赤ちゃんは100%ジュースをいつから飲んで大丈夫?5つの注意点とおすすめレシピ

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母乳やミルク、麦茶などで水分補給をしてきた赤ちゃん。

ストロー飲みもだんだんと上手になってきたり、食べ物に興味を持ち始めたりすると、『そろそろリンゴジュースやオレンジジュースも飲ませてあげたいな♪』と思い始めませんか?

しかし、糖質が多く甘いイメージが強いので、赤ちゃんに飲ませても大丈夫なのか、心配になりますね。

スーパーに行くと、幼児用のジュースや100%果汁のジュースもたくさん販売されています。

「そもそもいつから飲ませても大丈夫なの?」

「ジュースを飲ませる時のデメリットや注意点はある?」

「100%果汁のジュースを使ったレシピが知りたい!」

赤ちゃんに初めてジュースを飲ませる前に知っておきたいことを把握して、疑問点をすっきり解決しましょう。

この記事では、赤ちゃんと100%ジュースについて詳しくご説明していきます。

赤ちゃんの飲み物や離乳食作りで悩んでいるお母さんの参考になれば嬉しいです。

目次

赤ちゃんは果汁100%ジュースをいつから飲んでも大丈夫?

りんご100%ジュースや野菜100%ジュースは、大きなパックに入ったものや、幼児向けの小分けパックになっているものなど、たくさんの種類があります。

市販の幼児向け100%ジュースには、飲ませ始めてもよい目安の月齢が記載されていることが多く、生後5~6か月頃からと書かれてあるものが多いようです。

生後5~6か月頃は離乳食が始まるゴックン期なので、離乳食のお供に、また水分補給やおやつなどに、果汁100%ジュースを飲ませてあげたいですね。

しかし記載されているものは、あくまでも目安で、その時期に飲ませなくても良いのです。

その理由は後ほどご紹介していきますね。

飲ませてはいけないわけではないのですが、早く飲ませることでデメリットや注意してほしいことがあります。

赤ちゃんに100%ジュースを飲ませる時のデメリットや注意点5つ

100%ジュースは、お薬を飲ませる時に役立ったりと、メリットがたくさんあります。

しかし、毎日ジュースを飲ませることがおすすめできないデメリットもあるのです。

その理由や注意点をみていきましょう。ポイントは5つです。

1.糖質が多く含まれている

100%の野菜や果物のジュースだから、赤ちゃんにも安心かなと考えがちですが実は糖質が多く含まれています。

小分けパックになった幼児用のリンゴジュース1パックには、約12.6gの糖分が含まれています。

これは3gのシュガースティック4本分に相当します。

「え?そんなに入っているの?!」と驚かれる人も多いはず。

離乳食時期の赤ちゃんの砂糖の目安摂取量は、ゴックン期は1g、モグモグ期は2g、カミカミ期は3g、パクパク期は4gとされています。

幼児用のジュース1パックをそのまま飲ませるには、糖分が多すぎるということです。

2.野菜不足を野菜ジュースでは補えない

「今日のご飯には野菜類が少ないから、野菜ジュースを飲ませてあげよう♪」

野菜嫌いな赤ちゃんや子どもたちのために、あるいはメニューに野菜が少ない時に、野菜を補うために野菜ジュースを飲ませるという考えは間違っています。

幼児用の野菜ジュースは、赤ちゃんにも飲みやすいように作られています。

野菜本来の苦さやえぐみなどは入っておらず、野菜の甘い部分が使われることがほとんどです。

りんごジュースも、りんごを絞っただけのジュースではないということですね。

野菜が不足しているから野菜ジュースを飲ませるという考えではなく、やはり赤ちゃんのおやつや気分転換としてのジュースということを頭にいれておきましょう。

栄養分は、基本的に食事から摂るようにしてくださいね。

3.常温で飲ませてあげること

100%ジュースは、冷蔵庫で保存することがほとんどです。

赤ちゃんに飲ませる時には、そのままの冷たい状態では飲ませないようにしましょう。

身体が冷えてしまうので、冷蔵庫から取り出した場合、常温に戻してから飲ませてあげてくださいね。

冷たい飲み物は、胃腸などの内臓機能が未熟な赤ちゃんにとって、刺激となる可能性があります。

暑い夏でも、麦茶やジュースなどはできるだけ常温で飲ませるようにしましょう。

4.離乳食期には薄めて飲ませること

1歳半頃までの離乳食完了期までは、赤ちゃんに100%ジュースを飲ませる時に、2倍ほどに水で薄めて飲ませることをおすすめします。

糖分もですが、薄味から慣れていく赤ちゃんにとっては、ジュースの味が濃い場合があり、その濃さになれてしまうと、白湯や麦茶などの味の薄いものを嫌がってしまうことがあります。

また、味つけの薄い離乳食も順調に進まなくなる可能性も。

初めのうちは、薄味から少しずつ楽しませてあげるようにしましょう♪

1歳半以降は成長に合わせて、濃度を調節してあげると良いですね。

5.虫歯や肥満になる可能性もある

100%ジュースには、糖分がたくさん入っているので、ジュースを飲んだ後に歯磨きをしないと、虫歯になる可能性があります。

3歳前までは歯のエナメル質が弱くなっているので、赤ちゃんは虫歯になりやすいとされています。

乳歯が虫歯になってしまと、永久歯にも虫歯の影響を与えてしまうので注意が必要です。

また、糖質が多いと甘いものが好きになり、たくさんのジュースを飲みたがるようになってしまいます。

ご家族がコントロールしてあげないと、肥満の原因になってしまうので気をつけましょうね。

関連記事⇒赤ちゃんの虫歯予防9選~キスはダメ?赤ちゃんの虫歯治療と予防方法

赤ちゃんにおすすめの市販の100%ジュース

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幼児用ジュースにもたくさんの種類があり、どれを飲ませればよいかと悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

今回は、赤ちゃんにおすすめの市販の幼児用ジュースをいくつかピックアップしてご紹介します。

適量を守って、薄めて飲ませてあげてくださいね。

ピジョン キャロット&アップル100

125mlが3本入った赤いパッケージが目印の100%ジュースです。

信州産のりんごと、β―カロテンが多い人参を赤ちゃんが飲みやすい味にブレンドされています。

食塩や砂糖が使われておらず、甘味が優しいジュースなので、初めてのジュースにもおすすめです。

もちろん、添加物も使われていません。

グリコの幼児のみものシリーズ

よく目にするのは、グリコの4本パックの100%ジュースではないでしょうか。

りんご・みかん・ぶどう・野菜・牛乳・ミルクいちご・スポロン味など、味を選べるのも楽しいポイントですね。

この紙パックは、赤ちゃんが押してもこぼれにくいよう丈夫に作られていて、パック自体も小さいので、赤ちゃんが自分で持って飲むことができます。

ストローも短いので、ストロー飲みの練習にも最適ですよ。

種類によって、飲み始めの時期が違うので、よくパッケージを読んでから購入してくださいね。

明治アンパンマン100%ジュース

アンパンマンが目印の100%ジュースは、やさいとりんご、りんご、ぶどうとりんご、ヨーグルジョイ、いちごオレ、りんごとプルーンなどさまざまな種類があります。

お店によっては置いてあるものとないものがあるようです。

パッケージが、みんなが大好きなアンパンマンの絵なので、赤ちゃんが食いつくこと間違いなしですね。

ゴックン期(生後5~6か月頃)のおすすめレシピ

100%ジュースを使ったおすすめのレシピを離乳食時期別に紹介します。

気になるメニューがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

おやつにフルーツゼリー

<材料>

  • 果汁100%フルーツジュース 大さじ1
  • 粉寒天 小さじ8分の1
  • 水 大さじ2

<作り方>

1.耐熱容器に水と寒天を入れて、レンジで加熱し、沸騰したらすぐに取り出してよく混ぜましょう。

2.フルーツジュースを加えて混ぜたら、さらにレンジで加熱して、沸騰したら取り出します。

3.混ぜて粗熱が取れたら、冷蔵庫にいれて冷やして固めます。

4.固まったら、フォークやスプーンでほぐしながら赤ちゃんのお皿に盛り付けて完成です。

お子さんが好きな味など、色々な味のゼリーを楽しめるので、幼児期のおやつとしておすすめの一品です。

モグモグ期(生後7~8ヶ月頃)のおすすめレシピ

続いては、モグモグ期(生後7~8カ月頃)におすすめのレシピです。

みかんのコンポート

<材料>

  • 薄皮をむいたみかん 4つ
  • みかんジュース 大さじ1

<作り方>

1.みかんを1㎝角に切り、耐熱容器にみかんとみかんジュースを入れて、レンジで20秒加熱します。

2.粗熱が取れたら、冷蔵庫で少し冷まして出来上がりです。

ひたひたパン

<材料>

・食パン 6枚切りを半分

・野菜ジュース 40ml

・バター 3g

<作り方>

1.パンの耳を切り落とし、食べやすい大きさにカットします。

2.野菜ジュースをバットまたは平たい皿に広げ、1のパンを浸します。

3.パンをひっくり返して、野菜ジュースをしっかりと吸わせます。

4.フライパンにバターをひいて、3のパンをいれ、中火で両面を軽く焼いたら完成です。

カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ

カミカミ期に入ると、赤ちゃんが食べられる食材が増えてくるので、より100%ジュースを食事に取り入れやすくなるでしょう。

米粉のホットケーキ

<材料>

  • 米粉 50g
  • ベーキングパウダー 3g
  • コーンスターチ 少々
  • 砂糖 3g
  • 野菜ジュース 80ml

<作り方>

1.材料を全部ボウルに入れて、よく混ぜ合わせます。

2.フライパンを弱火に熱して、油をひかずに、大きめのスプーンで1の生地をたらします。

3.表面がふつふつしてきたら、ひっくり返して、さっと焼き、お皿に出します。

4.粗熱がとれたら出来あがりです。

きな粉と野菜ジュースのパン

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<材料>

  • 強力粉 45g
  • 薄力粉 45g
  • 砂糖 10g
  • ドライイースト 1g
  • ショートニング 5g
  • きな粉 10g
  • 野菜ジュース 70㏄

<作り方>

1.材料を全部ボウルに入れてこねる。(砂糖とドライイーストは隣り合わせて入れてください。)

2.まとまってきたら、軽く丸めて後ろを閉じでて、そのままボウルの中にいれ、40度で50分間一次発酵をします。

3.ガス抜きをしたら、6等分して丸めて、濡れたふきんをかぶせ、10分間ベンチタイムにします。

4.細長く成形したら、40度で40分間二次発酵をします。

5.190度のオーブンで10分焼けば、完成です。

野菜ジュースでトロトロカレー風

<材料>

  • じゃがいも 小さじ2
  • 人参 小さじ2
  • 玉ねぎ 小さじ1

〇粉末コーンスープ 少々
〇野菜ジュース 少々
〇顆粒コンソメ 8粒

<作り方>

1.じゃがいも、人参、玉ねぎを小さく切り、野菜が浸かるほどのお湯で軟らかく茹でていきます。

2.火が通ったら野菜を取り出します。スープはそのままとっておきます。

3.2を100ml、お皿に移して、コーンスープの粉末を少しいれてとろみをつけます。

4.色付け程度に野菜ジュースを入れ、顆粒コンソメを入れます。

5.小さく切った野菜をお皿に戻し、ラップをして1分加熱します。

6.よく混ぜて粗熱をとったら、出来上がりです。

パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ

最後に、パクパク期(1歳~1歳半頃)におすすめのレシピを紹介します。

野菜たっぷりのケークサレ

<材料>

  • 人参 2分の1本
  • かぼちゃ 人参と同量
  • 玉ねぎ 2分の1個
  • ほうれん草 3枚
  • 野菜ジュース 100ml
  • 砂糖 大さじ1
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 小麦粉 100g
  • ベーキングパウダー 小さじ1

<作り方>

1.オーブンを180度に予熱しておきます。

2.蒸すまたは茹でて柔らかくした野菜を、食べやすい大きさに切ります。

3.野菜ジュース、オリーブオイル、砂糖を混ぜ合わせて、ふるった小麦粉とベーキングパウダーをさらに混ぜ合わせます。

4.2と3を合わせて、こねるようにヘラで混ぜていきます。

5.型に入れて、180度のオーブンで25~30分焼けば、完成です。

簡単♪きな粉焼きドーナツ

<材料>

  • ホットケーキミックス 30g
  • きな粉 5g
  • 野菜ジュース 35g

<作り方>

1.オーブンを180度に予熱しておきます。

2.ホットケーキミックス、きな粉、野菜ジュースを入れて、スプーンで混ぜます。

3.型の8分目まで流し込みます。

4.オーブンで15分焼いたら出来上がりです。

野菜たっぷりちらし寿司

<材料>

  • 軟飯 茶碗1杯分
  • 鯵 4分の1尾
  • きゅうり 輪切り1枚
  • トウモロコシ 大さじ2
  • オレンジジュース 小さじ1
  • すりごま 小さじ2分の1
  • 塩 少々

<作り方>

1.鯵を焼いて、骨と皮をしっかりと取り除き、細かくほぐします。

2.きゅうりはさっと茹でて、とうもろこしは軟らかく茹で、みじん切りにします。

3.軟飯と、オレンジ果汁、すりごまを混ぜて、塩で味を整えます。

4.3の飯にきゅうりととうもろこし、鯵を混ぜたら完成です。

まとめ

100%ジュースを好きな赤ちゃんは多いので、食欲がないときやお薬を飲ませる時などには、とても便利ですし、赤ちゃんも喜んでくれます♪

しかし、飲ませすぎたり、薄めずにそのまま飲ませたりしないように、ご家族で調節してあげてくださいね。

たくさんの種類のジュースがありますが、まずは幼児向けのもので、食塩・砂糖・添加物不使用のものから与えてみてください。

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