ヨーグルトに混ぜて食べることが多いアロエ。
柔らかくぬめりがあり、シャキシャキとした独特の食感が特徴のアロエですが、赤ちゃんにはいつから食べさせることができるのでしょう。
私にも娘がいるのですが、スーパーでアロエ入りヨーグルトが売られているのを見た時に、
「赤ちゃんにはアロエヨーグルトを何歳から食べさせていいの?」という疑問がわきました。
- 赤ちゃんにはアロエを食べさせていい?
- いつからならOKなの?
- 与えるときのポイントを知りたい!
- アレルギーも気になる!
離乳食が進むと食べられる食材がどんどん増えていきますが、市販品などは与えるタイミングが難しいですよね。
アロエに関しても詳しい情報が少ないことが事実で、私も食べさせるタイミングがわかりませんでした。
私と同じような疑問を抱えている人のために、アロエと離乳食について詳しく調べてみました。
参考にしてみてくださいね。
目次
赤ちゃんにアロエを食べさせていいのはいつから?
私たちの一番身近にあるアロエといえば、アロエヨーグルトでしょうか。
アロエのシロップ漬けなども販売されていますが、そこまで登場頻度は高くないかもしれません。
私もたまにアロエ入りヨーグルトを購入することがあるのですが、離乳食がある程度進むと、赤ちゃんも大人が食べているものを欲しがりますよね。
「ヨーグルトはOKだけど、アロエは?」と迷ったことを覚えています。
アロエは薬効成分があり、赤ちゃんには刺激が強い食品です。
離乳食期の赤ちゃんには不向きといえるでしょう。
早くても1歳頃から与えるのが目安です。
一般的に食用とされるのはアロエベラ
アロエにはいくつかの種類があります。
- キダチアロエ
- アロエベラ
主に食用とされているのが上記の2つですが、キダチアロエは苦味が強く観賞用や薬用につかわれることが多いです。
一般的に食用とされているのはアロエベラで、ヨーグルトに入っているものはアロエベラがほとんどです。
アロエを赤ちゃんに与えるときの3つのポイント
アロエは一歳頃を目安に食べさせることができますが、赤ちゃんにアロエを食べさせるときにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
赤ちゃんの負担にならないようにアロエを食べさせる3つのポイントを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
- 少量を与える
- 細かく刻んで与える
- 生のアロエは加熱してから
アロエは少量が基本
先にも紹介したように、アロエは薬効成分があるため赤ちゃんには刺激の強い食材です。
アロエには『アロイン』という成分が含まれていて、
- 胃腸を活性化する
- 便秘改善
- 胃腸を健康に保つ
などの作用があります。
またアロエに含まれる『アロエチン』という成分には強い殺菌効果や解毒作用があり、
- 風邪予防
- 炎症を抑える
- 肝臓の負担を減らす
などの効果が期待されています。
どちらの成分も刺激が強く、大人でもアロエを食べすぎるとお腹を壊してしまうことがあります。
赤ちゃんにはごく少量を与えるようにしましょう。
アロエを細かく刻んでから与えよう
アロエは柔らかくつるんとした食感が特徴ですが、赤ちゃんには弾力のあるアロエは噛み砕くことが難しいでしょう。
大きいまま与えると喉に詰まって窒息の原因になることもあります。
アロエを赤ちゃんに食べさせるときは、アロエを細かく刻んで食べやすいように工夫してあげることが大切です。
ヨーグルトに入っているアロエも、大人にとっては小さめだと感じますが、赤ちゃんにとっては大きすぎます。
上手にもぐもぐできないと、そのまま丸飲みしてしまうことも多いですから、アロエの食感になれるまでは粒を感じる程度の大きさに刻んであげると食べやすくなります。
生のアロエはしっかり加熱してから
市販のアロエは細かく刻むだけでそのまま赤ちゃんに与えることができますが、生のアロエを食べさせるときはひと手間かけることが基本です。
~生のアロエの食べ方~
- 表面のとげを取り除く
- 皮は苦味が強いのできれいに取り除き、中の身だけにする
- 身を薄くスライスし、サッと湯通しして加熱してから調理する
湯通しすることで皮付近の苦味をさらに取り除くことができ、赤ちゃんでも食べやすくなります。
大人は皮を剥いたらそのまま食べることができますよ。
アロエにはアレルギーの心配はある?
離乳食を始めると、アレルギーのことも気になります。
消費者庁の発表によると、アレルギーが出やすいとされる27品目の食品にアロエは含まれていません。
(参照:消費者庁『アレルギー表示について』より)
アロエはアレルギーが出やすい食材ではないといえますが、食品である以上絶対にアレルギー症状が出ないとは言い切れません。
赤ちゃんに初めてアロエを食べさせるときには、「もしかしたらアロエでアレルギーが出るかも」ということを気に留めておくことが大切です。
アロエを食べすぎるとお腹を壊すなど胃腸に負担がかかることもあり、アレルギー症状と間違えてしまうこともあります。
初めて食べさせるときは、ひと口だけで様子を見るようにしましょう。
初めてアロエを食べさせたときに、
- 口の周りが赤くなる
- 口の中や喉が腫れている
- じんましんが出る
- 鼻水や咳が出る
- おう吐
- 下痢
これらの症状があらわれたらアレルギーの可能性があります。
かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
関連記事⇒赤ちゃんにアレルギー症状がでたらどうする?乳児のアレルギーの原因と6つの予防策
ヨーグルト以外のアロエの食べさせ方を知りたい!
アロエはヨーグルトに入れて食べること以外になかなか思いつかないですよね。
私もヨーグルト以外にアロエの食べ方を知らず、ほかの食べ方を試したことがありませんでした。
アロエの食感や味をよりわかりやすくするには、次のような食べ方がおすすめです。
- だし汁と和えて
- サラダの具材に
- 炒め物に
赤ちゃんが好きなメニューに加えたり、甘みを少し足してあげるなどして食べさせてみてくださいね。
関連記事⇒赤ちゃんは離乳食でヨーグルトをいつから食べて大丈夫?3つの注意点とおすすめレシピ
アロエはあえて赤ちゃんに与えなくてもOK!
アロエは赤ちゃんが1歳くらいになったら少量を食べさせることができますが、苦味もあり薬効が強い食材のため、あえて赤ちゃんに食べさせる必要はありません。
大人が食べているアロエヨーグルトなどを細かく刻み、「こんな食べ物もあるんだよ」というような感じで食べさせてみてくださいね。
また、子供の成長に合わせて、大きくなってからアロエを与えても良いでしょう。
赤ちゃんにアロエを食べさせるときは、
・少量を刻んで与える
・生のアロエは加熱してから与える
・アレルギーにも気を付けよう
などに注意しましょう。
まとめ
赤ちゃんがアロエを食べるのを嫌がったら、無理に与える必要はありません。
赤ちゃんが興味を持ったときだけ食べさせましょう。
ちなみに我が家では、2歳頃に私が食べているアロエヨーグルトをひと口だけ食べたのが最初でした。
ひと口食べたあとは特に欲しがらなかったので、その後は本人が食べたいと言うまで与えることはありませんでした。
お子さんの様子を見ながら与えられるといいですね。