代表的な夏野菜オクラは、7月~9月が旬で、夏は特においしく食べることができます。
国産のものが多いですが、フィリピンやタイの輸入物もスーパーにありますよね。
ねばねばした食感が特徴的で、葉酸やカルシウムなどの栄養を含んでいるオクラ。
栄養が豊富な野菜なので、夏ばて防止にも効果的です。
オクラはどのように保存すれば、長持ちするのでしょうか?
正しいオクラの保存方法、おすすめのメニュー、新鮮なオクラの選び方など、オクラについて詳しく紹介します。
目次
オクラはどのくらい日持ちする?賞味期限は4~5日!
オクラは実は低い温度と乾燥に弱い、傷みやすい食材です。
まずは新鮮なオクラの選び方を紹介します。
オクラを選ぶときに注目するのは、オクラの“うぶ毛”です。
オクラをよく見ると、全体的にうっすら毛が生えているのがわかります。
このうぶ毛が鮮度の目安になるのです。
表面に産毛がびっしりと生えているものが、新鮮な証拠なのでそれを選んでください。
また、色は鮮やかな濃い緑色。
角の部分が茶色いものは、鮮度が落ちています。
また大きすぎるオクラも、育ちすぎて味が苦くなるので注意してください。
ヘタの切り口が乾いているものも、鮮度が低い証拠となります。
オクラの消費期限は、野菜室で4~5日です。
オクラの保存方法!
オクラは温度が低いとすぐに劣化してしまいます。
オクラの正しい保存方法について紹介します。
オクラの冷凍保存方法
オクラは、基本的には冷凍保存に向いていません。
冷凍保存するときは、生ではなくゆでてからの保存がおすすめ。
硬めにゆでて、保存袋にいれて冷凍保存してください。
生で保存するときは、食べるときに過熱するのを条件に、輪切りに切って保存袋で保存するのもいいでしょう。
オクラは冷凍で1ヶ月くらい保存できる食材で、解凍するときは自然解凍か、凍ったまま料理に使いましょう。
オクラの冷蔵保存方法
オクラは低温にとても弱い素材、5度以下になると低温障害を起こし、味や見た目の劣化が起こり始めます。
オクラを冷蔵保存するときは、温度が低いチルド室にいれず、温度が高い野菜室に冷蔵保存してください。
また、乾燥にも弱い食材なので、できるだけ購入してから2~3日で食べきるのがいいですね。
冷蔵保存するときは、専用の保存パックに入れて野菜室で4~5日が目安です。
専用の保存パックがない場合は、新聞紙につつんで冷蔵保存でも大丈夫です。
とにかく冷やしすぎと乾燥に注意してください。
ワンポイントアドバイス
オクラは暖かい地域で栽培されている食品なので、寒さにとても弱いです。
冷えすぎると、形がしなびてきてしまい、色も黒ずんできます。
傷みやすい野菜ということを頭に入れて、早めに食べきってしまいましょう。
冷凍しておいたオクラを使った6つのメニュー
冷凍したオクラは、自然解凍か、凍ったまま料理に使用します。
冷凍したオクラを使ったメニューを紹介します。
オクラと雑魚のおかかあえ
夏におすすめの副菜、栄養も豊富な組み合わせです。
【材料】
冷凍輪切りオクラ 20本分
ちりめんじゃこ 30g
鰹節 2パック
① オクラは沸騰したお湯に入れて、1~2分ゆで流水で冷やします。
② 水気を切って、ちりめんじゃこと削り節をあえるだけで完成です。
トマトとオクラのサラダ
トマトもオクラも人気の夏野菜、ビタミンたっぷりの夏におすすめのメニューです。
梅ドレッシングでさっぱりと!
【材料】
トマト 3個
冷凍オクラ輪切り 8本分
梅干 1個
削り節 1パック
★ 酢 大さじ1
★ 醤油 大さじ1
★ こしょう 少々
★ オリーブオイル 大さじ2
① トマトの皮を湯向きして、くし型に切ります。
② オクラは自然解凍しておきます。
③ 梅干は種を取って実をつぶします。
④ 梅干と削り節、★を混ぜ合わせてドレッシングを作ります。
⑤ トマトとオクラを混ぜて、ドレッシングをかけて出来上がり。
オクラの豚ばら巻き
お弁当にぴったりの豚バラまきです。
子供も大好きなメニューですね。
【材料】
冷凍オクラ6本
豚ばら肉 6枚
★ しょうゆ 大さじ1
★ 酒 大さじ1
★ 砂糖 小さじ1
★ 水 大さじ4
① オクラはゆでて冷凍保存した1本物を使い、冷蔵庫で自然解凍しておきます。
② オクラに豚ばら肉を、クルクルまき、軽く塩こしょうしておきます。
③ フライパン意油を入れて、肉で巻いた部分を下にして焼きます。
④ コロコロと転がしながら焼き目をつけます。
⑤ 焼き目がついたら、★の調味料を混ぜたものをいれ、汁気がなくなるまで焼きます。
⑥ 煮絡めて、味がしっかりついたら完成です。
オクラと生ハムの天ぷら
夏によく食べるそうめんやそばにあわせて食べたい、オクラの天ぷら。
そのままあげてもおいしいですが、生ハムをまいた天ぷらも絶品です。
特に味付けしなくても、生ハムの塩気がちょうどいい感じです。
【材料】
ヘタをとって冷凍したオクラ1本もの 5本
生ハム 5枚~8枚
天ぷら粉
① 冷凍したままのオクラに生ハムを巻いていきます。
② ボウルに天ぷら粉と規定どおりの材料を入れ、箸でかき混ぜます。
かき混ぜすぎないように。
③ 油を熱し、天ぷら粉をあえたオクラを揚げます。
中温でからりと揚げます。
④ 生ハムに味がついているのでそのままで、おいしいです。
オクラとチーズのおかか合え
お弁当やお酒のおつまみにぴったりの副菜。
オクラとチーズの相性がいいので驚きです!
【材料】
冷凍したオクラ 8本
ベビーチーズ 3個
削り節 1袋
塩 少々
白だし 小2
① ゆでて冷凍したお蔵を自然解凍します。
② オクラを太い輪切りにします。
べビーチーズはさいころ上に四角く切ります。
③ ボウルにオクラとチーズと白だしを入れてよく混ぜます。
④ 混ざったら鰹節をあえて、完成です。
オクラはゆでて冷凍しているので、ゆでる手間が要りませんね。
チーズは色々なタイプを試してお好みのものを使ってください。
オクラ納豆
混ぜるだけで簡単なオクラ納豆。
ネバネバ同士で相性がいいですね。
【材料】
納豆 1パック
輪切りで冷凍したオクラ 6本分
酢 小2
ネギ お好みで
白ゴマ 大1
① オクラはお湯でゆでて解凍します。
② 納豆と付属のたれ、酢を混ぜてお好みで辛子も入れます。
③ ネギは小口切りにしておきます。
④ 納豆とオクラを混ぜて、ゴマとネギをいれ出来上がりです。
夏の定番メニューの、オクラ納豆。
この中にアボカド、マグロ、いかなどを入れて混ぜて食べると、ボリュームのある一品になるのでお勧めです。
オクラの作り置きメニュー
お蔵の作り置きメニューはたくさんありますが、その中でも漬物はおすすめ。
浅漬けや、中華風にして作っておくと、冷蔵で5日間は持ちます。
オクラの常備菜を紹介します。
オクラの浅漬け
とても簡単にできるオクラの浅漬けです。
【材料】
オクラ5本
調味料(めんつゆ大5、しょうが適量、ミツカン酢大1)
① オクラは塩もみして、うぶ毛をとりさっとゆでます。
② 調味料を混ぜてたれを作ります。
冷めたオクラを入れて、冷蔵庫に保存します。
ビニール袋に入れてもむと漬かるのが早くなるのでおすすめ。
通常なら30分くらいで味がしみます。
オクラの漬物(中華風)
ラー油のピリ辛な味がおすすめの中華風のオクラ漬物。
きゅうりを混ぜると歯ごたえも楽しむことができます。
【材料】
オクラ 5本
★ 中華だし 小さじ1
★ 塩 小さじ2
★ ラー油 小さじ1/2
★ ごま油 大さじ1
① オクラは塩もみして硬めにゆでます。
② 水をしっかり切って、ヘタを切り、斜めに切り、★と混ぜて味をつけます。
③ 味がなじんだら出来上がりです。
まとめ
オクラの保存方法について、詳しく説明しました。
オクラが冷えに弱い野菜というのは、あまり知られていないことです。
冷蔵保存するときは、冷えすぎないように注意しましょう。
また冷凍保存するときは、硬めにゆでてから保存するのがおすすめです。
夏ばて予防にも効果があるオクラ、暑い季節は積極的に食べたいですね。