香りがよくて、日本の食卓に欠かせない大葉(しそ)。
家庭栽培にも適しているので、ベランダで栽培している人も多いですよね。
大葉は食事のメインになる食材ではないですが、さわやかな香りと味がアクセントになるおすすめの食材。
薬味だけではもったいない!という理由は、ポリフェノールやビタミン、カロテンなどの抗酸化作用を持つ成分をたくさん含んでいるからです。
そんな大葉ですが、正しい保存方法で保存しないと、変色したりしなったり、すぐに傷み始めます。
ここでは、大葉の保存方法と、購入するときの注意点、冷凍した大葉のレシピなど、大葉について詳しく紹介します。
目次
大葉はどのくらい日持ちする?賞味期限は2週間!
大葉は、買ってきた状態で日持ちがぜんぜん違ってきます。
購入するときは、なるべく新鮮なものを購入しましょう。
消費期限は、冷蔵庫の野菜室で2週間が目安です。
買うときは、香りが強くてよれていないもの、葉先までピンと張りがあるものを選んでください。
また色は、葉全体が鮮やかな緑色のものを選びましょう、変色していたり、しおれていたりするのは、古い証拠です。
大葉の保存方法!
大葉は、正しい方法で保存しないと、すぐにヘタってしおれてしまいます。
大葉の正しい冷凍保存と冷蔵保存の方法を紹介します。
大葉の冷凍保存方法
大葉を冷凍保存するときは、水分をよくふき取ることが大切。
一枚もので保存すると冷凍やけを起こして、葉が黒くなってしまう場合があります。
おすすめの冷凍方法は、みじん切り、もしくはざく切りと料理に使いやすいように切ってから、保存袋に入れて冷凍保存します。
使い方は、凍ったまま使います。
ドレッシングをかけて食べると簡単なサラダになりますね。
和え物やトッピングにも乗せるだけなので、簡単に使うことができます。
1枚で保存するときは、キッチンペーパーで水気をしっかり取って、キッチンペーパーにはさんでラップをして数枚ずつ保存します。
冷凍保存の目安は1ヶ月~3ヶ月と思ったより長く持ちますね。
大葉の冷蔵保存方法
大葉を冷蔵保存する場合は、水分をよくふき取ってラップに包み保存する方法があります。
いつまでもしおれずシャキッとした葉を保つために、おすすめの方法は。
コップに少量の水を入れて、大葉を茎のほうを下にしてたてて冷蔵保存する方法です。
ふたかラップをして保存することで、1週間~3週間と長持ちするのでおすすめです。
コップの水は3日に1度は取り替えるようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
大葉は基本的に水に弱いので、水気をしっかり切って保存するのがポイント。
冷蔵でコップに水を入れて保存する方法を紹介しましたが、あれはあくまで茎の部分を少しつけるだけです。
大葉は、葉の部分を水にぬらしてしまうと、傷みやすくなりますので、注意してください。
冷凍しておいた大葉を使った4つのメニュー
冷凍した大葉は凍ったまま使ってもいいですし、少しおいて使うとすぐにやわらかくなるので使いやすいです。
冷凍した大葉を使ったメニューを紹介します。
大葉入り餃子
餃子に大葉はすごく合います!
さわやかな食感が人気!
餃子を作るなら、大葉入りがおすすめです。
【材料】
豚挽き肉(油が多いのがおすすめ)220g
キャベツもしくは白菜 140g
にら 1/3束
長ネギ 1/2本
冷凍した細切り大葉10枚分
★ にんにくすりおろし 1片
★ しょうがすりおろし 12片
★ 酒 大2
★ ごま油 大1
★ 鶏がらスープの素 小1
★ 醤油 小1
★ 砂糖 小1/2
★ 塩コショウ 少々
餃子の皮 40枚入り
① 大葉以外の野菜はすべてみじん切りにします
② ひき肉に★の材料を全部入れて、よく混ぜます。
③ ひき肉とみじん切りにした野菜、大葉を入れてよく混ぜ、こねます。
④ 餃子の皮で材料をつつみます。
⑤ フライパンに油を敷いて餃子を並べて、氷をつけます。(中火)
⑥ 餃子に焦げ目がついたのを確認して、水150ccを加えふたをします。
⑦ 中火で5~7分間蒸し焼きにします。
⑧ 水が少なくなってきてパチパチいいはじめたら、ふたを取り、ごま油をひと回しします。
鶏ささみの大葉まき
大葉がアクセントになるので、淡白なささみがおいしいです。
大葉と一緒にチーズをまいてもいいですね。
【材料】
冷凍した一枚ものの大葉 10枚
ささみ 5本
小麦粉 適量
卵 1個
パン粉 適量
① ささみは筋を取って、半分に切ります。
② ささみに大葉を巻きます。
③ 小麦粉をたたき、溶き卵にくぐらせ、パン粉をつけます。
④ 油で揚げて出来上がり。
ソースなどで食べてください。
たらこトースト 大葉のせ
クリームチーズとたらこ、大葉のハーモニーがおいしいトースト。
朝ごはんにもランチにもぴったりの、ボリューム感です。
【材料】
食パン1枚
細切り冷凍大葉 2枚
クリームチーズ 適量
たらこ 1/2腹
きざみのり 適量
① 食パンにクリームチーズをお好みの量塗ります。
たっぷり塗るとおいしいですよ。
② たらこは、ほぐして適度に散らします。
③ トーストします。
④ できたら大葉を散らして、きざみのりもちらします。
⑤ お好みでブラックペッパーを振ります。
大葉は焼く前に乗せて一緒に焼いても大丈夫。
焼くときは冷凍のまま載せてください。
後から散らす場合は、自然解凍してから。
大葉とトマトのマリネ
夏にさっぱりと食べることができるマリネ。
大葉を加えることで、さらにさっぱり感がアップします。
めんつゆを使うことで簡単に作ることができますね。
大きいトマトを刻んだものでもOKです。
【材料】
ミニトマト 8個
千切り冷凍大葉 4枚
めんつゆ 大1
ポン酢 大1
① ミニトマトは半分に切る
② 器にめんつゆとポン酢を入れます。
③ トマトと大葉を加えて混ぜます。
④ 冷蔵庫で冷やして出来上がり
大葉の作り置きメニュー
作っておくと便利な大葉の常備菜です。
万能だし
夏の食卓に便利な万能だし。
お店でも売っていますが、自分で作ってもおいしい!
たくさんの薬味で、ご飯にも冷奴にもそうめんにもぴったりな常備菜です。
【材料】
きゅうり 2本
なす 2本 中サイズ
大葉 5枚
みょうが2個
ながねぎ 半分
オクラ 3本
切り昆布 2g
鰹節 1パック
白ゴマ 大1
だし醤油 大4
① きゅうりとナスはみじん切り、ボウルに入れて塩を少しいれ水を出します。
② ネギ、みょうが、大葉、を細かく刻みます。
③ オクラをゆでて細かく刻みます。
きゅうりとナスは水を欲きり、ボウルにすべての材料を入れて混ぜます。
④ 保存容器に入れて、冷蔵庫で寝かせると出来上がります。
寝かせることで味がなじんでとてもおいしくなるだし。
味付けはお好みで調整してください。
しそ巻き
宮城県の郷土料理のしそまき。
甘い味噌を大葉でまくことでさわやかな味です。
【材料】
大葉 20枚
薄力粉 50g
味噌 50g
砂糖 40g
くるみ 大さじ1
オリーブオイル 30cc
① しその葉を洗ってキッチンペーパーで水分をふき取り、乾かします。
くるみは細かく刻みます。
② フライパンに薄力粉をいれ弱火で炒ります。
焦がさないように20分くらい
③ 砂糖、味噌を順番に加えます、火にかけ弱火で10分
④ やわらかくなったら、きざんで胡桃を混ぜます。
⑤ パッドにうつし平らにし、熱が取れるまでさまします。
⑥ 冷めると硬くなるので、包丁で棒状に切っていきます。
⑦ 棒状にした⑥を大葉にのせて、くるくると巻いていきます。
⑧ 棒状にしたものを3つ並べてくしに刺し、油で軽く揚げていきます。
上げ時間の目安は20秒くらい
⑨ あら熱を鶏、冷蔵庫で保存、パリッとした大葉の食感と、ねっとりした中身の組み合わせがおいしいのでおすすめです。
まとめ
大葉の保存期間は、意外に長くて驚いた人も多いのではないでしょうか?
大葉は、使う料理によって保存の仕方が変わります。
薬味やトッピングとして使う場合は、切って冷凍保存が適していますし、1枚もので使う場合は、水分に気をつけて保存したほうがいいでしょう。
大葉のおすすめのレシピも紹介しましたので、参考にしてくださいね。