赤ちゃんの呼吸がおかしい!新生児がゼーゼーいう原因と4つの対処法

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赤ちゃんの呼吸がいつもと違って「ゼーゼー」と聞こえる事があったら、いつもと違った様子はないか注意深く見てあげる必要があります。

そこまで心配のない事もありますが、場合によっては、呼吸困難になり命に係わるケースもありますので、診察が必要になるでしょう。

もしも赤ちゃんの呼吸音が普段と違っていたら、どのような原因が考えられるのでしょうか?

また、病院への診察の目安は?

なかなか判断が難しいですよね。

そこで、今回は赤ちゃんの呼吸音の異常について、考えられる原因や対処法を中心に情報をまとめてみました。

この記事のポイントは3つです。

  • 赤ちゃんの呼吸音が気になるときに考えられる原因とは
  • 呼吸音がいつもと違う時、診察をした方が良い症状とは?
  • 赤ちゃんが息苦しそうにしている際にできる対処法について

赤ちゃんの呼吸音が気になるけれど、どうしたらいいのかわからない…

今回の記事が、そんなお母さんやお父さんの手助けになりましたら幸いです。

まずは、赤ちゃんが「ゼーゼー」という呼吸をするときに、考えられる原因について解説していきたいと思います。

目次

赤ちゃんが呼吸するときに「ゼーゼー」という音が聞こえる…考えられる原因はなに?

生まれたての赤ちゃんの体は未発達です。

呼吸に関する器官もとっても細く狭いので、分泌物や母乳、ミルクがほんの少し留まってしまっただけでも呼吸音が「ゼーゼー」「ゼロゼロ」と聞こえる事があります。

母乳の出が良すぎて赤ちゃんが上手に飲めなかったあとに、赤ちゃんの呼吸がこのような音が聞こえる事がありますが、それはのどに残った母乳が原因だったりします。

上記のような一時的な物ならば時間と共に解消しますし、成長に合わせて気管も発達するため、赤ちゃんが大きくなれば無くなる事がほとんどです。

もし赤ちゃんが「ゼーゼー」と呼吸をしていても、体調の悪化や機嫌が悪い、といった事がなければ、基本的には心配しなくても大丈夫です。

一時的ですぐ直る「ゼーゼー」は心配ないけれど…注意が必要なのはどんな時?

赤ちゃんの呼吸が授乳に関係なく、毎日「ゼーゼー」「ゼロゼロ」と音がするようになったという事であれば、病気など何かしらの原因で呼吸器官の周辺が狭くなっている事が考えられます。

そういったケースでは、発熱があったり、鼻が詰まっている、ぐったりとしているなど、呼吸音以外の異常が分かりやすい事が殆どです。

症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • ミルクや離乳食を食べない
  • 咳がひどく、吐き出す事もある。
  • 呼吸する時の音が大きく、寝苦しそう
  • 息を吸うときに、お腹が大きくへこむ。
  • 機嫌が悪く、顔色もあまりよくない
  • 呼吸音が荒いだけではなく、間隔が早い
  • 「ゼーゼー」だけではなく、呼吸の度に動物の高い鳴き声のような音がする

ゼーゼーという呼吸音がするだけではなくこのような特徴が見られる場合は、他の病気が隠れている可能性が高いでしょう。

また、このような様子が一つでも見られるときは、すぐに診察へ向かうか救急車を呼ぶようにしましょう。

発熱や鼻水、せきなどもあれば、急性気管支炎になっている可能性が高い

ウイルスや細菌のせいで、気管支が炎症を起こしている状態です。

炎症を起こしているために気管支に腫れがあり、それが原因で器官が狭くなり呼吸がし辛くなります。

痰がからむ咳が多く、風邪の延長でなる事が多い症状です。

また、午前中は症状があまり出ていなくても、時間がたつと急に呼吸を肩でするようになったりと、症状が重くなるパターンも珍しくありません。

直近で赤ちゃんが風邪にかかっていたり、呼吸音が気になる場合は、迷わず早めの診察を心掛けてくださいね。

気管支の細い部分に炎症が起こる、急性細気管支炎

急性気管支炎とは少し違い、気管支の細い部分(枝分かれしている部分)に炎症が起きると、このような呼び名になります。

鼻水や湿ったような咳が特徴であり、赤ちゃんの胸から「ゼーゼー」「ヒューヒュー」というような音が聞こえます。

6ヶ月未満の赤ちゃんや、心臓病などを患っている赤ちゃんは重篤化しやすいので、かからないように注意が必要です。

呼吸の度に鼻がひくひくと動く、のど元や肋骨が呼吸の旅にへこむような状態は、呼吸困難になっている事が考えられます。

呼吸困難になってしまう程酷くなると入院治療を行う事になります。

赤ちゃんが苦しそうにしていたり、ぐったりしている場合は、すぐさま診察か救急を呼びましょう。

気管支炎はどうやって予防すればいい?

急性気管支炎、急性細気管支炎を予防するには、原因になりやすい風邪や感染を予防する事が第一です。

お母さんだけではなく、家族全員がうがいや手洗いを徹底し、風邪の流行時には人込みに赤ちゃんを連れて行かないなど、できる限りの予防を行いましょう。

また、もともと体に疾患があったり、気管支が弱い赤ちゃんなどは重篤化しやすいので、少しでも心配な事があればすぐに受診することで最悪の事態を防ぐことができます。

アレルギーや遺伝が原因で喘息になっている可能性も?

喘息によって呼吸がしづらくなっているケースも考えられます。

喘息は、食べ物や鼻炎など何らかのアレルギーを持っていたり、アトピー性皮膚炎を患っているとなりやすいと言われています。

この他、両親のどちらかが喘息もちだとそれが遺伝したり、空気の悪い場所やハウスダストなど周囲の環境が原因となり、喘息になっている可能性もあります。

赤ちゃんの喘息を予防する事は出来るの?

喘息の予防は難しいので、環境が原因である場合などはなるべくその原因物質から遠ざけてあげるなど、工夫が必要です。

そのためには、赤ちゃんの様子を日々しっかりと見ておき、アレルギーの原因物質を把握しておくことが欠かせません。

少しでも気になる事や気付いた事があれば、こまめに母子手帳などに書き込むようにするとよいですね。

赤ちゃんの呼吸音が気になったときは、他に気になる症状があるかを確認!

もしも赤ちゃんが変な呼吸をしていたら、原因となりそうな出来事や、思い当たる節はないか考えてみましょう。

呼吸の他にも体の不調が目立つようであれば、家で様子を見るのではなく、しっかりと医師に診てもらうとお母さんも赤ちゃんも安心です。

食べ物や飲み物が原因でゼーゼーと言っているときは、背中をトントンとやさしくたたいてあげてください。

風邪などで鼻水が目立つようであれば、鼻水吸引機の使用を検討するなど、赤ちゃんの息苦しさが少しでも和らぐような工夫をしてあげてくださいね。

また、原因になる症状にかからないように予防してあげる事も大切です。

赤ちゃんの健康を、お母さんやお父さんの手でしっかり守ってあげてくださいね。