手づかみ食べのおやつや、ヨーグルトのお供に、牛乳を入れて朝ごはんになど、色々な食べ方で愛されているコーンフレーク。
市販のコーンフレークは、甘味を足したものも多く、赤ちゃんに食べさせても大丈夫か迷いますよね。
中には、甘味がない「玄米フレーク」というものも販売されています。
玄米の素朴な味で、糖分制限中の大人でも、美味しく食べられる人気の食品です。
玄米からできているので、赤ちゃんにも食べさせて良さそうですが、実際にはどうなのでしょうか?
「赤ちゃんは玄米フレークをいつから食べてもいいの?」
「玄米フレークを食べさせるときに気を付けることは?」
「玄米フレークを使った離乳食のレシピってある?」
お母さんやお父さんが、おうちで玄米フレークを食べているときに、赤ちゃんも興味をもって食べたがりませんか?
「はい♡どうぞ!」と食べさせる前に、一度読んでいただければ幸いです。
- 赤ちゃんが玄米フレークを食べられる時期
- 玄米フレークを食べさせるときの2つの注意点
- パクパク期のおすすめレシピ
赤ちゃんに食べさせるものは、ひとつひとつ食べさせる月齢や調理法が違うため、お母さんも気を遣ってとても大変ですよね。
今回は離乳食で食べる玄米フレークについてまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
目次
赤ちゃんは玄米フレークをいつから食べても大丈夫なの?
フレークの種類には、コーンフレークやオートミール、玄米フレーク、クラッカーなどがあります。
コーンフレークやオートミールは、無糖のものであれば、ミルクでやわらかくして、モグモグ期(7~8カ月頃)以降から食べさせることができます。
また、クラッカーも赤ちゃん用であれば、1歳半以降に、少しずつ食べさせることができます。
玄米フレークはコーンフレークに似ているため、同じ時期に食べさせているご家庭も多いようです。
しかし、玄米は消化が悪く、赤ちゃんには不向きな食べ物なのです。
食べ過ぎてしまうと、お腹を壊してしまったり、下痢や便秘になったり、内臓機能に負担がかかってしまう可能性がでてきます。
玄米をつかった玄米フレークも同じく、消化が悪く、赤ちゃんにはあまりおすすめできない食べ物です。
もし食べさせるのであれば、パクパク期(1歳~1歳半)に、やわらかくしたものを少量だけ食べさせる程度に済ませておくほうが無難です。
その後2歳以降に、おやつなどで少しずつ量を増やして食べさせていくことをおすすめします。
赤ちゃんに玄米フレークを食べさせるときに気を付けてほしい2つのこと
赤ちゃんに玄米フレークを食べさせる時には、以下の2つに注意してください。
1.喉にかかる可能性がある
コーンフレークや玄米フレークなどのフレークは、カリカリとしてまだ赤ちゃんには硬い食べ物です。
口の中に長く入れておけば、ふやけてやわらかくなっていきますが、赤ちゃんにそのまま食べさせてしまい、間違って飲みこもうとしたときに、喉に引っかかってて喉を傷つけたり苦しい思いをする危険性があります。
2歳までの赤ちゃんに食べさせるときには、できるだけ、牛乳や豆乳などでふやかしてから、食べさせることをおすすめします。
また、ふやかして大きくなったフレークはちょうどよい大きさに崩してから与えましょう。
2.消化が悪い
玄米フレークは、玄米を食べやすく加工してあり、食物繊維を多く含んでいます。
そのため、内臓機能が未発達な赤ちゃんの体には負担になります。消化吸収が悪いため、赤ちゃんには食べさせない方がよいとされています。
ビタミンや、鉄、カルシウムが含まれているので、災害トラブル時などの食事でも重宝されているのですが、食べさせなくてもよい状況であれば、コーンフレークなどで代用するとよいでしょう。
関連記事⇒赤ちゃんの離乳食で玄米がゆはいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ
パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ
一歳から食べられるレシピをご紹介していきますが、赤ちゃんのことを考えて、できれば離乳食が終わってから食べさせると良いです。
その際、このレシピを参考にしてみてくださいね。
野菜と果物とフレーク
<材料>
- オートミール 大さじ2
- すりおろしにんじん 好みの量
- 小松菜の葉先 好みの量
- バナナ さいの目切り2分の1本
- りんごのソテー 好みの量
- 大豆の水煮 好みの量
- 牛乳 適量
- 玄米フレーク 好みの量
<作り方>
- 玄米フレーク以外の材料をすべて鍋にいれます。
- 牛乳をひたひたになるくらいいれて、弱火でふつふつと加熱します。
- 蓋をして3分したら、軽くかき混ぜ、火を止めます。
- さらに蓋をしたまま、5分蒸らします。
- 最後に玄米フレークをいれて、混ぜ合わせたら出来上がりです。
さつまいのとミルクフレーク
<材料>
- サツマイモ 3㎝
- 玄米フレーク 適量
- 粉ミルク 付属のスプーン1杯
<作り方>
- サツマイモは角切りにして、耐熱容器に入れて、レンジでやわらかくなるまで加熱します。
- フレークは、綿棒などで細かく砕き、お湯で溶いたミルクに浸します。
- 1と2を混ぜ合わせたら出来上がりです。
玄米フレークのヨーグルト和え
<材料>
- 玄米フレーク 10g
- プレーンヨーグルト 大さじ2
- バナナ 3分の1本
<作り方>
- 玄米フレークにヨーグルトをかけ、フレークをやわらかくします。
- 小さく切ったバナナを1に混ぜたら出来上がりです。
まとめ
玄米フレークは消化吸収が悪いので、赤ちゃんには不向きな食べ物です。
しかし赤ちゃんの内臓機能がしっかりと発達してきた頃から、たくさんの栄養分が摂取できる優秀な食品に変わります。
2歳以降からであれば問題なく食べさせることができるので、それまでは、食べさせたとしてもよくふやかして、少量だけ食べさせるように気を付けましょう。