赤ちゃんの離乳食で大根はいつから食べて大丈夫?3つのポイントとおすすめレシピ

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目次

赤ちゃんに大根はいつから食べさせていい?3つのポイントと簡単レシピ

おでんなどの煮物やサラダなどにして食べるとおいしい大根。

冬に旬を迎える大根はクセがなく食べやすいですが、赤ちゃんの離乳食には使うことができるのでしょうか。

私には娘が一人おりますが、娘の離乳食が始まったころに「大根はいつから赤ちゃんに食べさせていいのだろう」と疑問に思ったことがありました。

離乳食が進むと、どんな食材をいつから与えていいのか迷ってしまいますよね。

私と同じように大根をいつから取り入れていいか迷っている人のために、

  • 赤ちゃんは大根をいつから食べられる?
  • アレルギーも気になる!
  • 食べさせるときのポイントも知りたい!
  • 簡単に作れる赤ちゃん向け大根レシピ

赤ちゃんの離乳食に大根を取り入れるポイントについて詳しく調べてみました。

離乳食作りの参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんに大根を食べさせていいのはいつから?

大根は色の薄い『淡色野菜』という仲間に分類され、クセが少なく食べやすい野菜です。

赤ちゃんにも与えやすいので、大根は離乳食初期の5か月頃から食べさせることができます。

大根は大きな野菜で、場所によって食感や味わいが異なることも特徴です。

  • 先端部分・・・筋が多く辛みが強い、大根おろしに向いている
  • 中心部分・・・柔らかく甘みがある、煮物に向いている
  • 葉に近い部分・・・甘みがありみずみずしい、サラダなどに向いている

赤ちゃんに与えるなら、甘みが強く煮ると柔らかくなる中心部分がおすすめです。

大根の栄養は?

赤ちゃんに食べさせる野菜は、栄養面も気になるところです。大根に含まれる栄養は、

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • 葉酸
  • カリウム
  • カルシウム
  • 食物繊維
  • ジアスターゼ

などです。

緑黄色野菜に比べると、ビタミンやミネラルの含有量は少ないですが、緑黄色野菜からは取りにくい栄養素が取れることが魅力です。

注目すべきは『ジアスターゼ』という栄養素です。

大根を食べると消化を助けるなどといわれていますが、これはジアスターゼの働きによるものです。

大根の葉も5か月頃からOK

スーパーに売っている大根は葉の部分が10cmほどの長さまで切り落とされ、葉を食べる機会が少ないですが、実は葉の部分には栄養がたっぷり含まれています。

柔らかく煮ることで、大根の葉も離乳食初期の5か月頃から食べさせることができます。

一般的に可食部といわれている根の部分よりも栄養が多く含まれているため、捨ててしまうのはもったいない!

茎の部分はやや繊維質で固いので、葉先の柔らかい部分をくたくたに煮て食べさせてあげてくださいね。

赤ちゃんに大根を食べさせるときの3つのポイント

大根は淡白な味わいの野菜なので、いろいろなメニューに使えることも魅力です。

しかし赤ちゃんに与えるとなると、どんなことに気をつけたらいいのか気になりますよね。

ここでは赤ちゃんに大根を食べさせるときのポイントを3つにまとめました。

離乳食作りの参考にしてみてくださいね。

  1. 皮は厚めに剥いて調理
  2. 柔らかくなるまでしっかりゆでて食べやすいように工夫
  3. アレルギーにも注意しよう

大根の皮は厚く剥こう

大根の皮のすぐ下は繊維質で、しっかり加熱をしても食感が固くなりがちです。

大人でも固く感じてしまうことがありますから、赤ちゃんにとっては食べづらさを感じてしまうかもしれません。

赤ちゃんに大根を食べさせるときは、皮は厚めに剥いてから調理しましょう。

大根の品種や使う場所によって剥く厚みはまちまちです。

目安としては、輪切りにした時に皮から3mmほどは真っ白に見えます。

繊維がぷつぷつと見える部分まで剥くようにしましょう。

大根は柔らかくなるまでゆでて食べやすくしよう

大根はしっかりゆでると舌や歯茎だけでも簡単にすりつぶして食べることができる野菜です。

赤ちゃんが食べやすいように、指で軽く押すだけでつぶれるくらいまで、しっかりと加熱することが大切です。

輪切りの大根は柔らかくなるまでに時間がかかります。

短い時間で大根を柔らかくするには、

  • 薄切りや角切りにしてゆでる
  • 圧力鍋を使う
  • 大根おろしにしてから加熱する

などがおすすめです。

また、月齢に合わせた大きさにするのもポイントです。

  • 5か月頃・・・裏ごししてとろみをつける
  • 6か月頃・・・滑らかになるまでつぶす
  • 7か月頃・・・つぶつぶが少し残るくらい
  • 8か月頃・・・細かく刻む
  • 9か月頃・・・1cm程度の角切り
  • 10~11か月頃・・・5mmほどのいちょう切り
  • 1歳以降・・・拍子木切り

月齢や離乳食の進み方に合わせて、大根の大きさを変えて赤ちゃんに与えてください。

どの大きさでも柔らかくなるまでしっかり加熱することが基本です。

1歳以降は手づかみ食べの練習のために、スティック状にしたものを食べさせるのもおすすめです。

アレルギーにも注意しよう

赤ちゃんの離乳食が進むと、アレルギーについても気になります。

大根に限らず初めて食べさせる食材は、「アレルギーが出たらどうしよう」と少し慎重になってしまいますよね。

大根にはアレルギーの心配はあるのでしょうか。

消費者庁が発表したアレルギーに関する情報によると、大根によるアレルギーの症例数は少ないとされています。

重篤なアレルギーを引き起こす可能性のある27品目にも含まれていません。

(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より

しかし大根も食品ですから、症例数が少ないというだけでアレルギーが絶対に出ないというわけではありません。

どんな食べ物でもアレルギーが出る可能性があるということを理解したうえで、赤ちゃんにも食べさせてあげることが大切です。

赤ちゃんに初めて大根を食べさせるときは、

  • ひと口食べさせて様子を見る
  • 食べさせたあと1時間は様子を見る
  • 医療機関が開いている平日の午前中に食べさせる

この3つのことを守りましょう。また大根を食べさせたあとに、

  • 口の周りが赤くなる
  • 口の中や喉が腫れている
  • じんましんが出る
  • 咳や鼻水が出る
  • おう吐
  • 下痢

などの症状があらわれた場合、アレルギーの可能性があります。早めにかかりつけの小児科に相談するようにしましょう。

簡単!おいしい!赤ちゃん向け大根レシピ2選

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大根は淡白な味わいで柔らかく、赤ちゃんの離乳食にも積極的に取り入れたい野菜です。

大根が旬を迎える冬は、特に甘みが強く柔らかいため、上手に離乳食に取り入れたいですね。

ここでは簡単に作れて赤ちゃんにも食べさせやすい大根レシピを2つ紹介します。

参考にしてみてくださいね。

大根と小松菜とシラスのとろとろ煮

○材料(赤ちゃん1人分)

大根・・・15g

小松菜・・・葉2分の1枚

シラス・・・小さじ2分の1杯

だし汁・・・大さじ2杯

水溶き片栗粉・・・適量

○作り方

1.大根は軟らかくなるまでゆで、月齢に合わせた大きさや形状にします。

2.小松菜は柔らかくなるまでゆで、細かく刻んでおきます。

3.シラスは茶こしで湯通しし、塩抜きをしてから使います。月齢に合わせてすりつぶしましょう。

4.すべての材料を耐熱容器に入れ、レンジで20秒加熱します。

5.一度取り出してひと混ぜし、再び20秒加熱をしてとろみがついたら完成です。

大根の納豆和え

○材料(赤ちゃん1人分)

大根・・・10g

ひきわり納豆・・・大さじ1杯

ホウレンソウ・・・1枚

だし汁・・・小さじ1杯

○作り方

1.大根はすりおろし、レンジで1分ほど加熱をして柔らかくします。様子を見て固そうなら20秒ほど追加で加熱しましょう。

2.ホウレンソウは柔らかくなるまでゆで、細かく刻みます。

3.すべての材料を混ぜ合わせたら完成です。

大根は赤ちゃんも食べやすい!どんどん取り入れよう

大根は加熱すると柔らかくなり赤ちゃんでも食べやすい野菜です。

ほかの食材とも組み合わせやすいので、赤ちゃんがお粥になれたらどんどん離乳食に取り入れましょう。

赤ちゃんに大根を食べさせるときは、

  • 皮は厚めに剥いたものを食べさせよう
  • 柔らかくなるまでしっかり加熱しよう
  • アレルギーにも注意

この3つをポイントにしましょう。

私は離乳食に使う大根は、まとめてゆでておき1食分ずつに分けて冷凍保存していました。

解凍するだけで簡単に使うことができるので、とても便利でしたよ。

スープや和え物など、いろいろなメニューに取り入れてくださいね。