2014年、お台場に誕生したアネビートリムパーク。お子様達に大人気と噂のこの場所、一体どんな施設なのでしょうか。
アネビートリムパークがどんな施設なのか、混雑してはいないのか、子ども達は本当に楽しめるのか、交通事情等も含めて特集してみます。
目次
お子様大喜びのアネビートリムパークはこんな施設
アネビートリムパークはお台場のヴィーナスフォートに誕生した、全天候型(屋内)遊技場です。そこには様々な遊具で子ども達が遊びながら学べる空間が広がっています。
株式会社アネビーとは?
株式会社アネビーは1970年に誕生した株式会社ぽりーを前身とする会社です。長年、遊園地や幼稚園・保育園の園庭や保育室などのあそびの場を提案し続けてきました。
アネビートリムパークは、株式会社アネビーが2014年、それまでの遊び場開発の実績をフル活用して自ら作った幼児向けのテーマパークです。
お台場の子ども向け室内アスレチック
アネビートリムパークは東京お台場のヴィーナスフォート1階にある室内アスレチックです。
『トリム』とは『船体のバランスを保つ』という意味です。転じて『心も体も元気で健やかに過ごすために、自分自身のバランスを保つ』という使われ方をされるようになりました。
お子様達にとって、遊びとは学びであり、遊具とは知育です。
アネビートリムパークは、遊技場作りに数々の実績がある株式会社アネビーが、お子様の心身のバランスを保つことに主眼を置いて作ったあそびの場です。
お買い物ついでに遊ぶ? それとも遊ぶついでにお買い物?
アネビートリムパークがあるヴィーナスフォートは、他におもちゃ屋さん、ニトリ、各種ファッションブランドなどのお店が入っている総合ショッピング・モールです。日テレのお昼に包装している『ヒルナンデス!』の『格安コーデバトル』でもおなじみの場所ですね。
普段お子様のお世話でファッションのお店に行く暇がないというお母さんも、アネビートリムパークに行くついでにお買い物を楽しむことができます。あるいは、お買い物に付き合ってくれたお子様を喜ばせるためにアネビートリムパークを利用するのもよいでしょう。
アネビートリムパークの遊具&施設紹介
アネビートリムパークはどんな世界なのでしょうか。
上の画像はアネビートリムパークの全体像ですが、それぞれの場所に色々な遊具が置かれています。具体的に遊具や設備を見ていきましょう。
線路:繋げて遊ぶ楽しい知育
テーブルの上いっぱいに広がるのは街並みと線路。自由に動かし、繋げて木製機関車を動かしましょう。お子様のアイデアしだいで無限の遊び方ができます。楽しい仕掛けも盛りだくさんの、想像力が広がる知育遊具です。
はたらく車:本格的な車のおもちゃで遊ぼう
70年以上愛され続けるドイツの老舗おもちゃメーカー、フランツ・シュナイダー社の本格的な玩具です。子ども達が乗って、動かし、物を運べるシャベルカーやダンプカーなどが揃っています。
ヘルメットや作業着を身につければ気分は工事現場のお仕事体験!
トランポリン:全身運動で体力作り
お子様が安全に全身運動できる遊具と言えばトランポリンです。アネビートリムパークのトランポリンはオランダのBERG製。もちろん、安全には最大限配慮されています。
ぴょんぴょん跳ね回ってお子様は大喜び。遊びながら体のバランスを鍛えることができるのも魅力です。
アスレチック:スウェーデンのHAGS社製大型遊具
アネビートリムパークの顔とも言えるアスレチック施設。
スウェーデンHAGS社製の大型アスレチックは様々な登り方が想定されています。だから、小さい子から大きな子まで、工夫次第で一緒に遊ぶことができます。
1人で遊ぶのではなく、初めて会った子とも一緒に交わることで、子ども達は様々な人付き合いの基礎や感情を、自然と身につけていきます。
ゴーカート:オランダRERG社製、本格ペダルゴーカート
アネビートリムパークの中には本格ペダルゴーカートコースがあります。ペダルとハンドルを自分で操作して走るゴーカートに、お子様達は熱中します。
アネビートリムパークでは難易度の高い運転をこなすとキッズライセンス、Cライセンス、Bライセンス、Aライセンスとランクアップするカードをプレゼント。
ライセンスがあがれば乗れる車も増えるので、子ども達は一生懸命ゴーカートを操作します。頭と体を最大限働かせることで、楽しいだけでなく心も体も育っていくのです。
屋台:家では無理な本格的おままごとセットで店員体験
日本の木製遊具ブランド『WOODY PADDY』のおままごとセットをつかって、店員体験ができます。ご自宅ではこれほどたくさんのおままごとセットを用意するのは難しいでしょう。
ごっこ遊びはお子様が最大限に想像力を働かせる遊びです。そして、お店屋さんを体験することで、記憶力や会話力を鍛えることもできる最高の知育の一つです。
プレイハウス:ドイツHABA社製の本格プレイハウス
立体的な遊びができる2階建てプレイハウスです。プレイハウスといっても、お子様の視点でみればかなり本格的なおうち。存分に体を動かし、声を上げ、お友達を作り、楽しむことで子ども達は体全体で社会のルールを学んでいきます。
知育玩具:世界各国の知育玩具がここに揃う
アネビートリムパークには、世界中の知育玩具が揃っています。
積み木だけをみても、様々な種類がありますし、ボードゲームも盛りだくさん。
スウェーデンからやってきた不思議な砂『マッドスター』は握ると粘土のように固まり、伸ばすとふわふわになる大人から見ても新感覚の不思議な物体です。
手で触り、工夫し、楽しみ、学ぶ。お子様達にとって理想の遊び場かつ学習の場がここにあります。
書籍エリア:絵本から小学生向け学習書まで
アネビートリムパークには書籍エリアもあります。絵本から小学生向けの学習書まで、お子様が喜ぶ本をたくさんご用意。
毎月の絵本読み聞かせは、作家兼聞かせ師のけいたろう氏が担当しています。
体操エリア:親子で楽しく体力作り
アネビートリムパークの体操コーナーは親子で全身運動を楽しめる場所。お子様だけでなく、お母さんお父さんも、日頃の運動不足が解消できます。
定期的に体操教室も開かれており、運動が苦手なお子様も自然と体力が付いてきます。
赤ちゃん専用エリア:0歳児でも大丈夫です
アネビートリムパークには、もちろん0歳の赤ちゃんも楽しめるコーナーがあります。ハイハイができるようになったばかりの赤ちゃんも、この空間なら安心して遊ばせられますね。
ご自宅では危険がいっぱいで自由に動かせない乳幼児も、ここなら思う存分楽しませることができます。
搾乳室&おむつ替えコーナー:赤ちゃん連れでも対応できます
赤ちゃんを連れて遊びに行くとき気になるのが、搾乳室やおむつ替えコーナーが完備されているかどうかです。
ご安心ください。もちろんアネビートリムパーク内には搾乳室とおむつ替え用の台がちゃんとあります。
ヴィーナスフォートを探索した後、お子様をアネビートリムパークで遊ばせる前に搾乳やおむつ替えを行なうこともできます。
入り口にはベビーカー置き場も完備されていますし、乳幼児を楽しませるのに最適な空間ですね。
キッズトイレ:大人向けのトイレがないことに要注意
アネビートリムパークにはキッズトイレが完備されています。逆に言うと、大人向けのトイレはありません。保護者の方や小学生以上のお子様はいったんアネビートリムパークから出てヴィーナスフォートのトイレを利用していただく形になります。
アネビートリムパークの営業時間と料金は?
アネビートリムパークがどんな施設かわかったところで、営業時間と利用料金を見てみましょう。
営業時間
アネビートリムパークは年中無休で10:00~20:00まで営業しています(ヴィーナスフォート全体が休館になる日は除きます)
基本料金
アネビートリムパークの基本料金は次の通りです。
見ていただければ分かるとおり、1時間以上遊ぶとお金がどんどんかかる仕組みです。アネビートリムパークはお子様にとって楽しい空間ですから、熱中すると1時間では帰りたがらないでしょう。
会員料金
アネビートリムパークには入会費、年会費不要のお得な会員制度があります。
会員になると平日フリーパスをはじめ、様々なお得な特権があります。
平日なら1Dayフリーパスを、休日なら3時間チケットをオススメしたいですね。1時間以上いると料金がかかると思うと、だんだん子ども達を急かしてしまいがちですから。何度も通うようならマンスリーパスのご購入を検討されてもいいかもしれません。
アネビートリムパークのクーポン情報
アネビートリムパークをもっとお得に楽しみたいという場合、クーポンを利用する手があります。
使い方は簡単。『いこーよ』というサイト(https://iko-yo.net/facilities/22770/coupon)にアクセスしてスマホ画面を見せるだけ。スマホをお持ちでない方は予めご自宅で印刷しておいても大丈夫。
これだけで保護者の方の料金が200円引きになります。これは利用しない手はないですね!
※クーポンの情報は2018年6月現在のものです。
アネビートリムパークの不満点
ここまで、アネビートリムパークの良いところを中心に見てきました。ですが、どんな施設も完璧ではありません。アネビートリムパークはお子様にとって楽しい最高の空間ではありますが、保護者から見れば不満点もあります。
具体的によく挙げられる不満点を見てみましょう。
値段が高い?
まず、特に言われるのがこの点ですね。
アネビートリムパークは値段が高いという声は多いです。他と比較してどうこうというのもありますが、なによりも(平日フリーパスは別として)時間が経てば経つほど料金が上がるというシステムに不満が多いです。
これでは、時間を気にして子ども達をゆっくり遊ばせられないじゃないかというものですね。回転率を上げたいのかなと感じてしまいます。実際、休日はフリーパスがないことを考えても、混雑しないようにある程度回転率は意識していると思われます。
また、これはアネビートリムパークの問題ではありませんが、ヴィーナスフォートに行くための交通網(ゆりかもめ、りんかい線、水上バスなど)がそもそも値段が高いというのもありますね。
出口におもちゃ屋さんがあるのは商売上手?
アネビートリムパークの値段の高さに付随して言われるのがこれです。アネビートリムパークを出たあたりには様々なおもちゃ屋さんが軒を連ねています。
良く言えば子ども達をさらに楽しませるための工夫かもしれませんが、やはり『商売上手』という印象を受けます。
念のため申し上げておくと、アネビートリムパークとおもちゃ屋さんには直接の利害関係はないと思われます。ヴィーナスフォートがアネビートリムパークを含めてお子様向けの店舗を1階に集めているだけです。
しかしながら、アネビートリムパークでお金を払った後に、さらにお子様におもちゃをねだられてしまうと、お母さんとしてはちょっと困ったなという気分になってしまうかもしれませんね。
小学校高学年まで楽しめるとは思えない
アネビートリムパークの対象年齢は公式には12歳、つまり小学校高学年までとされています。
しかし、実際の遊具などを見る限り、小学校高学年になって遊べる場所とは残念ながらいえないでしょう。さすがに小学校6年生になって、おままごとやペダル式のゴーカートで遊びたいという子がそれほどいるとは思えません。
そもそも、トイレも幼児向けしか用意していない時点で、本音はせいぜい小学校低学年までを対象とした施設といえるのではないでしょうか。
大人の保護者が常に必要。小中学生を保護者にできない
アネビートリムパークで遊ぶためには保護者の方が付き添うことが必要です。それは当然としても、小中学生を保護者とすることもできません。
つまり、お兄ちゃんお姉ちゃんに弟や妹をまかせて、お母さんお父さんは隣のニトリや2~3階のファッション店舗に行くなんていう使い方はできないのです。もちろん、兄弟の年齢が極端に離れていれば別ですが)。
当然、ご両親が仕事の日に中学生だけで幼児を連れて遊びに行くこともできません。
アネビートリムパークとしては事故があったら責任問題ですからしかたがないのでしょうが、大人の保護者がつきっきりでいなければならないのは結構大変ですよね。
アネビートリムパークへのアクセス
アネビートリムパークはヴィーナスフォートの1階にありますから、実質ヴィーナスフォートへのアクセスということになります。
電車・水上バスでのアクセス
電車でのアクセスは次の通りです。
臨海高速鉄道りんかい線『東京テレポレート駅』:徒歩3分
ゆりかもめ『青海駅』:徒歩1分(直結)
※りんかい線はJR埼京線・川越線に直通運転
また、水上バスを利用する場合は『パレットタウン』で下りてください。水上バスからはやや歩きますが、ある意味アネビートリムパークよりも水上バスにお子様は喜ぶかもしれません。
お車での来訪
ヴィーナスフォートの屋上に470台収容の駐車場が完備されています。お子様と一緒にレインボーブリッジをわたって、お台場に向かうのも楽しい体験だと思われます。
アネビートリムパークの混雑状況
気になるアネビートリムパークの混雑状況についてです。
平日はすいている。休日もそこまで混んではいない?
アネビートリムパークは現状、穴場といえる遊び場で、そこまで大混雑はしていないようです。特に平日はほとんど並ぶことなどありえないようですね。
休日はそこそこ利用者はいるようですが、1Dayフリーパスがないことがよい影響を与えているのか、遊べないほど混雑するということはないようです。
他の施設のイベント開催日は、主要交通機関の混雑に要注意
アネビートリムパークやヴィーナスフォート自体がとんでもなく混雑することは考えにくいです。むしろ、気にするべきはお台場で他のイベントが開催されていないかでしょうか。
お台場への交通網は普段はそんなに大混雑しません。が、フジテレビや東京ビッグサイトで大規模イベントが行なわれると、りんかい線やゆりかもめが大混雑します。
特に、お盆と年末は要注意。東京ビッグサイトで世界一の同人誌即売会コミックマーケットが数日間にわたって開催されています。コミケ開催日のりんかい線やゆりかもめはとても幼児連れで乗車できる状況ではありません。
コミケほどではないにしろ、お台場では人出が集まる大型イベントがそこそこの頻度で開かれています。できればそういう日は避けて利用した方が良いでしょう。
また、2020年には東京オリンピックが開催されます。オリンピック開催中のお台場は大変な混雑が予想されますので、注意しましょう。
アネビートリムパークの口コミ
ここで、アネビートリムパークの口コミを見てみましょう。
子どもが楽しめるアスレチックがたくさん!
我が子が大好きなアスレチックがたくさんあります。子ども達は毎回大喜びですね。トランポリンでぴょんぴょん跳ねるのも楽しいようです。
ヴィーナスフォートのお買い物に付き合わせた後は、毎回アネビートリムパークに行くのがお決まりコースになっています。
男の子も女の子も楽しめる空間です
男の子は電車遊びやゴーカート、女の子はおままごと、乳児向けフロアもあって、どんな子どもでも楽しめる空間ですね。ただし、小学校低学年までかなという気もしますが。
やや手狭かもしれませんが、無駄に広すぎて細部に係員の目が届かない施設よりは、きちんと手入れがされているアネビートリムパークの方に好感を持ちますね。
搾乳室やおむつ替えコーナーがあるのも嬉しいです。大人向けのトイレがないのだけは不便ですが、建物の構造上どうにもならなかったのかなと思います。
料金が高い。もっと安い同種の施設はいくらでもあるような気がします
小学3年生の息子を連れてアネビートリムパークに行きました。すいていたのは良かったですが、正直料金が高すぎですね。ちょっと規模の大きな児童館としか思えない施設で、この値段はいただけないです。
お台場やヴィーナスフォートに来たついでに幼児を楽しませるための場所と考えればアリなのかもしれませんが、アネビートリムパークだけを目当てにするとガッカリかなぁと思います。
というか、息子もアネビートリムパークよりゆりかもめに乗れたことが嬉しかったみたいですし。年齢層がもっと下の子向けだったかな。
ヴィーナスフォートでお買い物をしたいとも思わないので、少なくとも、私はもう来ないと思います。
楽しく遊んで、楽しく学んで。赤ちゃんも大丈夫な最高空間
お台場に行ったついでに寄りました。予想以上に子ども達が楽しんでくれたので良かったです。ごっこ遊びやトランポリンに大喜びではしゃいでいたのが印象的です。
休日に1Dayパスがないのはちょっと不満ですが、混雑しすぎないようにするためと考えれば仕方がないことでしょうか。
大人向けのトイレがないという意見も分かりますが、普通にヴィーナスフォート内のトイレを利用できますからそこまで不便とは感じなかったですね。
何より、子ども達が楽しんでくれたので満足です。
まとめ
お子様が楽しく遊べるアネビートリムパーク。確かに値段など不満点もありますが、総合して赤ちゃん~幼児にとってはとても楽しめる空間だと思います。
子ども達を遊ばせるついでに、ヴィーナスフォートやフジテレビなどで大人も楽しむことができるのもいいですね。是非一度、お子様を連れておとずれてみてください。