テレビや雑誌などに登場する機会の多い芸能人は、産後にもとの体型に戻すことも仕事の一環と言えるでしょう。
そのため、芸能人やモデルさんが実践した産後ダイエットの中には、非常に参考になるものも多いです。
そこで今回は、芸能人やモデルさんが実践した産後ダイエットを、現役のパーソナルトレーナーが徹底評価していきます。
本記事で主に取り上げる内容は以下の通りです。
- 産後ダイエットを成功させた芸能人って誰?
- 芸能人やモデルさんが実践した産後ダイエットとその評価
『なかなか妊娠前の体型に戻せずに悩んでいる』『産後ではないけど、ダイエットしたい!』
このような悩みをお持ちの方は、是非最後までご覧ください。
目次
産後に太りやすくなる原因って?
それではまず最初に、そもそもなぜ産後に太りやすくなるのか、その原因について簡単にご紹介していきます。
1.妊娠中に脂肪を蓄えてしまった
ママさんの体は妊娠中、お腹の赤ちゃんを守るために脂肪をたくさん蓄えるようになります。
しかし、この脂肪は赤ちゃんが生まれたからといって消えてしまうわけではありません。
出産後のママさんの中で、『お腹周りがぷにぷにしている・・・』と悩む方が多いのは、これが原因なのです。
2.運動不足による筋肉量の低下
お腹の赤ちゃんが大きくなってくると、妊娠前のような激しい運動ができなくなります。
日々の活動量が低下すると、筋肉もどんどん衰えてしまうため、たるんだ体になってしまうのです。
また、筋肉量が低下すると基礎代謝や活動代謝も下がってしまい、太りやすい体質に変化してしまいます。
3.妊娠中の食欲が収まらない
妊娠中は以前よりも食事の量が増えたというママさんも少なくありません。
これは赤ちゃんにも栄養を与えなければいけないので、体が必要とするエネルギー量が増加するからです。
しかし、赤ちゃんが生まれたにも関わらず、妊娠中と同じように食欲が収まらないというママさんもいます。
このように、単純な食べ過ぎで太ってしまうママさんも少なくありません。
産後ダイエットを始める時期は?
『一刻も早く元の体型に戻したい!』と思うママさんは多いでしょうが、産後ダイエットはいつから始めて良いのでしょうか?
結論からお伝えすると、実践する産後ダイエットの種類によります。
具体的には、体に負担がかかるハードな運動などは、産後2〜3ヶ月経ってから始めるべきです。
一方で、食事の改善やマッサージなど、そこまで体の負担にならないものは、産後すぐに開始しても問題ありません。
ただし、自分が思っている以上に体の負担になっているというケースも考えられるので、産後ダイエットを開始する際は、必ずお医者さんに許可を貰うようにしましょう。
産後ダイエットを実践した芸能人
それでは次に、産後ダイエットに成功した芸能人とその方法を厳選してご紹介していきます。
1.木下優樹菜さん
今やテレビで見ない日はない、ユッキーナこと木下優樹菜さんは、産後に15kgも太っています。
しかし、わずか産後1ヶ月で8kgのダイエットに成功。
今では妊娠前と変わらないスタイルに戻っています。
実践したのは以下のダイエット方法です。
- 半身浴
- スムージーを飲む
- 母乳育児
2.青木さやかさん
毒舌キャラで大ブレイクした青木さやかさんも、産後ダイエットを成功させた一人です。
出産を経て妊娠前よりも7kg太ってしまった青木さんですが、約3ヶ月で9kgのダイエットに成功。
妊娠前よりも痩せたスタイルを手に入れています。
実践したのは、インスパイリングエクササイズという骨盤矯正運動です。
3.土屋アンナさん
女優やモデル、歌手と幅広く活動されている土屋アンナさんですが、3人目のお子さんを妊娠した際には15kgも太ってしまいました。
しかし、たった3ヶ月の産後ダイエットで妊娠前と変わらない美ボディを作り上げています。
実践したのは以下のダイエット方法です。
- 筋力トレーニング
- バレエ
- レコーディングダイエット
- 骨盤矯正
4.神田うのさん
神田うのさんは、産後になんと体重が19kgも増加したそうです。
しかし、母乳育児を行うことで1ヶ月後には10kgのダイエットに成功。
また、その半年後には6kgの減量に成功しています。
実践した産後ダイエットは以下の通りです。
- 母乳育児
- カーヴィーダンス
5.加藤夏希さん
2016年の7月に赤ちゃんを出産した加藤夏希さんは、産後約1ヶ月で8kgのダイエットに成功しています。
メインで行っていたのは運動で、具体的には以下の3つに取り組んでいたそうです。
- ウォーキング
- ヨガ
- 筋力トレーニング
6.小倉優子さん
ママさんの中には、運動が苦手だという方も多いのではないでしょうか?
小倉優子さんもそんな中の一人で、運動が苦手ながらも10gの産後ダイエットに成功しています。
実践したのは、生の野菜や果物がたっぷり摂れるグリーンスムージーを飲むダイエット方法です。
小倉優子さんは、グリーンスムージーを朝食前に飲むことで空腹感を満たし、食事量を抑えていたそうです。
7.吉瀬美智子さん
モデルから女優へと転身し、様々なドラマや映画で活躍されている吉瀬美智子さんも、産後ダイエットで16kgの減量に成功しています。
食事と運動を組み合わせたダイエットで、引き締まった体を手に入れたそうです。
具体的に取り入れたのは、以下のダイエット方法です。
- 酵素玄米だけを食べる
- ヨガ
- 有酸素運動
8.藤本美貴さん
続いてご紹介するのは、藤本美貴さん。
妊娠中に食欲が増してしまい、14kgも太ってしまったそうです。
そんな藤本美貴さんですが、産後3ヶ月で15kgのダイエットに成功し、妊娠前よりも引き締まった体を手に入れています。
実践したのはグラビティヨガで、インストラクターの資格を取得するほどハマってしまったようです。
9.インリン・オブ・ジョイトイさん
セクシーなM字開脚でお茶の間の男性陣を魅了したインリン・オブ・ジョイトイさん。
現在は3人のお子さんに恵まれ、子育てに注力するため芸能活動はほぼ休止中となっています。
そんなインリンさんが産後に意識して取り組んでいたのが、骨盤矯正です。
特に骨盤枕を活用することで、寝ながら骨盤の位置を元に戻したそうです。
10.倖田來未さん
多くの女性が憧れる美ボディを持ちながらも、実は運動が大嫌いだという倖田來未さん。
産後ダイエットも食事を改善するだけで、16kgの減量に成功したそうです。
具体的に実践したのは、以下の方法です。
- GI値の低い食事に変える
- 18時以降は食べない
11.市井紗耶香さん
元モーニング娘。のメンバーで、現在はタレントとして活動されている市井紗耶香さん。
妊娠時は元の体重より14kgも太ってしまったそうです。
しかし、様々なダイエットを試しながら、10kg以上の減量に成功しています。
具体的に実践したのは、以下の方法です。
- ストレッチ
- 呼吸法
- 酵素ドリンク
- 骨盤矯正
- リンパマッサージ
12.熊田曜子さん
2015年に2人目のお子さんを出産しながらも、2児の母とは思えないスタイルを維持している熊田曜子さん。
1人目のお子さんを出産した時に、体重が16kg増加したそうですが、8ヶ月の産後ダイエットを経て14kgの減量に成功しています。
実践したのは、以下のダイエット方法です。
- 和食中心の食事
- GI値の低い食事に変える
- 塩分を控える
- 筋力トレーニング
- 有酸素運動
13.スザンヌさん
元祖おバカキャラとして人気を集めたスザンヌさんも、今や1児のお母さんです。
そんなスザンヌさんですが、お子さんを出産する際に15kgも太ってしまったそうですが、たった2ヶ月で12kgのダイエットに成功しています。
実践したのは、野菜をたっぷり入れたデトックススープの置き換えダイエットだそうです。
14.くわばたりえさん
2015年に3人目のお子さんを出産したくわばたりえさん。
63kgまで太ってしまいましたが、産後ダイエットを経て約9kgの減量に成功したそうです。
実践したのは、ヤーナリズムというダンスエクササイズです。
15.辻希美さん
元モーニング娘。のメンバーとして活躍されていた辻希美さんも、現在では3人のお子さんに恵まれています。
産後は15kgのダイエットに成功し、アイドル時代と変わらないようなスタイルを維持されています。
具体的に実践したのは、以下のダイエット方法です。
- レコーディングダイエット
- 湯豆腐の置き換えダイエット
16.SHIHOさん
モデル業や執筆業に大活躍のSHIHOさん。
母親とは思えない抜群のプロポーションで、世の女性から注目を集めています。
そんなSHIHOさんも、産後ダイエットを経て2ヶ月で10kgの減量に成功したそうです。
実践したのは、以下のダイエット方法です。
- グリーンスムージーを飲む
- 腸腰筋トレーニング
- カーヴィーダンス
- ヨガ
17.篠原涼子さん
2人のお子さんを出産しながらも、綺麗なスタイルを維持している篠原涼子さん。
産後はかなり熱心にダイエットに取り組んだようです。
実践したのは、以下のダイエット方法です。
- 骨盤矯正
- 呼吸法
- 有酸素運動
- 酵素ドリンクを飲む
18.東尾理子さん
妊娠中に食欲が増してしまい、20kgも太ってしまったという東尾理子さん。
授乳と運動を組み合わせながら、約18kgのダイエットに成功しています。
実践したのは以下のダイエット方法です。
- 母乳育児
- ボールエクササイズ
19.小雪さん
妊娠中から産後まで、ほぼ変わらず美しいスタイルをキープし続けていた小雪さん。
実は、産後だからといって特別なダイエットを行ったわけではないようです。
そんな小雪さんが普段取り入れている生活習慣がこちらです。
- 主食を玄米にする
- 甘酒を飲む
- ヨガ
20.東原亜紀さん
4人のお子さんに恵まれながらも、世の女性が憧れる美脚をと体型をキープし続けているのが東原亜紀さんです。
産後ダイエットによりウエスト周りも10cmほど引き締まったそうです。
具体的に実践したのは、以下の方法です。
- 骨盤矯正
- 野菜たっぷりの食事
21.紗栄子さん
2人目の妊娠時に20kg体重が増えてしまったという紗栄子さん。
出産しても4kgほどしか体重が減らず、産後ダイエットを開始したそうです。
その後には、下着ブランドのイメージキャラクターに抜擢されるほど、美しいプロポーションを手に入れています。
実践した産後ダイエットは以下の通りです。
- 野菜たっぷりの食事
- 腹八分目で抑える
- 筋力トレーニング
- 有酸素運動
- 酵素ドリンクを飲む
22.ギャル曽根さん
大食いタレントとして一躍有名になったギャル曽根さん。
そんなに太っているイメージはありませんが、妊娠中に14kgも体重が増えてしまったそうです。
その後、ご自身の持つ食の知識を活かし、食事を見直すことで10kgのダイエットに成功。
ご主人もギャル曽根さんの食事で15kgのダイエットに成功しています。
具体的に実践したのは、おからなどの低カロリー食材を活用し総カロリーを抑えたり、余計な油を使わない食事です。
23.小森純さん
モデルやタレントとして活躍しながら、ダイエット本も出版している小森純さん。
妊娠中には体重が16kgも増加したそうですが、産後8ヶ月で16kgのダイエットに成功しています。
実践した産後ダイエットは以下の通りです。
- 炭水化物の制限
- 栄養バランスを意識した食事
24.広末涼子さん
最後にご紹介するのは、女優の広末涼子さんです。
広末さんも3児の母とは思えない綺麗なスタイルを維持されています。
実践した産後ダイエットは以下の方法です。
- ベリーダンス
- ヨガ
芸能人やモデルが実践した産後ダイエットを徹底評価
それでは続いて、芸能人やモデルさんが実践した産後ダイエットの方法を、現役のパーソナルトレーナーが評価していきます。
評価基準は以下の3パターンで解説していきます。
- ◎:非常に良い
- ○:良い
- ×:おすすめしない
1.母乳育児【評価:◎】
母乳育児は、産後のママさんが実践するダイエットとして非常におすすめできます。
母乳育児で消費するカロリーは、1日おおよそ500kcal程度と言われており、これは1時間の筋力トレーニングと同等以上の消費カロリーになります。
母乳育児だけで元の体重まで戻るママさんも少なくないので、是非実践してみてください。
2.半身浴【評価:○】
半身浴は、じっくり体を温めることで血行を良くし、基礎代謝を高める効果があります。
また、ジワッと汗をかくことで、ダイエットの天敵であるストレスを解消することもできるでしょう。
ただし、半身浴だけで引き締まった体を作ることは難しいため、運動と組み合わせて実践することをおすすめします。
3.リンパマッサージ【評価:○】
産後、体のむくみに頭を悩ませているママさんも非常に多いです。
そんなママさんにおすすめなのが、リンパマッサージです。
リンパマッサージを行うことで、老廃物を外に排出しやすくなり、むくみが解消されやすくなります。
むくみが解消されるだけで、体重が2〜3kg落ちることもあるので、是非実践してみてください。
ただし、こちらもむくみは解消されますが、脂肪が燃えるわけではないので、運動と組み合わせて行いましょう。
4.呼吸法【評価:◎】
産後のたるんだお腹を引き締めるのに効果的なのがこちら。
お腹を引き締める方法として腹筋運動をイメージされる方も多いですが、特に産後1ヶ月未満のママさんは激しい運動ができません。
そんな時におすすめなのが、呼吸法を使った腹筋運動です。
下腹の引き締めにもかなり効果的なので、是非実践してみてください。
具体的なやり方は以下の通りです。
- 四つ這いになる
- お腹の中に空気を溜め込むイメージで、大きく息を吸う
- この時、下腹が空気で少し膨らむようにする
- お腹の空気を全て吐き出すイメージで、フーっと息を吐く
- この時、息を吐き切りながらおへそを上に持ち上げるようにお腹に力を入れる
- 20回×3セットを目安に繰り返す
5.筋力トレーニング【評価:◎】
産後に引き締まった体を手に入れる上で、最も欠かせないのが筋力トレーニングです。
食事だけでダイエットしようとする場合、仮に体重は落ちたとしても、たるみをとることはできません。
引き締まった体は筋肉が作ってくれるからです。
運動が苦手なママさんも、前述した呼吸法のように運動強度を下げれば行えるものもあるので、是非実践しましょう。
ただし、筋力トレーニングを開始する際には、念のためにお医者さんに許可をもらってから始めるようにしてください。
6.有酸素運動【評価:◎】
筋力トレーニングと組み合わせて行うとさらに効果的なのが、有酸素運動です。
筋肉量を増やしてくれるのが筋力トレーニングなのに対し、有酸素運動は余計な脂肪を燃やしてくれます。
筋肉量が増えるほど脂肪燃焼効率も高まるので、両方を組み合わせることでさらにダイエット効果が高まるでしょう。
有酸素運動と聞くと、『キツくて長続きしない・・・』と思われる方も多いですが、額にほんのり汗が滲む程度のペースでウォーキングするだけでも十分効果があります。
わざわざ有酸素運動の時間を確保するのが難しいという方は、車でなく自転車を使うなど、日々の活動量を増やすようにしてみてください。
7.ボールエクササイズ【評価:◎】
単調な筋力トレーニングや有酸素運動が苦手だという方には、ボールを使ったエクササイズをおすすめします。
代表的なボールエクササイズといえば、バランスボールを使った体幹トレーニングでしょう。
また小さめのボールの場合、股に挟んだ状態でスクワットをしたり、腹筋をしたりと通常の筋力トレーニングに組み合わせることで、違った部位も鍛えることができます。
運動のバリエーションを増やすという意味でもかなりおすすめです。
8.グラビティヨガ【評価:◎】
補助用具を活用しながら、筋肉や骨格を整えていくのがグラビティヨガです。
体の負担が少ないポーズから始めることができるので、産後ママの運動にぴったりでしょう。
産後のママさんは運動不足により筋肉量が低下していることが多いため、まずはグラビティヨガで程よい運動習慣を作ると、ダイエットにも効果的です。
9.カーヴィーダンス【評価:○】
カーヴィーダンスは、樫木裕美先生が考えたダンスエクササイズです。
体を曲線的に動かすことで、主にウエストの引き締めに効果的でしょう。
楽しみながら痩せたいという方にはおすすめですが、難しい動きも含まれるため、運動が苦手なママさんはシンプルなヨガや、筋力トレーニングなどからスタートする方が良いです。
10.ベリーダンス【評価:○】
ベリーダンスは、腰を激しく振ることで、ウエスト周りのシェイプアップに重点を置いたエクササイズです。
お腹周りを集中的に引き締めたいママさんにおすすめします。
有酸素運動の要素が強くなるので、筋力トレーニングと組み合わせて行うことで、かなりのダイエット効果が期待できるでしょう。
ただし、運動強度が高いものも含まれるため、産後で体力が回復していないうちはおすすめできません。
11.ヤーナリズム【評価:○】
ヤーナリズムはベリーダンスと同じで、くびれを作ることを目的としたエクササイズです。
たるんだお腹を引き締めたいママさんにはおすすめできます。
ただし、お腹周りの脂肪を落とすためには、太ももやお尻などの大きな筋肉も並行してトレーニングする方が効率的なので、こちらも筋力トレーニングと組み合わせて実践すると良いでしょう。
12.腸腰筋トレーニング【評価:◎】
腸腰筋という筋肉の名前を初めて聞いたという方も多いでしょう。
腸腰筋は股関節前面の深部にある筋肉で、いわゆるインナーマッスルと呼ばれる筋肉です。
腸腰筋が衰えてしまうと、正しい姿勢を維持できなくなり、どんなにダイエットを頑張っても美しいスタイルを作りにくくなってしまいます。
腸腰筋は美しいスタイルを作る土台になる筋肉だと考えておきましょう。
腸腰筋を鍛えるおすすめの方法は以下の通りです。
- 膝を立てた状態で仰向けに寝転ぶ
- 両手は体の横に置いておく
- 膝をゆっくり持ち上げ、お尻が少し浮く高さまで来たら1秒キープする
- ゆっくりと足を降ろし、地面につくギリギリで切り返す
- この時、背中が反らないよう注意する
- 15回×3セットを目安に繰り返す
13.インスパイリングエクササイズ【評価:◎】
インスパイリングエクササイズは、産後に歪んでしまった骨盤を正すエクササイズです。
骨盤の歪みを放置してしまうと、筋力トレーニングの効果も得られにくく、内臓も下がってしまうため下腹がぽっこり出てしまいます。
骨盤矯正は産後ダイエットのファーストステップだと考えると良いでしょう。
また、インスパイリングエクササイズは骨盤の歪みを正すだけでなくインナーマッスルを鍛えることができる点も魅力です。
14.スムージーの置き換えダイエット【評価:×】
今回ご紹介した有名人やモデルさんの中にも、スムージーを使ったダイエットを実践している方は非常に多いです。
しかし、『朝ごはんの代わりにスムージーだけを飲む』というダイエット方法はおすすめできません。
確かに、1食をスムージー1杯に置き換えるとカロリー自体は抑えることができるので体重は落ちるでしょうが、体が栄養不足になってしまい筋肉量も低下する危険があります。
筋肉量が低下してしまうと、体重が落ちていてもたるんだ体になってしまうので、なかなか見た目にも納得できないでしょう。
しっかりとご飯を食べてエネルギーを補充し、運動で脂肪を燃やしながら体重を落とす方が良いです。
15.デトックススープの置き換えダイエット【評価:×】
タレントのスザンヌさんが実践していたデトックススープの置き換えダイエットですが、こちらもおすすめできません。
野菜をしっかり摂れるのは非常に良いのですが、これだけで食事を終えてしまうと、エネルギー源になる炭水化物や、筋肉の栄養になるたんぱく質が不足してしまいます。
ご飯やお肉と一緒にデトックススープを食べるようにすると良いでしょう。
16.酵素玄米だけを食べる【評価:×】
酵素玄米は、玄米に小豆や塩を加えて炊いたものです。
食物繊維が豊富で普通の白米と比べて非常に栄養価が高いです。
ただし、酵素玄米だけを食べ続けてダイエットするという方法はおすすめできません。
言うまでもなく、たんぱく質などの他の栄養素が不足してしまうからです。
普段の食事の白米を酵素玄米に置き換える方法はアリでしょう。
17.酵素ドリンクを飲む【評価:○】
ダイエット以外にも美容や健康効果が高いと言われている酵素ドリンク。
ただ一つ勘違いしてはいけないのが、酵素ドリンクを飲めば痩せるわけではないということです。
酵素ドリンクは、あくまでダイエットや健康をサポートするための商品で、それを飲めば全てが完結するわけではありません。
酵素ドリンクだけに過度な期待を持つのはやめましょう。
それよりも、正しい食事と運動習慣を意識する方がダイエットには効果的です。
18.甘酒を飲む【評価:○】
栄養価が高く、健康志向の方々から注目されている甘酒。
甘酒を使ったダイエット方法として代表的なのは、食前に甘酒を飲むことで満腹感を得られやすく、食事量を抑えることができるというものです。
この方法はついつい量を食べすぎてしまうという方には効果的でしょう。
他にも、3時のおやつの代わりに甘酒を飲むというのもおすすめです。
19.炭酸水を飲む【評価:○】
甘酒同様、食べ過ぎを防ぐ方法として食前に炭酸水を飲むのもおすすめです。
炭酸により胃が膨張するため、炭酸水を飲むだけで満腹感を得られやすくなります。
また、小腹が空いてついついお菓子を食べてしまう方も、代わりに炭酸水を飲むと気持ちを紛らわせることができるでしょう。
20.たんぽぽ茶を飲む【評価:○】
たんぽぽ茶には、体の中の老廃物や余計な塩分を外に排出する効果があります。
そのため、むくみに悩まされているママさんは是非実践してみてください。
他にも、便秘や冷え性の改善にも効果的なので、体の中から健康的にダイエットしたい方にぴったりです。
21.和食中心の食事【評価:◎】
ダイエットを成功させるためには食事の見直しが欠かせません。
特に意識すべきなのは、高たんぱくで低脂質な食事です。
どんな食事を摂ればいいのかイメージできない方は、昔ながらの和食をイメージすると良いでしょう。
和食は洋食などに比べて脂質が少なく、魚や豆類からたんぱく質もしっかり摂れます。
また、和食の基本は一汁三菜のため、他の栄養素もバランス良く摂取できる点が魅力です。
22.炭水化物の制限【評価:×】
ダイエットに興味がある方であれば、一度は糖質制限ダイエットという言葉を耳にしたことがあるでしょう。
糖質制限ダイエットは、炭水化物などの糖質を制限することでダイエットする方法ですが、これはおすすめしません。
糖質は人間にとって、メインのエネルギー源になるものです。
そのため、糖質を制限してしまうと体が疲れやすくなり、ダイエットに欠かせない運動にも悪影響を及ぼします。
また、栄養不足により筋肉量も低下しやすくなるので、痩せてもリバウンドしやすいたるんだ体になってしまうでしょう。
23.発酵食品を食べる【評価:○】
納豆やヨーグルト、味噌など、健康的なイメージが強い発酵食品。
たんぱく質やビタミン、食物繊維など豊富な栄養が含まれており、健康的なダイエットをしたい方にはおすすめできます。
ただし、脂質を多く含む発酵食品もあるため注意が必要です。
例えば、チーズやヨーグルトには脂質を多く含む商品も少なくありません。
一つの目安として、発酵食品を買う際には、脂質よりもたんぱく質が多い商品を買うようにしましょう。
24.GI値の低い食事【評価:◎】
ダイエットの食事を考える際に、意外と見落とされがちなのが血糖値の上がり方です。
GI値とは、グリセミック・インデックス値の略で、GI値が高いほど血糖値が急上昇しやすい食べ物を指しています。
例えば、白米やパンのようにGI値が高い食べ物を食べると血糖値が急上昇し、脂肪を増やすインスリンというホルモンが大量に分泌されます。
つまり、GI値の高い食べ物を食べ続けると余計な脂肪を増やしやすくなるのです。
そのため、白米から玄米や雑穀米に変えるなど、GI値の低い食事に変えることはダイエットにも効果的でしょう。
25.18時以降は食べない【評価:○】
活動量が下がりやすい18時以降に食事をしないことは、余計な脂肪を蓄えないようにする上で効果的です。
ただし注意したいのは、『仕事が忙しくて夕飯を食べれてないけど、18時以降になったから夕飯はなし!』というパターンです。
このように食事を抜いてしまうと、体が一種の飢餓状態になってしまい、逆に脂肪を溜め込みやすい体に変化していきます。
そのため、18時以降食べないというダイエット方法は、18時までに夕飯が食べられる方に限っておすすめします。
26.骨盤矯正【評価:◎】
産後にぽっこりと出た下腹がなかなか改善しないというママさんは、骨盤が歪んでいる可能性が高いです。
出産時に赤ちゃんが産道を通るため、産後のママさんの骨盤は開いて元と位置がズレます。
骨盤が開いて歪んだままだと、これまで支えていた内臓が下がってしまうため、下腹が出やすくなるのです。
骨盤矯正が直接のダイエットになるわけではありませんが、見た目を綺麗にするという意味で、クリニックなどに通うことは効果的でしょう。
27.ウエストニッパーや強化ガードル【評価:○】
ウエストニッパーや強化ガードルは、身に着けることでウエストや下半身を引き締めてくれるサポーターです。
ただし、これらのサポーターを身に着けているからといって、筋肉が引き締まったり脂肪が燃焼するわけではありません。
あくまで産後ダイエットのサポート道具として活用し、ベースのダイエットは運動や食事で行うようにしましょう。
また、ウエストニッパーはかなりの圧迫感があるので、使用する際にはお医者さんに確認し、無理のない範囲で活用してください。
28.レコーディングダイエット【評価:◎】
レコーディングダイエットは、その日の体重や食べたものを細かく記録しておくというダイエット方法です。
継続するほど細かいデータが蓄積されていき、どのような食事を摂ると体重が変動するのか分かるようになっていきます。
これらの情報は、今後のダイエットに非常に役立つでしょう。
慣れてきたら、食事以外に睡眠時間や運動習慣なども記録しておくと、さらに参考になるデータが取れるのでおすすめです。
芸能人の産後ダイエットには注意が必要
ここまで芸能人やモデルさんの産後ダイエット方法をご紹介してきましたが、『さっそく私もやってみよう!』と思われた方も多いでしょう。
しかし、芸能人の産後ダイエットを実践する上で注意しなければいけないことがあります。
それは以下の2点です。
1.自分に合ったダイエット方法を選ぶ
1つ目は自分に合ったダイエット方法を選ぶということ。
産後に限らず、ダイエットを成功させる上で最も重要なのは継続することです。
『芸能人の●●さんが食事制限でダイエットしていたから、食べるの好きだけど我慢する・・・』といったやり方では、長くは継続できないでしょう。
食べるのが好きなら正しい食事をしっかり摂る、運動が好きなら体を動かして脂肪を燃焼させる、といったように自分に合ったダイエット方法を選ぶことが大切です。
2.無理をしない
2つ目のポイントは、無理をしないということです。
産後ダイエットを頑張ることはとても大事ですが、頑張りすぎてしまうとどこかで挫折してしまうでしょう。
そのため、定期的にガス抜きすることも意識してください。
例えば、1週間のうち1食は好きなものを食べて良い日を作るなど、少しの余裕を持たせることが重要です。
産後ダイエットを成功させるには育児ストレスも解消すべき
意外と知らない方も多いのですが、産後ダイエットの天敵になるのが育児ストレスです。
ストレスが体にかかり続けると自律神経が乱れてしまい、体の代謝機能を下げてしまいます。
また、ストレスが暴飲暴食につながってしまうママさんも少なくありません。
そのため、うまく周りのサポートを得ながら、育児と上手に付き合っていくことが、産後ダイエットの成功には欠かせないのです。
まとめ.産後ダイエットに成功した芸能人のやり方を是非参考に!
テレビや雑誌などで自分の体を披露することが多い芸能人の産後ダイエットは非常に参考になります。
ただし、産後ダイエットの方法は多種多様で、中には体に負担をかけてしまうものも含まれるため、本記事の評価を参考に、自分に合ったダイエット方法を見つけることが大切です。
本記事が、産後ダイエットのやり方に悩んでいるママさんの役に少しでも立てれば幸いです。