薬味としてもサラダとしても、使い勝手がいい、かいわれ大根。
かいわれ大根は、大根の発芽直後の胚軸と子葉を食用とする人気のスプラウト食材です。
味はピリッとした辛味があり、薬味に最適。
スプラウト食材は栄養価が高いことでも有名で、抗酸化作用がある食材で、いつまでも若さを保つためにも効果的です。
ビタミンカルシウム、マグネシウムなど、見た目からは想像がつかないほど栄養豊富なかいわれ、積極的にとっていきたいですね。
しかし、あまり知られていないのが、かいわれの正しい保存方法。
かいわれは冷凍保存ができるのか?
冷蔵するときのポイントは何か、かいわれの消費期限、保存方法について詳しく紹介します。
目次
かいわれはどのくらい日持ちする?賞味期限は1週間!
かいわれは、皆さんの想像通りあまり日持ちがしない野菜です。
夏場などは、冷蔵庫で保存しても3日くらいで鮮度が落ちてきます。
まずは、新鮮なかいわれの選び方から紹介します。
かいわれは、パックに入って根元にスポンジがついて売っています。
まずは根元のスポンジが乾いていないか、チェックしましょう。
茎は白くてまっすぐに伸びているもの、葉は鮮やかな緑色で、緑が濃いものが新鮮なかいわれです。
茎に元気がなくて、葉の色が黄色くなっているもの、スポンジ部分が乾いているものは鮮度が悪いのでやめましょう。
またパックいっぱいにかいわれが伸びて、茎が横に曲がっているものは、成長しすぎのかいわれなので、やめたほうがいいですね
かいわれの保存方法!
かいわれはどうやって保存すると、長持ちするのでしょう?
かいわれの保存方法について紹介します。
かいわれの冷凍保存方法
かいわれは冷凍保存に向いていない食材です。
特に生で冷凍すると、しみてしまいおいしく食べることができません。
冷凍する場合は、軽くゆでて保存袋に入れて冷凍しましょう。
自然解凍でおひたし、凍ったまま炒め物や味噌汁など、使い道が限られてしまいますね。
かいわれは生で使うことが多いですから、冷凍して保存ではなく、冷蔵保存のほうがいいでしょう。
かいわれは冷凍保存の場合、1ヶ月持ちます。
かいわれの冷蔵保存方法
かいわれはパックのまま冷蔵保存することができます。
ただ、ものによっては3日くらいで葉に黒い反転ができ始め、傷んでくる場合があります。
かいわれが一番長持ちする方法は、パックのふたを取ってラップをして、水を継ぎ足してたてて冷蔵保存する方法です。
使う場合は、スポンジごと使う分とります。
かいわれは、この冷蔵保存方法で1週間長持ちします。
ワンポイントアドバイス
かいわれの栄養は、水で洗いすぎたり、加熱しすぎたりすると流れ出て得しまう可能性があります。
なるべくさっと洗って、生で食べるのが栄養豊富で食べられるコツ。
加熱する場合も、あまり火を通し過ぎないようにしてください。
汁物に入れる場合は、最後に入れてさっと火を通すくらいで十分でしょう。
冷凍しておいたかいわれを使った4つのメニュー
かいわれは、あまり冷凍に向かない野菜ですが、冷凍した場合のメニューを紹介します。
豚ロースのかいわれまき
味付けは簡単に焼肉のたれ。
塩コショウだけでもシンプルでいいですね。
【材料】
豚ロース 200g
冷凍かいわれ 1パック分
塩コショウ 適量
焼肉のたれ 適量
① かいわれを凍ったまま豚ロースで巻いていきます。
上下に葉っぱが出るようにするととてもかわいいですね。
② 全体に塩こしょうをして、フライパンにサラダ油をいれ、中火で焼いていきます。
お肉のまき終わり部分を下にして、少し焼いてからコロコロと転がすと、肉が外れることなくうまく焼けます。
③ 焼き目がついて火が通ったら、焼肉のたれを入れて合えます。
④ 全体的にたれが合わさったら出来上がり。
かいわれ大根が肉の脂っこさを消して、さっぱりと食べられるメニューです。
かいわれ大根と切り干し大根お山椒和え
山椒とかいわれがピリッと効いたおいしいおつまみになります。
【材料】
切り干し大根 20g
冷凍かいわれ大根 1/2パック
ツナ缶 大1
のりのつくだに 小2
みりん 小2
わさび 少々
だしのもと ひとつまみ
さとう ひとつまみ
白ゴマ 適量
七味唐辛子 適量
① 切り干し大根は水で戻し、かいわれはばらばらにしておき、半分の長さに切ります。
② 切り干し大根の水気を切り、食べやすい大きさにきります。
② ボウルに白ゴマと七味以外の材料を入れて、混ぜたら出来上がりです。
かいわれトマト玉ねぎマリネ
さっぱりとする酢にピリッと辛いかいわれとしゃきしゃき玉ねぎがアクセントになって、夏にぴったりのマリネです。
【材料】
トマト 3個
玉ねぎ 1玉
みょうが 1個
冷凍かいわれ 1/2パック
ミツカン カンタン酢 大さじ4
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
① トマトはざく切り、玉ねぎは細切り、みょうがも細切りと、食べやすい大きさに切ります。
② 玉ねぎはレンジで1分程度暖めます。これで辛味が和らぎます。
③ 調味料と切った材料を混ぜ合わせます。
④ かいわれを全体にまぶします。
ほかにも色々な食材を混ぜて、お好みの味にしてください。
かいわれとのりのサラダ
かいわれの辛味が苦手な方にお勧めの、辛くないかいわれのサラダです。
混ぜるだけでカンタン、だれでも好きな食卓の一品です。
【材料】
冷凍したかいわれ 1パック
おにぎり用のり 2枚
鰹節 1/2パック
ごま油 小1
醤油 小1
レモン汁 小1/2
塩少々
① かいわれは根の部分を切り半分にします。
② ポリ袋にかいわれとごま油を入れて、よく混ぜもみます。
③ ポリ袋にのりをちぎっていれ、醤油を入れて味をつけます。
④ 最後にレモン汁、塩を入れて、全体になじませて出来上がりです。
かいわれは少し常温において、解凍してから使ってください。
和洋中なんにでもあう味付けなので、便利ですね。
かいわれの作り置きメニュー
冷蔵庫に作っておくと便利な、かいわれの常備菜を紹介します。
かいわれは長持ちする食材ではないので、常備菜として作っても、5日程度で食べきったほうがいいですね。
かいわれともやしのナムル
【材料】
もやし 1袋
かいわれ 1パック
醤油 適量
だしの素 小さじ1
白ゴマ お好みで
香味ペースト 小さじ1
ごま油 適量
① もやしを軽く洗って、かいわれの根の部分を切り、半分に切ります。
② もやしとかいわれを、耐熱皿に入れてラップをふんわりかけて3分レンジでチンします。
③ もやしとかいわれのあら熱をとり、水分をしっかり絞ります。
④ 調味料を混ぜて出来上がり。
経済的にもやさしいメニュー、味は味見をしながらお好みで調整してください。
薬味ミックス
切って混ぜるだけ!
薬味を混ぜてたくさん作っておくことで、すぐに出せる簡単常備菜に!
夏の時期はそうめんや冷奴など、たくさん使うので、あっという間に食べきってしまいますね。
【材料】
みょうが 3本
大葉 5枚
かいわれ 1パック
① みょうがは細い千切りにして、半分に切ります、大場も千切りにします。
② かいわれは細かく切ります。
③ ボウルに冷たい水と①を混ぜたものを入れてから、ざるにとり水気を切ります。
④ キッチンペーパーをタッパに底に敷き、その上入れて密封して保存します。
冷蔵庫での保存期間の目安は4日くらいです。
まとめ
かいわれの正しい保存方法、おすすめのメニューを紹介しました。
かいわれは冷凍保存するのが、向いていない食材でしたね。
一番長持ちするのは、パックのままスポンジ部分に水を継ぎ足して乾燥しないように冷蔵保存する方法です。
冷凍保存する場合は、ゆでてから保存したほうがいいでしょう。
かいわれは生で食べることが多い食材なので、できるだけ買ってきた日に食べきるのが一番おいしく食べることができますね。