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赤ちゃんになすはいつから食べさせていい?与える3つのポイントと簡単レシピ
なすは煮ても焼いてもおいしくいただける野菜です。
夏から秋にかけてはスーパーにもたくさん並び、手ごろな価格で購入することもできます。
そんななすですが、赤ちゃんの離乳食には向いているのでしょうか。
私には娘が一人おり、離乳食を食べさせているときにふと「なすはいつから赤ちゃんに食べさせていいの?」という疑問がわきました。
- 赤ちゃんになすを食べさせていいのはいつから?
- 食べさせるときのポイントを知りたい!
- アレルギーも気になる!
- 簡単♪おいしい!なすを使った離乳食レシピ
なすは小さい子供にはあまり人気のない野菜ですが、赤ちゃんには与えてもいいのでしょうか。
私と同じような疑問を感じている人のために、なすと離乳食について詳しく調べてみました。
離乳食作りの参考にしてみてくださいね。
赤ちゃんはいつからなすを食べて大丈夫なの?
離乳食を始めると、「いつからどの野菜を食べさせていいの?」と細かく気になってしまうものです。
なすは皮が固くアクが強いものもあるので、なんとなく赤ちゃんの離乳食には向かなそうと思われがちです。
しかしなすは皮を剥いてしっかりあく抜きをすれば、身が柔らかいので赤ちゃんにも食べやすい野菜なのです。
赤ちゃんの離乳食がスムーズに進み、お粥を上手に食べられるようになったら5か月頃から食べさせてあげることができるようになります。
皮付きのまま食べられるのは1歳半頃を目安に
離乳食期の赤ちゃんには、なすの皮は固く消化しにくいので、すべて剥いてから調理します。
皮付きのままのなすを食べられるようになるのは、離乳食が完了し幼児食に移行した1歳半頃を目安にするといいでしょう。
いきなり皮つきで与えると食べづらさを感じてしまうこともありますから、初めは皮をランダムに剥くのがおすすめです。
皮がついている部分と皮がついていない部分が混ざった状態で与えてみて、消化の様子を見るのも大切です。
便の様子をチェックして、なすの皮が消化せずに排せつされているようなら、皮付きのなすを与えるのをもう少し遅らせてもいいかもしれません。
なすの栄養も知りたい!
赤ちゃんに食べさせる野菜は、栄養価も気になります。
なすにはどのような栄養が含まれているのでしょう。
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンC
- カルシウム
- 鉄
なすの主な成分は糖質で、ビタミンやミネラル類は上記のものを微量に含んでいます。
ほかの野菜に比べると栄養価は高いとはいえませんが、低たんぱく・低カロリーなのでかさ増しに使うのにも役立ちます。
赤ちゃんになすを食べさせるときに3つのポイント
なすを赤ちゃんに食べさせるときには、どのようなことに気を付ければいいのでしょう。
上手に与えるための3つのポイントを紹介しますので、参考にしてくださいね。
- アク抜きは必須!
- よく加熱をしてから与えよう
- アレルギーにも注意が必要
なすはアク抜きをしてから調理しよう
なすはあっさりとした味わいが特徴の淡色野菜の仲間ですが、アクがあることが特徴のひとつです。
なすを離乳食に使うときには、必ずアク抜きをしてから使うようにしましょう。
アク抜きの手順
1.皮を剥く
2.調理法に合わせた大きさにカットする
3.ボウルにたっぷりの水を入れ、5分ほど水にさらす
4.一度水を捨て、新しい水に入れ替えてさらに5分ほど水にさらす
これでしっかりとなすのアクを抜くことができます。
なすによってはアク抜きをしてもアクが強いものもありますが、加熱した後に少し味見をしてみるといいでしょう。
渋みを感じるものは赤ちゃんには与えずに、大人のメニューに取り入れることをおすすめします。
なすはしっかり加熱をして柔らかく
赤ちゃんになすを与えるときには、しっかり加熱をして柔らかい状態のものを食べさせることが大切です。
なすは加熱をすると簡単につぶすことができるので、離乳食に向いている野菜です。
くたくたになるまでゆでると、スプーンの背でも簡単にトロトロの状態になります。
赤ちゃんの月齢に合わせて大きさを変えてあげるといいでしょう。
また、なすはレンジでも柔らかく加熱をすることができます。
レンジ加熱の方法
1.ピーラーで皮を剥き、縦半分に切ってからアク抜きをしましょう。
2.軽く水気を切り、ラップで包んでレンジで加熱します。
3.なす2分の1本につき1分が加熱時間の目安です。指で押して簡単につぶれるくらいになるまで、加熱時間を追加しましょう。
4.柔らかくなったら熱いうちにつぶします。
初めてなすを与えるときはアレルギーにも注意
赤ちゃんに初めての食材を食べさせるときには、アレルギーのことも気になります。
なすにはアレルギーがあるのでしょうか。
消費者庁が発表したアレルギーに関する情報によると、なすは重篤なアレルギー症状が出るとされる27品目の食品には含まれていません。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
27品目の食品になすは含まれていませんが、なすも食品である以上アレルギー症状が出てしまう恐れはあります。
症例数が少ないというだけで、なすによるアレルギー患者もわずかですがいるようです。
赤ちゃんに初めてなすを食べさせるときには、「もしかしたらアレルギー症状が出るかもしれない」ということを知っておくことが大切です。
赤ちゃんに初めてなすを食べさせるときは、
- ひと口だけ与える
- なすを食べさせたあと1時間は変化がないか様子を見る
- 医療機関が開いている平日の午前中に与える
この3点を守ったうえで与えるようにしましょう。
またなすを食べさせたあとに、次のような症状が出た場合はアレルギーの可能性があります。
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- じんましんや体に赤みが出る
- 咳や鼻水
- おう吐
- 下痢
これらの症状があらわれたら、かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
簡単♪おいしい!赤ちゃん喜ぶなすレシピ2選
なすは離乳食に向いている野菜です。
なすが旬の夏から秋にかけては積極的に離乳食に取り入れてくださいね。
ここでは簡単に作れて赤ちゃんも食べやすい、なすを使った離乳食レシピを2つ紹介します。
なすとシラスのおひたし
○材料(赤ちゃん1人分)
なす・・・15g
シラス・・・小さじ1杯
だし汁・・・小さじ1杯
○作り方
1.なすは皮を剥き、アク抜きをしてから柔らかくなるまで加熱します。
2.月齢に合わせて細かく切ったりすりつぶしたりしましょう。
3.シラスは茶こしに入れて熱湯をまわしかけ、塩抜きをします。
4.シラスも月齢に合わせてすりつぶすなどします。
5.なすとシラスを混ぜ合わせ、だし汁をかけたら完成です。
なすのトマト煮込み
○材料(赤ちゃん1人分)
なす・・・10g
ニンジン・・・5g
トマト・・・6分の1切れ
鶏ひき肉・・・小さじ1杯
だし汁・・・大さじ2杯
○作り方
1.なすは皮を剥き、1cm角に切ってアク抜きをします。
2.ニンジンは皮を剥き、すりおろします。
3.トマトは皮を剥き、種を取って粗みじん切りにします。
4.鶏ひき肉は下ゆでしておきます。
5.鍋にだし汁を入れ、ひと煮立ちしたらすべての材料を加えて10分ほど弱火で煮込みます。
6.なすがトロトロになるまで煮込んだら完成です。
なすは皮を剥けば赤ちゃんの離乳食にも大活躍
なすはアクが強く皮が固い野菜ですが、皮を剥いてしっかりアク抜きをすれば、身は柔らかく赤ちゃんでも食べやすい野菜です。
お粥になれたらなすを食べさせることができますから、積極的に離乳食に取り入れてください。
赤ちゃんになすを食べさせるときは、
- 柔らかくなるまで加熱
- アク抜きと皮むきは必須
- アレルギーにも注意
この3つに気を付けて与えるようにしましょう。
我が家ではなすをレンジで加熱して、おひたしにするのが定番です。
大人はかつお節と醤油やポン酢をかけていただき、赤ちゃんにはだし汁をかけて与えていました。
レンジ加熱できる野菜は離乳食作りの強い味方です。
柔らかくなったなすを納豆や海苔、チーズなどと和えるだけでも簡単においしい離乳食を作ることができるので、試してみてくださいね。