料理やパン、お菓子や、ヨーグルトに混ぜてなど、様々な形で食べられているドライフルーツ。
ドライフルーツは、果物の水分を蒸発させて作られており、栄養分が濃縮されているので、果物をそのまま食べるよりも栄養価が高いと言われています。
噛み応えがあり、さっと食べることもできるのでダイエット食品や、おやつにも人気ですね。
ドライフルーツには、マンゴーや苺、ドライトマト、キウイ、オレンジなどのピール、パパイヤ、アプリコット、プルーン、レーズン、無花果、干し柿、さくらんぼ、パイナップル、ブルーベーリーなど種類もたくさんあります。
普段足りない栄養素なども補えるドライフルーツを、赤ちゃんにも食べさせてあげたいですね。
しかし、実際に赤ちゃんに食べさせようと思っても、色々な疑問や不安がでてきます。
「赤ちゃんはいつからドライフルーツを食べてもいいの?」
「ドライフルーツを食べさせるときに注意することは?」
「ドライフルーツを使った離乳食のレシピや調理方法が知りたい!」
など、赤ちゃん向けに食べさせるための調理方法や、注意点などを、先に知っておくことが大切です。
今回は、赤ちゃんとドライフルーツについて次の内容をご説明します。
・赤ちゃんがドライフルーツを食べられる時期
・ドライフルーツを食べさせるときの3つの注意点
・カミカミ期のおすすめレシピ
・モグモグ期のおすすめレシピ
栄養価が高く、持ち運びができて、ちょっとした栄養補給もできる便利なドライフルーツを、赤ちゃんがいつから食べられるのか、アレルギーなどの心配はないのかなど、詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんの離乳食でお悩みのお母さんたちの参考になれば嬉しいです。
目次
赤ちゃんはドライフルーツをいつから食べても大丈夫なの?
ドライフルーツは、果物の水分を抜き、ギュッと濃縮されたものなので、皮や繊維、種などがそのまま含まれているものが多くあります。
また、大人が食べても噛み応えがあり、口の中で何度も噛む必要があります。
赤ちゃんは、まだまだ噛む力が弱いので、ドライフルーツをそのまま食べることはできません。
食べさせる時期としては、歯茎で噛む力が備わってくるカミカミ期以降がよいでしょう。
離乳食をゆっくりと進めている赤ちゃんは、パクパク期以降、もしくは幼児期でもよいです。
鉄分など不足しがちな栄養が摂れるのですが、あまり慌てて食べさせても飲みこめずに、離乳食を食べてくれなくなることもあるので、焦りは禁物です。
離乳食期の食べさせ方としては、まず湯で洗ってやわらかくもどし、さらに細かく刻んで、サラダや煮物、パンやプリンに混ぜ込んで食べさせてください。
少量からですが、風味も良くなるので、赤ちゃんも喜んでくれますよ♪
赤ちゃんにドライフルーツを食べさせるときに気を付けてほしい3つのこと
糖質も多く含まれている
ドライフルーツは、果物の水分が抜けており、味だけでなく糖質もギュッと濃縮されています。
そのため、一粒にもそれなりの量の糖質が含まれていることを肝に銘じておく必要があるのです。
例えば、100g当たりですと、レーズンでは83g、マンゴーは77g、パイナップルは85g程の糖質がそれぞれに含まれています。
ドライフルーツの重さ×0.8くらいは糖質が占めているという計算で、覚えておくと良いですね。
赤ちゃんにおいては、糖質の高いものはできるだけ食べさせないようにすることをおすすめします。
口内環境であったり、肥満などの生活習慣病であったり、味覚の形成であったりと、糖質の摂りすぎは、良くない点も多いからです。
離乳食完了期であるパクパク期は、砂糖でいうと約4g、1歳半から2歳までは10gと、目安量で見ても、ドライフルーツをたくさん食べさせると、糖質の過剰摂取に繋がることが分かります。
おやつとして、パクパクとドライフルーツを食べるのは、もう少し先にしたほうがよいでしょう。
離乳食期や幼児食期は、食事の風味付けに、混ぜる程度の少量だけを食べさせるようにしてください。
アレルギーに気を付ける
ドライフルーツは、加熱せずに乾燥させたものもあります。
アレルギーは、加熱したものに比べると生のもののほうが発症しやすいといわれています。
また、パイナップルやマンゴーで口周りがかゆくなる、以前果物を食べさせたときにアレルギー反応が出た、という赤ちゃんに食べさせるときには、慎重に食べさせるようにしましょう。
初めて赤ちゃんにドライフルーツを食べさせるときには、どの種類においても、まず午前中に一口食べさせて、1日赤ちゃんの様子をみるようにしてください。
赤ちゃんがいつもと違う様子や、アレルギー症状が出るようであれば、早めにかかりつけ医に相談するようにしてくださいね。
無添加・無糖・赤ちゃん向けのものを選ぶ
ドライフルーツは、特に海外から輸入されたものは、砂糖が入っていたり、保存料などの添加物が入っていたりすることがあります。
そのままでも甘いのに、さらに乾燥して保存性を高めているのに、なおさら砂糖や保存料が使われているものもあるので注意して購入するようにしましょう。
無添加のもの、砂糖不使用のものを選ぶと安心です。
また、最近では、赤ちゃん向けのドライフルーツも販売されるようになりました。
弾力のあるドライフルーツではなく、サクッとした食感のドライフルーツも人気です。
インターネットやスーパーのベビー用品コーナーなどで探してみてくださいね♪
カミカミ期(生後9~11ヶ月頃)のおすすめレシピ
ドライフルーツ入りパン粥
<材料>
・食パン 1枚
・カラーレーズン 10g
・シナモンシュガー 1g
・乾燥ココナッツ 2g
・牛乳 200㏄
<作り方>
1.パンを手で細かくちぎり、牛乳をいれた鍋に入れ、火を付けます。
2.パンが牛乳を吸って水分がなくなってきたら、火を止めます。
3.レーズンを小さめに刻んで、2にいれ3分ほど蓋をして蒸らします。
4.シナモンシュガーをいれて、お皿に盛り、最後に小さく刻んだココナッツをいれて出来上がりです。
苺の蒸しパン
<材料>
・ホットケーキミックス 150g
・絹ごし豆腐 150g
・粉チーズ 10g
・豆乳(牛乳でもOK)50㏄
・苺のドライフルーツ 適量
<作り方>
1.ボウルに絹ごし豆腐をいれ、フォークなどで潰しながらなめらかにします。
2.1にホットケーキミックスと粉チーズをいれて泡だて器で混ぜます。
3.軽く混ぜたら、豆乳をいれて、さらに混ぜます。
4.苺のドライフルーツを小さく刻んで、3にいれて混ぜます。
5.シリコンカップに流しいれて、レンジ加熱用の蒸し器に入れて、600wで3分加熱します。
6.粗熱を取ったら出来上がりです。
パクパク期(1歳~1歳半頃)のおすすめレシピ
かぼちゃのサラダ
<材料>
・かぼちゃ 4分の1個
・ヨーグルト(ベビー用) 80g
・マヨネーズ 大さじ1
・レーズンなどのドライフルーツ 適量
・黒コショウ 飾りに少々
<作り方>
1.かぼちゃは皮をむいて、一口大に切っておきます。
2.耐熱容器にかぼちゃをいれて、ふんわりラップをかけ、レンジで600W 3分ほど加熱します。
3.かぼちゃをボウルにうつし、ヨーグルトとマヨネーズ、小さく刻んだドライフルーツいれて混ぜます。
4.お皿に盛り、大人用には黒コショウで飾りつけをしたら出来上がりです。
便秘気味の赤ちゃんに♡プルーンヨーグルト
<材料>
・プレーンヨーグルト 40g
・クリームチーズ 20g
・ドライフルーツ(プルーン) 1個
<作り方>
1.ドライフルーツのプルーンをみじん切りにします。
2.クリームチーズを常温にもどし、やわらかくします。
3.ヨーグルトとクリームチーズを混ぜて器に入れて、プルーンを上に飾ったら出来上がりです。
食べる前に混ぜて、少しプルーンをふやかしてあげると食べやすいです。
まとめ
ドライフルーツを使ったレシピをご紹介しましたが、他にもパンやお料理にちょこっと入れるだけで、鉄分の補給や彩りを豊かにしてくれるのでおすすめです。
焦って食べさせる必要はありませんが、たまに小さく刻んだものを加えてあげてみると、もりもり離乳食を食べてくれることもあるので、赤ちゃんの様子を見ながら食べすすめてみてくださいね。