昨今の健康ブームからジョギングを習慣としている方も多いのではないのでしょうか?
また妊娠中の体重管理などでジョギングを考えている妊婦さんも多いですよね。
妊婦さんは、ジョギングをしてもお腹の赤ちゃんに影響はないのでしょうか?
今回は妊娠中のジョギングについて紹介します。
・妊婦はジョギングをしちゃダメ?
・妊婦がジョギングを始める時の注意点4つとジョギングの注意点7つ
・妊婦にオススメの運動4つ
注意点を守って、妊娠中のジョギングを安全に取り組みましょう。
目次
ジョギングをしてもいいのは元からしていた妊婦だけ!
妊娠すると運動にもいくつかの制限が出てきます。
妊娠中のジョギングに関しても、してもいい場合といけない場合があります。
ジョギングをしてもいい妊婦
- 妊娠する前からジョギングを習慣的にしていた人
- 妊娠の経過が順調
- 妊娠が単胎妊娠で、胎児に異常が無い
- 過去に早産や繰り返し流産をした経験がない
上記にあげた4つすべてにあてはまる妊婦のみ、医師と相談の上でジョギングをすることができます。
ただし妊娠前よりも走る速さや距離、時間などを軽くして行うようにしましょう。
妊娠前からジョギングを習慣的に行っていた人であれば自分の走るペース配分が簡単にわかりますが、あまり習慣的にジョギングを行っていなかった人は、無理をしたり、呼吸が乱れたりする恐れがあるので注意が必要です。
妊娠後に新たにジョギングを始めるときの注意点4つ
妊娠中の運動不足を解消するため、新たにジョギングを始めたいと思う人もいますよね。
妊娠が分かってから新たにジョギングをすることは禁忌ではありません。
ですが注意点が4つあります。
- 妊娠の経過が順調
- 単胎妊娠で、胎児に異常が無い
- 過去に早産や繰り返し流産をした経験がない
- 始めるのは妊娠12週以降、できれば16週以降から始める
上記に当てはまる場合は、妊娠中でもジョギングをすることが可能です。
ですが妊婦が新たに始める運動としては、ジョギングは不向きな運動です。
どうしても…という理由が無ければ、ウォーキングなどにしておく方が無難でしょう。
また、運動を新たに始める際には、必ず医師と相談した上で行いましょう。
関連記事⇒妊娠初期に運動はどれくらいしても大丈夫?おすすめの運動4選と影響や注意点
妊娠中のジョギング注意点7つ
体の変化が著しい妊婦が運動する場合は、必ず無理のない範囲で行わなければいけません。
また、他にも気をつけなければいけないことがあります。
ジョギングをする際は、以下6つの注意点を守るようにしましょう。
- 道は平たんな道を選び、坂などのアップダウンが少ないコースにすること
- 心拍が上がりすぎると体に負荷が掛かりすぎるので、心拍が130~140になるようにすること
- お腹が上下するような走り方はしないこと
- 長時間のジョギングは負荷が掛かりすぎるので短時間にすること
- 水分補給を十分に行うこと
- 体調がすぐれない日は無理に行わない、また途中で体調が悪くなった場合はすぐに中止すること
- 炎天下など暑い時間帯はさけること
妊娠中は体調が安定しないことが多いですよね。
妊娠の経過が順調であっても、お腹の張りが感じられる時などは無理せずにジョギングは中止しましょう。
普段からジョギングを習慣にしていた妊婦であっても油断や無理は禁物です。
できるだけ体への負担が掛からないよう方法でジョギングをしましょう。
妊婦にオススメな4つの運動
妊娠中にジョギングをしたいけれど、普段からジョギングをしていなかった…
つわりがひどく安定期からジョギングを再開するのには少し不安がある…など。
お腹が大きくなってきてからのジョギングを不安に感じる妊婦もいるかと思います。
普段からジョギングを習慣化していたとしても、妊娠中の体には少なからず体への負荷があります。
そのため、一からジョギングを始めるのは妊婦には不向きです。
走ることに自信がなかったり、不安がある場合はジョギングをするのは止めましょう。
代わりに妊娠中の運動としてオススメなものがいくつかあります。
・ウォーキング
・マタニティーヨガ
・マタニティーピラティス
・マタニティースイミング
上記は産婦人科医が推奨している運動で、産婦人科で教室を開催しているほどです。
もちろん、妊娠経過は個人差があるので、医師と相談して必ず許可を取ってからにしましょうね。
関連記事⇒妊婦はヨガをしちゃだめ?妊娠中のマタニティーヨガ5つの注意点や影響と効果
まとめ
妊娠中のジョギングは、妊娠前からジョギングを習慣化していた方で、尚且つ妊娠経過が順調な妊婦のみが取り組むと良いでしょう。
とはいえ個人差もありますので、必ず医師とよく相談してからにしてくださいね。
妊娠中のジョギングは通常よりも体に負担が掛かります。
走行時間を短くする、平坦な道にする、水分補給をするなど、体への負担が出来る限り少なくなるように取り組みましょう。
妊娠してからジョギングを始めたいと考える人もいると思いますが、
初めてのジョギングは妊娠中には負荷が強すぎるので、できればジョギングは避ける方がいいでしょう。
代わりに、ウォーキングやマタニティーヨガ・ピラティス・スイミングなど、妊婦でも無理なくできる運動を選ぶと良いですね。