お味噌汁やスープ、パスタなどに使われて、私たちの食卓の身近にある貝、あさり。
アサリの旬は3月から5月で、潮干狩りでもよく取れて人気の貝です。
アサリは鉄分を多く含むので、貧血予防にもなり、肝臓の機能を強化する効能があります。
お酒を飲む方、貧血気味の女性にぜひとってもらいたい食品です。
アサリは、きちんと保存しないとだめになってしまうので、正しい保存方法を知っておきましょう。
アサリの冷凍。
冷蔵の保存方法、アサリの消費期限。
冷凍したアサリの使い方など、アサリについて詳しく紹介します。
目次
アサリはどのくらい日持ちする?賞味期限は1~2日!
アサリは、冷蔵で1~2日と非常に消費期限は短いです。
貝は、全般的に長持ちしないものが多いですね。
おいしく食べるためには、新鮮なアサリを購入してすぐに食べるのが一番。
新鮮なアサリの見分け方を紹介します。
アサリに限らず、二枚貝は貝の口がしっかり閉じてあるもの、大きいものが新鮮な証拠なので、よく見て選ぶようにしましょう。
また手で貝を触れたときに、すぐに閉じるのも新鮮なアサリです。
塩水につけたときに、管を出さないアサリは新鮮とはいえないです。
アサリの保存方法!
アサリの保存方法を紹介します。
冷蔵でも冷凍でも保存できるアサリですが、正しいやり方で保存しなければ、おいしく食べることはできません。
アサリの冷凍保存方法
アサリは剥き身だけではなく、殻つきでも冷凍保存ができます。
アサリを冷凍保存するときは、必ず砂抜きを行うこと!
砂抜きの仕方は、水カップ1に塩が小さじ1の割合の、塩水を作り、そこにアサリを入れます。
1~2時間で砂抜きが完了。
その後は貝殻同士をこすり合わせて、流水で洗います。
水気をよく切って、できればキッチンペーパーで水気を拭き、保存袋に入れて冷凍保存します。
保存袋を閉じるときは、よく空気を抜いて閉じてください。
また保存容器にアサリを入れて、そこにかぶるくらいの水を炒れ、水に浸した状態で冷凍保存することもできます。
使うときは凍ったまま使用しましょう。
凍ったままでもきちんと、貝が開きます。
最近は、スーパーで買ってくるアサリに、砂抜き済と書いてありますよね。
砂抜き済のアサリでも、一応砂抜きはしたほうがいいと思います。
というのも、私も何度か経験がありますが、砂抜きしないで使用したときに、がりっとした感触を味わったことがあるからです。
アサリは、貝ごと冷凍してもいいですし、剥き身を冷凍することもできます。
どちらも、消費期限は1ヶ月を目安に使い切りましょう。
アサリの冷蔵保存方法
アサリは冷蔵保存する場合も、砂抜きしてください。
砂抜きの方法は、冷凍保存のときと一緒です。
冷蔵で保存する場合は、パットにアサリをしいてその上から新しい塩水をいれます。
新聞紙をかぶせて、冷蔵室で保存します。
ラップをかける場合は、ラップに爪楊枝でいくつか穴を開けるようにしてください。
毎日、塩水を買えることで3日くらいは持ちます。
気をつけなければいけないのは、チルド室などの温度が低すぎるところに保存しないで、冷蔵室もしくは野菜室に保存すること。
チルド室では、温度が低すぎるのでアサリが死んでしまう可能性があるのです。
アサリの剥き身を冷蔵する場合は、塩水で洗って熱湯を通した後に冷蔵保存しましょう。
ワンポイントアドバイス
アサリは砂抜きする場合、冷蔵庫に保存する前に行います。
一度冷蔵庫に入れると、アサリが冬眠した状態になってしまうので、砂抜きに時間がかかります。
購入した後は、すぐに砂抜きしてから保存するようにしましょう。
冷凍しておいたアサリを使った4つのメニュー
冷凍したアサリは、凍ったまま料理に使います。
冷凍したアサリを使ったメニューについて紹介します。
アサリのバター蒸し
アサリの酒蒸しではなく、もっと簡単にできるバター蒸しです。
にんにくをきかせて、パンチのある仕上がりで人気のあるメニューです。
【材料】
冷凍アサリ 500g
玉ねぎ 1/4
にんにく1/3
バター大さじ2
白ワイン1/4
① 玉ねぎ、にんにくをみじん切りにします。
② フライパンに凍ったままのあさりを入れて、みじん切りにした野菜をちらし、塩コショウを軽くします。
③ バターを切って所々において、白ワインを振り掛けます。
④ フライパンを火にかけ、ふたをして蒸し焼きにします。
⑤ アサリの口が全部開いたら出来上がり。
あさりととうふのしょうが蒸し
基本的には酒蒸しですが、それをボリュームアップさせて、食べ応えがあるようにしました。
ショウガの風味がおいしくさっぱりと食べられます。
【材料】
冷凍したあさり 160g
絹豆腐1丁
しょうが 1片
万能ネギ 2本
酒 大さじ5
ごま油 適量
しょうゆ適量
① しょうがは千切り、万能ネギは小口きりに切っておきます。
② 凍ったままのあさりをフライパンに入れます。
③豆腐は食べやすいように一口大に切って入れ、しょうがを上から散らし、酒を振ります。
④ ふたをして火にかけ蒸し煮にします。
アサリの口が全部開くまで(5~6分)
⑤ できたら皿に盛り、万能ネギをちらします。
ごま油、醤油をまわしいれ出来上がり。
ボンゴレ
冷凍アサリを使ったボンゴレパスタです。
簡単なのに本格的なパスタで人気。
【材料】2人分
冷凍あさり400g
トマト缶 1缶(ホール)
パスタ 300g
玉ねぎ 半分
にんにく 1片
白ワイン 大さじ3
オリーブオイル 大さじ3
① 玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにします。
② 鍋にたっぷりのお湯を沸かし、パスタを書かれている時間ゆでます。
③パスタをゆでている間に、ソースを作ります。
フライパンにオリーブオイルをいれ、にんにくを入れます。
④にんにくの香りが立ったら、玉ねぎを加えしんなりするまで炒めます。
⑤ アサリを凍ったままいれ、ワインを加えトマト缶を加えます。
⑥ トマトをつぶしながら、アサリの口があくまで煮詰めます。
⑦ 茹で上がったパスタをソースにまぜ、塩で味を整えます。
オリーブオイルをまわしいれて出来上がり。
あさりのクラムチャウダー
アサリのうまみがよく出た、クリーミーなクラムチャウダーは、子供も大好き。
材料を入れて煮込むだけなので、とても簡単に作ることができる人気メニューです。
【材料】
冷凍した剥き身のあさり 20個くらい
ジャガイモ 1個
にんじん 1/3
ベーコン 1枚
バター 大さじ1
小麦粉 大さじ1
コンソメ 1個
水
牛乳150cc
塩コショウ 少々
① 野菜はさいの目に切ります。
ベーコンも合わせて同じくらいの大きさにきります・
② 鍋に切った野菜と、ベーコン、バターを入れて炒めます。
③ 玉ねぎが透き通ってきたら、小麦粉を振り入れ炒めます。
④ 野菜が隠れるくらいの水をいれ、コンソメを加えて野菜を煮ます。
⑤ アサリの剥き身を入れて煮ます。
⑥ 牛乳を加えて、塩コショウで味を調えて出来上がり。
アサリの作り置きメニュー
作っておくだけで簡単に料理に使える、アサリの作り置きメニューを紹介します。
アサリのオイル漬け
アサリのうまみが凝縮されたオイル漬け。
パスタのソースに最適な作り置きメニューです。
作り方も混ぜるだけで簡単なのでおすすめです。
【材料】
あさり 120g
にんにくすりおろし 大さじ1/2
鷹の爪 輪切り 小1/2
バジルソルト 少々
オリーブオイル アサリがつかる量
酒 大さじ1
塩 少々
① 材料をすべて鍋に入れて、弱火で煮ます。
② グツグツしてきたら火を止めて、油がさあめるまで待ちます。
③ 清潔な瓶に、冷めたものをつめて、冷蔵庫で2~3日寝かせます
まとめ
アサリは貝の中でもいろいろなメニューに使うことができ、栄養も豊富なので積極的に取りたい食べ物です。
正しい保存方法で保存しないと、だめになったり死んでしまったりするので、気をつけてください。
アサリの冷凍方法と、冷凍アサリのメニューを紹介しましたので、参考にしてくださいね。