料理に、豊かな風味をプラスしてくれるかぼす。
すだちと似ていますが、かぼすのほうがやさしくマイルドな風味が特徴です。
日本で一番多く生産しているのは大分県、ほかにも愛媛、宮崎でも生産されています。
さわやかで、独特の味と風味で、料理の深みが増し料理の味が引き立ちますね。
かぼすは、鍋、お刺身、天ぷら、シャーベットなど色々な使い方があります。
またお風呂に入れて、香りを楽しむことでリラックス効果が期待できます。
かぼすは、クエン酸やビタミンCなどを多く含み、食欲不振のとき、風邪のときに食べると効果的。
あまり使うことがない方は、かぼすの正しい保存方法がわからないのではないでしょうか?
ここでは、かぼすの消費期限、保存方法、かぼすのおすすめレシピを紹介します。
目次
かぼすはどのくらい日持ちする?賞味期限は2週間!
かぼすの保存方法は、丸のままだと冷蔵庫の野菜室で、2週間程度です。
かぼすを選ぶときに注目するのは、香り。
かぼすのいい香りがするものを選んでください。
また、見た目では緑色が濃いもの、つやがあるもの、持ったときに重量を感じるものを選びましょう。
かぼすは、1年中出回っていますが、9月、10月が出荷のピークです。
秋の旬のさんまと旬のかぼすをあわせると、とてもおいしいですよね。
かぼすの保存方法!
かぼすを買うとき、ほとんどの方は1個のばら売りのものを買うので、使い切って保存することがないかもしれません。
旬の時期に、まとめてかって上手に保存することで、長い期間おいしいかぼすを楽しむために、かぼすの保存方法を紹介します。
かぼす冷凍保存方法
かぼすを冷凍保存するときは、横半分に切ってくし型にします。
この切り方だと、絞ったときに果汁が飛び散らなくて使いやすいです。
くし型に切ったカボスを保存袋、もしくは保存容器に入れて、冷凍保存します。
またかぼすを絞ったものを、製氷皿に入れて保存する方法もあります。
冷凍したかぼすを使うときは、冷蔵庫で自然解凍して使います。
およそ1ヶ月の消費期限です。
かぼすの冷蔵保存方法
かぼすは、すぐ使う場合は、丸のままひとつひとつをラップで包み、保存袋に入れて野菜室で保存します。
冷蔵の場合は、2週間くらい長持ちします。
ただ切ったときは、切り口にラップをして、保存袋に入れて保存。
切ったものは、3日くらいで食べきってください。
また、絞って冷蔵保存することもできます。
かぼすの果汁は、炭酸水で和って飲むとおいしいですし、ポン酢に加えたり、ドレッシングやレモン水の代わりにもなります。
その他の方法
かぼすは、すぐに使う場合は、常温で保存することもできます。
常温で保存する場合は、どんどん熟していき、色が緑色から黄色に変わりますので、早めに食べてください。
ワンポイントアドバイス
料理で使った後や、古くなったかボスは、お風呂に入れてかぼす風呂を楽しむのがおすすめです。
ビタミンCがたっぷり入っているので、お肌がすべすべになる効果が期待できますし、柑橘系の香りがいいのでリラックス効果もあります。
冷凍しておいたかぼすを使った4つのメニュー
冷凍したかぼすは、料理にそのまま使うか、自然解凍して使います。
冷凍かぼすのおすすめメニューを紹介します。
柑橘鍋
鍋に柑橘類をたっぷり入れることで、爽やかで食べやすい鍋になります。
野菜もたっぷり入れて食べるのがおすすめ。
夏にも食べたい鍋ですね。
【材料】
鶏もも肉 300G
豚しゃぶ用肉 19g
輪切りにして冷凍したかぼす 4個分(柚子やすだちを混ぜてもおいしいです。)
野菜は好きなものを入れてください。
白菜、白ネギ、かぼちゃ、水名、えのき、まいたけ、にんじん、豆腐など
① 土鍋に塩鍋用のつゆを入れます。
水200ccを足して沸騰させます。
② 鶏肉、かぼちゃ、凍ったままのかぼすをいれ3分ほど炊きます。
③ 白菜の芯、豚肉、豆腐にんじん白ネギなど、煮えにくいものから野菜を入れていきます。
④ 煮えたら、塩コショウで味を調えます。
アクをしっかりとしましょう。
最後はラーメンで締めるとおいしいですね。
かぼすラーメンになるのでおすすめです。
かぼすご飯
かぼすのメニューで人気が高いのがかぼすご飯。
しぼりやすく、くし型に切ったカボスを使います。
すごく簡単なのでぜひ一度試してほしいメニューです。
【材料】
ご飯 お好みの量
くし型に切って冷凍したかぼす 1個分
ごま油 適量
塩 少々
① かぼすは冷蔵庫で自然解凍しておきます。
② ボウルに食べる分のご飯をよそいます。
③ ごはんにかぼすを、ジュワっと絞ります。
④ ごま油を適量まわしいれます。
香り付け程度で入れすぎないように注意してください。
⑤ 塩を適量かけ、全体をよく混ぜます。
⑥ わっぱなどの入れ物に入れて、薄切りしたかぼすをのせて出来上がり。
かぼす以外のかんきつ類(柚子やライム、すだちなど)を入れてもおいしいです。
お弁当やおにぎりにもおすすめ。
おにぎりにするときは、ごま油少なめで。
かぼすうどん
香りもおいしいカボスうどん。
夏にぴったりのうどんでさっぱり食べられます。
【材料】
うどん 1玉
めんつゆ 適量
冷凍輪切りかボス 1個分
冷凍くし型かぼす 半個分
大葉 適量
ごま 適量
① めんつゆを濃い目で作ります。
めんつゆに自然解凍したくし型のかぼすを絞ります。
② うどんをゆでて、冷水でしめ、水切りして器に入れます。
③ 輪切りのかぼすを冷凍のまま浮かべます。
薬味はゴマ、ネギなどお好きなものを入れてください。
かぼすジュース
かぼすの爽やかなジュースも、ビタミンいっぱいで女性におすすめ。
【材料】
絞って冷凍したかぼす 1個分
蜂蜜 小さじ3
水 150cc
氷 適量
① かぼすは自然解凍しておきます。
② かぼすをコップに入れて、蜂蜜を入れ、水をそそぎます。
よくかき混ぜて氷を入れて出来上がり。
飾り用の輪切りのスライスカボスをのせても、とてもおしゃれ。
お客様用にもおすすめです。
かぼすの作り置きメニュー
たくさんかぼすを買ったときや、もらったときに覚えておくと便利な作り置きメニュー。
かぼすの常備菜を紹介します。
蜂蜜かぼす
かぼすをはちみつに漬けるだけの簡単作り置きメニュー。
【材料】
かぼす8個
はちみつ 300g
① かぼすは皮をよく洗って、皮をふいて輪切りにします。
② 煮沸消毒した清潔な瓶を用意します。
③ 蜂蜜とかぼすを交互に入れて、瓶にいっぱいにします。
1週間くらいで出来上がり。
そのまま食べてもおいしいですし、お湯割りや炭酸で割ってもおいしいです。
蜂蜜はおしいものを使うのがおすすめです。
かぼすシャーベット
かぼすを大量消費するおすすめのメニュー。
簡単でおいしいシャーベットが作れます。
【材料】
かぼす 6玉分
はちみつ 大さじ6
砂糖 大さじ10
煮冷まし かぼす汁の倍量
① かぼすは皮を丁寧に水洗いして、汚れをとります。
② かぼすの皮を包丁でむきます。
皮をむいたかぼすを二つに割り絞ります。
③ 絞り終わったら、茶こして漉して種を取り除きます。
茶こしはすぐに洗わないとさびるので注意。
④ 保存袋に入れて、かぼすの絞り汁、蜂蜜、砂糖を入れてよく混ぜます。
⑤ 全体の量の2倍から4内になるように、冷ましたお湯を入れてさらにかき混ぜます。
⑥ フリーザーに入れて凍らせます。
食べるときはフォークで削ってシャーベットにして食べます。
ポイントは、皮をむいてから絞ること。
かぼすは皮をむいて絞ったほうが、最後まできちんと絞れるのでおすすめです。
まとめ
かぼすは、いろいろな料理に使うことができ、絞るだけでおいしいのでとても便利でおいしい食材です。
かぼすの産地大分県の方がお勧めの食べ方は、ご飯にかぼすをジュッとかけて食べる「かぼす丼」!
一度食べてみたいですね。
すぐに使わない場合は、きって冷凍、もしくは果汁を絞って冷凍してください。
おすすめのメニューもぜひ参考にしてくださいね。