さやいんげんは煮物や炒め物の彩りに欠かせない野菜で、栄養が豊富なことも魅力です。
我が家でも肉じゃがや炒め物を作るときにはよくさやいんげんを取り入れています。
私には娘が一人おりますが、娘の離乳食が始まると「さやいんげんはいつから赤ちゃんに食べさせることができるのだろう」という疑問がわきました。
- 赤ちゃんはさやいんげんをいつから食べられる?
- 赤ちゃんにさやいんげんを食べさせるときのポイントを知りたい!
- アレルギーの心配はある?
- 簡単♪さやいんげんレシピ
さやいんげんはメニューのいいアクセントになりますが、赤ちゃんにとっては食べづらいのでは?という心配もあり、与えるタイミングを逃しがちです。
赤ちゃんに与えてもいい時期を把握して、積極的に離乳食に取り入れられるといいですね。
目次
赤ちゃんはいつからさやいんげんを食べられるようになる?
さやいんげんはよく加熱をして食べやすいように工夫をしてあげれば、赤ちゃんが6か月頃になれば食べさせてあげることができるようになります。
目安は6か月頃ですが、離乳食を始めた時期によっては離乳食中期頃の7か月頃から始めてもいいでしょう。
さやいんげんは栄養豊富で離乳食にも向いている!
さやいんげんは栄養豊富なので、赤ちゃんがさやいんげんを問題なく食べられるようになったら積極的に取り入れてもらいたい食材のひとつです。
- タンパク質
- ビタミンA
- ビタミンK
- ビタミンB群
- カリウム
- カルシウム
- マグネシウム
さやいんげんは豆類なので、タンパク質が豊富に含まれています。
ビタミン類やミネラル類もずば抜けて豊富に含まれているものはありませんが、どれもバランスよく含まれていることが特徴です。
また、さやいんげんの旬は春から夏と比較的長くスーパーに並ぶため、離乳食にも取り入れやすいのでおすすめですよ。
さやいんげんを赤ちゃんに食べさせるときの3つのポイント
赤ちゃんにさやいんげんを食べさせるときには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょう。
離乳食への加工の仕方やアレルギーなど、気になることはたくさんあると思いますが、ここでは3つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
- 筋を取って柔らかくゆでよう
- 月齢に合った食べさせ方をしよう
- アレルギーも考慮しよう
さやいんげんは筋を取るのが基本!
さやいんげんに限らず、『さや豆』と呼ばれる野菜は筋を取って調理することが基本です。
筋は固く、大人でも口に残りやすいですから、赤ちゃんに食べさせるときは必ず筋を取り除きましょう。
簡単に筋を取る方法
- お尻の部分をポキッと折って、上部の筋を取る
- 上の部分もポキッと折って、もう一方の筋を取る
これで上下の筋をきれいに取り除くことができます。
ほかのさや豆類も同じように筋を取り除いてから調理しましょう。
筋を取り除いたさやいんげんは、赤ちゃんが食べやすいように柔らかくなるまでしっかり茹でてから与えることが大切です。
月齢に合った食べさせ方ができるのも魅力
さやいんげんは、月齢に合わせた食べさせ方ができることも魅力です。
- 6か月頃・・・すり鉢でペースト状にする
- 7~8か月頃・・・細かく刻んで食べさせる
- 9~11か月頃・・・5mm~7mmほどの大きさならOK
- 1歳以降・・・3cmほどに切ってそのまま手づかみ食べの練習に
さやいんげんは細長い野菜なので、赤ちゃんが手で持って食べるのには最適な野菜です。
上手に噛み切ることができるまでは、ひと口でぱくっと口に入れられるように、2~3cmほどの大きさに切ってあげると安心です。
上手に噛み切ることができるようなったら、長いまま与えてもいいでしょう。
アレルギーにも気を付けよう
離乳食が進み、新しい食材を食べさせてあげるときには、アレルギーが出ないかということも心配のひとつです。
さやいんげんはどうなのでしょう。
消費者庁が発表したアレルギーの情報によると、さやいんげんはアレルギーが出やすいとされる27品目には含まれていません。
消費者庁の情報ではさやいんげんによる重篤なアレルギー上場が出た患者数が少ないというだけで、さやいんげんでアレルギー症状が出たという人も一定数います。
さやいんげんも食品である以上は、アレルギーが出る可能性があるということもしっかり把握しておきたいところです。
赤ちゃんに初めてさやいんげんを食べさせるときは
さやいんげんはアレルギー症状が出にくい食品とされてはいますが、アレルギーが出てしまうかもしれないということを考慮して、赤ちゃんにさやいんげんを食べさせてあげることが大切です。
赤ちゃんに初めてさやいんげんを食べさせるときは、
- ひと口だけ食べさせてみる
- 食べさせたあとは1時間ほど様子を見る
- 医療機関が開いている平日の午前中に食べさせる
この3つのことを守って与えるようにしてください。
また、どの食材でアレルギーが出たかわかりやすくするために、初めての食材を同じ日に2種類以上食べさせないようにすることも大切です。
また、さやいんげんを食べたあとに、
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- 鼻水や咳が出る
- 体にじんましんが出る
- おう吐
- 下痢
これらの症状があらわれた場合は、アレルギーの可能性もあります。
かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
簡単!おいしい♪さやいんげんを使った離乳食レシピ2選
さやいんげんはメインの食材ではないので、離乳食レシピがなかなか思い浮かばないという人もいるかもしれません。
私もさやいんげんは彩り程度にしか使わないので、赤ちゃん向けのレシピがワンパターンになりがちでした。
ここでは簡単に作ることができる赤ちゃん向けのさやいんげんレシピを2つ紹介します。参考にしてみてくださいね。
さやいんげんとシラスの混ぜご飯
○材料(赤ちゃん1人分)
ご飯(月齢に合わせた固さ)・・・40g~80g(月齢に合わせた量でOK)
さやいんげん・・・2分の1本
シラス・・・小さじ半分
○作り方
1.さやいんげんは筋を取り、熱湯で柔らかくなるまでゆでます。
2.さやいんげんを月齢に合わせた大きさにカットします。1歳頃は薄く輪切りにしてあげてもいいでしょう。
3.シラスは茶こしに入れて塩抜きしておきます。
4.ご飯にさやいんげんとシラスを混ぜ合わせたら完成です。
さやいんげんとささみの和え物
○材料(赤ちゃん1人分)
さやいんげん・・・1本
ささみ・・・15g
だし汁・・・少々
○作り方
1.さやいんげんは筋を取り、熱湯で柔らかくなるまでゆでます。
2.さやいんげんは月齢に合わせてペースト~2cmほどの大きさにしておきます。
3.ささみは熱湯でゆで、月齢合わせた大きさにほぐします。
4.ささみとさやいんげんをだし汁に合わせて混ぜ合わせたら完成です。
さやいんげんは彩りだけじゃなく積極的に離乳食に取り入れよう
さやいんげんは栄養バランスのいい野菜です。
赤ちゃんが上手にもぐもぐごっくんができるようになったら、さやいんげんも離乳食に積極的に取り入れましょう。
ただ少し青臭い風味がありますから、だし汁やシラス、納豆などほかの食材と組み合わせて食べやすいように工夫してあげることも大切です。
赤ちゃんにさやいんげんを与えるときは、
・柔らかくゆでて食べやすく刻んで
・筋は必ず取って調理しよう
・アレルギーも考慮
などに気を付けて与えるようにしましょう。
私が住む地域では、家庭菜園でさやいんげんを栽培している人も多く、旬の時期にはよくさやいんげんをいただきます。
しっかり茹でると甘みがあり、娘も問題なく食べていましたよ。
肉じゃがなどに入れると喜んで食べていました。参考にしてみてくださいね。