ばれ、酸化しにくく太りにくいことや、アンチエイジング効果、美容効果、乳がん予防、記憶力アップなどの効果が期待されるとして、特に女性に人気の油です。

良い効果を秘めているオリーブオイルを赤ちゃんにも食べさせてあげたいですね。

「いつから赤ちゃんにオリーブオイルを食べさせても大丈夫?」

「赤ちゃんにも良い効果は期待できるの?」

「オリーブオイルを使った離乳食のレシピが知りたい!」

など、今回は、オリーブオイルに注目して、下記の項目をご紹介していきます。

  • オリーブオイルはいつから食べてよい?
  • 赤ちゃんへの期待できる効果
  • 2つの注意すること
  • モグモグ期のおすすめレシピ
  • カミカミ期のおすすめレシピ
  • パクパク期のおすすめレシピ

離乳食のメニューに困っているお母さんたちの参考になれば嬉しいです♪

目次

赤ちゃんはいつからオリーブオイルを食べることができる?

オリーブオイルは、加熱せずにサラダなどと和えて食べることもあり、料理の幅が広がる調味料です。

赤ちゃんに食べさせて良い時期としては、モグモグ期の生後7~8ヶ月頃から食べさせることができますが、ひとつだけ条件があります。

まずは、バターなどの乳脂肪に慣れてから、少量ずつオリーブオイルを試していきましょう。

基本的に、離乳食を作っていく上で、1歳まではできるだけ油は使わないことを目標にしましょう。

赤ちゃんは、内蔵機能が未熟なので、消化不良やお腹を痛めることも考えられますし、食べ過ぎることによって、ニキビや湿疹などが出てくる可能性もあります。

食べさせるときには、ほんの少量をあげる気持ちで、食べさせてくださいね。

オリーブオイルが赤ちゃんに与える効果

オリーブオイルは、世界的にも赤ちゃんに推奨している国が多く、スペインでは、ミルクに混ぜて飲ませるご家庭も多いようです。

そんなオリーブオイルは、赤ちゃんに良い影響をもたらすといわれています。

母乳と成分が近い

オリーブ油の成分は、お母さんの母乳の成分に近いとされています。

二つに共通している成分は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸です。

オレイン酸などの脂肪酸は、赤ちゃんの発育にかかせないエネルギー源なのです。

赤ちゃんも、安心して食べさせることができますね。

脳や骨の向上に繋がる

大人もオリーブオイルを飲むことで、認知症予防や記憶力アップにつながるという研究結果があります。

赤ちゃんにも同様で、先程のオレイン酸は脳の発育に役に立つのです。

脳細胞を取り囲む細胞膜の成分となっていくので、大切な神経系を作ってくれます。

栄養素が多く含まれている

オリーブオイルには、不飽和脂肪酸だけでなく、ポリフェノールやビタミンA・D・E・Kなどの栄養素がたくさん含まれています。

赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素なので、ちょっとした離乳食に加えてみたいですね。

便秘の解消に使える

赤ちゃんのうんちが3日~1週間ほど出ずに、赤ちゃんも苦しそうであれば、便秘を解消しなければなりません。

便秘の解消には、マッサージやお腹をさする、入浴するなどありますが、実はオリーブオイルも使えます。

赤ちゃんに、綿棒で浣腸して、便を促す綿棒浣腸というものがあります。

そのときに、ベビーオイルがなければ、オリーブオイルを綿棒の先につけて、お尻の穴に、綿棒の先が隠れるくらい差し込み、円を描くように優しく刺激してあげます。

また、食べさせることによっても、腸内環境が整えられるので、便が出やすくなります。

赤ちゃんにオリーブオイルを食べさせるときに気を付ける2つのこと

オリーブオイルは、始める時期を守れば、注意することが少ない食材です。

しかし、使い道を間違ってしまうと危ない2つのことをご紹介します。

保湿剤にはおすすめできない

食べさせるときではなく、赤ちゃんにオリーブオイルを使うときに注意してほしいことがあります。

赤ちゃんの肌や頭皮が乾燥しているとき、またかさぶたをふやかすときに、オリーブオイルを使う人もいますが、あまりおすすめできません。

オリーブオイルにもたくさんの種類があり、天然素材以外のものが入っているものもあります。

赤ちゃんの肌はとても敏感なので、逆効果になる危険性があります。

お風呂にいれて、保湿剤の代わりにすることもありますが、これも同様おすすめできません。

保湿するときや、かさぶたなどがあるときは、病院で処方された保湿剤や、薬局で購入したものを、使うようにしてください。

オリーブオイルにもアレルギー反応が起きる

まれなケースですが、オリーブオイルアレルギーを起こす人がいます。

赤ちゃんだけでなく、子どもや大人になってから発症するケースもあります。

オリーブオイルを含んだ美容液を使用していた人が、パッチテストで陽性反応を示したり、また、量を摂りすぎることにより、有害な物質が産生され、免疫機能を妨害したりしています。

初めて赤ちゃんにオリーブオイルを食べさせるときには、アレルギーに気を付けて食べさせてください。

また、オリーブオイルがたくさんの良い効果をもたらすからと言って、食べさせすぎることも禁物です。

オリーブオイルも油分ですので、肥満の原因になったり下痢などのお腹の不調を引き起こすこともあります。

モグモグ期(生後7~8か月頃)のおすすめレシピ

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簡単に出来る♪鶏肉&豆腐バーグ

<材料>

  • 鶏ミンチ 100g
  • 絹ごし豆腐 100g
  • オリーブオイル 少量

<作り方>

1.豆腐と、鶏ミンチをボウルに入れ、白っぽくなるまで、良く混ぜます。

2.フライパンに少量のオリーブオイルをひき、そこに1をスプーンですくって落とします。

3.焼き目が付いたら、ひっくり返し、蓋をして2分ほど蒸し焼きにします。

4.蓋をあけ、両面に焼き目が付いたら出来上がりです。

5.野菜のみじん切りをいれると、栄養アップ♪

大人と取り分けOK♪野菜たっぷりラタトゥイユ

<材料>

  • トマト 2個
  • 玉ねぎ 1個
  • なす 2本
  • 赤パプリカ 半分
  • 黄色パプリカ 半分
  • ピーマン 2個
  • にんにく ひとかけ
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩コショウ 適量

<作り方>

1.トマトを湯むきしたら、種を取り除き、ざく切りにします。

2.玉ねぎは粗みじん切りにします。

3.なすは皮をしま目に向いてから、2㎝角に切りましょう。

4.赤と黄色のパプリカ、ピーマンは種を取り除き、2㎝角に切ります。

5.にんにくはみじん切りにしましょう。

6.鍋にオリーブオイルを大さじ1入れて、玉ねぎを炒め、透明になってきたら、パプリカ・ピーマン・ナスを加えてさらに炒めましょう。

7.野菜に火が通ったら、トマトとローリエ、塩を加えて20分煮込みます。

8.ここで離乳食分は取り分けておきます。野菜が大きいようであればキッチンバサミで細かく刻んでください。

9.小鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて加熱します。

10.離乳食分を取り分けた、大人用の鍋に9を回しいれて完成です。

使い道多数!ホワイトソース

牛乳好き、ミルク好きで離乳食がなかなか進まない赤ちゃんにおすすめです。

マカロニグラタンや、ドリア、シチューなどにアレンジできます。

<材料>

  • オリーブオイル 10g
  • バター 5g
  • 薄力粉 大さじ1
  • お湯で溶いた粉ミルク 100ml

<作り方>

1.耐熱容器に、オリーブオイルとバターをいれて電子レンジで50秒加熱します。

2.1に薄力粉を混ぜて、だまを潰しながらよく混ぜましょう。

3.2に粉ミルクの半分を入れて混ぜ、電子レンジで30秒加熱します。

4.さらに、残ったミルクを入れて混ぜ、電子レンジで15秒加熱したら出来上がりです。

カミカミ期(生後9ヶ月~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

ほうれん草のソテー

<材料>

  • 刺身用のサーモン 1切れ
  • ほうれん草 1枚
  • オリーブオイル 2,3滴

<作り方>

1.ほうれん草を2㎝角に切り、沸騰した鍋で5分茹でます。

2.フライパンにオリーブオイルを入れて、サーモンを弱火でしっかり炒めます。

3.サーモンにしっかりと火が通ったら、ほうれん草も入れて一緒に炒めたら出来上がりです。

マグロのオリーブオイルソテー

<材料>

  • マグロ 15g
  • オリーブオイル 1ml

<作り方>

1.フライパンにオリーブオイルを垂らし、マグロをじっくり焼きます。

2.蓋をして、中までしっかり火が通ったら出来上がりです。

にんじんポッキー

<材料>

  • 小麦粉 50g
  • オリーブオイル 10g
  • 人参 4分の1本
  • ドライパセリ 少々
  • 粉チーズ 少々

<作り方>

1.人参の皮をむいて、すりおろします。

2.小麦粉をふるってボウルにいれ、オリーブオイルを入れ、混ぜます。

3.2に材料を全部入れて、弾力が出てくるまで良く混ぜます。

4.生地をラップにくるんで、1時間冷蔵庫で休ませます。

5.5㎜に薄く伸ばして、スティック状に細く切っていきます。

7.170℃のオーブンで8分焼いたら出来上がりです。

かぼちゃのシチュー

<材料>

  • 玉ねぎ 2分の1個
  • かぼちゃ 4分の1個
  • オリーブオイル 大さじ2
  • 塩 小さじ2分の1
  • 薄力粉 大さじ1
  • 水 300ml
  • 牛乳 300ml

<作り方>

1.鍋にオリーブオイルをいれて、みじん切りにした玉ねぎと塩をいれて、透明になるまで炒めます。

2.火を止めて、1に薄力粉をいれてよく混ぜたら、火をつけ、水とかぼちゃを入れて加熱します。

3.沸騰したら弱火にして、20分コトコト煮ます。

4.牛乳を加えて、5分煮たら出来上がりです。

パクパク期(1歳から1歳半頃)のおすすめレシピ

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HBで。豆乳とオリーブオイルのパン

<材料>

  • 強力粉 150g
  • 薄力粉 100g
  • 塩 3g
  • 砂糖 15g
  • 豆乳 180㏄
  • オリーブオイル 10㏄
  • ドライイースト 3g

<作り方>

1.ホームベーカリーに、全て入れて一次発酵まで終わらせましょう。

2.生地を取り出して、上に塗れ布巾をかぶせて、10分ベンチタイムです。

3.生地を10等分して、丸めていきましょう。好きな形にしてもOK。

4.180℃のオーブンで15分焼いたら、出来上がりです。

手づかみ食べに♪じゃがいもとしらすのおやき

<材料>

  • じゃがいも 4個
  • しらす 50g
  • オリーブオイル 少々
  • 片栗粉 大さじ4
  • 水 100ml
  • 粉チーズ 大さじ2

<作り方>

1.じゃがいもの皮をむいて、厚さ3㎜の千切りにし、耐熱容器にいれて、柔らかくなるまで電子レンジで加熱します。

2.しらすをザルにいれ、熱湯をかけて塩抜きをします。

3.ボウルにじゃがいもとしらす、水をいれて、良く混ぜましょう。

4.片栗粉、粉チーズを加えて、とろみを付けます。

5.フライパンにオリーブオイルをひき、4の生地を流し込み焼きます。

6.焼き目が付いたらひっくり返して、蓋をして焼きます。

7.両面に焼き色がついたら出来上がりです。

野菜スティックに♪豆腐マヨネーズ

<材料>

  • 豆腐 半丁
  • 酢 大さじ2分の1
  • レモン汁 大さじ2分の1
  • 塩 小さじ3分の1
  • オリーブオイル 50㏄

<作り方>

1.すべての材料をミキサーにかけて、よく混ざれば出来上がりです。

袋ひとつで出来る!きな粉クッキー

<材料>

  • 薄力粉 100g
  • きな粉 30g
  • オリーブオイル 20㏄
  • 砂糖 20g
  • 豆乳 30ml

<作り方>

1.ビニール袋にオリーブオイルと砂糖を入れて混ぜます。

2.1に牛乳、きなこ、薄力粉をいれて、よく揉みます。

3.ひとまとめになってきたら、ビニール袋から取り出して、綿棒で3㎜厚に伸ばしていきます。

4.型抜きで可愛く生地を抜いていきましょう。

5.170℃に温めたオーブンで10分焼いたら、完成です。

3色スクランブルエッグ

<材料>

  • トマト 4分の1個
  • 万能ねぎ 1本
  • 卵 1個
  • オリーブオイル 少量
  • 塩 少々

<作り方>

1.卵は溶いておきます。

2.トマトの皮をむき、種をとって、みじん切りにします。

3.万能ねぎの緑の部分をみじん切りにします。

4.フライパンを熱し、オリーブオイルをひいたら、トマトとねぎを入れ炒めます。

5.溶き卵を入れて軽く混ぜ、塩を入れ、卵に火が通れば出来上がりです。

絶品♪鮭のクリーム煮

<材料>

  • 生鮭 1切れ
  • 人参や玉ねぎなど冷蔵庫にある野菜のみじん切り 大さじ9
  • オリーブオイル 小さじ1
  • 薄力粉 大さじ2分の1
  • 牛乳 200㏄
  • 塩 小さじ4分の1

<作り方>

1.小鍋にオリーブオイルをいれて、野菜のみじん切りを炒めます。

2.一度火を止めて、薄力粉をいれ、よく混ぜます。

3.火を付けたら、牛乳を少しずつ入れながら、小麦粉を溶くように混ぜていきます。

4.沸騰したら、生鮭を入れて、10分煮ます。途中で、鮭の皮と骨をほぐしながら取り除きましょう。

5.塩を加えて味付けしたら出来上がりです。小分けして、冷凍保存してもOKです。

まとめ

オリーブオイルは、食べさせる時期、そして食べさせ過ぎない事に気を付ければ、赤ちゃんへの良い効果が期待されるだけでなく、お菓子や炒め物などの料理の幅も広がる、とても素晴らしい調味料です。

サラダ油を使いたくない時などには、ぜひオリーブオイルで代用していきたいものですね。