妊婦は太田胃散を飲んじゃダメ?妊娠中の太田胃散3つの注意点や影響と効果

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妊娠中は体の不調によく悩まされます。

常に胃がムカムカしていたり、お腹が張って動けなかったり。

お腹の赤ちゃんが元気に育っている証拠ではありますが、

お母さんはとても苦しい日々を過ごしていますよね。

そんな苦しさを解消するために「太田胃散」を飲んでいるという妊婦さんもいるようです。

  • 太田胃散って何に効くの?!
  • 妊娠中に飲んでも良いの?
  • 飲むときには注意が必要!

太田胃散について妊婦さんが抱える疑問点についてまとめています。

胃のムカムカなどの体の不調に耐えられないという妊婦さん、

是非参考になさってください。

目次

太田胃散ってどんなもの?

太田胃散ってよく聞く名前だけど、実際には服用した事がないという人もいるのではないでしょうか。

どんな物なんだろう?と気になりますよね。

・太田胃散っていつ飲むもの?

太田胃散のホームページからの情報によると、

主な効能・効果は飲み過ぎ、胸やけ、胃部不快感、胃弱、胃もたれ、食べ過ぎ、

吐き気(胃のむかつきなどによるもの)等とされています。

食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃のムカムカや弱った胃を助けてくれる胃薬です。

・原料は何?どんなものからできているの?

太田胃散の成分は、7種類の健胃生薬と、4種類の制酸剤、消化酵素となっています。

粉末、錠剤、チュアブルタイプ、内服液など様々な種類が販売されています。

生薬が主な成分で、胃弱体質の方などに愛用されている薬です。

関連記事⇒授乳中に太田胃酸を飲んでも大丈夫?赤ちゃんへの影響と注意事項

妊婦は太田胃散を飲んでも良いの?!

体に優しい成分でできているとはいえ、妊娠中に口にする薬は神経質になるほど気を遣いますよね。

一番安心なのは、産婦人科や病院できちんと薬を処方してもらう事です。

しかし、突然の発症ですぐに病院へ行けないばあいは、市販薬を飲むと言う人もいるでしょう。

安心できないという方は、以下を参考になさってください。

・妊婦なので飲んで良いのか心配

妊娠中は食べ物でさえとても気を遣うのに、薬を飲むなんてありえない!と思っている方も多いかもしれませんね。

太田胃散の公式ホームページでは以下のように説明されています。

Q.妊娠中ですが服用できますか。

胎児に影響のある成分は配合しておりませんので、妊娠中でも服用頂けます。ただし、妊娠中はお身体が特別な状態にありますので、念のためかかりつけの医師に服用する旨をお伝えください。

これは、太田胃散、太田胃散整腸薬、太田胃散(分包・内服液)、太田胃散チュアブルNEOに限ります。

太田胃散と一言に言っても、様々な種類があります。

太田胃散A錠剤のように、医師に相談が必要な物もありますので注意してください。

・実はつわりだけでなく、食欲不振にも効果的

つわりから来る胃のむかつきだけでなく、太田胃散は食欲不振にも効果があります。

主な成分である7種類の生薬が弱った胃の働きを良好にしてくれるので、

胃液の分泌を調整してくれるのです。

胃を元気にすることで、食欲不振の改善にも効果が期待できます。

関連記事⇒妊婦は整腸剤を飲んでも大丈夫?妊娠中の整腸剤5つの注意点と副作用

飲むときに注意すべきポイント

妊娠していても安心して飲めるからと言って、毎日毎日飲んで良いというわけではありません。

主な成分は生薬ですが、慢性的に服用してはいけない薬です。

また、妊婦さんは副作用がでてしまうものもあります。

・副作用に要注意!

太田胃散には様々な種類があります。

太田胃散、太田胃散(分包・内服液)、太田胃散チュアブルNEO、太田胃散整腸薬

以上の種類は妊婦さんが服用しても胎児に影響がなく、副作用の心配が非常に少ない薬です。

しかし、太田胃散A(錠剤)、太田漢方胃腸薬Ⅱ、太田漢方胃腸薬Ⅱ(錠剤)

以上の種類は服用すると、発疹、発赤、かゆみなどの副作用がでてしまうことがありますので注意しましょう。

・慢性的な服用は避ける

太田胃散には生薬の他にも制酸成分の炭酸水素ナトリウム、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウムが含まれています。

これらの制酸成分が含まれているので、長期の服用はオススメできません。

添付されている文書にも「長期連用しないでください。」という一文があります。

妊婦さんは特に注意が必要です。

どの薬もそうですが、効き目があるかどうかは個人差があります。

つわりはとても苦しいですが、苦しいからといってすぐに太田胃散を服用するのではなく、まずは別の方法を取ってみると良いでしょう。

炭酸水を飲んでみたり、何か気分をリフレッシュさせる方法を試してみてはいかがでしょうか。

もちろん妊娠後期であっても薬の服用には十分に注意が必要ですよ。

・事前に産婦人科医に相談を

産婦人科医によっては、太田胃散などの市販薬は飲まない方が良いと言われる場合もあります。

服用する際には、必ず事前相談を行いましょう。

特に妊娠中は大切な時期です。少しのことでも体に変化が起きてしまう場合があります。

どんな些細な事でも、かかりつけの産婦人科医に相談をしておくと良いでしょう。

【まとめ】

妊娠中はつわりだけでなく、気持ちが不安定になり、体の不調が特に多くなります。

そんな時の救世主として太田胃散を服用してみても良いでしょう。

服用する前は必ずかかりつけの産婦人科医に確認をすることをオススメします。