妊婦はトマトを食べちゃダメ?妊娠中のトマトの栄養素や影響と4つの注意点

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妊娠中、特に妊娠初期につわりがあった方はトマトだけは食べられた、なんて妊婦も多いのではないでしょうか?

トマトは美容健康の面でも良さそうですよね。

妊婦がトマトを食べる際に注意すべきことは有るのでしょうか?

今回は妊婦がトマトを食べることについて栄養素や注意点をお伝えします。

  • 妊婦に嬉しいトマトの栄養素と効果4つ
  • 妊娠中のビタミンAの注意点とトマトのビタミンA
  • トマトの加工食品における注意点
  • 妊娠中はトマトの持つ作用の注意とオススメの食べ方

妊婦がトマト食べる際には上記の4つに注意して上手活用していきましょう。

目次

妊婦に嬉しいトマトの栄養素と効果4つ

妊娠中にトマトをよく食べている妊婦は多いのではないでしょうか?

冒頭で述べたように特に妊娠初期につわりで食べ物が受け付けない状態でもトマトだけは食べられたという妊婦は少なくないようです。

ではそんなトマトですが、どんな栄養素をふくんでいるのでしょうか?

トマトは100g当たり19キロカロリー、一個大体150g~200g程度で31キロカロリー程度と非常に低カロリーです。

栄養素はビタミンA・E・K・B6・Cを始め多くのビタミンを含みます。

カリウムやリコピンなども豊富です。さらにクエン酸や食物繊維も含んでいます。

トマトの栄養素には妊婦に嬉しい効果が多くあります。

  • リコピンには抗酸化作用がある
  • クエン酸は疲労回復効果がある
  • 食物繊維には便秘解消効果がある
  • カリウムには体内の余分な塩分や水分を排出する効果がある

妊娠中にぜひ積極的に取り入れたい食品です。

妊娠中のビタミンAの注意点とトマトのビタミンA

妊娠中にビタミンAを摂取すると胎児に奇形を引き起こす可能性があるとして注意している妊婦は多いかと思います。

また実際に厚生労働省でも妊娠中のビタミンA摂取量には注意を促しています。

そしてそのビタミンAはトマトにも含まれています。

ですが、トマトのビタミンAは植物性ビタミンAであり、いわゆるβカロテンと呼ばれるものです。βカロテンは食べると体内でビタミンAに変化します。

ですが、体内のビタミンAが十分量有る時は変化しません。

したがってトマトを食べることによるビタミンAの過剰摂取などは心配する必要が無く、むしろビタミンAの摂取は植物性ビタミンAから行う方法が妊娠期間中は望ましいと言えます。

妊娠中はビタミンAの摂取量に不安に思う妊婦もいるかもしれませんがトマトは安心して食べて大丈夫な食材です。

トマトの加工食品における注意点

トマトにはトマトを使用した加工食品も多くあります。

トマトジュース、トマトケチャップ、トマト缶などがあります。

トマトの加工食品には赤系トマトという種類のトマトが使用されており、私たちが普段スーパーで購入するトマトよりも、リコピンを多く含むトマトを使用しています。

したがってリコピンを効率的に摂取するにはトマト加工食品の方がオススメです。

とはいえトマト加工食品を食べる際には注意して欲しいことがあります。

それは塩分です。加工食品にもよりますが、塩分を多く含む食品もあるので、購入する際に塩分不使用や塩分控えめを選ぶなど工夫するのが良いでしょう。

妊娠中はトマトのもつ作用の注意とオススメの食べ方

トマトを食べる際には塩分以外にも、もう1つ注意が必要です。

トマトは夏が旬の食材です。そのため、トマトには体を冷やす効果があるのです。

妊娠中に体を冷やすのはあまりいいことではありません。

したがって生のトマトをたくさん食べることは体を冷やすことになるので少しばかり注意が必要なのです。

そこでトマトを食べる際にはサラダなどの生食ばかりでなく、スープや煮込みなど加熱して温めてたべることも積極的に取り入れてください。

加熱するとトマトのカサが減り、量が食べられることはもちろん、温かい食べ物は体を温めてくれるので、トマトの身体を冷やす効果を気にしなくても済むでしょう。

とはいえトマトは加熱すると、ビタミンCが壊れてしまいます。

茹でるとお湯の中にビタミンCが流れ出てしまうことからも、レンジでさっと加熱するか、流れ出たビタミンCも食べられるような丸ごと使用するスープなどがオススメです。

まとめ

妊婦がトマトを食べることはとてもいいことです。

トマトには美容に嬉しいリコピンやビタミンCを始め、クエン酸、食物繊維、カリウムなど妊娠中の身体にも嬉しい効果があり栄養素を多く含みます。

それでいて低カロリーなため妊娠中には積極的に食べていきたい食材です。

トマトには胎児に奇形を引き起こす可能性があるビタミンAがありますが、トマトのビタミンAは植物性であり心配が要らないので安心して食べることができます。

トマト加工食品も豊富にあり、手軽に使用できること、またリコピンも多く含まれていることから多用しやすいのも利点です。

加工食品の中には塩分を多く含むものもあるので、塩分に気を付けて選ぶようにしましょう。

トマトには体を冷やす効果があるため、トマトを食べる際には生食だけでなく、加熱して食べるなど、調理方法を工夫して食べるのが良いでしょう。

嬉しい効果が多いトマトは妊娠中に積極的に取り入れていきたいですね。