着床出血はいつからいつまで?生理との違いや症状、検査薬で陽性反応が出る時期

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妊娠の兆候を示す着床出血(ちゃくしょうしゅっけつ)は、生理と間違えやすいことも。

妊娠したかな~?と不安に過ごしている人は、とても気になる症状のひとつでしょう。

妊娠の前兆には、急に気持ちが悪くなった、味覚が変わった、匂いに敏感になったなど、人それぞれ違うことがほとんどで、着床出血にも個人差があります。

「生理予定日に出血があったけど、着床出血なのかな…。」

「着床出血の色や量は、生理の時と違うの?」

「妊娠検査薬を使って調べたいけど、いつ頃に使用していいの?」

など、自分の体のことでもあるので、心配や疑問に思うことがたくさんありますね。

生理予定日付近での出血は、生理、着床出血、不正出血などが考えられます。

また、妊娠したかどうか気がかりで、毎日考えずにはいられず、早く結果が知りたいものです。

今回は、着床出血について、下記の内容で詳しくご説明していきます。

・着床出血とは
・着床出血が起きる時期
・生理との違い
・妊娠検査薬を使用できる時期
・注意が必要な出血

いつもの生理と様子が違い不安な人や、着床出血と思われる出血があり判断に困っている人、妊娠検査薬を使おうか迷っている人などの参考になれば嬉しいです。

目次

そもそも着床出血ってなに?

受精卵が1週間かけて子宮に移動し、お母さんから栄養をもらうために子宮内にくっつきます。

このくっつく動作を床に着くとかき、着床(ちゃくしょう)と呼んでいます。

着床の際に、絨毛(じゅうもう)と呼ばれる細い根のようなものを下ろします。

このときに、子宮内の壁を傷つけて出血することがあり、これを着床出血と呼んでいます。

受精卵が子宮に到着しましたよ~という合図のようなもので、妊娠の兆候であると言われています。

着床出血は、妊娠した人すべてにおこるわけではありません。

50人に1人ほどの確立と言われており、ほとんどの人は出血を経験せずに妊娠します。

着床出血したときの痛みや症状は?

絨毛が子宮を傷つける時に、生理痛のようなチクチクとした痛みを感じる人もいます。

これは着床痛と呼ばれていますが、個人差もあり痛みがない人もいます。

着床後には、頭痛や身体がだるいと感じる、胸が張る、吐き気がするという症状が出ることがあります。

この流れで、つわりへ移行する人もいますが、着床の際の症状も個人差が大きく、「着床出血だ!」と症状だけで見極めるのは、とても難しいようです。

着床出血の色や量は?

着床出血の場合は、生理と比べると量が少ないことが多いようです。

「おりものかな?」と思うような微量である場合もあります。

色は、それぞれに違い、サラサラとしたピンク色だったり、茶色っぽいものだったりと、個人差があります。

中には、真っ赤な鮮血の人もいるので、生理と間違えてしまうこともあるようです。

着床出血による流産の確率

着床出血が起こり、妊娠していても、約15%が流産する可能性があります。

化学流産といわれ、受精卵が着床に成功したものの、何らかの理由により妊娠が継続できず、生理のような出血が起こることがあります。

医学的には流産のケースには入りません。

着床出血のような出血があった後に、生理が来たという場合は、化学流産の可能性もあります。

妊娠超初期から、厚生労働省も薦める葉酸を積極的に摂取し、生活習慣を整えるように、

また、無理な運動や喫煙、飲酒をしないように心がけていきましょう。

着床出血はいつからいつまで?出血している期間は?

さて、着床出血はいつからいつまでの間に起きる可能性があるのでしょうか。

受精卵が1週間かけて子宮に移動するので、排卵日の1週間後くらいに起こります。

目安としては、生理開始予定日の1週間前から数日前で、生理より前に起きるということです。

期間としては1日から3日ほど続くことが多いようです。

回数は1回だけ出血があった人もいれば、1日おきに出血したという人もいてさまざまです。

生理より前に来る出血というのは共通して同じなので、目安にしておくとよいでしょう。

着床出血と生理との違いってわかる?

出血の色や時期からは、着床出血なのか生理なのか確実に判断することは難しいといわれています。

出血量には違いがあり、生理よりも少ない量なので、目安にすることはできますが断定はできません。

また、生理は一般的に4~7日ほど続きますが、着床出血は1~3日ほどで終わります。

個人差はあるので、どちらにしても、症状だけでは妊娠したと確定できないのが現状です。

しかし、基礎体温を測っているとその違いが分かりやすくなっています。

女性の基礎体温は生理の周期に合わせて変動しています。

生理の1週間前の排卵期に入ると、妊娠しやすい身体を作るために体温があがります。

その後、生理がくると基礎体温が下がっていきます。

出血があった際に基礎体温が下がっているのであれば、それは生理である可能性が高いでしょう。

もし、基礎体温が上がったままや下がらないようであれば、妊娠している可能性があり、着床出血であることが考えられます。

妊娠検査薬はいつから使用できるの?陽性反応はいつから?

着床痛や着床出血と疑われる出血があったら、妊娠しているかどうか早く確認したいですよね。

しかし、妊娠検査薬は「生理開始予定日の1週間後」とされているものがほとんどなので、着床出血があったからと言って、すぐに検査すると正しい検査ができない可能性があります。

生理予定日前の着床出血がみられたときには、その日から1週間以上あけてから、妊娠検査薬を使用してみましょう。

尿検査なので何度検査を繰り返しても身体への負担は少ないのですが、フライングで検査を繰り返してしまうと、陽性反応がでたり陰性反応がでたりと不確定な検査が続きます。

精神的にも一喜一憂し、辛くなってしまうので、リラックスして待つことが大切です。

どうしても早く知りたい!という方は生理予定日の2~3日前から使用できる早期妊娠検査薬を、試してみるとよいですね。

これには気を付けて!注意が必要な出血

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着床痛や着床出血は、どちらも一時的なものです。

着床痛が長く続く、下腹部痛がひどい場合には注意が必要です。

流産や子宮外妊娠の可能性もあるので、痛みが異常であったり長く続いていたりするときには、産婦人科に相談しましょう。

また、着床出血と似ている症状で不正出血というものがあります。

不正出血とは、子宮頸がんや子宮体がん、子宮筋腫や子宮内膜症などが原因で起こることがあります。

他にも、女性ホルモンの異常、排卵時の出血、白血病によるもの、ビタミンC欠乏症など、いつかの原因が考えられるので、いつもと違う出血があり、不安を感じているのであれば、産婦人科に電話などでも相談してみるとよいでしょう。

まとめ

妊娠した目安になる着床出血ですが、色や量、痛みなどから独断に判断できるものではありません。

妊娠前の着床出血と思われる出血があったときには、痛みなどがなければ1週間ほど、ゆったりとした気持ちで待ち、その後妊娠検査薬で妊娠しているかを確認してみましょう。

痛みや異常な出血などがあったら病気や流産の可能性もあるので、早めに産婦人科を受診してください。

女性ならではのたくさんの不安があると思いますが、周りに相談して、心の安定もはかれるとよいですね。