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赤ちゃんに鮭フレークを食べさせてもいい?あげる時期や気を付けたいポイントを知りたい!
アツアツのご飯にかけるだけで、おかずがなくてもご飯をおいしく食べることができる鮭フレーク。
そして柔らかく食べやすいので、「赤ちゃんにも食べさせられそう!」と思っている人もいるかもしれません。
私も赤ちゃんが生まれるまでは、鮭フレークをよく購入していたので、「鮭フレークはいつから赤ちゃんに食べさせてもいいのかな?」と疑問に感じたことがありました。
- 赤ちゃんに鮭フレークを食べさせていいのはいつから?
- その理由は?
- 赤ちゃんに鮭フレークを食べさせるときの注意点を知りたい!
- 赤ちゃんでもおいしく食べられるレシピ
鮭は7か月頃から食べさせてあげることができますが、鮭フレークとなるとちょっと迷ってしまいますよね。
私と同じような疑問を感じたことがあるという人のために、鮭フレークと赤ちゃんの離乳食について詳しく紹介します。
離乳食作りの参考にしてくださいね。
赤ちゃんはいつから鮭フレークを食べられる?
鮭フレークは一般的には魚介加工品として扱われています。
スーパーやコンビニなど多くで市販されているので手軽に購入することができ、使いやすいためとても便利ですね。
しかし結論を言うと、離乳食期の赤ちゃんには鮭フレークは不向きです。
どんなに早くても1歳を過ぎるまでは与えないようにしましょう。
離乳食期の赤ちゃんに鮭フレークが不向きな理由は、
- 塩分が多い
- 添加物が気になる
以上の2点です。
鮭フレークは焼き鮭をほぐしたような形状で、赤ちゃんでも食べやすそうですが塩分や添加物が多く含まれています。
塩分は赤ちゃんにとっては体の負担になりますし、添加物も体にいいものばかりではありません。
この2点から考えると、与える時期は遅くても問題ないでしょう。
赤ちゃんに鮭フレークを与えるときの3つの注意点
赤ちゃんには早くても1歳以降でないと鮭フレークを与えることができませんが、与える際にはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。
ここでは鮭フレークを与えるときの注意点を3つにまとめましたので、参考にしてみてください。
- 鮭フレークは塩抜きをする
- たまに少量、が基本
- 調味料として使う
鮭フレークはしっかり塩抜きをしてから与えよう
先にも紹介したように、鮭フレークにはたくさんの調味料が使われており、塩分も多い食品です。
赤ちゃんにとって塩分はほとんど必要ありませんから、鮭フレークの塩分は多すぎます。
赤ちゃんに鮭フレークを与えるときには、湯通ししたりお湯に浸したりして塩抜きをしたものを与えましょう。
- 茶こしに鮭フレークを入れて上から熱湯をかける
- お湯に10分ほど浸してしっかり塩抜きする
- 水と鮭フレークを耐熱容器に入れてレンジで1分ほど加熱して塩抜きする
塩抜きの方法はいくつかありますが、1歳ごろの赤ちゃんに与えるならお湯に浸す方法のほうが、しっかり塩抜きすることができるのでおすすめ。
また、年齢が上がっても、3~4歳ごろまでは塩抜きをしてから与えたほうが安心です。
関連記事⇒赤ちゃんの塩分摂りすぎは死亡リスクあり?乳児の塩分目安量と3つの注意点
鮭フレークは『たまに、少量』を与えよう
市販の鮭フレークにはたくさんの調味料が使われていて、赤ちゃんにとっても「おいしい!」と感じるはずです。
一度鮭フレークの味を覚えてしまえばその濃い味付けに味をしめ、次からもご飯にかけて食べたがるようになるでしょう。
毎回ご飯に鮭フレークをかけて食べていては、塩分の摂りすぎとなってしまいます。
赤ちゃんに鮭フレークを与えるときは、
- 1週間に1回程度
- ティースプーンに1杯まで
など、ある程度ルールを決めておくといいでしょう。
大人が山のように鮭フレークをかけてご飯を食べている姿を見れば、赤ちゃんも食べたがるでしょう。
そこは親である大人も赤ちゃんが欲しがらないように配慮することも大切ですよ。
調味料として使うこともポイント
1歳を過ぎると、塩やしょうゆなどの調味料も少しずつ使うことができるようになります。
しかし大人と比べればその塩分量はまだまだ控えめ。
塩抜きした鮭フレークは程よい塩分とうま味が残りますから、調味料の代わりとして使うこともおすすめです。
- ゆでた野菜と和える
- 混ぜご飯
- お好み焼きの具
など、野菜や穀物と組み合わせて与えることで、塩分を感じにくくすることができます。
鮭フレークでアレルギーが出ることはある?
もうひとつ心配なことといえば、アレルギーについてです。
私も娘が離乳食を食べている時期は、新しい食材を与えるたびに「アレルギーが出たらどうしよう」と不安に感じていました。
鮭フレークでアレルギーが出ることはあるのでしょうか。
まず、鮭フレークの原料の鮭ですが、消費者庁が発表した資料によるとアレルギーの症例数が一定数確認されるとして、表示推奨食品に挙げられています。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』)
鮭はアレルギーが出やすい食材として挙げられていますが、鮭を食べさせる前に鮭フレークを与えることはないはずです。
アレルギーのことも考慮して、赤ちゃんには鮭を食べさせてから鮭フレークを食べさせるようにしましょう。
しかし鮭が大丈夫でも、鮭フレークでアレルギーが絶対にでないとは言い切れません。
もし鮭フレークを食べたあとに、次のような症状が出たらかかりつけの小児科に相談しましょう。
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- 体にじんましんが出る
- 体中をかゆがる
- おう吐
- 下痢
また、初めて鮭フレークを食べさせたあとは肌や便の様子をきちんと観察し、いつもと様子が違うところがないかチェックすることも大切です。
離乳食期を卒業したら食べさせたい!簡単鮭フレークレシピ
離乳食期の赤ちゃんには鮭フレークは不向きですが、1歳半頃になり幼児食へと移行したら、鮭フレークも少しずつ取り入れてみてくださいね。
ここでは簡単に作れる鮭フレークレシピを紹介します。
鮭フレークとじゃがいものおやき
○作り方(赤ちゃん1人分)
ジャガイモ・・・中4分の1個
鮭フレーク・・・ティースプーン1杯
スライスチーズ・・・4分の1枚
片栗粉・・・少々
油・・・少々
○作り方
1.ジャガイモは皮を剥いて水にさらします。
2.鍋に水とジャガイモを入れて、柔らかくなるまでゆでます。
3.鮭フレークは湯通しをして塩抜きをしておきましょう。
4.ボウルにゆでたジャガイモを入れて滑らかになるまでつぶしましょう。
5.つぶしたジャガイモに鮭フレークと細かく切ったチーズ、片栗粉を加えて混ぜ合わせます。
6.食べやすい大きさに丸めて表面を平らにつぶします。
7.フライパンに油を入れ、形成したジャガイモを入れて両面をこんがり焼いたら完成です。
※大人用は鮭フレークを塩抜きせずに使い、さらに塩コショウで味を調えてください。
鮭フレークは早くても1歳を過ぎてから!
鮭フレークはとても便利で、ご飯のお供に最適な食品です。
しかし離乳食期の赤ちゃんには市販の鮭フレークに含まれる塩分や添加物が気になるため、不向きな食品といって良いでしょう。
鮭フレークは、
- どんなに早くても赤ちゃんが1歳を過ぎてから
- たまに、少量を与えることが基本
- 塩抜きをしてから与えよう
この3つのことに気を付けて与えるようにしてください。
我が家では3歳ごろから鮭フレークをご飯にかけて食べることを解禁しました。
量は少な目を心がけ、毎日は食べさせないなど工夫もしましたよ。
みんながおいしくて楽しい食事ができるように、各家庭でルールを決めて取り入れてみてくださいね。