普段から日焼け予防対策として、日焼け止めを使っている女性は多いですよね。
妊娠してからも、今までの習慣通り、日焼け止めを使用している妊婦さんも多いと思います。
でも、本当に今までと同じ日焼け止めを使っていても大丈夫?と、ふと心配になることもありますよね。
最近の日焼け止めは、液状タイプ、ジェルタイプ、シートタイプ、スプレータイプ等、様々な形状タイプのものが出ているので、迷ってしまいますよね。
市販されているものでも種類が沢山あるし、しかも妊娠中だし、こんな疑問を持ったことはありませんか?
妊婦は日焼け止めを使っても大丈夫?
日焼け止めはどうして紫外線から守ってくれるの?
妊婦におすすめの日焼け止めは?
疑問をクリアにして安心して日焼け止めを使用するために、妊婦が日焼け止めを使用する上で3つのポイントをまとめました。
・紫外線が肌に及ぼす影響
・日焼け止めを効果的に使用するための注意点とは
・妊婦におすすめの日焼け止め
これを読めば大丈夫!
日焼け止めについて、徹底解説していきます。
目次
どうして紫外線がいけないの?日焼け止めを塗った方が良い理由とは
肌に悪影響を与える紫外線は2タイプあり、波長の長さにより違いがあります
・UV-A(紫外線A波)
紫外線のうち9割を占めるのが、UV-Aです。
波長が長く、家の中にまで到達するので、生活をしている上で常に浴びていることになります。
長年浴び続けることで、シミ・シワや皮膚がんの原因となることが分かっています。
・UV-B(紫外線B波)
紫外線のうち1割を占めており、山や海といった屋外のレジャーの場所で受ける紫外線です。
たくさん浴びてしまうことで、皮膚が炎症を起こし、のちにシミや色素沈着の原因となるメラニンが作られてしまいます。
また、日焼け止めのパッケージに必ず記載されているのがSPFとPAという表記です。
それぞれUV-AとUV-Bの紫外線の違いに伴い、表記の意味はこの通りになっています。
UV-A(紫外線A波) | UV-B(紫外線B波) |
PA | SPF |
++++の4段階表記 | 1~50+の表記 |
肌が黒くなるのを防ぐ強さを+の数で表示しています。 | 何も肌に塗らない時と比べて、日焼けによる赤くなる炎症が起こるまでの時間を、何倍まで引き延ばせるのかを表しています。 |
2つの紫外線のそれぞれの日常的な影響を知ることで、肌を守ってくれる日焼け止めの大切さが分かります。
数値の意味も把握することで、多くの日焼け止めの中から用途に合うものを選択できますよね。
その塗り方で大丈夫?数値だけが全てではない、効果的な日焼け止めの使い方のポイントとは
紫外線の量は場所によって異なります。
山や海などの屋外レジャーの場所では、紫外線の量も多いので、日焼けをするリスクが高くなります。
特に午前10時~15時くらいまでが一番紫外線の量が多くなります。
日焼け止めのパッケージを見ると数値が記載されているのが分かります。
山や海のレジャー場所では、一番サンブロック効果の高いSPF50+PA++++をこまめに塗りなおしながら使用しましょう。
普段はSPF30程度のもので十分効果はあります。
また、日焼け止めだけに頼ることなく
・帽子やスカーフで肌を覆う
・UVカットのサングラスを使用する
・日傘を使用する
・日差しの強い時間帯は出かけない
これらのような工夫も併せて使用すると、万全な日焼け対策になりますね。
日焼け止めの塗り方のポイント
・こまめに塗りなおすことで、きちんとサンブロック効果を維持できる!
サンブロック効果の高い数値の日焼け止めを使用しても、汗や水で洗い流されていたのでは、効果は半減してしまいます。
数値が低い日焼け止めでも、何度も塗り直すことで、しっかりと効果を持続することができます。とにかくこまめに塗り直すこと!
これが大切です。
これなら安心!妊婦にもやさしい日焼け止め
日焼け止めには市販の化粧成分にプラス紫外線防止剤が入っています。
日焼け止めの紫外線防止剤には2つのタイプに分けられます。
・紫外線散乱剤(無機系素材)
・紫外線吸収剤(有機系素材)
それぞれの特徴
紫外線散乱剤 | 紫外線吸収剤 | |
塗った後 | 白くなる | 白くならない |
使用感 | 伸びが良く使いやすい | 伸びが悪い |
アレルギー反応 | アレルギー反応ほぼ無し | アレルギー反応稀にあり |
いわゆる敏感肌の人や、赤ちゃんは紫外線散乱剤のみ使用されているものを選ぶことが多いです。
妊娠中も体質が変わったり、肌も敏感になっているので、出来れば紫外線散乱剤のみの日焼け止めを使用することをお勧めします。
「紫外線吸収剤無配合」「紫外線吸収剤フリー」「ノンケミカル」等と記載されている場合が多いです。
まとめ
紫外線から肌を守る上で日焼け止めはマストアイテムですよね。
妊婦だからと言って使用できない日焼け止めはありません。
妊婦でも安心して使用することができる日焼け止めがあるので、積極的に使用し、肌を紫外線から守るようにしましょう。
記載されている表記をきちんと理解することで、より自分に合った用途のものが選択できるようになります。
紫外線対策は妊娠中でもできますので、しっかりと日焼けから身を守りたいですね。