料理やお菓子作りには欠かせない調味料、砂糖。
砂糖はさとうきびやてんさいからできている食品で、甘くておいしい味付けには欠かせません。
安定した食べ物なので、砂糖は基本的に長期保存が可能。
砂糖には色々な種類があって、グラニュー糖、黒砂糖、三温糖、上白糖など製法の違いによって違います。
種類によって保存期間が違うので、注意が必要ですね。
砂糖の保存方法、消費期限、おすすめのメニューなどを紹介します。
目次
砂糖はどのくらい日持ちする?賞味期限は無期限!
砂糖は、一般の食品のように袋や容器に賞味期限が記載されていません。
これは品質が安定している食品なので、表示義務がないからです。
保存状態が良ければ、無期限で保存できる砂糖ですが、湿度に弱い特徴があります。
高温で湿度が高い場所で保存すると、固まってしまう可能性があります。
砂糖の保存方法!
砂糖は高温多湿ではない場所に保存しなければいけません。
基本的には常温保存で大丈夫。
冷蔵庫で保存する必要はありません。
砂糖の種類ごとの特徴、保存方法と賞味期限を紹介します。
砂糖の正しい冷凍保存方法
どの砂糖でも、冷凍で保存するのは向いていませんし、常温で無期限なので冷凍保存する必要がないのですね。
砂糖を使った料理や、お菓子は冷凍保存することができます。
砂糖の正しい冷蔵保存方法
砂糖は冷蔵で保存するのも避けたほうがいいでしょう。
湿気に弱いので冷蔵庫に入れると温度の変化により、湿気がつく場合があります。
その他の方法
砂糖は、開封前開封後どちらも常温で保存します。
高温多湿を避けた冷暗所で保存します。
砂糖の種類と特徴、保存方法を紹介します。
・上白糖
日本国内で使用されている50%は上白糖です。
サトウキビとてんさいを絞った汁を煮詰めて、できた結晶を精製して作ったものです。
色は白くて、保存状態がよければ無期限で保存できます。
・グラニュー糖
純度が高い糖液から作られたのがグラニュー糖。
粒が細かくてサラサラしているのが特徴で、お菓子作りなどでよく使いますよね。
角砂糖もグラニュー糖から作られています。
こちらも冷暗所で保存すれば、無期限で保存できます。
・黒糖
サトウキビの絞り汁を分蜜せずに濃縮して作られた黒糖。
独特の風味がおいしいですよね。
砂糖としての糖度が低いので、賞味期限を設定している商品も。
上白糖に比べると傷みやすいので、注意が必要です。
直射日光を避けて、高温多湿の場所ではない風通しの良い場所で保存してください。
保存容器に入れて乾燥剤と一緒に入れて保存しましょう。
ワンポイントアドバイス
砂糖は長期保存していると、固まったり、黄色に変色したりする場合があります。
変色しても。固くなっても品質や味にはまったく問題がありません。
砂糖が固まってしまった場合も、霧吹きで湿らせ1日おくと元の状態に戻ります
砂糖を使った4つのメニュー
砂糖は、多くの料理に使われていますよね。
砂糖を使ったお勧めのメニューを紹介します。
おはぎ
やさしい甘さがおいしいおはぎ。
砂糖の甘さがおいしいですね。
【材料】
もち米 2カップ
米 1カップ
★1(きな粉大さじ4、砂糖大さじ1、塩少々)
★2(入りごま黒大さじ4、砂糖大さじ1、塩少々)
粒あん
① もち米と米をあわせて、通常の水の量を入れて炊飯器で炊きます。
② 炊き上がったごはんは、ボウルなどに移し、すりこ木で軽くつぶします。
③ ★1の材料を混ぜ合わせます。★2の黒ごまをすりおろして、砂糖と塩を混ぜ合わせます。
④ あんこは柔らかすぎたら、鍋に入れて煮詰めて固さを調整します。
⑤ ごはんを15等分します。
⑥ 粒あんは、手のひらに伸ばして載せてごはんを入れてあんこを包みます。
⑦ あんこを包んだものにきな粉を絡ませ、黒ごまを絡ませて出来上がりです。
おはぎは、春分の日や秋分の日、お彼岸のお供えなどにお供えする食べ物です。
トマトの砂糖漬け
甘くておいしいトマトの砂糖漬けは、酸味も感じる爽やかさです。
【材料】
トマト 10個
砂糖 大さじ3
塩 ひとつまみ
① 鍋にお湯を沸かし、トマトをよく洗って包丁で皮に小さく傷つけます。
② 沸騰したら鍋にトマトを入れて、皮に亀裂が入ったら、ザルにあげます。
③ トマトを氷水で冷やし、皮をむいて水をきります。
④ タッパーにトマトを入れて、砂糖をトマト全体にまぶします。
塩をひとつまみ入れます。
⑤ 手で砂糖と塩を満遍なくいきわたらせて、冷蔵庫で一晩寝かせます。
途中で上下ひっくり返してください。
⑥ 1日寝かせたら出来上がり。
普通のトマトよりも小さいトマトのほうが、満遍なく味が回っておいしいです。
きび砂糖しょうがシロップ
新ショウガときび砂糖を使ったシロップ。
胃腸が弱っているときにおすすめです。
【材料】
新生姜 200g
きび砂糖 200g
水 200cc
レモン果汁 大さじ2
① 新生姜の皮をむいてきれいに洗います。
スライサーで薄くスライスします。
② 鍋にきび砂糖と水を入れて加熱し、きび砂糖を溶かします。
③ 沸騰したら生姜を入れて、再び沸騰したら弱火にして20分加熱します。
レモン果汁を加えます。
④ 粗熱が取れたら、清潔にした瓶に入れて保存します。
辛味と甘さがあるおいしいシロップなので、ドリンクにもお菓子にも幅広く使えます。
コーヒーシュガートースト
コーヒー風味のおいしいシュガートースト。
【材料】
食パン 1枚
バター適量
グラニュー糖 適量
インスタントコーヒー 2つまみ
① 食パンにバターをぬって焼きます。
こんがり焼き目がつくくらい。
② 焼きあがったら、全体にグラニュー糖を満遍なく降りかけて、コーヒーの粉を手でつぶしながらかけます。
インスタントコーヒーはかけすぎると苦くなるので注意してください。
コーヒーの風味がおいしいシュガートーストです。
砂糖の作り置きメニュー
砂糖を使った作り置きメニューを紹介します。
オレンジピール
オレンジの皮を砂糖で煮たオレンジピール、手作りなので、甘さを調整することができます。
【材料】
オレンジの皮 1個分
グラニュー糖 オレンジの皮の2倍
水 400cc
① オレンジの皮をよく洗って、長さ5cm幅5mm程度に切ってください。
② たっぷりのお湯を沸かして、オレンジの皮を2~3回湯でこぼします。
③ オレンジの皮と水、グラニュー糖を鍋に入れて、ゆでます。
オレンジの皮が透き通るまで弱火でコトコト煮ます。
④ 皮が透き通って水気がなくなったら、火からおろします。
⑤ お皿に皮を出して乾燥させます。
レンジで乾燥させてもいいです。
⑥ 乾燥したらグラニュー糖をふって出来上がり。
冷蔵庫で1週間くらい保存可能です。
そのまま食べても、パンやお菓子に練りこんでもおいしいオレンジピールです。
琥珀糖
きらきらした砂糖菓子。
宝石みたいで子供も喜びますね。
【材料】
糸寒天 5g
砂糖 350g
水 200cc
食紅 適量
① 糸寒天を水に入れてふやかします。
② 鍋に水と糸寒天を入れて、糸寒天を溶かし、ふきんなどで漉します。
③ 漉した糸寒天を鍋に戻して、砂糖を入れ糸が引くまで煮詰めます。
④ 煮詰まったら容器に入れて、好きな色を食紅でつけて冷蔵庫で冷やして固めます。
⑤ かたまったら、食べやすいようにカットします。
⑥ クッキングシートに載せて表面がぱりぱりになるまで乾燥させてください。
煮るときに時間がかかりますが、じっくり行ってください。
まとめ
砂糖は高温多湿の場所を避けて保存すると、無期限で食べることができるとても便利な調味料です。
長期間保存していると、固まったり変色したりすることもありますが、品質には問題ありません。
黒糖だけは糖度が低いので、他の砂糖と比べると傷みやすいので注意してくださいね。