赤ちゃんの離乳食でかつお節はいつから食べて大丈夫?3つのポイントと鰹節レシピ

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だしを取るのに欠かすことができないかつお節。

だしだけではなくおひたしなどに添えて、そのまま食べてもおいしいですよね。

かつお節はうま味が強く、いろいろなメニューに使うことができますが、離乳食に取り入れる食材としてはどうなのでしょう。

私にも娘が一人おり、娘の離乳食が始まったころには「かつお節をどうやって離乳食に取り入れたらいいのだろう」と疑問に感じたことがありました。

  • 赤ちゃんは何歳からかつお節を食べられる?
  • 注意点やポイントは?
  • 離乳食にかつお節をどうやって取り入れたらいいのか知りたい!
  • かつお節を使った離乳食レシピ

私と同じように、かつお節の離乳食への取り入れ方に迷っている人のために、詳しく調べていきたいと思います。

おいしい出汁の取り方など、離乳食作りに役立つちょっとしたことも紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

目次

赤ちゃんにかつお節を食べさせていいのはいつから?

うま味が強く、和食には欠かすことができないかつお節ですが、離乳食に取り入れることができるのは、生後5か月からOKです。

ただし離乳食初期はかつお節から取っただしとして取り入れることがポイントです。

  • ごっくん期(5~6か月頃)・・・だしとして使う
  • もぐもぐ期(7~8か月頃)以降・・・ほかの食材と混ぜて与える

かつお節をだしとしてではなく、そのまま食べさせることができるのは、7か月以降のもぐもぐ期からOKです。

関連記事⇒離乳食の初期量はどれくらい?初期におすすめの食材や増やし方と5つのポイント

赤ちゃんにかつお節を食べさせるときの3つのポイント

安心して赤ちゃんにかつお節を食べさせるためには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。

  1. 開封して時間が経ったものは与えない
  2. のどに詰まらせないように注意!
  3. だしの味が濃くならないように気を付けよう

ここでは3つのポイントを紹介するので、参考にしてみてくださいね。

1.かつお節は開けたてのものを使うのがおすすめ!

かつお節は乾物ですから、腐ったりカビが生えたりという心配はほとんどありません。

最近ではジッパー付きのかつお節も販売されています。

開封後は保存袋などに入れてそのまま常温で保管している、という人も多いのではないでしょうか。

開封後時間が経つとかつお節は、

  • 風味が落ちる
  • ダニがつく

この2点が心配です。

特にダニは、深刻なアレルギー症状を引き起こすリスクがあり、近年乾物に付くダニが懸念されています。

かつおぶしの保存方法は、以下3つが基本となります。

  • 開封後は空気を抜いて酸化を防ぐ
  • 開封後は密閉容器や保存袋に入れて冷蔵保存
  • 開封していないものは常温保存

開封後はなるべく早く使い切るようにしましょう。

2.かつお節をのどに詰まらせないようにしよう

細かい削り節などはさほど心配ありませんが、花かつおのように削りが粗いものや大きいものは、赤ちゃんがのどに詰まらせる心配があります。

削りが細かいものでも、そのまま与えてしまうと、のどの奥に張り付いてしまうこともあるので、1歳を迎えるまでは水分のあるものと混ぜ合わせて与えるようにしましょう。

  • 野菜と和える
  • お粥に加える
  • 花かつおは細かく刻む

以上のように、赤ちゃんが食べやすいように工夫してあげることも大切です。

3.だしの味が濃くなりすぎないようにしよう

うま味が強い濃いだしは、大人にとっては『うま味』としてしか感じられませんが、味覚が敏感な赤ちゃんにとっては刺激が強すぎることがあるかもしれません。

いろいろな食材の味を覚えることも離乳食の目的のひとつです。

すべてのメニューに濃いだしを併せてしまうと、食材の味ではなくだしの味として覚えてしまいます。

逆にいうと、出汁の味がしないと野菜が食べられなくなってしまうこともあるかもしれません。

かつお節はあくまで素材の味を引き立てる食材として使うようにしましょう。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食に味噌を使えるのはいつから?3つのポイントとおすすめレシピ

かつお節の栄養素とおいしいだしの取り方

かつお節だけを食べてみると、塩味を感じますよね。

赤ちゃんにかつお節を与えるときに、塩分が気になるという人もいるでしょう。

私も娘が離乳食を食べている時期は、塩分をなるべく少なくしようとかなり気を使いました。

では、かつお節の塩分は問題ないのでしょうか。

かつお節の塩分は気にしなくてOK

結果からいうと、かつお節の塩分はほとんど気にすることはありません。

かつお節に含まれる塩分は、100gあたり0.3g程度です。

スーパーなどで見かける使い切りのかつお節パックの内容量が約1.5gですから、66袋以上食べないと0.3gの塩分を摂取することにはなりません。

また、かつお節には

  • タンパク質
  • カリウム
  • リン
  • ビタミンD
  • カルシウム

などの栄養が含まれています。注目すべきはカリウムです。

カリウムは塩分を尿とともに排出する働きもあるため、積極的に離乳食に取り入れたい食材です。

関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でかつおはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめ鰹レシピ

おいしいだしの取り方

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「だしって取るのが難しそう」と思っている人はいませんか?

実は私も離乳食を始めるまではそう思っていました。

実際はとっても簡単で、さらには粉末だしよりもおいしいので驚きました。

赤ちゃんの離乳食にも安心して使うことができるだしも、手軽に手作りしてみましょう。

  1. 鍋に水1リットルを入れて沸騰させます。
  2. ぐつぐつ沸騰したら火を止めて、30gのかつお節を入れます。
  3. かつお節が自然になべ底に沈むまで2分ほど置いておきます。
  4. ざるの上にふきんなどを敷き、静かに流し入れて濾したら完成です。

最後にかつお節をギュッと絞りたくなりますが、絞ってしまうとえぐみが出てしまうので、静かにだしが落ちるのを待ちましょう。

完成しただしは、お味噌汁やおひたし、お粥など様々な料理に使うことができます。

我が家では、昆布だしを水出ししているので、それと合わせて使っています。

水に昆布を漬けておくだけでできる昆布だしもとても便利なので、試してみてくださいね。

簡単でおいしい!赤ちゃん喜ぶかつお節レシピ2選

かつお節を使った離乳食は、なんとなくだし汁としてだけしか活用しにくいイメージがありませんか?

もっとおいしく、そして簡単に、かつお節を離乳食にどんどん取り入れたくなる、そんなレシピを2つ紹介します。

参考にしてみてくださいね。

だしがらの混ぜご飯

○材料

だしを取ったあとのかつお節・・・適量

月齢に合わせた固さのご飯・・・50g~80g

青菜・・・1枚

○作り方

1.だしがらを細かく刻み、フライパンで炒って軽く水分を飛ばしておきます。

2.青菜は柔らかくゆで、食べやすい大きさにカットしましょう。

3.ご飯にだしがらと青菜を加えて混ぜ合わせたら完成です。

ブロッコリーのおかか和え

○材料(赤ちゃん1人分)

ブロッコリー・・・10g

かつお節・・・少々

○作り方

1.ブロッコリーは柔らかくゆで、食べやすい大きさにカットしておきます。ごっくん期の赤ちゃんはペーストにしましょう。

2.ブロッコリーにかつお節を和えたら完成です。ごっくん期の赤ちゃんにはだし汁として使いましょう。

まとめ ~かつお節はだしや風味づけに幅広く活用しよう~

かつお節は離乳食期には欠かすことができない食材です。

離乳食初期からだしとして使うことができる万能食材ではないでしょうか。

かつお節を赤ちゃんに与えるときは、

  • 開けたてのかつお節を使う
  • のどに詰まらせないように工夫
  • 手作りのだしを与えよう

以上3点のちょっとしたことに気を付けながら取り入れてみてくださいね。

我が家でも離乳食をきっかけにかつお節からだしを取るようになったら、粉末だしよりもおいしいのですっかり手作りにシフトしました。

だしがらはふりかけにして無駄なく使うことができますよ。

成長した娘はだしがらで作ったふりかけが大好きです。

しょうゆとみりんで炒るだけなので、ぜひ作ってみてくださいね。