妊娠中でも、日常の買い物は欠かせません。
また気分転換に散歩がてら買い物へ行くこともあるかと思います。
妊娠前とは違って、身体はとてもデリケートです。
少しのことで体調を崩しやすくなっているので、注意をしながら買い物へ行くようにしましょう。
そこで、今回は、妊婦さんが買い物へ行く時の注意点を5つご紹介します。
・重たい物を持つのは避けよう
・自転車は避け、徒歩で買い物へ行こう
・ショッピングキャリーバッグの利用
・貧血などの体調不良に気をつけよう
・便利なネットスーパーの利用
買い物へ自転車で行ったり、重たいペットボトルやお米を持ったりと普段当たり前にしていたことが、妊娠中は体調不良や早産などを引き起こす場合があります。
これから紹介する注意点をご参考下さいね。
目次
・重たい物を持つのは避けよう
妊娠をすると「重たい物を持ってはいけない」とよく耳にしますが、何故いけないのでしょうか。
重たい物を持つと母体や赤ちゃんにどのように影響をするのかを調べてみました。
〈妊娠中に重たい物を持ってはいけない理由>
・お腹が張ってしまう
重たい物を持つとお腹に力が入ってお腹が張りやすくなってしまいます。
お腹に圧がかかることで子宮が収縮して早産や切迫流産を引き起こす可能性があります。
・腰に負担を与える
重たい物を持つと腰に負担を与えて腰痛を引き起こします。
・転倒の恐れがある
妊娠中期から赤ちゃんが成長してお腹が大きくなってくるため、身体のバランスが取れなくなり、転倒をしてしまう恐れがあります。
打ち所によっては、早産や切迫流産、出血などを引き起こす場合もあるため注意が必要です。
重たい荷物を持つことに注意が必要ですが、高いところへ重い荷物を置いたり、逆に高いところにある重たい荷物を取り出すことも、お腹や腰に負担を与えますので避けた方が良いでしょう。
妊娠中に何キロまで持ってはいけないなどの制限はありません。
しかし、お腹や腰に負担が掛かる重さは、間違いなく避けた方が良いでしょう。
・自転車は避け、徒歩で買い物へ行こう
普段、買い物の際に、何気なく乗っていた自転車も妊娠中の利用は避けた方が良いでしょう。
妊娠中期から後期に掛けて、赤ちゃんが成長して妊婦さんのお腹が大きくなります。
お腹が大きくなることで、身体のバランスが悪くなって転倒や交通事故の危険性が高まります。
妊娠中に自転車に乗車するだけでは、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはありません。
しかし、母体心拍数160回/分以上の場合、心拍数が多ければ多いほどお腹の赤ちゃんが苦しい思いをする可能性が高くなります。
自転車の利用は避け、運動負荷の少ない徒歩で買い物へ行くことをお勧め致します。
・ショッピングキャリーバッグの利用
毎日買い物へ行かれる方もいれば、何日か分をまとめて購入する方もいらっしゃいます。
特にまとめ買いをされる場合、食材が多ければ多いほど重たくなりがちです。
そんな時は、ショッピングキャリーバッグを利用することで妊婦さんへの身体の負担を減少させることが出来ます。
妊娠をしていると、自転車に乗ることも難しいですし、重たい物をスムーズに持ち運べません。
キャリーバッグは、なんとなくお年寄りが使うイメージが高いですが、体力が弱くなってきたお年寄りが重たい物を運ぶのに利用している物です。
実はとても万能なアイテムなんです!
最近では、デザインも可愛い物が増えていますので、妊娠中のお買い物に役立ててはいかがでしょうか。
・貧血などの体調不良に気をつけよう
妊娠中は、お腹の赤ちゃんへ栄養や酸素を送るためと出産時の出血に備えるため血液量が増えます。
血液量は増えてもヘモグロビン量は増えないため、血液が薄くなって貧血が起こりやすくなります。
また、特に妊娠後期は、血液量が増大しますが、ヘモグロビンの量が減少することで全身へ酸素がいきわたらなくなります。
動悸や息切れ、目眩などの体調不良が発生しやすくなっていますので、買い物などの立ちっぱなしの行動には注意が必要です。
途中、体調が悪くなったら、無理をせずに休憩をしながらゆっくりと買い物をするようしましょう。
・便利なネットスーパーを利用しよう
妊娠中は、ホルモンバランスの影響で身体はとても敏感になって少しの行動で疲れやすくなったり、貧血や動悸が発生しやすくなります。
身体がそんな状態であっても、日々の買い物は避けられません。
そんな時は、思い切って買い物へ行くのをやめてネットスーパーを利用するのも良いでしょう。
ネットスーパーは、パソコンやスマートフォンなどで簡単にオーダーが出来てお米やペットボトル飲料などの重い物も玄関まで運んでくれます。
重たい物を持てない妊婦さんには、とても重宝しますよ。
また、サービスもとても向上をしており、配送料が無料だったり、ミールキットのレシピ付き献立の食材がセットになってお料理が簡単に出来るサービスがあります。
更に注文から3時間以内に届けてくれたり、妊娠中や育児中のママ特化したサービスを提供している所も多くありますので、自身の使いやすい所を選んで利用すると良いでしょう。
まとめ
妊娠する前は、買い物ひとつにあれこれ悩むことはほとんど無かったかと思います。
しかし、お腹の赤ちゃんを守るためにも重たい物を持つことや自転車に乗ることはやめましょう!
キャリーバッグやネットスーパーを上手に活用して出来るだけ身体に負担を掛けない買い物を心掛けて下さいね。