妊娠中はお腹の赤ちゃんのことも考えて、なるべく体に良い栄養価の高いものを食べたいとと思う妊婦さんも多いのではないでしょうか。
妊娠中は普段よりも多くの栄養素を取ることが大事です。
しかし、妊娠中に食べすぎてはいけないもの、食べない方が良いものも数多くあります。
いったい何を食べれば良いのか悩んでしまいますね。
もずくは健康食品として有名ですが、妊娠中は食べても良いのでしょうか。
もずくは体に良い栄養素がたくさん入っていて健康にも効果的ですので、もちろん妊婦さんでも食べて大丈夫な食材です。
妊婦に嬉しいもずくの栄養素は5つあります。
・βカロテン
・ビタミンB群
・ミネラル
・葉酸
・フコダイン
これだけ妊婦に嬉しい栄養素のあるもずく、積極的に食べたいですね。
食べ方は一般的にはもずく酢が知られていますが、スープや天ぷら、チヂミにしても合うそうでレパートリーも豊富。
しかし、妊婦がもずくを食べる時には3つの注意点があります。
・食べすぎない
・冷えないように温かいものを
・偏らないように
この3つの注意点を守ってもずくの栄養素を妊娠中もたくさんとりましょう。
今回は妊娠中の正しいもずくの食べ方と注意点について解説をしていきます。
参考にしてください♪
目次
妊婦に嬉しい効果たっぷり!妊娠中のもずくの栄養素
先に述べたように、妊娠中であっても、正しい食べ方で適量であればもずくを食べても大丈夫です。
妊娠初期から中期、妊娠後期まで安心して食べることができます。
また、辛いつわりの時にも比較的食べやすいもずくは重宝している妊婦さんもたくさん。
とくにもずくの酢の物は、酢の酸味でさっぱりするだけでなく、喉ごしもつるつるしているので食欲が落ちている時期でもさらっといただけます。
そんなもずくに含まれる栄養素で主に妊婦さんに嬉しい効果を発揮してくれるものが5つあります。
・βカロテン
βカロテンはカロテノイドの一種で強力な抗酸化力を持っています。
皮膚や粘膜を市場に保ったり免疫力をあげる、視力の維持などの効果があります。
妊娠中は肌が荒れてしまったり、免疫力が低下する、視力が落ちるなどのトラブルが起こりがち。
そんな時、βカロテンは妊婦の強い味方になってくれる栄養素ですね。
美肌効果もありますので、いつまでも綺麗でいたい妊婦さんにもおすすめです。
・ビタミンB群
ビタミンB群はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、ビタミン12などからなる、人間がエネルギーを作るのに欠かせない栄養素です。
ビタミンB群はお互いが助け合いながら効果を発揮し、人間の代謝を助ける働きをしています。
代謝が良くなればエネルギー効率が上がり、疲れにくくなったりという妊婦にも嬉しい効果があります。
ビタミンB群の中でも注目の栄養素は『葉酸』。
葉酸は妊婦が摂るべき栄養素の一つとして有名です。
実は葉酸もビタミンB群の仲間なんです。
妊娠中に妊婦さんが葉酸不足だと、お腹の赤ちゃんの奇形を誘発することがあります。
お腹の赤ちゃんが奇形にならないためにも、妊娠中にしっかり葉酸を摂ることが大切。
また、妊婦が葉酸を摂ることでお腹の赤ちゃんの神経系奇形などの障害を防ぐことができると言われています。
厚生労働省も注意喚起しているように、妊娠中は葉酸は積極的にとったほうが良いですね。
妊娠中はお腹も大きくなり、栄養素も赤ちゃんに取られているので疲れやすくなっています。
きちんとビタミンB群をとって健康的な妊娠時期を過ごしましょう。
葉酸については下記ページで詳しく解説をしています。
参考記事
葉酸サプリランキング2018~市販vs通販!妊娠中におすすめ葉酸サプリ35選
・ミネラル
ミネラルとはカルシウムや鉄分、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどのことを指します。
カルシウムは骨を作るのに必要な栄養素で、妊娠中はお腹の赤ちゃんの骨などを作るためにも妊婦がとったほうが良い栄養素です。
また、鉄分は妊娠中に大事な栄養素ですね。妊娠中は血液も胎児に回されるので貧血になりやすいです。
しっかり鉄分をとって貧血を予防しましょう。
関連記事⇒妊婦は貧血になりやすい?妊娠中の貧血の原因と影響、2つの貧血改善レシピ
また、カリウムはむくみ予防に効果的。
妊娠中はとにかくむくみやすいのでカリウムをとってむくみを予防しましょう。
・フコダイン
フコダインとはもずくのネバネバに多く含まれている食物繊維のことです。
フコダインはがん予防、高血圧改善、コレステロールの低下、アレルギーを抑制するなどいろいろな効果のあるとても嬉しい栄養素です。
妊娠中にも積極的に摂りたい栄養素の一つですね。
妊婦が妊娠中にもずくを食べる時に注意するべき3つのこと
色々な栄養素と効果のあるもずくですが妊婦が食べる時には3つの注意点があります。
・ヨウ素の摂り過ぎは危険!食べすぎないで量をしっかりと守る!
妊婦さんが取らないほうが良い成分の一つにヨウ素(ヨード)というものがあります。
このヨウ素を妊婦さんが摂り過ぎると、赤ちゃんへ悪い影響が出ることがわかってるのです。
しかし、ヨウ素は不足しても悪い影響がでます。
適度な量を守って摂取することが大事です。
もずくに含まれるヨウ素の量は100あたり140μgです。
1日のヨウ素摂取量の上限が2,200μgですので、100gのパックのもずく1個食べるくらいならば全く問題ないことがわかります。
しかし、たくさん食べすぎるのは注意が必要です。適量を守って食べるようにしましょう。
・冷えないように温かいものを
妊婦に冷えは大敵です。しかし、もずくは実は体を冷やしてしまう食べ物なのです。
確かにちゃんと冷えたもずく酢は非常に美味しいのでついつい食べてしまいがち。
しかし、市販のパックのもずくをそのまま食べると冷たいので体も冷えてしまいます。
そんな時はもずくを使って温かい料理を作って食べるようにしましょう。
もずくスープなどがおすすめです。
関連記事
妊婦の冷えは大敵!妊娠中の冷え、胎児への影響9つの理由と対策
・もずくばかりの食生活に偏らないように
栄養がたくさんのもずく、あっさりとしていて食べやすいのでつわりの時も食べられそうですね。
しかし、バランスの良い食事を摂ることが妊婦さんは大事です。
食べやすい、栄養価が高いからと言ってもずくばかり食べるのはよくありません。
きちんとバランスを考えた食事を摂るようにしてください。
その食事に上手にもずくを取り入れると良いですね。
もずくは妊娠中からつわりの辛い時まで重宝する!妊婦は注意点を守って食べよう
もずくは妊娠初期から妊娠後期まで安心して食べられる非常に重宝する食材と言えるでしょう。
つわりの時にも比較的食べやすいのでおすすめです。
また、もずくには妊婦に嬉しい栄養素がたくさん入っています。
・βカロテン
・ビタミンB群
・ミネラル
・葉酸
・フコダイン
どれも妊婦に必要で効果的な栄養素です。もずくは妊婦に良い食べ物なのですね。
しかし、妊婦がもずくを食べる時には注意点が3つあります。
・食べすぎない
・冷えないように温かいものを
・偏らないように
この注意点を守って賢くもずくの栄養素を妊娠生活に役立ててください。