餃子やにら玉、スープに入れてもおいしいにら。
独特の香りと歯触りが特徴の野菜で、中華系のメニューには欠かすことができない食材です。
我が家でも餃子やレバニラなど、にらを使ったメニューをよく作るのですが、ふと「赤ちゃんにはいつからにらを食べさせることができるのだろう」と疑問に感じたことがありました。
私と同じようににらをいつからどうやって離乳食に取り入れていいか迷っているという人のために、にらの離乳食への取り入れ方を紹介します。
- 赤ちゃんにいつからにらを食べさせていい?
- アレルギーの心配は?
- 赤ちゃんににらを与えるときのポイント
- 簡単♪にらを使った離乳食レシピ
私にも娘が一人おりますが、離乳食が進むとうれしい反面「アレルギーが出たらどうしよう」など、心配事も増えていきます。
にらを離乳食に上手に取り入れて、離乳食をスムーズに進められるといいですね。
目次
赤ちゃんにはにらをいつから食べさせてもいいの?
にらなど香りの強い野菜は、赤ちゃんに食べさせてもいいのか迷ってしまうことが多いですが、にらは赤ちゃんが7か月頃になったら食べさせてあげることができます。
独特のにおいは赤ちゃんにとっては食べづらく、にらの特徴でもあるシャキシャキの歯触りも離乳食初期の赤ちゃんには向きません。
トロトロにしにくいので、ある程度離乳食が進み、上手に食べられるようになった離乳食中期から少しずつ取り入れてみましょう。
気になるにらの栄養
にらは緑黄色野菜のひとつで、栄養バランスのいい野菜のひとつです。
- βカロテン
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンC
- 葉酸
- カリウム
- カルシウム
- 食物繊維
このようにビタミンとミネラルのバランスがよく、特にβカロテンが豊富に含まれています。
βカロテンは体内に摂り入れられるとビタミンAに変換され、髪の毛や皮膚の生成に役立ちます。
また、にらはビタミンB 1の吸収を助け、風邪予防にも効果的とされています。
赤ちゃんの離乳食がスムーズに進んだら、にらを積極的に離乳食に取り入れることをおすすめします。
赤ちゃんににらを与えるときの3つのポイント
先にも触れたように、にらは歯触りがよく香りが強い野菜のため、どのように離乳食に取り入れたらいいのか迷ってしまいます。
私も娘の離乳食ににらを使うときに、「どんなことに気をつけたらいいのだろう」と感じていました。
ここでは赤ちゃんににらを食べさせるときのポイントを3つにまとめましたので、離乳食作りの参考にしてみてくださいね。
- にらは新鮮なものを使おう
- 食べやすいように工夫しよう
- アレルギーにも注意!
離乳食に使うにらは新鮮なものがおすすめ
にらは野菜の中でも日持ちしにくい野菜です。
購入してすぐに冷蔵庫に入れて保存したとしても、3日ほどでにらの先のハリがなくなっていきます。
にらの鮮度が落ちてくると、独特のにおいも強くなり、赤ちゃんには食べづらく感じるかもしれません。
離乳食に使うにらは新鮮なものを選び、購入したらなるべく早く使うようにしましょう。
新鮮なにらには次のような特徴があります。
- 色が鮮やかなもの
- 葉先までピンとしているもの
- 葉に厚みがあるもの
- 切り口がみずみずしいもの
購入するときの参考にしてくださいね。
また、にらは冷凍保存も可能です。
新鮮なうちに使い切れない場合は、冷凍するのもひとつの方法です。
- さっと洗い水気を拭き取る
- 5cmほどの長さに切りそろえる
- ジッパー付き保存袋に入れて冷凍する
- 使うときは回答せずにそのまま調理
- 冷凍してから1か月ほどで使い切る
冷凍保存をする際は、上記のポイントを押さえて使うようにしましょう。
赤ちゃんが食べやすいようににらを調理しよう
にらは細かくカットしても繊維が残りやすく、赤ちゃんには食べづらい食材のひとつです。
できるだけ赤ちゃんが食べやすいように工夫して調理することもポイントです。
- 細かくみじん切りにする
- とろみをつける
- ほかの食材と合わせる
月齢の低い赤ちゃんは、いつまでも口の中に残ってしまうと吐き出してしまうこともあります。
口の中に残りにくいように、初めのうちはすり鉢でにらの繊維を壊したり、水溶き片栗粉でとろみをつけたりして与えるのがおすすめです。
納豆やオクラなどねばねば食材と組み合わせてもいいでしょう。
初めて食べさせるときはアレルギーにも注意
にらだけでなく、赤ちゃんに初めて食べさせる食材は「アレルギーが出たらどうしよう」と不安を感じてしまうこともあると思います。
消費者庁が発表したアレルギーの情報によると、にらはアレルギーの症例数は少なく重篤な症状が出るとされる27品目には含まれていません。
27品目には含まれてはいませんが、にらも食品である以上アレルギー症状が絶対にでないとは言い切れません。
にらを食べさせたあとに、
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れる
- じんましんが出る
- 鼻水や咳が出る
- おう吐
- 下痢
これらの症状が出たら、かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
また、赤ちゃんに初めてにらを食べさせるときは、
- ひと口だけ食べさせる
- 食べさせたあと1時間ほど様子を見る
- 平日の午前中に食べさせる
この3点を守って食べさせましょう。
平日の午前中に初めての食材を与えることで、万が一アレルギー症状が出た時にもすぐに医療機関で診察を受けることができます。
簡単!おいしい!赤ちゃん喜ぶにらを使った離乳食レシピ2選
にらはキャベツなどに比べると使用頻度の低い野菜なので、私も娘が離乳食を食べているときは、どんなメニューにすればいいか迷うことも多かったです。
ここでは簡単に作れておいしいにらを使った赤ちゃん向けのレシピを2つ紹介します。
離乳食作りの参考にしてくださいね。
カミカミ期からOK!にら入り卵焼き
○材料
全卵・・・1個
だし汁・・・大さじ1杯
にら・・・4本
油・・・適量
○作り方
1.にらは柔らかくなるまでゆで、細かく刻んでおきます。
2.卵を割りほぐし、だし汁とにらを入れて軽く混ぜ合わせます。
3.フライパンに油を入れ、温まったら卵液を3分の1程度入れます。
4.ある程度火が通ったら端から巻いていきます。
5.もう2回ほどに分けて卵液を入れ、巻きます。
6.フタをして蒸し焼きにし、中まで完全に火が通ったら完成です。
※大人はしょうゆなどをかけていただきましょう。
オクラとにらの白和え
○材料(赤ちゃん1人分)
にら・・・1本
オクラ・・・2分の1本
絹ごし豆腐・・・10g
だし汁・・・小さじ1杯
○作り方
1.にらは柔らかくなるまでゆで、細かく刻んでおきます。
2.オクラは種を取り除き、柔らかくなるまでゆでて細かく刻んでおきます。
3.豆腐は熱湯でサッと湯通ししておきましょう。
4.豆腐を細かくすりつぶし、野菜を加えて混ぜ合わせます。
5.最後にだし汁を加えてサッと混ぜ合わせたら完成です。
にらは7か月頃から少しずつ食べさせよう
離乳食が始まると、赤ちゃんにはいろいろな食材を経験してもらいたいですよね。
にらはにおいが強い野菜ですが、7か月頃から少しずつ食べさせてあげることができるようになります。
ただしにおいが強く繊維質な野菜なので、調理法を工夫する必要があります。
・柔らかくなるまでしっかりゆでる
・細かく刻む
・ほかの食材と組み合わせる
など、赤ちゃんが食べやすいようなメニューにしてあげましょう。
赤ちゃんも離乳食が完了し幼児食に移行すれば、にらもある程度の大きさで食べることができるようになります。
2cm程度の長さにして食べさせてみてくださいね。