妊婦は農業をしても大丈夫?妊娠中の畑仕事の注意点と影響

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農業の仕事は、生産している農産物や時期によっては朝から晩まで作業があり、大変ですよね。

嫁ぎ先が農家の場合、初めてで分からないことだらけ!ということもあるでしょう。

慣れていない作業によるストレスが溜まったり、義理両親や親族に気を使って我慢する事があるかもしれません。

そんなとき妊娠が発覚したら?!

「妊娠中に農作業をやっても大丈夫?」

「農薬散布は赤ちゃんに影響がある?」

「休みたいのになかなか休めない!」など…

妊娠中でお腹の赤ちゃんと自分の体を労わりながら、どこまで働いたら良いのか不安に思っている妊婦さんもいるのではないでしょうか。

周囲が義理の親族だらけの場合、なかなか自分の状況や気持ちをストレートに伝えるのが難しいですよね。

そこで妊娠中の農作業について、3つのポイントをまとめました。

・農薬の影響
・手伝いが辛い時の乗り切り方
・いつまで農業の手伝いができるのか

これを読めば大丈夫!

気持ちを前向きに切り替えて、生き生きとしたマタニティ生活を送りましょう。

目次

妊娠中に農薬を使用しても大丈夫?農薬の正しい知識と扱い方

農業にとって農薬は切っても切れない関係です。

農薬を使用する目的は以下の2つ。

  • 害虫や病原菌に侵されていない物を提供するため
  • 必要な食糧の量を安定的に供給するため

衛生面と生産性のために、農薬を使用するのです。

日本で使用を許可されている農薬は全てにおいて、厳しい検査をパスしたものだけです。

  • 慢性毒性試験
  • 発がん性試験
  • 繁殖試験
  • 催奇性試験

これらの試験を、動物を用いて農林水産省の毒性試験適正実施基準に適合した施設にて行うことにより、人間への影響を調べています。

検査は三年ごとに行われており、適切かどうかが判断されています。

農薬の散布についても人間が大量に長時間浴びない限りは問題がないとされていますが、心配であれば、主治医に浴びた農薬名と時間を告げて診察を受けましょう。

くれぐれも使用法を誤らないように注意すること!

農薬の中には人に影響を及ぼす成分が含まれている場合があることは事実です。

必ず日本の農薬取締法で許可されているものだけを利用して、念のため散布の際は、マスクをしてその場を離れるようにしましょう。

農薬を散布する日時を予め把握しておくのが良いですね。

体調が優れなくて手伝いが辛い!周囲に理解をしてもらう2つのポイントとは?

農業は重たい物を運んだり、屈んだり立ったままの作業や、屋外での作業があり、妊婦さんにとっては過酷な状況での作業が沢山あります。

元気であれば負担にならない作業も、つわりの時期や大きなお腹になってくると大変な作業になるものもあります。

また妊娠中は黄体ホルモンの分泌が多くなることで、体温が高めになり疲れやすくなったりします。

体調が辛いのに、周囲に理解してもらえず、無理をして働いている妊婦さんもいるかもしれませんね。

しかしそれで何か取り返しの付かない事が起きてからでは大変です。

自らが苦労を重ねて来られた世代の方達だと、なかなか理解してもらうのが大変な場合もあります。

このように手伝うことが難しい時、どのように周囲に伝えたら良いのでしょうか?

体調不良を理解してもらうための対策が2つあります。

  1. 旦那さんにも味方になってもらい、周囲に伝えてもらう
  2. 主治医から安静の指示が出たと伝える

妊婦さん自身が伝えやすい環境ならば、本来は自ら伝えるのが一番良いのです。

しかしそれが難しい時は、やはり旦那さんや主治医に登場してもらい、協力してもらうことで角が立たず良いでしょう。

医師からの指示であることを伝えると説得力も増しますね。

産後も生活や仕事を共にしていくのであれば、できれば仲がこじれたくないものです。

一人で抱え込まずに周囲に打ち明けることが大切ですよ。

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昔は出産直前まで働いていたから、あなたもそのつもりでいてね。

なんて身内に言われてしまったら…。

ものすごいプレッシャーになってしまいますよね。

元気いっぱいにマタニティライフを送ることができる妊婦さんもいれば、トラブル続きで入退院の繰り返しという妊婦さんもいます。

検診時に突然切迫早産の診断が下り、突然安静入院をせざるを得ない場合もあります。

周囲には、妊娠中の経過は人それぞれであることを十分理解してもらうことが大切です。

仕事の状況、周囲の要求が優先ではありません。

妊婦さんの体調とお腹の赤ちゃんのことを優先して、いつまで手伝うことができるかという時期を決めましょう。

伝えにくい時は前述の通り、旦那さんや主治医に登場してもらい、うまく立ち回りたいものです。

パタリと手伝いを止めてしまうのが難しい時は、作業の程度を徐々に落としてフェイドアウト出来ると良いですね。

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まとめ

農業は親族、義理家族と一緒に営んでいる場合が多く、なかなか妊婦さん一人の思いを伝えにくい環境だと思います。

自分の意見を言いづらい時は、主治医に登場してもらいましょう。

医師からの指示であると言えば、相手も受け入れやすいものになります。

今後も生活を共にしていく環境であれば、うまく主治医に登場してもらうのが良いですね。

そして、あくまでも出来る範囲での手伝いはしましょう。

相手に理解してもらうためには、思いやりや愛情を持って接すれば解ってくれるはずです。

体調と妊娠経過を注視し、周囲と上手く関わりながら過ごせると良いですね。