赤ちゃんはくずきりをいつから食べて大丈夫?注意点とおすすめレシピ

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うどんやパスタなど、離乳食でも使うことの多い麺類。

つるんとした食感は赤ちゃんでも食べやすくて大活躍しますよね。

このような麺状で、さらにツルツルとした見た目と食感のくずきり。

ヘルシーな印象を持っている方も多いと思いますが、赤ちゃんが離乳食として食べるのはどうなのでしょうか?

そこで今回はくずきりについて。

記事のポイントは3つです。

・赤ちゃんはくずきりをいつから食べて大丈夫?
・赤ちゃんがくずきりを食べるときの注意点
・赤ちゃんにおすすめのくずきりレシピ

それでは解説していきます。

参考にしてみてください。

目次

赤ちゃんはくずきりをいつから食べて大丈夫?

赤ちゃんが安心してくずきりを食べられるのは、歯茎で噛みつぶせるようになってくる離乳食後期頃からです。

まずは、くずきりとはどのようなものか詳しく見ていきましょう。

くずきりは、葛(くず)というマメ科の植物の根元のデンプンからつくられた、葛粉が原料となります。

葛粉を溶かして煮たたせてから、板状に固め細長く切って麺状にしたものがくずきりです。

葛は昔から、秋の七草として治療や美容の効果を期待されており、葛の根を利用した漢方の「葛根湯」が有名となっています。

葛の効果としては、血行改善・筋緊張緩和・肌粘膜の乾燥予防・整腸・解毒などがあります。

葛切りの主な栄養素は、デンプンを主とした炭水化物に微量のミネラル、食物繊維です。

ただ、葛自体が希少のため、葛100%のくず切りは流通が少なく高価です。

市販のものは、じゃがいものデンプンなどを混ぜ合わせたものが多く流通しています。

これらくずきりは、独特な歯ごたえがあり、離乳食初期の赤ちゃんにはあまり向いていません。

ある程度噛みつぶせるようになってきた頃に、噛む練習や食感を楽しむのに使ってみると良いでしょう。

赤ちゃんがくずきりを食べるときの3つの注意点

赤ちゃんがくずきりを安心しておいしく食べるために、気をつけてほしいポイントが3つあります。

それでは1つずつ見ていきましょう。

硬さ長さに注意する

通常くずきりは、つるんとした食感が特徴の食べ物です。

ただ、まだ歯の生えそろっていない赤ちゃんには、その弾力のある食感や長さが食べにくい原因となります。

うまく飲みこめず、喉に詰まらせるととても危険です。

赤ちゃんに食べさせる場合は、しっかりクタクタになるまで茹でて短く刻んであげましょう。

与えるときは喉に詰まらせないか、大人が近くで見守ってあげましょう。

味付けに注意する

くずきりは、主に甘味として多く使われます。

夏場の暑い時、よく冷やして蜜をかけたくずきりはとてもおいしいですよね。

ゼリーのような感覚で、赤ちゃんにもそのまま食べさせたくなることもあるかもしれませんが、蜜やシロップには注意が必要です。

たいていのシロップ類は赤ちゃんにとっては糖分が多すぎます。

赤ちゃんが食べる場合は、砂糖の入っていないきな粉をまぶすなど味付けに注意しましょう。

成分表示に注意する

先にも記したように、市販のくずきりにはじゃがいもなどのデンプンや添加物が混ぜられているものも多くあります。

葛自体でアレルギー反応が起こる可能性は低いですが、混ざっているものの中にアレルゲン物質が含まれていることがあります。

商品ごとに何が含まれているのか、成分表示をよく確認するようにしましょう。

赤ちゃんにおすすめのくずきりレシピ

ここで、赤ちゃんにおすすめなくずきりレシピを紹介します!

ミルク寒天風くずきり

材料

・くずきり(茹でて刻んだもの)  大さじ3
・調整したミルク        大さじ5
・きなこ            一つまみ

作り方

①くずきりが柔らかくなるまで表示時間よりも長めに茹でて、細かく刻む

②小鍋に調整したミルクと①を入れ、煮詰める

③水分が少なくなったら、器に入れてきな粉をまぶして完成

くずきり入り中華スープ

材料

・くずきり    大さじ1
・チンゲン菜の葉 1枚分
・にんじん    1㎝
・しいたけ    1/4個
・溶き卵     小さじ1
・鶏ガラスープの素 一つまみ

作り方

①くずきりが柔らかくなるまで表示時間よりも長めに茹でて、細かく刻む

②にんじんは細かく刻み、柔らくなるまで茹でる

③チンゲン菜、しいたけを細かく刻む

④①②③を小鍋に入れ、具材が浸り程度の水と鶏がらスープの素を入れて煮込む

⑤溶き卵を回し入れて、卵に火が通ったら完成

(お好みで、しょうゆやゴマ油を数的入れるのもおすめです)

スープは大人用から取り分けもできるので、ぜひ試してみてください!

まとめ

赤ちゃんが安心してくずきりを食べられるのは、歯茎で噛みつぶせるようになってくる離乳食後期頃からです。

くずきりの原料である葛は、昔から漢方として利用されるほど、血行改善や肌粘膜の乾燥予防などの治療や美容効果が期待できる食材です。

しかし、くずきりはその特徴である歯ごたえや、つるんとする長さが赤ちゃんにとっては食べにくいので、調理時には柔らかく煮込んで短く刻むようにしましょう。

また、くずきりは甘味として蜜などとともに食べることも多いですが、赤ちゃんには糖分など摂り過ぎにならないよう味付けに注意が必要です。

市販されているくずきりには、じゃがいものデンプンや添加物などが含まれているものも多くあり、含まれているものによってはアレルギー反応を起こす可能性があります。

購入時には、成分表示をよく確認するようにしましょう。

赤ちゃんがもぐもぐ噛む練習にもなるので、ぜひ1度くずきりメニューを試してみてみください。