妊婦だけど風邪をひいちゃった!妊娠中に風邪の時にする6つのこと

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妊娠中に風邪を引いてしまった! 途端に気になるのが赤ちゃんへの影響です。

咳込んで流産してしまったらどうしよう。薬は飲めるの? 薬が飲めない場合、どうやって治したらいいの?

まずは落ち着いて、症状を見てみましょう。

・熱は39℃以上の高いものですか?

・咳はひどいですか?

・嘔吐などの症状はありますか?

高い熱がある場合や、風邪以外のインフルエンザやはしかなどの伝染病にかかっているのと、熱が大したことがない場合、咳や鼻水だけの場合では対処の方法が違います。それぞれの症状に応じた対処法を見ていきましょう。

 

目次

熱がない。風邪っぽい症状の場合

まずは体を温めましょう。足湯をして体を温めたり、生姜湯や葛湯、生姜の入った紅茶、ココアなど体を温める飲み物を取るなどの民間療法は意外にも効果的です。

妊娠初期には疲れが溜まることで、風邪のような症状が出ることがあります。温かくして休息を取ること、栄養のあるものを食べるなどを試してみましょう。

39℃以下の発熱がある場合

はちみつ緑茶

緑茶に熱湯を入れて注ぎ、2分ほど蒸らして湯呑にお茶を入れます。はちみつを少し入れて熱いうちに飲みましょう。

緑茶は、ビタミンCが豊富なほか、はちみつには殺菌作用もあります。紅茶でも効果的です。

キャベツ枕

キャベツの外側の濃い緑色の部分の葉を2~3枚洗って、タオルなどにくるみます(布地の袋などがあれば便利)。いつもの枕の上に乗せて頭を乗せます。キャベツがしんなりしてしまったら、新しいものと取り替えましょう。

キャベツの酵素が熱を取ってくれるという民間療法。乳腺炎でおっぱいが腫れている時にも効果的です。

のどが痛い場合

大根はちみつ

大根を1cmくらいの半月、またはいちょう切りにする。容器に入れて、ひたひたになるぐらいのはちみつを入れる。時間が経って水が出てきたら、大根を引き上げ、その汁をお湯で薄めてゆっくり飲む。

長ねぎ湿布

長ねぎを縦に切って、切り口を喉に当てガーゼなどで固定しておく。

咳が出る場合(痰の少ない軽い咳)

かりんはちみつ

かりんを1cmくらいの薄切りにし、保存容器に入れ、ひたひたになるぐらいのはちみつを注ぐ。水分がかりんから出てきて、さらさらの液体になったら、かりんだけを取り除き、お湯で薄めてゆっくりと飲む。

レンコン湯

レンコンを半分くらいすりおろし、キッチンペーパーなどで汁を絞る。

大さじ3ぐらいのレンコン汁に生姜のすりおろしを数滴入れ、お湯150cc、好みで塩と醤油を入れてゆっくりと飲む。

鼻水が出る場合

番茶にはちみつを加えて飲む。

鼻うがいをする

鼻の両側にあるツボを刺激する。

病院で受診した方がいいケース

妊娠中は、赤ちゃんのことを考えて薬を飲みたくないかもしれません。もちろん、妊娠中に薬を服用するのは注意が必要ですが、使用しないことで母体に悪影響がある場合もあります。

次のようなケースには、受診して医師のアドバイスを得て、薬を使用しましょう。

・ひどく咳き込んでお腹が張ることがある

・眠れない

・39度以上の熱が続いている

・嘔吐を何度もしている

・食欲が減退している

激しい咳で流産や早産するという危険性はあまりありませんが、母体が辛い場合は薬の力を借りて、直していった方がいいでしょう。産婦人科では、葛根湯やカロナールなど赤ちゃんに影響のない薬を処方してくれます。

また、薬を使う場合は次のことに気をつけましょう。

・長期間の服用はしない

・効果的な方法で服用する

・医師の指示に従う

 

インフルエンザにかかってしまったら

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インフルエンザで高熱や咳などの症状がある場合、妊婦さんは解熱剤や点滴などで対処されることが多いようです。

インフルエンザは赤ちゃんの奇形率などには影響はありませんし、咳が赤ちゃんに大きな影響を及ぼすことも少ないでしょう。

しかし、母親が肺炎やその他の合併症によって低酸素状態になるようなことがあると、早産や流産の要因になることもありますから、早めの対処が必要です。

周囲でインフルエンザが流行していたり、上のお子さんがかかったりしたら特に注意をしましょう。

 

なるべく風邪は予防しよう!

上のお子さんがいたり、電車通勤をしていたりすると、どうしても風邪を引いてしまいます。冬場や病気が流行っている時期には、マスクを着用し、手洗いうがいを心がけましょう。また、家族に風邪を引かないように気をつけてもらうことが必要です。

次のようなことに気をつけて、妊娠期間中は風邪予防しましょう。

・帰宅後の手洗い、うがいは家族全員にしてもらう。

・なるべく人混みに行かない。行く場合にはマスクをする。

・喫煙している人は禁煙しましょう。

・風邪だけでなく、アレルギーによる不快な症状を防ぐために、花粉、動物の毛、ほこり、カビを取り除きましょう。

・冬場は、湿度に気をつけて部屋の乾燥を防ぎましょう。

・粘膜を強くするビタミンCを含む食材を積極的に摂りましょう。

 

まとめ

赤ちゃんがお腹にいると、風邪を引いても薬はなるべく飲みたくありませんよね。でも、妊娠中は免疫力も少し低下しているので体調を崩しやすくなっています。

高熱の場合は、無理をせずに病院に早めに相談した方がいいですが、熱がない軽い風邪の場合は、昔から日本に伝わる民間療法で乗り切りましょう。自然に治していく方法を知っていれば、赤ちゃんが生まれて風邪を引いた時にも役立つので便利です。

でも、何よりも大切なのは風邪を予防するということ。妊娠中に人混みに出かけなければいけない用事のあるときには、マスクを着用し、帰宅してから手洗い・うがいを欠かさないなど注意していくことが大切です。