滋賀県竜王町にある道の駅、アグリパーク竜王では、ぶどう狩りやサクランボ狩りなどの収穫体験ができます。
また、ヤギやヒツジに餌をあげる動物とのふれあいや、炭火焼バーベキューなど楽しみがいっぱいです。
アグリパーク竜王にはどんな魅力があるのか、一般的な道の駅とはちがうその楽しさなどを、お得なクーポン情報や口コミ情報とともに特集します。
目次
アグリパーク竜王8つの見どころ
アグリパーク竜王の見どころをみてみましょう。
観光農園:イチゴ狩りやジャガイモ掘りを楽しもう
アグリパーク竜王最大の魅力ともいえるのが、観光農園です。イチゴ狩り、サクランボ狩り、ぶどう狩り、ラベンダー摘み、ジャガイモ掘りなど、季節ごとに様々な収穫体験ができます。
自然の中で育った野菜や果物を、お子様と一緒に採って、美味しく食べましょう。
地域の作物を購入できる道の駅は他にもたくさんあるでしょうけど、一年中様々な作物収穫体験ができる場所はあまりないのではないでしょうか。
収穫体験可能な季節の一覧
当然ながら、季節ごとによって体験できる収穫物は異なります。
毎年の気候変動にも寄りますので、あくまで目安ですが、作物ごとの収穫時期一覧を以下に示します。
ご覧いただければ分かりますが、アグリパーク竜王では一年中何らかの収穫体験をおこなうことができます。
菜の花摘み取り | 3~4月 |
イチゴ狩り | 1~6月 |
サクランボ狩り | 6月 |
ラベンダー摘み | 6月 |
タマネギ掘り | 6月 |
ジャガイモ掘り | 6~7月(新ジャガ)、11月(秋ジャガ) |
トウモロコシ狩り | 7月 |
桃狩り | 7~8月 |
ブルーベリー狩り | 8月 |
ぶどう狩り | 8~10月 |
梨狩り | 8~10月 |
サツマイモ掘り | 9~12月 |
柿狩り | 11月~12月 |
※上記はあくまでも目安です。お出かけ前に公式ページにてOPEN中か確認されることをオススメします。
炭火焼バーベキュー:近江牛とあわび茸を味わおう
アグリパーク竜王のもう一つの魅力といえるのが、近江牛とあわび茸を堪能できる炭火焼バーベキューです。
炭火焼バーベキューは事前予約が必要です(当日ご用意できる場合もあります)
ご予約はTEL.0748-57-1311へお願いします。
近江牛の特徴
近江牛は『おうみうし』と読みます。滋賀県内で飼育された黒毛和種の和牛にのみ許される称号であり、三大和牛の1つです。
その歴史は古く、戦国時代の豊臣秀吉の小田原城攻めのころにすでに記載があるとか。
味の特徴としては、肉質のきめ細かさ、油の甘さなどがあげられます。霜降り肉なのですが、近江牛は油が溶け出す温度が低いという特徴があり、油の多い肉だと胃もたれする方でも食べやすいといわれています。
三大和牛といえば、松阪牛や神戸牛が有名で、近江牛は一歩出遅れている感じもあります。しかしそれは『広報が不足している』のであって、『味は負けない』といわれています。
実際、一流のレストランの中には神戸牛や松阪牛よりも、近江牛を使うというお店もあるのです。
アグリパーク竜王では本場の近江牛を炭火焼バーベキューで堪能することができます。
あわび茸の特徴
あわび茸とは、学術的にはヒラタケ科に属するキノコです。別名を白霊茸、あるいは雪嶺茸ともいいます。強い香りと歯ごたえのある食感が特徴とされます。
あわび茸という名称は、そのシコシコした歯ごたえが鮑と似ているために付けられたものです。
もともとは中国の遙か西、山脈奥地でのみ取れるキノコでしたが、近年では日本でも生産されるようになりました。
まだあわび茸を味わったことがない方も、是非アグリパーク竜王で体験してみてください。
動物ふれあい広場:ヤギや羊に餌をあげよう
アグリパーク竜王の動物ふれあい広場では、かわいい動物たちとふれあって遊ぶことができます。
ヤギやヒツジへの餌やり体験や、ヒツジの毛刈りショーの見学もできます。
動物園ほどの広さはありませんが、お子様達が動物を身近に感じられるテーマパークですね。
田園資料館:昔の農家はどんな暮らしをしていたのか体験してみよう
田園資料館では、一昔前の農家の暮らしを体験することができます。
ムギワラでできた屋根など、平成時代に生まれたお子様には物珍しいものでしょう。
ご飯はスイッチ一つで炊けるのが当たり前の時代に生きるお子様達には、薪で焚くお釜も新鮮かもしれませんね。
グラウンド・ゴルフコース:気軽に楽しめるスポーツ
アグリパーク竜王では、グラウンド・ゴルフを楽しむこともできます。
ゴルフともゲートボールとも違う、お子様からお年寄りまで誰でも気軽に楽しめるスポーツです。
農作業体験:土に触れながら、農作業体験
アグリパーク竜王では、毎年5月に田植え体験を、9月に稲刈り体験を、それぞれおこなっています。
お米作りは日本の重要産業であると同時に、重要文化でもあります。お子様にお米作りの一端を体験させることは、運動になるだけでなく、食育や、社会勉強にもなります。
もちろん、どろんこになって田んぼに入るだけでお子様は楽しいと感じることでしょう。春に自分たちが植えたお米が、秋になって実ったという喜びを、是非味わいましょう。
竜王産のお食事:近江牛など、地元産の食材を味わおう
アグリパーク竜王ではバーベキュー意外にも、地元竜王産の食材を使ったお食事を楽しむことができます。
近江牛のハンバーグにかかっているのは、あわび茸をふんだんに使ったソース。
牛丼ももちろん、近江牛。お米も地元の近江米です。
他にも近江牛カレーや竜王産野菜のスープなど、ここでしか味わえない一品ばかり。楽しむだけでなく、味わうこともできるのがアグリパーク竜王です。
地元特産のお土産
アグリパーク竜王は道の駅ですから、地元産の様々な食材を購入することができます。
竜王町こだわりのお米龍の舞や、みごとな大きさのあわび茸、龍宝とよばれる幻のぶどうも購入できます。
他にも、近江牛や搾りたての牛乳、手作り味噌、あわび茸の佃煮なども人気ですね。
アグリパーク竜王の料金一覧
ここで気になるアグリパーク竜王の料金について見てみましょう。
まず、アグリパーク竜王は道の駅ですから入場料金はかかりません。しかし、一部施設やサービスには費用がかかります。
観光農園の料金
ぶどう狩りや梨狩りなどの観光農園の料金は、一律ではありません。
作物によって必要な値段が変わります。
参考までに、2018年度の桃狩りの場合、大人1,100円、小学生900円、幼児600円でしたが、ぶどう狩りの場合は大人1,300円、小学生1,000円、幼児700円でした。
この値段は作物ごとに違います。詳細は公式ページや現地にてお確かめください。
バーベキューの料金
バーベキューはAセット、Bセット、お得セット、お子様セットの4種類があります。
Aセット | 3,000円 | 近江牛150g |
Bセット | 4,000円 | 近江牛225g |
お得セット | 2,800円 | 近江牛90g 近江牛ホルモン50g バームクーヘン豚50g |
お子様セット | 1,500円 | 近江牛75g フランクフルト カットポテト |
※全てのセットにあわび茸他の地元特産野菜と、こだわり米『龍の舞』がセット担っています。
※炭、コンロ、タレ、皿などは店舗で用意してくれます。
動物ふれあい広場&田園資料館の料金
動物ふれあい広場と田園資料館の入場料金は以下の通りです。
大人(中学生以上) | 200円 |
小人(小学生以下) | 100円 |
動物ふれあい広場と田園資料館の入場料金は共通です。
たとえば大人の場合200円で動物ふれあい広場と田園資料館両方に入場できます。
グランド・ゴルフコースの料金
グランド・ゴルフコースの料金は以下の通りです。
入場料 | 300円 |
用具貸出料 | 200円 |
特に子ども料金は設定されていないようです。
農作業体験の料金
農作業体験の料金は以下の通りです。
田植え・稲刈り計2回体験の場合
大人 | 3,500円 |
小中学生 | 2,000円 |
幼児 | 1,000円 |
稲刈り体験のみの場合
大人 | 2,500円 |
小中学生 | 1,000円 |
幼児 | 500円 |
※どちらも大人の方には新米2kgのプレゼントがあります。
アグリパーク竜王をお得に楽しむためのクーポン情報
アグリパーク竜王をすこしでもお得に楽しむためのクーポン情報を探してみました。
JAF会員や中日新聞プラス会員なら、動物ふれあい広場&田園資料館が50%オフ
JAF会員や中日新聞プラス会員ならば、動物ふれあい広場や田園資料館が50%OFFになるようです。
正直なところ現在(2018年8月)に調べたところ、他にお得なクーポン情報はありませんでした。
JAF会員にしろ、中日新聞プラス会員にしろ、会員になるには料金がかかります。すでに会員になっている人はともかく、アグリパーク竜王を利用するためだけに会員になるのは難しいでしょう。
また、観光農園や炭火焼バーベキューなどのクーポン券はどうやら存在しないようです。
アグリパーク竜王の混雑状況
アグリパーク竜王の混雑状況についてお知らせ致します。
観光農園は早い者勝ち!!
ぶどう狩りなどを楽しめる観光農園は毎朝行列ができているようです。こちらは人数制限もあり、早い者勝ち状態なので、観光農園を利用されたい方はできる限り朝早く訪れる必要がありそうです。
なお、事前予約が出来ず、整理券の配布もないようなです。
バーベキューは事前予約必須!!
炭火焼バーベキューは事前予約がほぼ必須です。当日空きがある場合もありますが、事前に予約しておかないと食べられない可能性が高いです。
予約はTEL.0748-57-1311よりお願いします。
その他の施設はさほど混雑しない
環境農園と炭火焼バーベキュー以外はさほど混雑しないようです。現地の食材を購入するだけならば、特に混雑は気にならない、普通の道の駅といえるでしょう。
アグリパーク竜王へのアクセス方法
アグリパーク竜王は滋賀県蒲生郡竜王町山之上6526番地にあります。
道の駅ですので、車での来訪が基本になります。
車でのアクセス
駐車場は200台。名神竜王ICより約10分ほどです。道の駅なので駐車料金はかかりません。
電車とバスでのアクセス
電車とバスで訪問する場合はJR琵琶湖線近江八幡駅から近江鉄道バスを利用することになります。
近江八幡駅南口より、ダイハツ竜王行きにご乗車ください。
料金は630円、時間は約20分ほどかかります。
バスの本数がさほど多くないので、できれば車での来訪をオススメします。
アグリパーク竜王の評判・口コミ
ここからはアグリパーク竜王の口コミや評判を見てみましょう。
ヤギに餌やりをして、子ども達はいつも喜んでいます
3回目の訪問ですが、息子達はヤギへの餌やりが楽しいようです。ヤギくんは少し凶暴ですが、それがまた愛らしいですね。
桃狩り、なんとか間に合いました
桃狩りが目当てだったのですが、事前予約できず、先着100名様までというのが不安でした。かなり朝早く出かけたのですが、それでも行列。
私たちはなんとか間に合いましたが、並んでいたのに参加できなかった方もいるようでした。せめて整理券くらいは配布した方がいいと思うのですが……
大人1,100円で桃食べ放題というのはかなりお得に感じます。味はソコソコかなと思いますが、子どもと一緒に楽しい時間を過ごしました。
ふれあいといっても、餌をあげるだけです
ふれあい広場というから、ウサギを抱っこしたり、ヤギに乗れたりするのかなと思ったのですが、実際は餌をあげるだけでした。
それも、ウサギは餌をもらいすぎているのかいくら鼻元に持っていっても無視されちゃいました。
農産物の販売もありますが、物はピンキリ、値段は高めといったところでしょうか。
道の駅にプラスアルファした感じでしょうか
基本的には道の駅なのですが、動物とふれあえたり、バーベキューやぶどう狩りができたりします。
バーベキューやぶどう狩りなどは楽しいですね。子ども連れで遊べるでしょう。
動物ふれあい広場は悪くありませんが、それだけを目的に行くほどではないかなと思います。動物とのふれあいだけが目的なら、動物園なり猫カフェなりに行った方が目的がかないそうです。
通りがかりに寄るにはいいところ。わざわざ遠くから来るほどかというと……
テレビで特集されたこともあり、遠方からの来訪者も増えているようですね。
ですが、基本的にはあくまでも道の駅です。
確かにバーベキューや動物ふれあい広場など、普通の道の駅にはない遊びもたくさんあるのですが、じゃあ、遊園地や動物園ほど楽しめるかと言われればそこまでではないと思います。
あんまり遠方から期待を持ちすぎて来ない方がいいかなという気もします。
全体的に道の駅としては無駄な施設が多すぎ、遊技場としては中途半端という印象かなと。
ぶどう狩りが最高に楽しいです。
アグリパーク竜王でぶどう狩りをしてきました。といっても、アグリパーク竜王内にぶどう園があるのではなく、近くのぶどう園を紹介してもらう形です。
2時間食べ放題で、頑張ったのですが2~3房が限度ですね。味はとても美味しいです。1,200円だったのですが、元は取れたと思います。
畑は当たり前なのかもしれませんが、虫(特に蚊)が多く、虫除けスプレー必須だなと感じました。
まとめ
道の駅でありながら、ぶどう狩りや梨狩り、バーベキューまでたのしめてしまうアグリパーク竜王。
たしかに、一流のテーマパークと比べてしまうとやや不利ですが、一年中季節ごとに様々な収穫体験が出来る施設というのは、あまりありません。
その秘密はアグリパーク竜王内だけでなく、周辺の畑に収穫体験を委託していることでしょう。お子様にとって作物を収穫するのは貴重な体験になると思います。