妊娠中はニキビができやすいって本当?妊婦がニキビができやすくなる理由と3つの対策法

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妊娠してからニキビができやすくなったと感じている人はいませんか?

実は私も妊娠前はニキビはほとんどできなかったのですが、妊娠してから定期的にぽつぽつとニキビができるようになってしまいました。

「もしかして妊婦はニキビができやすい?!」などと感じたこともありましたが、実際にはどうなのでしょう。

・妊婦はニキビができやすいって本当?
・妊娠するとニキビができやすくなる理由を知りたい!
・妊婦のニキビ、対策法はある?

ただでさえ体調が万全ではない妊娠期に、ニキビまでできてしまうと気分まで沈んでしまいますよね。

妊娠前と同じスキンケアをしているのにニキビができやすくなるのはなぜなのでしょう。

ニキビに悩む妊婦さんに向けて、妊娠中にニキビが増えてしまう理由や正しい対策法を紹介します。

目次

妊婦はニキビができやすくなるの?

実は、妊娠してからニキビができやすくなったと感じている妊婦さんはとても多いのです。

ニキビができにくかったのにニキビができやすくなったり、もともとニキビがあったけど治りにくくなったり増えてしまったり、ニキビに悩む妊婦さんは私だけではありませんでした。

私も妊娠中にはフェイスラインやおでこにニキビができやすくなり、かゆみもあったりして悩んだ時期もありました。

ニキビができるメカニズム

肌を清潔に保っているつもりでも、気がつくとできているニキビ。

なぜニキビはできるのでしょうか。

  1. ホルモンバランスが乱れ、肌のターンオーバーが正常でなくなる。
  2. 角質が溜まることで毛穴をふさぐ。
  3. 毛穴内に皮脂が溜まり、ニキビの原因『アクネ菌』が皮脂をえさに増える。
  4. アクネ菌が増殖し毛穴内に炎症が起こり、ニキビとなる。

しっかり洗顔をして保湿をしていても、妊娠中にニキビができやすいのは、このニキビができるメカニズムに原因が隠されているようですね。

次の項目では妊婦がなぜニキビができやすいのか、その理由について詳しく見ていきましょう。

妊婦はニキビができやすい!その理由は5つ!

妊娠してからニキビができやすくなったと感じる人は多いですが、その理由は何と5つもあるのです。

  1. ホルモンバランスの影響
  2. 睡眠不足
  3. ストレス
  4. 便秘
  5. 栄養バランスの偏り

妊娠によるホルモンバランスの変化でニキビができやすく

妊娠前の女性の体は、

・エストロゲン
・プロゲステロン

という2つの女性ホルモンを月経周期に合わせて交互に分泌させています。

月経が開始されると排卵の準備のためにエストロゲンが多く分泌されます。

排卵後には妊娠に備えてプロゲステロンが多く分泌されます。

妊娠すると妊娠を継続するためにこの2つのホルモンが同時に多く分泌されるため、ホルモンバランスが乱れたと体が勘違いしてしまいます。

それがニキビなどの肌トラブルとなってあらわれるケースがあります。

プロゲステロンには皮脂の分泌を増やす作用があるため、特にプロゲステロンの分泌が多くなる妊娠初期に、ニキビができやすい環境となってしまうのです。

妊娠20週程度になるとプロゲステロンの分泌も落ち着いてくることから、ニキビも徐々に解消していくという妊婦さんが多いようです。

体の変化による睡眠不足もニキビに影響

妊娠すると、妊娠初期はつわりなどで十分な睡眠が取れない妊婦さんも少なくありませんし、妊娠後期はお腹の重みで質のいい睡眠が取れないという妊婦さんも多いです。

睡眠不足もニキビの原因のひとつと考えられています。

何かと睡眠不足になりがちな妊婦さんは、ニキビができやすい環境であるといえるでしょう。

ストレスもニキビの原因になる

妊娠中は体が変化するというだけでも少なからず妊婦さんにはストレスとなっています。

それに加えて食事の制限や運動の制限などもありますから、思うような生活を送ることができません。

こういった小さな積み重ねが大きなストレスとなり、肌トラブルとなってあらわれるケースも珍しくありません。またストレスは自律神経を乱れさせる原因ともいわれています。

いわゆる『大人ニキビ』の多くは心理的ストレスによる過剰な皮脂分泌が原因と考えられていて、妊娠中のニキビもこれに当てはまることが多いです。

ニキビの原因は便秘の可能性も!

妊娠してから便秘になってしまったという妊婦さんはいませんか?

妊娠すると、

・プロゲステロンにより大腸の動きが鈍くなる
・運動量の低下による腸の動きが鈍くなる
・食事量の減少により便のかさが減る
・子宮が大きくなることで腸が圧迫され便通が悪くなる

などが原因で便秘になってしまうことがあります。

便秘になってしまうと毒素が体内に残った状態になり、血流を悪くしてしまいます。

これが続くとニキビなどの肌トラブルにつながるのです。

つわりによる栄養バランスの乱れも原因のひとつ

妊娠初期はつわりに悩まされる妊婦さんも多いですよね。

つわりは全くなかったという妊婦さんでも、特定のものが食べたくなったり脂っこいものが無性に食べたくなったりといったように、食事の好みが変わったということも珍しくありません。

特につわりがひどいと食べられるものが限られてしまい、極端にビタミン類が足りないということも珍しくありません。

食事量が少ないと便秘にもつながりますし、ビタミン類は肌を健康に保つためには欠かすことができません。

栄養バランスが乱れてしまうことも妊娠中のニキビの原因のひとつです。

妊娠中のニキビに有効な3つの対策法

どんなに一生懸命ケアをしていても、妊娠中のニキビはある程度は仕方のないものと考えたほうがいいかもしれません。

もしニキビができてしまった場合には、正しいケアをしてしっかり対策をするようにしましょう。

・保湿ケアはマスト!
・十分な休息を!
・ビタミン類を意識的に摂って!

保湿をすることでニキビを治しやすくできにくくする!

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ニキビ肌に高保湿は逆効果、なんてことを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、妊娠中のニキビにはしっかり保湿することが大切です。

肌が乾燥すると乾燥から肌を守るために必要以上に皮脂を分泌します。

肌の上に皮脂が増えるとさらにニキビを作ってしまう原因となってしまうため、肌を潤すことで皮脂の分泌を抑えます。

ニキビが気になるからといって洗顔のし過ぎも禁物です。

洗顔料を使うのは多くても朝晩の2回まで。

乾燥が気になる人は夜1回のみでも十分です。

洗顔料や化粧水などは低刺激のものを選ぶといいでしょう。

休めるときに休む!十分な休息もニキビ対策に

先にも触れたように、妊娠中は睡眠不足になりがちです。

早めに就寝してしっかり寝ているつもりでも、妊娠中は眠りが浅くなることもありますし、トイレが近くなり何度も目が覚めるということもあります。

日中になんとなく眠いというときは、夜十分な睡眠が取れていないことも。

日中休める時間があれば、15分程度でもいいのでお昼寝をしてみてください。

しっかり休むことでストレス軽減にもつながり、ニキビなどの肌トラブル解消に導きます。

食べられなくてもビタミン類は意識的に摂って!

つわりがつらいと、食べられるものが本当にかぎられてしまいますよね。

私は幸いつわりはほとんどなかったのですが、食べたくないものができてしまいました。

それでも自分の体や赤ちゃんのために必要な栄養はしっかり摂りたいので、がんばって食べていたことを思い出します。

つわりのときは無理をする必要はありませんが、食べられるものを少しでも見つけて、ニキビに有効な栄養を摂取してくださいね。

特にニキビに有効とされているのは、

・ビタミンA・・・レバーや緑黄色野菜に豊富に含まれる
・ビタミンB2・・・魚や卵、乳製品に多く含まれる
・ビタミンB6・・・魚類に多く含まれる
・ビタミンC・・・果物や野菜に豊富に含まれる
・ビタミンE・・・ナッツ類に多く含まれる
・コラーゲン・・・鶏の軟骨や牛すじに豊富に含まれる

などの栄養素です。

ニキビに特に有効とされる栄養素ですが、妊婦さんだけでなく健康な体を維持するためには欠かせない栄養素です。

少しでも食べられるものが見つかるといいですね。

まとめ

妊娠したら急にニキビができたと悩んでいる妊婦さんも多いですが、ホルモンバランスの影響が大きいため、ある程度は仕方のないことと割り切ることも大切です。

あまり考えすぎてしまうとそれがストレスとなり、余計にニキビが増えることもありますしお腹の赤ちゃんにとっても良い影響ではありません。

ニキビができてしまったら、

・睡眠をたっぷりとる
・食べられるものを見つけて栄養バランスに気を付ける
・保湿はしっかり!

この3つのことに気を付けてニキビ対策をしてみてくださいね。

もしニキビが治らない場合は、かかりつけの産婦人科医に相談してみることをおすすめします。