喉の不調を助けてくれる飴は、多くの方に好まれる商品のひとつです。
特に冬場などの乾燥時期には、のど飴が欠かせない!と常備している人も多いのではないでしょうか。
そんな人気の飴ですが、妊婦さんにも大きな力を発揮してくれます。
つわりに効くのはもちろん、唾液分泌による精神安定の効果も期待できます。
この記事では、飴について詳しくお話すると共に妊娠中の飴の食べ方についてオススメ方法を紹介します。
ポイントは7つです。
・飴って?
・飴はつわりにおすすめの食べ物?
・飴のカロリー
・妊娠中は飴を食べても大丈夫?
・妊娠中におすすめの飴
・どれぐらいの量を食べてもいい?
・飴を食べるときの2つの注意点
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
飴って?
本来は米、芋などのデンプンを酸で分解し、糖化した甘味食品を『飴』と呼びます。
私たちが一般的に飴と呼んでいるものは、砂糖を煮詰めたものに香料や果汁、着色料を加えて固めたキャンディーです。
また、砂糖や水飴を煮溶かした液体のことを言う場合もあります。
飴はつわりにおすすめの食べ物?
飴はつわりの中でも『よだれつわり』や『食べづわり』にとても効果を発揮してくれます。
飴を舐めていれば自然とよだれが出ますので、口に入っている間は気にならなくなるのです。
食べつわりの症状がある時にも飴をなめると気が紛れるので、妊娠中に重宝する食べ物のひとつです。
飴のカロリー
代表的な飴のカロリーをご紹介します。
龍角散のどすっきり飴:1個8キロカロリー
キシリクリスタル:1個10キロカロリー
ミルキー:1個13キロカロリー
ラカントカロリー0飴:1個0キロカロリー
VC-3000のど飴:1個8.5キロカロリー
はちみつ100%キャンディー:1個14キロカロリー
妊娠中は飴を食べても大丈夫?
食べても大丈夫ですが、中には医薬品ののど飴などもあります。
パッケージに『妊娠中は食べるのを控えてください』と書かれていない限りは大丈夫だと思いますが、心配のようなら薬剤師さんに訊ねてみると安心です。
具体的な医薬品ののど飴は、『南天のど飴』『ルルメディカルドロップ』『浅田飴クールS』などがあります。
飴を買うときは注意書きを確認することを忘れないようにしましょう。
詳しくは、妊婦は喉飴を舐めて大丈夫?ハーブの成分は?妊娠中ののど飴7つの注意点 の記事をご参照ください。
妊娠中におすすめの飴
できるだけカロリーが低いものを舐めるのと良いでしょう。
ノンシュガーの飴は、体質や量によってはお腹が緩くなる場合があるので気を付けてください。
個人的には乳酸菌が入ったものや、ビタミンが摂れる、健康維持の促進が見込める飴をオススメします。
妊婦さん向けに、葉酸や鉄などの不足しがちな栄養素が摂れる飴も売られていますので、自分好みのものを探してみてくださいね。
葉酸と鉄、ビタミンが入った飴は、赤ちゃん用品のメーカー「和光堂」から発売されていますよ。
どれぐらいの量を食べてもいい?
妊娠時のおやつの目安は200キロカロリー以下が良いとされています。
飴でそのカロリーを一度に摂る場合は、大量に食べないとなりませんので、飴だけをおやつにするのはあまりおすすめしません。
たとえば10キロカロリーの飴なら、1日5~10個までとして、あとはドライフルーツやナッツなど別のおやつを食べると良いですね。
妊娠時におすすめのおやつは、ドライフルーツ、ナッツ、寒天、ゼリー、大豆を使った製品(おからクッキーなど)、小魚、野菜や果物のチップスなどです。
200キロカロリーをオーバーしないように選ぶことを楽しめれば、お菓子好きな妊婦さんでもストレスなく続けられるでしょう。
飴を食べるときの2つの注意点
妊娠中に飴を食べる時は、以下2つの点だけ注意してください。
①食べ過ぎないこと
飴は砂糖を煮詰めて作られるので、1個のカロリーは低くても毎日大量に食べてしまうと、カロリーの摂りすぎになってしまいます。
理想とされる体重の増加をオーバーしてしまうことになりかねないので、1日に食べる量を決めて舐めるようにしましょう。
ただし、よだれつわりや吐きつわりなどで食事を満足にとれていない状態で、飴なら舐められるという場合は、つわりが治まるまで、量はそれほど気にしないで大丈夫でしょう。
②虫歯に気を付けること
妊娠中は酷いつわりの影響などで、歯磨きが満足にできない時が多々あります。
初期はつわりに、後期はお腹が大きくなってくるので動くのが億劫になり歯磨きも面倒になりがちです。
おまけに妊娠中は免疫力が低下しているので、虫歯になりやすくなっています。
カルシウム不足も虫歯の原因になります。
できるだけ虫歯の原因を作らないようにすることが大切です。
飴を食べた後はお茶やお水を飲むなどして、虫歯予防に努めましょう。
関連記事⇒妊娠後期の歯医者は胎児に影響する?麻酔や虫歯治療7つの注意点
妊娠中も飴を上手に活用しよう。
つわりで何も食べることができないとき、よだれが酷いとき、さっと飴を舐めれば気分が少し落ち着く…。そんな妊婦さんはたくさんいます。
もし今、つわりで苦しんでいる人がいましたら、飴を舐めてみてはいかかでしょうか?
飴はたくさんの種類が販売されていて、きっとあなたの好みの味が見つかるはずです。
何にしようか探すのも楽しみのひとつですね。
とにかく妊娠中はストレスをためないこと。それに尽きます。
最近では、練り飴屋さんなど、飴専門店があったりするので、これを機会に色々な飴を食べてみるのもいいかもしれません。
つわり時もですが、飴は冬場の妊娠生活にも大活躍します。
妊娠中は免疫力が低下しているので、飴とマスクで予防をばっちりしてくださいね。
好みの飴を見つけて、妊婦生活を楽しみましょう。