赤ちゃんの離乳食で豚肉はいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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目次

赤ちゃんは豚肉をいつから食べて大丈夫?ポイントや栄養を知ろう!

毎日の食卓に欠かすことができない豚肉。

とんかつやしゃぶしゃぶなど、レパートリーが広く使いやすいことも魅力ですよね。

我が家の冷蔵庫にも豚肉はほぼ常備されていて、いろいろなおかずに活用しています。

私には娘が一人いるのですが、娘が離乳食を食べ始めたころに、ふと「赤ちゃんはいつから豚肉を食べられるのだろう」と疑問に思ったことがありました。

  • 赤ちゃんには豚肉をいつから食べさせていい?
  • 豚肉にはいろいろな種類があるけど・・・
  • 赤ちゃんに与えるときのポイントを知りたい!
  • 豚肉の栄養は?
  • アレルギーも気になる!
  • 簡単♪おいしい!豚肉を使った離乳食レシピを知りたい!

私と同じような疑問を持っている人のために、赤ちゃんに豚肉を与えるときのポイントをまとめました。

豚肉について詳しく紹介していますので、離乳食に取り入れる際の参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんはいつから豚肉を食べられる?

豚肉はうま味が強いですが、加熱するとパサつきやすいことが特徴のひとつです。

基本的には離乳食が順調に進み、しっかり噛むことができるようになった9か月以降の『カミカミ期』から豚肉を食べさせることができるようになります。

肉類の中では鶏肉、牛肉に次いで3番目に食べさせることができます。

鶏肉も牛肉も問題なく食べられるようになってから豚肉に挑戦するようにしましょう。

どんな種類でも大丈夫なの?

豚肉といっても、スーパーにはさまざまな種類の豚肉が並んでいます。

  • ロース
  • 肩ロース
  • もも
  • ヒレ
  • バラ
  • ひき肉

上記の6つがスーパーにもよく並んでいる部位です。

離乳食を始めた赤ちゃんにとっては、高タンパクで低脂肪のものが理想ですから、豚肉は脂身が少なく赤みが多いものを選ぶのがおすすめです。

  • ロース
  • もも
  • ヒレ

この3つは赤ちゃんの離乳食におすすめしたい部位です。

ロースは脂身を取り除いたものを与えましょう。

ももとヒレは脂身がなく、低脂肪で高タンパク、あっさりした味わいなので離乳食に向いています。

脂身の多いバラ肉やひき肉は、脂質が気になるので1歳以降を目安に与えるといいでしょう。

赤ちゃんに豚肉を食べさせるときの3つのポイント

離乳食後期から取り入れることができるようになる豚肉ですが、赤ちゃんに豚肉を与えるときにはどのようなことに気を付ければいいのでしょう。

ここでは3つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。

  1. 新鮮な豚肉を選ぼう
  2. しっかり加熱をしてから与えよう
  3. 食べやすいように工夫しよう

赤ちゃんに与える豚肉は新鮮なものがおすすめ!

赤ちゃんは大人と比べると抵抗力が低いです。

豚肉を購入する際は、鮮度の高いものを選ぶようにしましょう。

新鮮な豚肉は、

  • 淡いピンク色をしている
  • 肉と脂身がぴったりと締まっている
  • ドリップ(汁)が出ていない

この3つが特徴となります。

加工日や賞味期限をチェックすることも大切ですが、自分の目で新鮮かどうかをしっかりと確認することも大切です。

購入後は速やかに冷蔵庫に入れて保存しましょう。

薄くカットされた豚肉は、空気に触れると鮮度がどんどん落ちてしまいます。

  • ラップで包み保存袋で冷蔵保存
  • すぐに使わない分は小分けにして冷凍保存

冷凍保存をする場合は、2種間ほどで食べきるようにしましょう。

豚肉は中までしっかり加熱をしよう

赤ちゃんに豚肉を与えるときは、中までしっかり加熱をすることが大切です。

赤ちゃんは大人に比べて抵抗力が低いです。

豚肉の表面には細菌が付着していることもあります。

大人にとってはさほど問題のない細菌でも、抵抗力の低い赤ちゃんの体内に入り込んでしまうと、食中毒などの原因となってしまうこともあるのです。

しっかり加熱をすることで表面の細菌を砂金することができます。

もうひとつ加熱をする理由は、アクです。

しゃぶしゃぶなどをするとアクがたくさん浮いてきますが、赤ちゃんにとってアクは苦味として感じてしまうことがあります。

1歳未満の赤ちゃんに豚肉を与えるときは、下ゆでしてアクを取ってから調理することをおすすめします。

赤ちゃんが食べやすいように工夫しよう

先にも少し触れたように、豚肉は加熱をすると水分が抜けてパサパサした食感になりがちです。

脂身が多い部位ではさほど気になりませんが、脂身が少なく身が締まっているももなどは、加熱しすぎると食べにくく感じてしまうこともあるかもしれません。

赤ちゃんに豚肉を与えるときは、赤ちゃんが食べやすいように工夫してあげることも大切です。

  • 細かくカットする
  • 片栗粉をまぶす
  • とろみをつける
  • 肉団子にする
  • 圧力鍋を使う

食べやすくするための工夫はいろいろありますが、赤ちゃんの好みや咀嚼力に合わせた調理法をするのがおすすめです。

豚肉は栄養たっぷり!離乳食にどんどん取り入れて

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豚肉を含む肉類は、アミノ酸バランスのいい良質のタンパク源です。

離乳食が順調に進んでいるのなら、肉類もバランスよく取り入れてください。

特に豚肉は栄養たっぷりで、離乳食にもどんどん取り入れたい食材です。

豚肉の栄養で特に注目すべきなのは、

  • ビタミンB1
  • ビタミンB6
  • ビタミンB12
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • 亜鉛

この6点です。

特にビタミンB1の含有量が多いことが注目されています。

これらの成分のほかにも、ビタミン類やミネラルのバランスもよく、母乳やミルクからは摂取しにくい成分も含まれています。

タマネギと一緒に調理することで吸収がよくなるのでおすすめです。

豚肉でアレルギーが出ることはあるの?

離乳食を始めると、「アレルギーが出たらどうしよう」と心配になるお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。

私も初めて食べさせる食材は、アレルギーが出ないかヒヤヒヤしながら食べさせたことを思い出します。

では豚肉はどうなのでしょう。

豚肉はなんとなくアレルギーが出にくそうなイメージがありますが、実は消費者庁が発表したアレルギー特定原材料の27品目のひとつに挙げられています。

症例数や重篤度は低いとされ、表示推奨食品ではありますが、一定数のアレルギー患者がいることが確認されています。

(参照:http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/pdf/food_index_8_161222_0001.pdf

こんな症状が出たら注意!

豚肉を食べたあとに次のような症状が出たら、アレルギーの可能性があります。

かかりつけの小児科に相談してみてください。

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れている
  • 体にじんましんが出ている
  • 口の中や体をかゆがる
  • 咳や鼻水
  • おう吐
  • 下痢

症状が軽い場合は様子見でもいいですが、今後重篤な症状となってあらわれる可能性がゼロではありません。

念のため診察を受けておくと安心です。

食物アレルギーの症状は食べてすぐに出ることが多いですが、体質や場合によっては数時間後から数日後に出ることもあるようです。

特に下痢などは遅れて反応することがあるので、初めて豚肉を食べさせたあと数日は体調管理に努めましょう。

ほかの肉も避けたほうがいい?

豚肉でアレルギー反応が出た場合、ほかの肉類も避けたほうがいいのか心配になりますよね。しかし豚肉でアレルギー反応が出たからといって、ほかの肉類でも反応が出るわけではありません。

もちろんアレルギー反応が起こるケースもありますが、「豚肉アレルギーだったから」という関連付けはできないといえるでしょう。

鶏肉や牛肉は今までどおり与えても問題ありません。

簡単♪アレンジしやすい!赤ちゃん向けおすすめ豚肉レシピ

赤ちゃん向けの豚肉レシピは、なんとなくワンパターン化しやすいですよね。

私も豚肉の離乳食のレパートリーが少なく、どうやって食べさせようか悩んだ時期もありました。

ここでは簡単でアレンジしやすい赤ちゃん向けの豚肉レシピを紹介します。

お好みの野菜でOK!温しゃぶサラダ

○材料(赤ちゃん1人分)

豚肉(もも・ロースなど)・・・20g

旬の野菜・・・合わせて40g程度

片栗粉・・・少量

○作り方

1.豚肉は脂身を取り除き、細切りにしたら片栗粉を薄くまぶしておきます。

2.鍋に湯を沸かし、野菜をゆでます。我が家ではキャベツやニンジン、白菜やブロッコリーなど、季節に合わせた野菜を取り入れています。

3.野菜をざるに上げて水けをしっかり切り、食べやすい大きさに切っておきます。湯は鍋に残しておきましょう。

4.野菜をゆでた鍋で豚肉をゆでます。

5.野菜と豚肉を軽く和えたら完成です。

※1歳以降の赤ちゃんなら、少量の味噌や醤油で味付けをしてもOKです。

※大人用は胡麻和えや白和えなどにアレンジするのもおすすめですよ。

アレンジ自在!基本の肉団子

○材料(赤ちゃん1人分)

豚ひき肉・・・30g

タマネギ・・・10g

ニンジン・・・5g

卵・・・小さじ2杯

片栗粉・・・小さじ1杯

○作り方

1.タマネギとニンジンは柔らかくなるまでゆで、細かく切っておきます。

2.ボウルに豚ひき肉を入れ、粘りが出るまでよくこねます。

3.ひき肉に野菜と卵、片栗粉を入れてよく混ぜ合わせます。

4.食べやすい大きさに丸めましょう。

5.鍋に湯を沸かし、5分ほど加熱したら完成です。

※スープの具にしたり、あんをかけたりしてアレンジしてください。

※ベビーフードのホワイトソースやミートソースを合わせるとお手軽です。

豚肉は積極的に離乳食に取り入れよう!

豚肉はアレルギーが気になるものの、栄養のバランスがよく積極的に離乳食に取り入れたい食材のひとつです。

赤ちゃんに豚肉を与える際は、

  • 初めての豚肉は一口から
  • 食べやすいように工夫しよう
  • 新鮮な豚肉を選ぼう

など、いくつかのポイントに気を付けながら与えてくださいね。

アレルギーを考慮して、初めて与えるときは病院が開いている平日の午前中にすると安心です。

私の娘は、片栗粉をまぶして調理した豚肉が好きで、野菜と組み合わせてよく食べさせていました。

豚汁などもおすすめですよ。いろいろなメニューに豚肉を取り入れてくださいね。