私たちの生活に欠かせない飲み物、牛乳。
飲むだけではなく、色々な料理に活用することができます。
学校給食に毎回出てくるほど、成長過程の子供が摂取してほしい栄養が含まれている牛乳。
たんぱく質、カルシウムが多く含まれている牛乳ですが、いろいろな種類があり、低温殺菌牛乳、低脂肪牛乳、成分調整などいろいろ売られていますよね。
牛乳は未開封でも冷蔵保存しなければいけないほど、傷みやすい飲み物です。
そして、冷蔵保存するときも、正しい保存方法でないで、雑菌が繁殖し傷むので注意が必要。
ここでは、牛乳の正しい保存方法、消費期限、牛乳を使ったおすすめのレシピなど、牛乳について詳しく紹介します。
目次
牛乳はどのくらい日持ちする?賞味期限は10日!
牛乳は基本的には、記載されている賞味期限のとおりに使うのがいいでしょう。
設定されている賞味期限はメーカーにもよりますが、10日前後。
未開封でも必ず冷蔵で保存しましょう。
牛乳を選ぶときは、賞味期限の表示が遠いものほど新しいので、チェックして選んでください。
選ぶときに注意してほしいのが、低温殺菌牛乳です。
牛乳は殺菌されて私たちの手元に届きます。
低温殺菌牛乳は名前のとおり、低い温度で殺菌されたもの。
通常の牛乳は120~150℃で殺菌されるのですが、低温殺菌牛乳は60~70℃で殺菌されます。
低温で殺菌されると、牛乳本来の味や風味が損なわれないと人気ですが、手間がかかる分大量に生産ができずに値段が高く、日持ちがしないのがデメリット。
通常の牛乳は賞味期限表示なのですが、低温殺菌牛乳は消費期限表示なので、注意してください。
牛乳の保存方法!
牛乳の保存方法といっても、ただ冷蔵庫で保存すればいいと思いがちです。
でも、正しい方法で保存しないと、雑菌が入って傷みやすくなる可能性も!
牛乳の正しい保存方法を紹介します。
牛乳の正しい冷凍保存方法
牛乳は、脂肪分が分離するので、基本的には冷凍保存に向かない食品です。
料理用として保存する場合は、製氷機に少量を流しいれて冷凍保存。
飲用としては向かないので、料理に使うときに使用してください。
また、小麦粉とバターを加えて、ホワイトソースにして、冷凍保存する方法もあります。
ホワイトソースは、グラタン、シチューなどに使えるので冷凍しておくと、便利ですよね。
使うときは、凍ったまま料理に使用。
冷凍した牛乳は3~4週間持ちます。
牛乳の正しい冷蔵保存方法
牛乳は、基本的には買ってきてすぐに冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫のドアポケットに収納してしまいますが、未開封の場合は、冷気が噴出し口の近く、より冷えるところで保存しましょう。
牛乳は未開封の場合は、冷蔵庫で10日くらい持ちますが、開封すると3日くらいで、飲みきったほうがいいでしょう。
他のにおいを吸収してしまうのが牛乳の特徴。
匂いが移らないように、開封後は口をしっかりと閉じて保存してください。
また、牛乳は雑菌が入ることで傷みやすくなります。
できるだけ雑菌が入らないように取り扱います。
口をつけて飲まないようにし、口をつけて飲むのなら早めに飲みきりましょう。
牛乳にペットボトルが採用されないのは、ペットボトルにすると口をつけて飲み、それをそのまま保存する可能性があるからです。
あけるときも、注ぎ口に手や爪を引っ掛けてあけないようにしましょう。
押し付けるようにあけて、手前に引くことで注ぎ口に触れないであけられます。
ワンポイントアドバイス
牛乳は傷みやすい飲み物です。
悪くなった牛乳は、牛乳の表面にプツプツが出るので、見た目でもわかります。
また、匂いもきつくなり、飲むと酸味や苦味を感じます。
鍋に入れて沸騰させたときに、塊ができ、分離するものは古くなった証拠です。
悪くなった牛乳を飲むと、体調不良になりますので、変だと思ったら必ず確認してください。
冷凍しておいた牛乳を使った3つのメニュー
冷凍した牛乳は、どうやって料理に使うのでしょうか?
おすすめの冷凍牛乳を使った料理について紹介します。
鮭とベーコンのグラタン
冷凍したホワイトソースを使うグラタンです。
鮭は酒蒸しにしてから使うと生臭さがありません。
【材料】
生鮭 3切れ
ベーコン 50g
ほうれん草 1束
冷凍したホワイトソース
粉チーズ 大さじ3
① 鮭は耐熱皿に並べます、酒を振りかけてラップをかけてレンジで暖めます。
6分暖めて、あら熱が取れたら、骨と皮をとってほぐします。
② ほうれん草はゆでて、絞って水気を切り3cmの長さに切ります。
ベーコンも3cmの長さに切ります。
③ ホワイトソースはレンジで解凍します。
④ グラタンの皿にほうれん草、鮭を敷いてベーコンをのせ、ホワイトソースをかけます。
⑤こんなチーズをかけて220度のオーブンで20分焼きます。
あさりのチャウダー
冷凍した牛乳をつかったチャウダー。
あさりも水煮缶を使ったお手軽メニューです
【材用】
アサリの水煮缶 1缶
ベーコン 2枚
じゃがいも 1個
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/3本
セロリ 1/3本
バター 大さじ1
白ワイン 大さじ1
小麦粉 大さじ2
固形スープ 1個
冷凍牛乳 2カップ分
① ベーコン、じゃがいも、にんじん。
玉ねぎを1cmの角切りにします
② 鍋にバターを溶かし、①の材料のジャガイモ以外を炒めます。
全体がしんなりしてきたら小麦粉を振り、弱火で焦がさないように炒めます。
③ 水を2カップ、白ワインを少しずつ加え、小麦粉を溶かしながら伸ばします。
④ 固形のスープと、あさりを缶汁ごと一緒に入れ10分ほど煮ます。
⑤ ジャガイモを加えて15分にて、冷凍牛乳を入れて、煮立ったら、塩コショウで味を調えます。
ほうれん草とツナのクリームパスタ
冷凍したホワイトソースを使います。
【材料】
冷凍ホワイトソース 1人分
バター 10g
玉ねぎ 1/4個
ツナ1缶
シメジ 適量
ほうれん草 お好み
塩 少々
こしょう 少々
① 1Lのお湯に塩を小さじ1位俺、パスタをゆでる
② 玉ねぎは薄切りに、シメジは石づきを切りバラバラに、ほうれん草は軽くゆでて3等分に切る
③ フライパンにバターを溶かして、玉ねぎ、シメジを炒めます。
④ しんなりしたら、油を切ったツナを入れます。
⑤ ホワイトソースはレンジで解凍し、フライパンに入れて、焦げないように弱火で暖めます。
⑥ ほうれん草を入れて、塩コショウで味を調えます。
⑦ 茹で上がったパスタを、お湯を切ってフライパンにいれソースと絡めます。
スープっぽくしたいひとは、フライパンにパスタのゆで汁を少し入れて、ソースを薄めます。
牛乳の作り置きメニュー
牛乳だけでは、長く保存することができませんが、ソースや料理として使い、保存することで、作り置きのメニューになります。
おすすめの牛乳の作り置きメニューを紹介します。
ホワイトソース
簡単に作れる基本のホワイトソースです。
バター 大さじ2
小麦粉 大さじ3
牛乳 2.5カップ
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
① 厚手の鍋にバターを入れて熱し、小麦粉を入れて弱火にして、焦がさないように炒めます。(4~5分)
② 火からはずし、牛乳をいれ手早く混ぜます。
③ 強火にかけてかき混ぜながらとろみがつくまで、混ぜます。
④ 塩と胡椒で味を調えて出来上がり
冷めたら保存袋か、保存容器に入れて冷凍保存します。
ホワイトソースは、グラタン、ドリア、コロッケ、パンにのせて焼くなど、色々なレシピに使えますので常備しておくといいですね。
まとめ
牛乳は傷みやすい飲み物なので、正しい保存方法を守るのが大切です。
牛乳の保存方法や、古くなった牛乳の見極め方、牛乳を使ったレシピなどを紹介しました。
牛乳は、冷凍には向かない食品なので、長期保存が難しいです。
料理に使用するなら、ホワイトソースにして冷凍保存するのがいいですね。
きちんと保存して、おいしい牛乳を飲んでください!