ラーメンにも、チャーハンにも、付け合わせとして食べられる餃子。
ニラとニンニクと生姜をガツンと効かせて…。
食べた後はなんだか元気になりますよね。
赤ちゃんはいつから餃子を食べられるのでしょうか。
3つの注意点とおすすめレシピを紹介します。
この記事のポイントは次の3つです。
- 赤ちゃんは何歳から餃子を食べられるのか
- 食べさせる時の3つの注意点
- おすすめレシピ
それでは紹介します!順にみていきましょう♪
目次
赤ちゃんはいつから餃子を食べられるの?
赤ちゃんは餃子を、カミカミ期(生後9カ月〜11ヶ月)から食べられます。
餃子の皮には塩分と脂分が含まれているので、塩分が摂取できるカミカミ期(生後9カ月〜11ヶ月)からでないと食べることができません。
市販のチルド餃子や冷凍餃子は1歳以降から食べられますが、食品表示をよく見て添加物の少ない物を選びましょう。
餃子を与える時の3つの注意点!
餃子を与える時には以下の3つに注意しましょう。
1つめは、与える量は少量にするということ。
餃子の皮は、添加物も塩分も多いもの。
基本的には大人向けの食品なので、赤ちゃんにはあまり与えないようにしましょう。
「無添加」と表記があっても、塩分・脂肪が多い場合があります。
カミカミ期(9〜11ヶ月)からは塩分が少しずつ食べられるので与えられますが、少量にしておきましょう。
また、市販のチルド餃子や冷凍餃子はさらに添加物も塩分も多く含まれています。
1歳以降から食べられはしますが、できるだけ添加物が少ないものを選びましょう。
一番安心なのは、皮は買って、中の具は手作りしてあげることです。
皮の保存料が無添加の場合は、カビが発生しやすいので早めに使い切りましょう。
関連記事⇒赤ちゃんの離乳食でホタテはいつから食べて大丈夫?4つの注意点とおすすめレシピ
2つめは、与えるのは焼き餃子以外にすること。
日本で餃子といえば焼き餃子が主流ですが、赤ちゃんにはそれ以外の、ゆで餃子か蒸し餃子を与えましょう。
焼き餃子だと油で皮を焼くので、皮の油と焼く時に使う油の両方摂取してしまうことになります。
赤ちゃんにとっては必要以上に油を摂取してしまうので、控えた方がいいでしょう。
ゆで餃子にすると、皮に含まれている塩分や油分が少しは流れ出るので、より赤ちゃん向け餃子になります。
蒸し餃子だと野菜のうまみが引き出されるので、美味しく出来上がります。
3つめは、香辛料を効かせすぎないようにすること。
普段餃子に入れるにんにくや生姜は、赤ちゃんにとってはまだ刺激の強いもの。
風味付けとして、どうしても入れる場合はごく少量にしてください。
また餃子に入れるオイスターソースは、一歳以降から少量だけしか使えません。
関連記事⇒赤ちゃんに酢をいつから使っても大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ
餃子の皮を使ったおすすめレシピ!
餃子の皮をアレンジして、子供でも食べられるおすすめの餃子の皮レシピを紹介します。
レシピは餃子を離乳食として食べられるパクパク期(1歳~1歳半)向けになっています。
ぜひ作ってみてくださいね。
スープラビオリ〜つるんとした喉越しが楽しい〜
<材料>
ほうれん草(ゆでたもの)…小さじ1/2
カッテージチーズ…小さじ1/2
餃子の皮…3枚
野菜スープ…1/2カップ
<作り方>
1.ほうれん草はみじん切りにする。餃子の皮は半分に切る。
2.カッテージチーズとほうれん草を混ぜ合わせ、餃子の皮に1/6量ずつのせ、二つに折って端をしっかり抑える。
3.鍋にたっぷりの湯を沸かし2を入れて1〜2分ゆで、湯をきる。
4.野菜スープを煮立てて、3を入れてさっと煮る。煮立ったら完成。
シュウマイ〜一口サイズのシュウマイなら食べやすい〜
<材料>
豚ひき肉(赤身)…大さじ1
ネギ(みじん切り)…小さじ1
野菜スープ…小さじ1/2
シュウマイの皮…1枚(3g)
<作り方>
1.皮以外の材料を練り混ぜる。
2.シュウマイの皮を4等分に切り、それぞれに1を包む。
3.耐熱皿にクッキングペーパーを敷き、2をのせて水少々振り、ラップをかけて電子レンジで約1分30秒加熱して完成。
野菜スープ
<材料>
人参、大根、キャベツ、チンゲン菜、玉ねぎ、しいたけ合わせて150g
水3カップ
<作り方>
1.野菜を切る。にんじんや大根などは2〜3mm幅の半月切りやイチョウ切りにし、玉ねぎは薄切りにする。キャベツなどの葉物は適当な大きさにちぎる。
2.鍋に野菜と水を入れ中火にかけて煮る。煮立ったら弱火にしてアクが出たら丁寧にすくいながら20分ほど煮て、火を止める。
3.冷めたらこし器でこす。完成。
さらに簡単!電子レンジで作る野菜スープ
<材料>(※出来上がり1/4カップ分)
玉ねぎの薄切りと人参の薄切り合わせて大さじ1(5g)
水1/3カップ
<作り方>
1.耐熱容器に分量の水と野菜を入れ蓋(またはラップ)をして電子レンジで約1分10秒加熱する。
2.茶こしに通してこす。
余った野菜スープは、出来たものを製氷皿に入れて、冷凍用保存袋に移し替えるといつでも使えて便利ですよ。
引用_「最新版はじめてのカンタン離乳食548安心レシピ」発行:2015年4月16日出版社:株式会社学研パブリッシング
シュウマイのレシピの包み方を変えれば赤ちゃん向けの餃子が作れますし、冷凍しておけばいつでも食べることができます。
自分で餃子の皮から作って赤ちゃんに食べさせてあげるのも楽しいかもしれませんね。
関連記事⇒赤ちゃんの離乳食で冷凍野菜はいつから食べられる?上手に与える3つのポイント
餃子のあれこれ
餃子の皮
餃子の皮は硬質な小麦粉(強力粉)に水と塩を入れて作られます。
餃子の皮が薄いのに破れにくいのは、強力粉でできているからなんです。
しかし、皮を均一に薄く伸ばすのは慣れていないとなかなか至難の技です。
世界の餃子?
ひき肉と野菜を皮で包み調理するのが餃子。
日本では焼き餃子が一般的ですが、中国では水餃子や蒸し餃子が一般的です。
また餃子に似た食べ物がロシアやモンゴル、ベトナムなどにも広まっていて各地でそれぞれオリジナルの国民食があります。
これは餃子が各地に伝えられる中で、その国向けに変化して、その地域に根付いていたものと考えられています。
例えば水餃子に似たものでは、イタリアでラビオリ、トルコでマントゥ、ロシアでベリメニ。
蒸し餃子に似たものでは、ベトナムでバンクン、ネパールでモモ、モンゴルでボーズ。
揚げ餃子に似たものでは、インドでサモサ、チュニジアでブリック、アルゼンチンでエンバナーダ。
餃子の歴史
餃子の歴史はとても古いもので、中国のウイグル自治区で餃子の化石が見つかったとされていて、およそ7世紀頃から現在と同じような餃子が食べられていたと推測されています。
まとめ
赤ちゃんの餃子について、いかがでしたでしょうか。
餃子の皮はペロペロと舌触りが良く、赤ちゃんも気にいる食材のひとつになるかもしれません。
1歳以降は市販の冷凍餃子も使えるようになれるので、お母さんも少しは楽ができると思います。
それまではなるべく手作りのものを与えると良いですね。
また、皮には塩分と添加物が多いので、与えすぎないように注意しましょう。