スパゲティやオムライス、ミートボールなど様々な料理で活躍してくれるトマトケチャップ。
甘酸っぱく食べやすいので、小さな子供から年配の人まで幅広く愛されています。
離乳食は月齢によって、食べられるものや食べられないものなどがあり、メニューや味付けもマンネリ化しがちです。
調味料がひとつでも多く使えることで、メニューの種類も増えて、赤ちゃんも色々な味を楽しめるようになります。
「トマトケチャップは、いつから食べさせても大丈夫?」
「ケチャップを使った料理を食べさせるときに注意することは?」
「トマトケチャップを使ったレシピが知りたい!」
調味料の中のひとつであるトマトケチャップは、何歳から口にしてもいいのでしょうか?
また、アレルギーや味の濃さなど問題はないのでしょうか?
今回はケチャップに関する疑問や不安がなくなるように、詳しくご説明していきます。
- 赤ちゃんがケチャップを食べられる時期
- ケチャップを食べさせるときの3つの注意点
- モグモグ期のおすすめレシピ
- カミカミ期のおすすめレシピ
- パクパク期のおすすめレシピ
離乳食作りに困っている、何をどのように食べさせて良いのか分からないなど、
赤ちゃんの食事に悩んでいるお母さんたちの参考になれば嬉しいです♪
目次
赤ちゃんはケチャップをいつから食べても大丈夫なの?
生後5ヶ月頃から離乳食が始まりますが、ゴックン期と言われる生後5~6か月の間は味付けをする必要はありません。
食べる練習や本来の味を楽しませるためです。
トマトケチャップは、何カ月から食べさせてもいいという明確な基準はありませんが、生後7ヶ月頃から、ごく少量を食べさせることができます。
市販のトマトケチャップは、味が濃いので、赤ちゃんに食べさせるときには小さじ2分の1を限度に、ほんのり色付き、味も少しするくらいの量を目安に使うようにしましょう。
味が濃いケチャップに抵抗があるのであれば、焦らずに生後9ヶ月からのカミカミ期から挑戦してみてもよいでしょう。
その後は少しずつケチャップの分量を増やしていっても大丈夫なのですが、基本的に薄味で食べさせることをおすすめします。
関連記事⇒離乳食の初期量はどれくらい?初期におすすめの食材や増やし方と5つのポイント
離乳食にケチャップを使う時に気を付けてほしい3つのこと
揚げ物や卵料理など様々な食材と相性の良いトマトケチャップ。
離乳食として使用する際には、以下の点に気をつけてください。
アレルギー症状が出る場合がまれにある
トマトケチャップの主な原材料には、トマト・玉ねぎ・砂糖・醸造酢・食塩・にんにく・香辛料が含まれており、アレルゲンになりやすいとされる食品は入っていません。
まれにトマトでアレルギーを起こしてしまう赤ちゃんがいますが、同じようにトマトが使われているケチャップでもアレルギーの症状がみられる場合があります。
あまり耳にしないトマトアレルギーですが、トマトには花粉のたんぱく質と似た成分が含まれており、イネやスギ、ヒノキのアレルギーを持つ人も反応しやすいといわれています。
花粉症の人がトマトを食べると、口腔粘膜や食道が腫れたりかゆくなったりする場合があるということです。
ひどい場合だと、アナフィラキシーショックを起こし命の危険も考えられます。
イギリスでトマトアレルギーをもつ2歳の男の子が指先についたケチャップで緊急搬送されたというニュースが以前あり、衝撃を受けました。
たった一口でも、大きなアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあるので、アレルギーチェックはしておくとよいですね。
ニュースはこちらから。
味の濃いものやトマトの酸味が強いものがある
市販のケチャップはたくさんの種類があります。
トマトの味が強く酸味が強いもの、味が濃いものなど、赤ちゃんには不向きなケチャップもあるのです。
赤ちゃんの離乳食作りは、基本的に薄味を心がけたいので、ケチャップを使う時は、ほんの少しを、使うことをおすすめします。
また市販のケチャップの中には、赤ちゃん向けのケチャップも販売されています。
例えば、オタフクの「1歳からのケチャップソース」は、酸味が抑えられて、食べやすい甘口のケチャップです。
ケチャップ料理を子供と食べたい!というときには、このようなケチャップを利用して食べ始めると良いですね。
ケチャップよりはトマトピューレがおすすめ
ケチャップには、トマトだけではなく、調味料も含まれています。
赤ちゃんへの離乳食作りでトマト風味を出したいのであれば、ゴックン期から食べさせることができる「トマトピューレ」がおすすめです。
保存料などの添加物が入っていない無添加のトマトピューレは体にも優しいですね。
とはいえ、トマトピューレもトマトの味が強いので、赤ちゃんには薄めて食べさせるようにしましょう。
トマトピューレが良いなら、トマトジュースも良いのでは?と考えられそうですが、トマトジュースには砂糖や塩分が含まれているものが多いのでおすすめしません。
もし使用するのであれば、無添加&無糖&無塩のもので、ゴックン期からであれば使用可能です。
モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ
ここからは赤ちゃんの食べ時期に合わせて、トマトケチャップを使った離乳食のおすすめレシピを紹介します。
ケチャップも手作りで安心♪赤ちゃん用ケチャップ
<材料>
- トマト 400g
- 玉ねぎ 150g
- リンゴ 150g
- 醤油 小さじ1
- 塩 少々
<作り方>
1.沸騰したお湯にトマトを入れて、さっとゆで、湯剥きします。
2.皮をむいたら、1㎝角にカットしておきましょう。
3.玉ねぎとりんごをみじん切りにして、オリーブオイルを薄くひいたフライパンで炒めます。
4.玉ねぎがしんなりしたら、カットしたトマトをいれて、蓋をして5分煮ます。
5.醤油と塩をいれて弱火でグツグツと水分を飛ばします。
ゆっくり長い時間火を通した方が、トマトの酸味が飛びますよ。
6.水分が飛んでまとまってきたら、ブレンダーやミキサーでペースト状にします。
7.なめらかになったら出来上がりです。冷凍保存もできますよ~!
カミカミ期(生後9~11か月頃)のおすすめレシピ
続いては、歯が生え始めるカミカミ期のレシピです。
ふわふわ肉団子
<材料>
- 豚ひき肉 100g
- 絹ごし豆腐 50g
- 玉ねぎ 4分の1個
- トマトケチャップ 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1と2分の1
<作り方>
1.玉ねぎをみじん切りにして、すべての材料を大きめのボウルにいれて粘りが出るまでよく混ぜます。
2.鍋にたっぷりの沸騰したお湯を準備して、1をスプーンですくって鍋に落としていきます。
3.肉団子にしっかりと火が通ったら、すくって一度冷まします。
4.冷めたら出来上がりです。冷凍保存もでき、2週間保存が可能です。
マカロニでケチャップソテー
<材料>
- マカロニ 1食分
- 人参、玉ねぎ 30g
- 合いびき肉 小さじ2
- オリーブオイル 少々
- ケチャップ 小さじ2分の1
<作り方>
1.マカロニを柔らかく茹でます。表示の時間より2分ほど長く茹でておきましょう。
2.フライパンにオリーブオイルをひき、ひき肉を炒めます。
3.ひき肉の色が変わったら、みじん切りにした人参と玉ねぎを加えてさらに炒めます。
4.玉ねぎがしんなりしてきたら、マカロニをいれ、ケチャップもいれて炒めます。
5.全体に火が通ったら、完成です。
カルシウムを手軽に♪しらすでピザトースト
<材料>
- 食パン 食べられる分(6枚切りの半分くらい)
- 玉ねぎ 小さじ1
- しらす 小さじ1
- ケチャップ 小さじ1
- 水 小さじ2
- ピザ用チーズ 適量
<作り方>
1.食パンの耳をカットし、食べやすい大きさに切り、トーストで軽く焼きます。
2.玉ねぎはみじん切りにして、電子レンジでやわらかくなるまで温めます。
3.沸騰したお湯をしらすにかけて、塩抜きしておきます。
4.トマトケチャップを水で薄めてからパンに塗り、玉ねぎとしらす、チーズをのせます。
5.トースターで2分ほど焼いたら出来上がりです。
トマトソースうどん
<材料>
- 鶏ひき肉 100g
- 玉ねぎ 4分の1個
- 人参 3㎝
- トマト 1個半
〇水 230㏄
〇ケチャップ 小さじ2
〇固形コンソメ 半分
- 片栗粉 小さじ1
- 茹でうどん 半玉
<作り方>
1.玉ねぎと人参をみじん切りにして、耐熱容器に入れラップをして、電子レンジで2分温めます。
2.トマトは湯むきして、種を取って、粗みじん切りにします。
3.フライパンにオリーブオイルを薄くひいて、鶏ひき肉を炒めます。
4.火が通ったら、トマトと玉ねぎ、人参をいれて炒めます。
5.水、ケチャップ、固形コンソメも加えて、弱火で15分煮ていきます。
6.小さじ2程の水で溶いた片栗粉を入れ、とろみがついたら出来上がりです。
パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ
パクパク期になると食べられる食材や料理の幅も増えてくるでしょう。
料理の味付けとして、ぜひケチャップを利用してみてくださいね。
ピザ風のおやき
<材料>
- ご飯 100g
- 薄力粉 大さじ1
- ケチャップ 大さじ1
- ミックスベジタブル 大さじ2
- ピザ用チーズ 大さじ1
<作り方>
1.すべての材料をボウルに入れて、よく混ぜていきます。
2.熱したフライパンにオリーブオイルを薄く引いて、1を丸めて平らにしながら焼いていきます。
3.こんがり焼けたら、ひっくり返して反対側もこんがり焼きましょう。
4.フライパンから取り出して粗熱をとったら出来上がりです。
子どもが大好き♡あんかけオムライス
<材料>
- ミックスベジタブル 大さじ2
- 溶き卵 2分の1
- 鶏肉(ももでも胸でもささみでもOK) 30g
- 軟飯 子ども茶碗1杯分
- ケチャップ 小さじ1
- 鶏ガラスープ 少々
- 水溶き片栗粉 適量
- 水 50㏄
<作り方>
1.熱したフライパンにオリーブオイルを薄くひき、溶き卵をいれ、いり卵を作ります。
2.卵を取り出して、軟飯にケチャップを混ぜて、フライパンで軽く炒め取り出します。
3.小鍋に水と鶏がらスープの素、ミックスベジタブル、みじん切りにした鶏肉をいれて茹でます。
4.しっかりと茹でたら、水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
5.お皿に、ケチャップライス、卵、野菜のあんの順番で盛り付ければ完成です。
ミネストローネ
<材料>
- 鶏肉 120g
- ベーコン 30g
- 玉ねぎ 1個
- 人参 2分の1本
- キャベツ 3枚
- コーンや蒸し大豆など ひとつかみ程
- 洋風スープの素 1個半
- カットトマト缶 3分の1
- トマトケチャップ 小さじ2
<作り方>
1.野菜とベーコンをみじん切りにしておきます。
2.鶏肉は1㎝ほどの厚さに切って、キッチンペーパーで水気を拭き取っておきましょう。
3.鶏肉以外の材料をすべて鍋にいれて、全部で1200㏄くらいになるように水を入れて、火を付けます。
4.沸騰したら鶏肉を加えて、弱火で蓋をして15分ほど煮ます。
5.野菜が軟らかくなったら出来上がりです。朝のスープにもおすすめですよ♪
ナポリタン
<材料>
- 玉ねぎ 4分の1個
- しめじ 8本
- なす 4分の1本
- トマト 4分の1個
- ベーコン 2分の1枚
- パスタ 50g
- ケチャップ 大さじ2
- バター 小さじ1
<作り方>
1.野菜とベーコンをみじん切りにします。
2.小鍋に300㏄の水と、野菜をいれて沸騰させます。
3.沸騰したら、パスタを小さく折りながら入れていきます。
4.お湯が半分量くらいになってきたらベーコンも入れます。
5.さらに煮込んで水分がなくなってきたところで、ケチャップを入れ混ぜます。
6.最後にバターを入れて、水分をしっかりと飛ばしたら出来上がりです。
まとめ
離乳食作りから調味料として活躍してくれるトマトケチャップですが、初めのうちはできるだけ、
赤ちゃん向けのケチャップを使ってあげるか、トマトピューレで代用してあげてくださいね。
味が濃いので、ごく少量から使い始めるようにしてください。
ケチャップを使えるだけで、メニューの幅もグンと広がり、離乳食作りがさらに楽しくなりますよ♡
冷凍保存もできるので、たくさん作って、冷凍庫にストックしておくと便利です。
注意することもありますが、気楽に楽しく作っていきましょう♪