妊娠中に気を付けるものの中にハーブがあります。
よもぎは和製ハーブという呼び名を持っている程、よもぎの持つ効果は様々と言われています。
そんなよもぎですが、妊婦はたべても大丈夫なのでしょうか?
また最近では美容健康法によもぎ蒸しがあります。
妊活にも効果があるとして妊娠前にされてきた方もいることでしょう。
妊婦はそんなよもぎ蒸しも行って大丈夫なのでしょうか?
今回は妊娠中のよもぎについてお伝えします。
- 妊婦はよもぎを食べても大丈夫?
- 妊婦に嬉しいよもぎの栄養素と効果
- 妊娠中のよもぎの注意点とよもぎ蒸しの注意点4つ
- 海外における妊娠中のハーブの危険性5つ
妊娠中によもぎのことで悩んだら上記を思い出して、マタニティーライフに活用してください。
今回は、妊娠中のよもぎに関する事をまとめていきます。
参考にしてください!
目次
妊娠中の妊婦さんもよもぎを食べても特に問題なし!
妊娠中によもぎを食べても大丈夫かどうか、答えは大丈夫です。
妊娠初期から中期、妊娠後期にかけてもよもぎは食べる事が可能です。
日本では妊娠中によもぎを食べることに関して特に注意が必要などといった掲示は出していません。
もしよもぎが妊婦には良くないものであれば、厚生労働省や食品安全委員会など、必ず国などの機関からお知らせがありますが、今現在は妊婦とよもぎについては特に注意する必要はないとしています。
したがってよもぎ蒸しパンや、よもぎ餅など食べても心配はいりません。
また、よもぎ茶を飲んでも構いません。
妊娠中の妊婦さんに嬉しいよもぎの栄養素と効果って?
和製葉ハーブともよばれるよもぎですが、よもぎにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか?
よもぎには主に以下の栄養素があります。
- ビタミンA、
- ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE、
- ビタミンK
- カリウム、マグネシウムなどのミネラル
- 鉄分
- 食物繊維
よもぎには実に多くの栄養が含まれているのが分かりますね。
ビタミンA、C、Eには抗酸化作用があり、免疫力をあげてくれる作用があります。
妊娠中はどうしても免疫力が下がってしまうので風邪予防には嬉しいですよね。
ビタミンB群には、肌や粘膜を丈夫にする効果があります。
食物繊維が豊富なため便秘解消にも効果があります。
よもぎには抗菌・抗炎症作用をはじめ、冷え改善作用、肌荒れ・あせも・アトピー改善効果、リラックス効果も持っています。
また、妊娠中には様々な栄養素が必要になります。特に葉酸に関しては厚生労働省も注意喚起している通り絶対に取り入れるようにしてください。
葉酸については下記ページで詳しく解説をしています。
葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選
妊娠中のよもぎの注意点
妊婦がよもぎを食べる時は1つだけ注意が必要です。
それはた、よもぎを食べる量です。
妊娠中はよもぎに含まれる「ツヨン」という成分に注意が必要です。
ツヨンはハーブのセージにも含まれる成分です。
このツヨンには子宮を収縮させる作用を持ち、その作用から流産や早産に繋がる恐れがあるとされています。
とはいえよもぎに含まれるツヨンは微量なため、よっぽど大量に食べなければ大丈夫です。
日常生活で食べる程度であれば全く問題はないとされています。
妊娠中でもよもぎ蒸しは大丈夫?妊婦のよもぎ蒸し4つの注意点
よもぎ蒸しは血行促進、美肌、冷え症の改善、デトックス効果、新陳代謝アップなどの美容健康の効果がすごいとされ、人気があります。
特に冷え症改善が妊活に効果があるとして、妊娠前によもぎ蒸しをされていた方も多いと思います。
妊活に効果的としてよもぎ蒸しを取り入れる人も少なくはありません。
では妊娠中によもぎ蒸しはしても大丈夫なのでしょうか?
妊娠中のよもぎ蒸しはできるだけ避ける方がいいでしょう。
よもぎ蒸しパッドやよもぎ風呂に関しても、妊娠中は避けた方が無難です。
妊娠中によもぎ蒸しを避けた方がいいのにはいくつか理由があります。
- よもぎ蒸しといっても使用しているのがよもぎだけでない可能性がある
- 妊娠中に過度に体を温めると胎児に影響を及ぼす可能性がある
- 妊娠中は体調が安定しにくい
- 妊娠中は脱水状態になりやすい
よもぎ蒸しと言っても使用しているハーブがよもぎ100%とは限りません。
ハーブの中には妊娠中の使用が禁忌である場合や影響を及ぼすものもあります。
妊娠中は過度に体を温めると、場合によっては胎児の奇形や、胎児の低酸素状態を引き起こす可能性があるとされています。
妊娠中は体調が安定しにくく、些細なことで体調を崩すことがあります。
体温が高めに維持されている妊娠中は、通常よりも脱水になりやすいことも注意しなければいけません。
よもぎ蒸しを行っているサロンではそれぞれで妊娠中でも大丈夫としているとこや妊娠中はご遠慮くださいなどと実に様々です。
冷え改善という点においては妊婦には良さそうですが、妊娠期間中は念のためお休みにして産後のお楽しみにしておくのが良いでしょう。
どうしても、という場合は医師と相談してから行うようにして下さいね。
海外における妊娠中のハーブの危険性5つ
よもぎは和製ハーブといわれるほど、効果効能が多い食品です。
ハーブときく自然のもので体に害はなさそうだと思えるかもしれませんが、そうではないことをぜひ知っておいて欲しいのです。
アメリカやイギリスでは妊娠中のハーブティーを含むハーブ製品の使用は避けるべきだとしています。
少なからず危険性があるということですね。
アメリカやイギリスにおける妊娠中のハーブ製品の注意点には以下の通りです。
- 妊娠中は必要な場合を除いて、ハーブ製品を使用する時は必ず医師に相談する
- ハーブ製品には重金属や、農薬、医薬成分が混入している可能性がある
- ハーブ製品は、ものによって胎児に影響を及ぼす可能性がある
- ハーブ製品には医薬品と相互作用をもつものがあり、医薬品を使用している場合は医薬品の働きに影響を及ぼす可能性がある
- ハーブ製品には妊娠中において安全は確認できていないものが多い
- ハーブの多くに子宮収縮の効果があり、流産を引き起こす可能性がある。
ハーブ製品は通常時に使用する際には特に注意が必要はありません。
ですが、海外では妊娠中においての安全性は未だ確立されていないのが現状です。
日本では妊娠中のハーブに関して特に注意や警告は出されていません。
ですが、妊娠中は安易にハーブ製品には頼らないようにするのが安心ですね。
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まとめ
妊娠中によもぎは食べても大丈夫です。
ですが、よもぎには流産誘発作用のあるツヨンという成分が含まれているので日常生活では考えられないような多くの量を食べるのは止めましょう。
また人気のよもぎ蒸しはよもぎによる効果に関わらず、妊娠期間中は体調が安定しにくい時期なので、避けましょう。
どうしてもよもぎ蒸しをしたい時は必ず医師と相談し、許可を取ってからにしましょう。
よもぎは和製ハーブと言われるほど効果効能を多く持ちます。
海外では妊娠中のハーブ製品の使用は避けるべきとしています。
和製ハーブであるよもぎにおいても、含有量は少ないとされていますがツヨンによる作用が気になるようであれば精神衛生上よくないので、控えるのが良いでしょう。