妊娠中に脇の痛みが辛い!妊娠時期別にみる、妊婦の脇の下の痛みの原因と6つの対策方法

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妊娠中のトラブルは、便秘や肌荒れ、下腹部痛など挙げたらきりがありません。

妊娠中期になると、ホルモンバランスの変化によって脇の下や乳首、デリケートゾーンなどを中心に、黒ずみや黒い線ができたりもしますね。

中には脇の痛みを感じる妊婦さんも。

胸に近いことから、乳がんや母乳の出にかかわるのでは…と心配になる人も多いでしょう。

『妊婦の脇の痛み、原因って何かしら?』

『妊娠中の脇の痛みは治療した方がよいの?』

など、妊婦さんだからこそ、人一倍体の変化に敏感になるのは当たり前です。

今回の記事では、

・妊娠中の脇の痛みの原因

・脇の痛みを和らげる方法

・妊娠中の乳がんの可能性

・授乳中の脇の痛み

など、妊婦さんの脇の痛みについて6つのポイントで解説します♪

目次

妊娠中に脇が痛い!妊婦の脇の下の痛み~妊娠初期~

妊娠中のトラブルとして、便秘や下腹部痛、つわり、肌の黒ずみなどはよくあることです。

友達や親に相談しても、「わたしもそうだったよ。」と言う返事が多く、たくさんアドバイスをもらえました。

でも、脇の下の痛みを経験した人はそんなに多くないようです。

わたしも、「もしかしたら自分だけなのかも」と心配になったのを覚えています。

急に胸の横が痛いだなんて、何か重い病気が潜んでいるのでは!?と怖くなりますよね。

それほど多くはないようですが、妊娠中の脇の痛みにはいくつかの原因が考えられます。

早速、脇の痛みの原因を、妊娠の時期別に見てみましょう。

妊娠初期は、

・着床痛

・子宮の拡張にともなう痛み

・ホルモンバランスの崩れ

・子宮外妊娠

などです。

着床痛で脇が痛くなるというのは驚きです。

しかし妊娠初期症状として乳首が痛くなるということをよく聞きますので、胸に近い脇が胸の成長に影響されているのかもしれません。

妊娠超初期の症状の一種と思えば嬉しい合図ですが、痛みはちょっと考えものですね(笑)

わたしも妊娠初期に脇下の痛みを感じ、医師に相談しました。

初期は妊娠を継続するために、急激なホルモンの分泌があり、胸付近に違和感が出ることがあると言われました。

しこりがあるようなら心配だとも言われましたが、わたしの場合は妊娠判定後2週間ほどで痛みはなくなりました。

そしてそれと同時につわりが始まりました。

もししこりも見受けられるようでしたら、こちらの記事を参考にしてみてください。

妊娠中のしこりが痛い!妊婦の脇の下のしこりの原因と予防策と解決策

妊娠中の妊婦の脇の痛み~中期から後期~

時期によって、原因も異なります。

・乳腺の発達

・副乳

・リンパの腫れ

中期以降になると、授乳のための準備が始まり乳房が大きくなります。

乳腺が発達し、胸が硬くなったり、張るような違和感を覚えるでしょう。

乳腺は、乳首から放射線状に脇まで広がっていますから、脇の下が痛くなるのも当然です。

リンパの腫れは、妊娠中でなくても、風邪を引いたり感染症にかかったりすると感じることがあります。

妊娠以前に同じような場所が痛んだことがある人は、脇のリンパによる痛みも考えられます。

しかし、左右同じような場所が、局所的に痛いという場合は、副乳の可能性があります。

妊娠中の脇の下の痛みは「副乳」の可能性がある?

聞きなれない言葉ですが、女性の5%、男性の2%が持っている乳房の名残のことです。

(ウィキペディア参照) 進化の過程で退化したもので、まれについている人がいるというものです。

女性が妊娠中に脇に違和感を覚え、その存在に気づくということが多いです。

脇の下から乳糖経由で恥骨で結んだ性腺の1つ、「ミルクライン」。

福乳はこのミルクライン上にできます。

乳首のように小さな突起が現れる場合もあれば、しこりのようになっていることも。

次の条件に合えば、副乳の可能性があります。

・左右対称に痛みがある。

・ポツンと赤くなったり、黒ずんだりしている。

・乳首の横、下など左右同じ場所にある。

・少しふくらみが感じられる。

中には、副乳から母乳が出たという例も。

これは生まれつきのものですから、治療が必要なものではありません。

また、副乳がある人は母乳の出がよい傾向があります。

副乳と言われたら心配せず、痛みを和らげる方法を考えましょう。

妊娠中の危険な胸の痛みもある!?

しかし、治療が必要な痛みもあります。

それは、乳がんや悪性の腺腫です。

「妊娠中も乳がんになるの?」と思われる方もいるでしょう。

妊娠中や授乳中にがんが見つかるケースもあります。

妊娠の定期健康診断で子宮頸がんが見つかった人や、授乳中にしこりを発見し、乳がんがわかった人もいます。

乳がんと上記に挙げた副乳は、違いがはっきりしています。

副乳は左右に存在しますが、乳がんはそうではありません。

乳がんのしこりを見つける方法は次の通りです。

・手をあげ皮膚を薄くする。

・乳房全体をくまなく触る。

・硬い部分、コリコリした部分があるかチェック。

女性なら1度は、乳がんのしこりのレプリカを触っておくことをおすすめします。

万が一妊娠中に乳がんと診断されても、赤ちゃんを諦めなければならない訳ではありません。

妊娠中も段階的に治療をする方法があります。

どちらにしろ早く発見するに越したことはありませんので、脇の痛みやしこりが気になる場合は定期検診の際にためらわず相談しましょう。

妊婦の脇の痛みを和らげる方法!

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・副乳

・乳腺の発達

の場合は冷やすと痛みが和らぎます。

胸全体を冷やすのではなく、痛みのある部分にだけアイスノンを当てるなどしましょう。

全体を冷やすと、今後母乳が出にくくなる場合があります。

また、母乳のつまりが原因の場合、マッサージをしたり、入浴でしっかり温めたりすることでつまりが取れることもあります。

乳腺外来を受診すると、専門的なアドバイスをもらえます。

先輩ママの中には、ベテラン助産師さんに母乳マッサージをしてもらったという人もいました。

1人目は痛くて我慢し母乳の出も悪かったそうですが、2人目でお願いしたところ痛みも和らぎ母乳の出もよかったそうです。

授乳中ではなく、妊娠後期から行うと効果的だそうです。

出産後の脇の痛みもある!?

出産後痛みが引いたという人もいれば、逆に痛みが出たという人もいます。

出産後の脇の痛みには次のものが挙げられます。

・線維腺腫

・乳瘤 母乳のつまり

・乳腺炎

線維腺腫は妊娠に限らない症状ですが、ホルモンバランスの崩れなどが関係するので、出産後のタイミングでなる人もいるようです。

乳がんかと思ったら線維腺腫だったというケースもあり、見分けが難しいもの。

痛みはありますが、すぐに治療が必要なものではありません。

下の2つは、授乳中の妊婦さんにはよくあることです。

しこりのようなものが出来ても、赤ちゃんに吸われることで小さくなったり、消えたり、またできたりするものです。

乳腺炎がひどくなると発熱をともなうことがあるので、その際は、産婦人科や母乳外来にかかりましょう。

そのまま授乳すると赤ちゃんにもよくありません。

まとめ

今回は、妊娠中の脇の痛みについて解説してきました。

伝えたかったのは、次の4つです。

・妊娠の時期によって脇の痛みには原因があること。

・妊娠中に副乳の存在がわかり、痛みが出る人もいること。

・乳がんの可能性も否定できないこと。

・出産後の脇の痛みもあること。

妊娠中は、とにかくちょっとした痛みやトラブルに敏感になるものです。

まして脇は胸の近くですから、ナーバスになりやすいところですよね。

わたしも脇の痛みがあったので、原因は何か、赤ちゃんに問題はないかなど、とても心配になりました。

こちらの記事が、妊娠中に脇の痛みに悩む方のお役に立てば嬉しいです。