「ラン活」とは小学校入学を控えた子供のランドセルを入手するための活動のこと。
大人が張り切っちゃって…なんて思われる方もいるかもしれませんが、わが子にできるだけ良いものをと考える親心は誰しも持っているのではないでしょうか。
2019年春に小学校に入学する息子のために、5年前の妊娠中から資料を集めていた私のラン活は、なんとゴールデンウィークに無事幕が下りました!(早っ)
近年どんどん時期が早まっているランドセルの購入時期。
いつから動けばいいの?と迷うママたちもたくさんいらっしゃると思います。
人気の工房のランドセルは発売日に売り切れてしまうことも少なくありませんから、狙うのであれば6月~7月が購入時期の目安になります。
特にこだわりが無ければ、夏休み中に注文すれば選択肢が全く無くなるなんてことにはならないのでご安心くださいね。
気が早すぎるのは百も承知ですが、私は息子を妊娠中に既にランドセルメーカーを調べ上げ、おおよその狙いは定めていました。
迷っているうちに売り切れて後悔…なんてことは絶対に避けたい性格なので、各メーカーの特徴や自分のこだわりたいポイントは頭に入れたうえで、息子が年長の年を迎えました。
そして…ランドセルのために奔走した日々は特に山場を迎えることも無く5月にあっさり終了…
徹底的に調べ上げていたことで迷うこともなく、親も子も納得したランドセル選びができたと思っています。
今回はそんな私のラン活の一部始終を綴りたいと思います。
※ランドセルへの熱の入り方も選んだランドセルもちょっと特別なので、こんな人もいるんだな~程度に眺めていただければと思います。
私と同じこだわり屋のママさんは、マイベストランドセル選びの参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
息子が選んだランドセルはこれ
息子が選んだランドセルは池田鞄の「イタリア製防水牛革プレミアム半カブセ(グリーン)」です。
※画像はキャメル
そう!少数派である半かぶせなのです。
半かぶせは珍しいのでいろいろな意見がありますが、実際に使用する息子の希望を尊重しました。
何故このランドセルにしたのか、詳しく綴っていきますのでご興味のある方は是非お付き合いくださいませ。
息子のランドセルを選ぶにあたって感じたこと
私自身、家電でも服でも道具でも、持ち物はできるだけ良いものを長く大切に使いたい派。
消耗品という考え方はしたくないと思っています。
ランドセルはもちろん6年間大切に使ってほしいですし、(元気な男子なので望みは薄いですが)できるだけ…できるだけ大切に使ってほしいです。
そのために大事なのは、ランドセルが息子にとってお気に入りであることだとランドセル選びを通じて強く感じました。
「せっかく買ってもらったものなのだから」
「長く使うものなのだから」
「作ってくれた人に感謝しないと」
大人ならそう考えますが、そういった心を育てている・学んでいる段階の子供にとって、ものを大切にするかどうかってぶっちゃけ愛着があるかどうかだと思います。
めちゃくちゃ高額なおもちゃに見向きもせず、タダで貰ってきたオマケばっかり触ってたりしますもんね。
長い時間を共に過ごすランドセル。
できるなら子供にとって6年間お気に入りの大事な存在であってほしいですよね。
そのためには子供と親が意見や知恵を出し合って、協力してランドセル選びをすることが大切だと思います。
6年間お気に入りでいられるランドセルの選び方
ランドセルを背負うのはママではなく子供自身です。
ママが持たせたいランドセルを持たせても、愛着を持って大事にしてくれるか…子供の性格にもよりますが、やっぱり本人が納得して大満足のニッコニコ笑顔で背負ってほしいって私は思います。
ランドセルを選ぶうえで一番大切なのは子供自身が気に入っているかどうか。
これにつきます。
でも子供だけに選ばせるのはダメです。
そこでママの経験や知恵からアドバイスするのです。
・「お気に入り」の気持ちが6年間続くためには?
・機能や保証は?
・学校の教材や持ち物は全部入る?
・使い勝手は?
・子供の体型に合ってる?
・無理なく背負って通学できる?
ここを擦り合わせるのがママの役目です。
具体的な流れとしては以下の通り。
①子供におおまかな好みを確認する
②好みに沿ったランドセルを扱う+機能性の充実したメーカーをピックアップする
③ピックアップしたメーカーのカタログを取り寄せる
④子供と一緒にカタログを見てあらかたの目星をつける
⑤実際に店舗に行って背負わせる
⑥購入
我が家はこんな感じの流れでした!
①のずっと前(息子がお腹にいるとき)に私が先走って色々調べていましたが、そのとき妄想してたランドセルはなんだかんだで選ばれることはありませんでした…
ただ、この妄想期間のおかげでランドセルに詳しくなることができたので無駄ではなかったと思います!楽しかったし!(笑)
こだわり屋の私のラン活スケジュール
すでに各メーカー毎の性能や方針の知識があったことで、息子の希望をきいてすぐに候補を絞ることができました。
しかし、途中でまさかの半かぶせ希望が出たことでふりだしに。。
が、半かぶせは販売している工房がそもそも少ないので、機能的に信頼できる会社の半かぶせとなると必然的に候補が絞られたのですんなり進みました^^
2018年7月26日時点で全商品が完売しているのは以下の二つの工房です。
・中村鞄
・生田鞄
この2工房は2018年度ぶんより約1か月ほど早い売り切れでした。
人気の工房は完売商品も多数出ていますが、一部まだ注文可能なランドセルもあるようなので、チェックしてみてください!
私と息子のランドセル選びのポイント
親子それぞれがランドセルに求めるポイントは大きく違います。
子供の希望が第一ですが、年長さんの好みと6年生になったころの好みは大きく変わるでしょうから、後悔しないランドセル選びのお手伝いをしてあげたいですよね。
我が家の場合の親子それぞれの希望は以下の通りでした。
【息子の希望】
・半かぶせ
→私の妹が半かぶせを使っていて、使いやすかったとの意見を聞いて惹かれた様子。
・色の希望(ピンク→黒→紺→キャメル→グリーン)
→最初はピンクと言っていたので探すのが大変そうだとビビっていましたが、店頭で実物を見てキャメルかグリーンに気持ちが変わり、最終的にグリーンに。
【私の希望】
・ゴテゴテの装飾は避けたい
→過度な刺繍や謎のエンブレムなどは避けたい…耐久性の心配と好みによるものです
・量販系より工房系がいいな
→良いものを与えたい気持ちと憧れです。職人さんの手縫い、とかの言葉に弱いタイプ(笑)
・立ち上がり背カン
→趣味の登山で背負う20kgとかのザックはみんなショルダーが立ち上がりなので、より負担が無く自然に背負えるという経験から。
・保証が充実
→投げたり椅子にしたりするのは目に見えているので(私がそうだった……笑)
・反射材
→学童保育にお世話になるので、帰り道の安心材料の一つとして。
・素材は牛革かな~
→息子の体力と学校との距離的に軽さは重要視していないので、質感重視で牛革を希望。
男の子なのでそこまで華美なランドセルは無いですし、意外と息子のセンスがよかったことで親子で対立することなく選べました!
そもそも、私的に機能面で絶対NOなランドセルは見せませんでした。
子供って意外と「これ」と決めたら意志が固いです。
子供が気に入ったランドセルを後から「ダメ」と言ってがっかりさせるくらいなら、ある程度絞った中から選ばせる方が精神的にも効率的にも良いと思います。
「自分で選んだ」という気持ちを持つことって大事ですから、もしどうしても誘導するならば子供が誘導されたと気づかないようにしましょう。
※誘導すると言っても親の好みを押し付けすぎてはダメですよ!
候補リストに上がった6つのランドセルたち
ラン活序盤、まだ半かぶせの希望が出ていなかった段階で候補に挙がっていたランドセルです。
①生田鞄 ペンタス
妊娠中に先走って妄想していた時のお気に入りでした(笑)
差し色がおしゃれなのに派手ではなく落ち着いていて、バランスが取れていますよね。
生田鞄のランドセルのデザインはとっても好みなのですが、横から見たときのかぶせの角度がまっすぐでなく急斜面なのだけはなんだか気になります。
(牛革・¥62,000)
②生田鞄 にじゆら
こちらも生田鞄。
シンプルだけどステッチの色が絶妙でとっても可愛いデザインですよね。
内装も私の好みドンピシャではありますが、息子が6年生になったときに似合うのかどうか…はちょっと悩みました(笑)
女の子向けでこういうナチュラルで可愛いデザインがあったら、人気出ると思うんだけどなぁなんて思いました。
(牛革・¥68,000)
③池田屋 イタリア製防水牛革プレミアムカラーコンビ
池田屋は私の中で一番理想的なランドセルづくりをしている工房です。
無駄な装飾が無くて、子供目線の機能に特化している点は本当に共感できます。
シンプルなデザインなのでカラーステッチを入れるといい感じに魅力的な仕上がりになりますね♪
壊しても壊されても無料修理してくれるのは男の子のママにとって超重要ポイントです!
私の紹介で2人、池田屋のランドセルを購入したママ友がいたのですが、ふたりとも機能性に感心していました!
(牛革・¥64,800)
④鞄工房山本 アンティークブロンズ
大人気の鞄工房山本のランドセルです。
画像のモスグリーン×キャメルはシンプルだけど品があっておしゃれですよね。
アンティーク調の金具も素敵です。
私の周りでは山本が人気のようで、実際に使っている実物を見せてもらったところ、縫製が非常に丁寧で美しい仕上がりだなぁと感じました。
樹脂製の安全ナスカンを採用している点も安心ですね。
(牛革・¥67,000)
⑤土屋鞄 牛革 ベーシックカラー
こちらも人気の土屋鞄のランドセル。
2019年モデルからA4フラットファイルに対応したのでネックが解消されましたね。
本物を手に取るとわかるのですが、やっぱり洗練されていて美しいです。
見た目は好みですが、機能面で特筆すべきことはなく、昔ながらのランドセルといったところ。
本当に品があるのでおしゃれママに人気なのは納得です。
(牛革・¥69,000)
⑥中村鞄 牛革ボルサベーシック
こちらも無駄な装飾が無くていいですね。
中村鞄にひかれたポイントは360度反射材!
しっかり反射材が入っているけど主張しすぎないデザインなのが良いですね。
かぶせの裏側ってチェックなどの模様が入っていたりすることが多いですが、中村鞄はかぶせの表と同じの無地。
これがなんとも品があって好きです。
持ち手が無いことだけ気になりました。
(牛革・¥63,000)
候補に挙がった5つの半かぶせランドセルたち
途中から息子の希望が半かぶせになったので、集めていた情報はいったん流して必死に半かぶせランドセルを調べました。
やっぱり半かぶせだと選択肢が少ないです。
個性的過ぎるものは避けたいと考えると必然的に以下の中から選ぶことになりました。
①池田屋 イタリア製防水牛革プレミアム半カブセ
機能面では一押しで最初から有力候補でした。
半かぶせランドセルでは珍しい牛革なのも魅力です。
(牛革・¥64,800)
②アクタス スクールバッグ(半カブセ)
めちゃくちゃ可愛いです。
サイドのアーガイルの刺繍もゴテゴテしすぎず程よいおしゃれさ。
コクヨが販売しているランドセルなので性能も安心できます。
荷物が少ないときに中身が遊ばないための中仕切りが付いているのも魅力的です。
クラリーノだけど気持ち割高かな?
(クラリーノエフ・¥58,320)
③Loistar【三越伊勢丹オリジナル】牛革半かぶせランドセル
シンプルな中に品がありますね。
こちらも珍しい牛革を使った半かぶせランドセルです。
百貨店のランドセルではありますが、製造はランドセルメーカーに委託しているので機能性も信頼できます。
(牛革・¥63,720)
④カザマランドセル カジュアル
こちらもシンプルで品のある半かぶせランドセルです。
A4クリアファイル対応の小振りサイズなので、A4フラットファイルには対応していない点が少し気になりますね。
クラリーノなので非常に軽量です。
価格がお手頃すぎて二度見しちゃいましたww
(クラリーノFマット・¥45,000)
⑤アタラランドセル kokage(ネイビー)
半カブセほど短くは無いですが、前面にロックがあるランドセルです。
無駄のない美しいデザインと、綺麗で目を引くけどどこか落ち着く素敵なカラーリングが魅力的ですね。
なんでも土屋鞄が監修しているそうで、その美しさも納得できます。
小マチが無いので収納力と使い勝手が気になるところです。
(牛革・¥58,000)
息子はこの中からランドセルを選ぶことになりました。
実際に店舗で背負ってみて最終確認をしたうえで決めます…!
実物を背負いに行きました!
半かぶせのランドセルをピックアップして、とりあえずの候補は2つまで絞りました。
・池田鞄 イタリア製防水牛革プレミアム半カブセ
・アクタス スクールバッグ(半カブセ)
このふたつです。
お友達でアクタスのランドセルを使っている子が何人かいるので事前に背負わせてもらったところ
息子曰く「重くて痛い…」
見た感じ肩にはフィットしているのですが、教科書などの荷物が入っている状態のものを背負わせてもらったので息子にはまだ重すぎたのか…
クラリーノのアクタスと牛革の池田屋のランドセルでは300g前後の差があります。※アクタスの方が軽い
大丈夫か…?と思いつつアクタス店頭へ。
デザインは可愛いけれど質感はやはりクラリーノらしいクラリーノという感じ。
そういえば先日背負わせてもらったお友達のランドセルも、汚れと大マチの形の歪みが少し気になりました。
空のランドセルを試着すると痛みもなく気に入っている様子。
実際に使うときは重~い荷物が入っているんだよ…と思いつつアクタスは保留。
続いて池田屋へ…(3月ごろの話です。はやっ)
既にカタログ(早すぎて前年度のだったかもw)を請求し、池田屋のDVDで予習をしていた息子は、本物のランドセルを前に
「これがギボシベルト!」
「フックはこうやってつかう」
などと池田屋ランドセルの素晴らしい機能を身をもって体感していました。
私的には、やっぱり牛革が良い~~~~~と感じました!
縫製も丁寧でしっかりしているし、池田屋ランドセルの機能性は群を抜いていると思います。
実際に背負った息子は「これにする!」とのこと。
背負い心地もばっちりだったみたいですね。
300gの差って大きいようで小さい…というか、身体に合ったランドセルだと実際の重さよりかかる負担が断然少ないんですよね。
やっぱり試着って大事だと改めて感じました。
展示会や店頭で実際に確認したポイント
私が実際にランドセル屋さんの店頭やランドセル展示会に行って、確認したポイントは以下の5つです。
①子供の身体に合っているか
これが一番大切だと思います。
肩幅や肉付きはそれぞれ違いますから、子供全員にぴったりフィットするランドセルなんて存在しません。
自分の子にとって一番負担の無いランドセルを選んであげたいですよね。
ただ、注意点として、色が気に入らないからって「痛い」と嘘をつく子供もいますww
同じモデルなのに色違いを背負わせたら泣くほど痛くて、もう一個は何ともないなんてことは、いくら個体差があると言ってもありえません!
きちんと説明して、子供が納得したうえで試着させてあげてくださいね。
②素材の質感や色味は想像通りか
親にとっては大切なポイントですよね。
たとえば同じ「グリーン」というカラーでも、工房によって色味は違います。
同じ工房のランドセルでも、牛革とクラリーノでは表現できる色味が変わってきます。
また、カタログやネットで掲示されている画像と実物の色が全く違うなんてこともよくあります。
息子が購入した池田屋のグリーンがいい例です。
画像のグリーンはザ・緑といった感じですが、実物は黒や紺に近い、とっても深みのあるニュアンスカラーです。
実物を手に取って見るのってとても大事ですよ!
③仕立ては丁寧か
人気の工房系なら信頼して大丈夫だと思いますが、縫製が丁寧かどうかもよく確認したいですよね。
知り合いで、デザインが気に入って予算より2万安かったという理由で実物を見ずにネットで購入した親子がいるのですが…
正直、実物見てびっくりしました…。
素人目にも、縫製が荒いことがわかってしまって…。
あまりこだわりのない親子なので気にしてない様子でしたが、実物見ても買ってたかな?といらんことを考えてしまいました!
だって、ちゃんと(?)2万円分安いつくりだったから…。
もちろん高額=良品というわけでもありません。
お手頃価格でもしっかりしたランドセルはたくさんあります。
なので、ちゃんと実物を確認すること。
2社以上見て比較できればより安心できると思います。
縫製は見た目も差が出るうえに耐久性に関わってきますから要チェックです!
④子供が扱えているか
実際に使うのは子供自身ですから、ここもよく確認したいですね。
特に蓋のロック、サイドフック、小マチのチャックなど。
子供目線で考えました!と各カタログには書いてありますが、お子さん自身が本当に扱えるのか触らせて確認してください。
また、親が持って背負わせるのではなく、置いた状態から自分で持って背負えるかも見てあげると良いでしょう。
肩ベルトの構造は各社がこだわりを持って作っている部分で、工房によって作りが全然違います。
迷ったときにより扱いやすい方を選んであげられるよう、背負いやすさもよく見ておきましょう。
⑤店員さんの対応
これは気持ちの問題なのですがww
個人的に、セールストークで自社製品を推すために他社サゲをするお店は嫌いです!!!
比較したお話を聞けるのは参考になるのですが、極端なことを言う工房もあるので。。
自社のランドセルに自信があるなら、他を落とすようなことを言わなくても魅力は伝えらるはずです。
あと、客によって接客態度変えるのやめて!w
私たちの方が先に見ていたのに、別の家族連れを優先されたことがあります(むこうはジジババ総出の大所帯で来店していた)
私たちお金持ってなさそうに見えたのかな…なんて被害妄想しちゃいますよ…
結果的に、やっぱり良い工房は店員さんの雰囲気も良かったなって思います!
息子のランドセルは池田鞄に決定
そんなこんなで息子のランドセルは池田鞄のイタリア製防水牛革プレミアム半カブセに決定しました。
三月中に店頭で試して、意思は固まったので今年のモデルが発表された後のゴールデンウィークに銀座店で無事注文を済ませました。
決め手となったポイント
池田屋で大満足している私が購入を決めたポイントは以下の通り。
・保証
故障の理由を問わない「壊しても壊されても無償修理」は男の子のママにとって物凄い安心感でした。
また、ランドセルそのもので池田屋のランドセルだとわかるため保証書が無くても大丈夫というのも印象が良かったです。
・シンプルなデザイン
池田屋のランドセルは全て同じデザイン。無駄な飾りは一切ありません。
刺繍から水が沁みて耐久性が落ちるという理由からだそうで、息子本人も飾りを欲しがってはいないし、私に至っては飾りはナシが良かったので理想的でした。
・子供視点の圧倒的な機能性
①池田屋フック
紐をかけて引くだけで簡単に付け外しができる池田屋フックは年長さんの息子でも簡単に扱うことができていました。
私も子供のころ、このサイドフックに給食袋などをひっかけると自分で外せなくて困っていたことを思い出しました!
よく考えられているし、本当に簡単に扱えます!
②タテ穴の池田屋ロック
息子のランドセルは半かぶせなのでロックの形状が違いますが、池田屋の全かぶせのランドセルはこのタテ穴ロックが採用されています。
ヨコ穴ふたつのタイプのロックが主流ですが、荷物の量によってどちらの穴にするか迷ってしまいますよね。
タテ穴の池田屋ロックだと子供自身が迷うことなく、ちょうどいいところに収まってくれます。
支度がスムーズになりそうですね!
③ソフトかぶせ
池田屋のランドセルはカブセがとても柔らかいです。
まだ力の弱い子供でも楽に開閉できますし、開いた反動でカブセが顔に当たる!なんてことも起きません。
④大きいファスナーつき内ポケット
池田屋のランドセルはとっても大容量です。
大マチは横幅23cm×高さ31cm×マチ幅12cm、調節可能な小マチは最大4.5cmまで広がります。
特に小マチの上のファスナーつきポケットに高さがあるところが気に入りました。
ほぼ無いとは思いますが、集金袋も曲げずに入れられる大きさです!
小マチには調節用ベルトがあることがほとんどですが、このベルトがファスナーポケットの上に来ていないところも開け閉めしやすくて好きです。
子供は手ぶらでいたいし手ぶらの方が安全ですよね。
たくさん荷物が入るのはとっても大切なポイントでした。
⑤バックルではなくギボシベルト
池田屋のランドセルはベルトにバックルが無く、かわりにギボシベルトという独自のパーツが使われています。
耐久性・安全性どちらをとっても素晴らしいと感じました。
私自身、ランドセルのベルトのバックルに引っ掛けてニットをほつれさせたことが何度もありますので、そういった面でも優秀ですね。
見た目もすっきりしていて良いと思います。
納得したうえで目をつむったポイント
・反射材がシール
池田屋のランドセルには反射素材が縫い込まれていません。
反射材は消耗品であって劣化するものだから、常に良い状態のものを取り付けられるように反射シールが付属してます。
また、この反射シールが劣化・紛失した際に希望すれば無料で新しい反射シールを貰うことができます。
考え方は納得できたけど、この反射シール、かっこよく貼れるかな…?
せっかくのシンプルで素敵なデザインを壊さずに、自然に貼れるイメージがわかないのが悩みです…(笑)
・防犯ブザーフックが華奢な印象
池田屋のランドセルに備え付けのDカンはなく、移動式防犯ブザーフックが付属しています。
用途としてはDカンと同じく肩ベルトに防犯ブザーを取り付けられる金具なのですが、成長に合わせて位置を変えられる仕組みなのです。
常にベストポジションに防犯ブザーを付けられるように位置を変えられるのは大賛成なのですが、
一般的なフックや縫い付けてあるDカンと比べると気持ちつくりが華奢な印象があって少し気になっています。
また、フック式では無いので防犯ブザー側のパーツがフックである必要がありますね。
保証があるので仮に壊れても負担は無いのですが、なるべくなら壊さずに6年間過ごしたいと思っています。
数年使ってみて様子を見ようと思います。
・立ち上がり背カンではない
池田屋背カンするぴたは立ち上がり構造ではありません。
ランドセル選びのポイントで立ち上がり背カンを推していた私ですが、息子に色々なランドセルを試着させているうちに、立ち上がり=ベストというわけではないと思い改めました…!
立ち上がり構造が固定されていると、かえって肩にフィットせず浮いてしまうランドセルもあったからです。
池田屋背カンするぴたは背カンが上下左右に自在に動きます。
幸い息子の肩には合っていたようで、浮くことも痛がることも無くぴったりフィットしていました!
半かぶせのメリットとデメリット
半かぶせのランドセルって珍しいですよね。
ネット上でも賛否両論、様々な意見があるようです。
それでも息子のランドセルを半かぶせにした決め手は以下の理由からです。
・息子自身が気に入っている
・実際に半かぶせランドセルを使っていた人からの意見
・デメリットをデメリットと感じなかった
・カブセ以外は他のランドセルと性能差の無い素敵なランドセルに出会えた
もちろん息子にも子供目線での懸念点は伝えました。
「みんなが持っている形とはちょっと違うけど大丈夫?」
「なかにはへんなの~などと言ってくる子もいるかもしれないよ」
これに対し息子は
「ぼくはカッコいいと思ってるからこれがいい。だってぼくのだから」
と答えました。
本人の意思が固まっているということはそれだけ気に入るランドセルに出会えたのだから、素敵なことだと思います。
あえて避ける理由も無かったので、迷わず半カブセを選びました。
半かぶせランドセルのメリット
・扱いやすい…立てたまま荷物の出し入れができて楽だったと10数年前に半カブセランドセルを使用していた私の妹が絶賛していました。
・親が後ろから開けやすい…忘れ物を入れたいときや中を確認したいとき、親が後ろからサッと開けやすいんです。いちいちおろす必要がありません。
・おしゃれ…なんといっても素敵ですよね。すぐ自分のランドセルを見つけられそうです。
半かぶせランドセルのデメリット
・後ろから簡単に開くから防犯上良くない…貴重品を入れる機会はほぼ無いですし、そんな近い距離に不審者がいる時点で防犯どころじゃないと思います…!
・蓋を開ける悪戯をされる…少なからずそういう子もいると思いますが、息子はハッキリと言えるタイプなので大丈夫だと判断しました。
・黄色のランドセルカバーがつけられない…同じ小学校に通っている子(アクタスの半カブセランドセル)のママにつけることができたと確認しました!自治体によっては形が合わない可能性もありますが、だいたいは調節できると思います。
・カブセに持ち物を挟めない…カブセにピアニカとかを無理やり挟みがちですが、ランドセルの形がゆがむので私は極力やってほしくありません…なので、そもそも挟めない構造なのはむしろありがたいです。
最終的に決めるのは子供
たくさん調べてたくさん考えましたが、結局使うのは子供ですから、子供自身に選んでもらいました。
幸い息子のセンスが意外にも良かったので(笑)ケンカすることも無く平和なランドセル選びができました。
親子で意見が対立している場合、子供自身によく考えさせて、子供に自分で選ばせた方が良いですよ。
もし数年後に不満が出てきたときに、自分で選んだ責任を感じることも勉強です。
可能ならば6年間、愛着を持って大切に使ってもらいたいですが!
調べていて感じた近年の流行ランドセル
ランドセルを調べるにあたって息子の1~2歳上の学年のママやランドセル販売店の店員さんに聞き取り調査したところ、近年の人気の傾向が見えてきましたのでご紹介したいと思います。
・人気のメーカーの傾向
・人気のデザインの傾向
この2点を個人的に分析してみました!
人気のメーカーの傾向
私の周りで購入者の多いメーカーはこの3つです。
①鞄工房山本
②セイバン
③土屋鞄
やはり定番の工房が並んでいますね。
①鞄工房山本
ご近所では鞄工房山本のランドセルを購入しているご家庭が圧倒的に多いです。
息子の通っている園の一つ上の学年は、3分の1の子が鞄工房山本のランドセルで小学校に通っています。
「なんで山本にしたの?」と聞いてみると、
「〇〇〇ちゃん家も〇〇〇くん家も山本にしたみたいだから」と言ってました…!
ママ同士の口コミで広まったみたいですね。
そういえば、うちの息子の同級生は私の勧めで2人池田屋のランドセルを購入してましたし、周りが購入したという点は大きな判断材料になるご家庭が多いようですね。
②セイバン
こちらも背負っている子をよく見かけます。
「天使のはね」は有名ですし、工房系人気に火が付くまではランドセル界を独走していたように思います。
シック系から子どもの好きそうな派手なもの、ブランドコラボなど選択肢がたくさんあるのも魅力の一つですね。
調べてみたらクラリーノの割にけっこう値段が張ってびっくりしました…!
が、機能は信頼できるので、特化したポイントがそれぞれ違う工房系よりは無難といったところでしょうか。
量販店などでもよく見かけるので手に入りやすいことも人気の理由ですね。
③土屋鞄
土屋鞄も根強いファンがついている印象です。
姉妹みんな土屋と決めている、他は見ていないというママにも何人か出会いました。
土屋鞄を選んでいる理由はやっぱり見た目の美しさからのようです。
私の完全な主観ですが、私の周りで土屋鞄を選んでいるママはみんなおしゃれさんです!
デザインセンス重視ならば土屋鞄なんでしょうね~。
土屋鞄のネックだった内寸サイズが2019年モデルから改良されて、A4フラットファイル対応になったことでさらに人気が加速したようでした。
2019年ラン活を終えて
早々にラン活を終えた私ですが、いまだにランドセル工房のサイトを巡回して売れ行きを見守っています(笑)
オタク気質なもんで気になってしまって…ww
想定外のランドセルに決まった我が家ですが、選んだランドセルには非常に満足しています!
入学式が楽しみですし、いまやカブセを見るだけで工房とブランドがわかるまでになってしまったので、みんなのランドセルを見るのもワクワクしています!
また、今記事で記載した内容は基本的に私の主観なので絶対に正解ということはありません。
メリットとデメリットって表裏一体なんですよね。
考え方次第で誰かにとってのデメリットも、私にとってはメリットだったりするのです。
体型や好み、住んでいる地域によってベストなランドセルはひとりひとり違いますし、何にこだわるかも人ぞれぞれです。
ランドセルに求めるもの・考え方が似ているなと感じていただけた方がいらっしゃったら、少しでも参考にしていただけると嬉しいです!
皆さんのお子さんも最高のランドセルと出会えますように!
ここまで読んでいただきありがとうございました。