授乳中はムヒを使っちゃダメ?授乳中のムヒ4つの注意点と赤ちゃんへの影響

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虫刺されや湿疹など、様々な皮膚疾患やかゆみ止めに効果的な『ムヒ』。

スーッとした爽やかな使い心地がかゆみを軽減してくれるのが特徴です。

我が家でも数種類のムヒを用意して、症状によって使い分けています。

私には娘が一人おり、母乳で育てました。

そんな時にふと「授乳中でもムヒって使っても大丈夫なの?」と疑問を抱きました。

・授乳中にムヒを使ってもいいの?
・ムヒを使うときの注意点を知りたい!

など、私と同じように授乳中にムヒを使うことに迷っている人のために、私が感じた疑問について詳しく調べてみました。

「本当に大丈夫なの?」と不安を感じながらムヒを使うのは嫌ですよね。

授乳中のムヒは赤ちゃんや母乳には影響がないのか、正しい知識を身につけて安心してムヒを使えるといいですね!

目次

授乳中にムヒを使っても大丈夫?

ムヒにはいくつかの種類があります。

クリーム状のものや液体タイプ、虫刺されに効果的なものや乾燥肌によるかゆみに効くものなど、形状や症状に合わせて選ぶことができるのも、ムヒの魅力ではないでしょうか。

テレビコマーシャルなどでよく目にし、比較的手ごろな価格で購入できる馴染みがあるものは『液体ムヒS2a』ではないでしょうか。

このタイプのムヒは、授乳中でも問題なく使用することができます。

メーカーホームページでも、

Q13液体ムヒS2aは授乳中でも使えますか?

Aかゆみ止めの塗り薬は授乳中でもご使用いただけます。

引用_虫さされ・かゆみに|液体ムヒS2a|よくあるご質問

と記載されています。

ほかのタイプのムヒは?

ではほかのタイプのムヒはどうなのでしょう。

池田模範堂の公式ホームページを見てみると、ほかのタイプのムヒの製品ページにも同様の質問と回答が掲載されています。

その中には汗などのトラブルに対応できるアセムヒEXも含まれています。

つまりどの製品でも授乳中でも使用できるとされているため、安心して使うことができます。

製品の中にはステロイドが配合されているものもありますが、ステロイドが配合されているタイプの製品も、授乳中に使うことができるとされています。

症状に合わせてムヒを使い分けることができますね。

関連記事⇒赤ちゃんの虫刺され3つの予防策と解決策~乳幼児の虫刺されは病院?薬でOK?

かゆみ止めの成分は母乳にほとんど影響なし!

授乳中のお母さんは、飲み薬を含め多くの薬の使用を避ける傾向にあります。

それは「薬を飲むなら母乳をやめる」もしくは「母乳を与えるなら薬を飲まない」というように、妊娠中の薬の服用リスクと同じ考えが根付いているから。

確かに飲み薬に関しては、「授乳中は服用できない」といったような注意書きがされているものも多いでしょう。

しかし近年の研究によると、授乳中のお母さんが薬を飲んだり塗ったりした場合でも、赤ちゃんへの影響はほとんどないとされています。

それは母乳には薬の成分が少なからず含まれてはいるものの、

・母乳が作られるときにかなり薄くなる
・赤ちゃんの体内に入ってもたくさんの道のりがあり薬が作用しにくい

という2つの理由があります。

飲み薬でも母乳育児にほとんど影響がないとされているのですから、少量を肌に塗布するかゆみ止めの塗り薬は、母乳にはさらに影響が少ないと考えらえます。

ちなみに、授乳中に使用してはいけない薬とは、

・アンカロン
・コカイン
・ヨードカプセル

などです。上記の薬はいずれも市販薬として使われることはありません。

参考元:授乳中の薬の影響 | 妊娠と薬情報センター

関連記事⇒授乳中はロキソニンを飲んでも大丈夫?母乳や赤ちゃんへの影響と2つの注意点

授乳中にムヒを使うときの4つの注意点

メーカーホームページでも、授乳中に使用しても問題ないとされているので、安心してムヒを使えるということがわかりましたね。

より安心して使うためには、いくつかの注意点があります。

  1. 赤ちゃんが触れる部分は避けて使おう!
  2. 肌に合わなければ使用を中止!
  3. ステロイド入りのものは長期使用しない!
  4. 症状が改善されない場合は医師に相談!

ここでは4つの注意点を紹介しますので、授乳中に使用するときの参考にしてみてくださいね。

1.おっぱい周辺など赤ちゃんが触れる部分には使わない!

ムヒにはスーッとする成分が含まれています。

ムヒを塗った直後に赤ちゃんが患部を触ってしまうと、赤ちゃんの口にも薬の成分がついてしまうことも考えらえます。

おっぱいの周辺には塗らないように気を付けたり、薬を塗るタイミングを授乳のタイミングとずらしたりといった配慮をするといいでしょう。

2.産後のお母さんは肌が敏感!合わなければ使用を中止する

産後のお母さんは、ホルモンバランスが安定せずに肌の調子も乱れがちです。

今までなんともなかった化粧品やスキンケア商品が急に肌に合わなくなる、なんてことも珍しくありません。

ムヒはそこまで刺激が強い薬ではありませんが、スーッとする成分がヒリヒリすることもあります。

肌に合わないと感じたらすぐに使用を中止し、患部を冷やすなどして対処するようにしましょう。

3.ステロイド入りのムヒは4週間以内の使用がマスト!

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ステロイドの強さは5段階に分けられており、ムヒに配合されているステロイドは上から4番目の強さのものです。

病院で処方されるステロイドが含まれる軟膏などに比べると、その作用は緩やかなので副作用も出にくいとされています。

しかし長期使用をすると、副作用が起こるリスクが高まる可能性も。

『ムヒアルファEX』の製品ページには、以下のような記載があります。

Q2ムヒアルファEXにはステロイドが入っていますが、大丈夫ですか?

Aステロイド成分(外用副腎皮質ホルモン剤)は、炎症に対して非常によく効く薬ですが、使い方を誤ると副作用の心配があります。使用上の注意として「長期連用しないでください」と表示していますが、同じ部位に続けて使う場合は、顔では2週間、その他の部位では4週間以内を目安にお使いいただければ副作用の心配はほとんどありません。ムヒアルファEXと液体ムヒアルファEXに配合されているステロイドはプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)というものです。ステロイドは強さによって5段階に分けられていますが、上から4番目のランクに該当しているものです。

引用:ムヒアルファEX│池田模範堂

授乳中に限らず、連続使用は4週間以内にとどめておくことが大切です。

4.ムヒを使ってもよくならなければ医師に相談!

これまでの解説から、ちょっとしたかゆみや虫さされには授乳中でも問題なくムヒを使えることはわかりましたね。

しかししばらく塗りつづけても症状が改善されなかったり、ムヒを使う部分が広範囲だったりする場合は、医師に相談することをおすすめします。

かかりつけの皮膚科でもいいですが、授乳中は産婦人科で処方してもらったほうが安心です。

また、授乳中でもムヒを使うことができますが、それでも心配という場合はかかりつけ医に授乳中でもムヒを使っていいか相談してから使うとより安心するでしょう。

5.ムヒの種類はたくさんある

先にも少し触れましたが、ムヒにはたくさんの種類があります。

・ムヒS
・液体ムヒS2a
・ムヒアルファSⅡ
・液体ムヒアルファEX
・ムヒソフトGX
・アセムヒEX
・ムヒHD

代表的なものだと上記のものになりますね。

我が家では主に虫さされ用の液体タイプと乾燥肌用のクリームタイプのものを使っています。

娘には子供用のムヒを使っています。

ここではいくつかのおすすめムヒを紹介しますので、どのタイプがぴったり合うか参考にしてみてくださいね!

ホームページではさらに詳しい説明や効果・効能などが掲載されているので、のぞいてみてはいかがでしょう。

参照元:池田模範堂オフィシャルサイト

ムヒS

赤と白のパッケージが印象的なクリームタイプのムヒです。

・ジフェンヒドラミン
・グリチルレチン酸
・ℓ-メントール
・dl-カンフル
・イソプロピルメチルフェノール

虫さされやかゆみなど幅広い皮膚疾患に効果的です。

液体ムヒS2a

液体で手軽に使え、清涼感が特徴のムヒです。

・デキサメタゾン酢酸エステル
・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・ℓ-メントール
・dl-カンフル
・グリチルレチン酸
・イソプロピルメチルフェノール

ムヒSと同様虫さされやかゆみなど幅広い皮膚疾患に効果的です。

ムヒソフトGX

乾燥肌によるかゆみを抑える効果が期待でき、しっとりとした使用感が特長です。

・ジフェンヒドラミン塩酸塩
・パンテノール
・トコフェロール酢酸エステル
・グリチルレチン酸

かゆみや皮膚炎、かぶれなどに効果があるだけでなく、保湿成分により肌をしっとり保ちます。

アセムヒEX

汗をかくとかゆみやかぶれが起こるという人におすすめのムヒです。

・プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(PVA)
・ジフェンヒドラミン
・ℓ-メントール
・クロタミトン
・タンニン酸

さらっとした使い心地で、汗による肌の炎症を抑える効果が期待できます。

まとめ

ムヒは授乳中でも問題なく使うことができる塗り薬です。

授乳中にムヒを使う場合は、

・赤ちゃんが触れる部分は避けて使う
・広範囲に塗らない
・症状によっては医師に相談
・肌に合わなければ使用を中止

などのことに気を付けて使用するようにしましょう。

ムヒはコンパクトなので持ち運びにも便利ですよね。

ムヒからは虫除けスプレーも販売されているので、塗り薬と併せて使うのもおすすめです。

その際は使用上の注意をしっかり読んでから使うことが大切ですのでお忘れなく!