子育てに自信がないと感じてしまうのは珍しいことではありません。
妊娠前、妊娠中、1歳の時、2歳の時、幼稚園入学、小学生になってからなど不安を感じるのは子育てをする限り続きます。
でもそれは当然のこと。ママだって初めてのことなんですから。
不安に感じ始めると周りと比べてしまい「あの人はちゃんとできているのに。」と悲しくなることもあると思います。
でも人の悩みというのは見えないだけで、誰でも不安は感じているものなんですよ。
目次
妊娠中に子育てに不安を感じる
どんどん大きくなっていくお腹。
妊娠中は自分の体の変化も大きく、ホルモンバランスも崩れるので、体調が悪い日や気分が落ち込む日もあります。
生まれる前からこんな調子で子育てなんてできるのかなと不安に感じることもあるでしょう。
「妊娠は病気じゃないんだから」と無理を強いる人もいますが、そんな理解のない人の言葉は気にしなくていいんです。
だって、何かあった時、その人は何も責任を取ってくれないでしょう。
赤ちゃんと自分の体を守れるのはママだけです。
しんどいときは休みましょう。
赤ちゃんも「ママ、頑張りすぎだからちょっと休んで。」と言っているのかもしれませんよ。
0〜1歳の子育てに不安を感じたら
出産後からは休みなく赤ちゃんのお世話が始まります。
産後の疲れやホルモンバランスの変化で気分が落ち込みがちになってしまうのはよくあることです。
新生児期は昼夜を問わず授乳とおむつ替えを繰り返す日々、ママの疲れもピークに達します。
2人目以降の場合には疲れを感じながらも「新生児期ってこんなもの」と思えますが、第一子で今まで赤ちゃんに接することがなかったママの場合には「赤ちゃんってこんなに泣くの?」「こんなに寝ないの?」「こんなにオムツ替えるの?」と想像以上に赤ちゃんのお世話は大変だと感じるでしょう。
またこの時期のママは外へ出る機会も減るため、不安や心配なことがあっても他の人に相談しにくい時期です。
そのため自分の中に不安な気持ちを溜め込みがちなので、不安がどんどん大きくなってしまうのです。
不安なことを誰かに話して聞いてもらえるだけでも気持ちが楽になります。
子育てに悩むことはダメなことではありません。
赤ちゃんを産んだ産院の助産師さんや、地域の愛育委員さんや保健師さん、相談できる人は必ずいます。
「こんなことで悩んでるなんて恥ずかしい、情けない」と思わず、話を聞いてもらってくださいね。
多くの赤ちゃんを見てきた人だからこそ、それぞれの赤ちゃんに合ったアドバイスをしてもらえることでしょう。
1歳までの成長はすごい
生まれたばかりの赤ちゃんはふにゃふにゃで抱っこをするのも壊れてしまいそうな感じがしますが、数か月で首が座り、お座りができるようになって、はいはいをして、つかまり立ちをしてと1歳までに目まぐるしいほどの成長をします。
赤ちゃんの成長に合わせてお世話も変わってきます。
しかし、日々成長する時期だからこそ「同じ月齢の赤ちゃんがお座りをしているのにうちの子はまだ」「あの子はハイハイしているのに」と周囲と比べて不安を感じるママも多いでしょう。
赤ちゃんの成長はそれぞれ違います。
焦ってしまう気持ちはわかりますが同じ月齢だから皆同じというわけではありません。
「これがうちの子のペース」と今しかないかわいい赤ちゃんの時期を楽しめるような心の余裕が持てるといいですね。
ちなみにですが、うちの上の子は1歳4ヶ月まで歩きませんでした。
当時義母に「あそこの子は10か月で歩いてる。
1歳には歩けるのが普通。歩けないのはおかしい」と散々言われ、ものすごくイライラしたのを覚えています。
あまりに言われるので不安に感じて小児科に相談もしました。
でも「歩き始めるのには個人差があるから心配ない」ということで、イライラしますが義母の言うこは気にしないようにしていました。
数人の赤ちゃんしか見ていない義母や周りのママよりもたくさんの赤ちゃんを見てきた小児科の先生や保健師さんの助言の方が確かです。
「誰かにこう言われた」と気にしてしまい過ぎず、不安に感じたことは健診の時などに先生に相談しましょう。
子供の成長とともに変わる心配事
赤ちゃんの成長とともにママの育児に対する心配事は変わります。
首すわりの時期、お座りの時期、はいはいの時期、歩き始める時期、言葉を発する時期、イヤイヤ期、おむつが外れる時期、お友達と遊べるようになる時期、幼稚園や保育園入園、小学校入学などなど。
成長の過程での変化があるたびに壁にぶち当たってしまうこともあるでしょう。
そのたびに自分の子育てに自信が持てなくなることもあります。
育児書にはこの時期にはこれができるようになって、体重は何キロ、身長は何cmと細かく記されています。
しかし、それはあくまでも平均です。
みんながその時期にそうなるというわけではありません。
大人でも身長や体重が違うように赤ちゃんにもそれぞれに体格の違いはあります。
性格ものんびりな子、活発な子、慎重な子と個性があります。
あまり育児書の成長過程を気にし過ぎると、できることはいいですが、苦手でできないことがあった時に悩みのタネになってしまいます。
成長過程はあくまでも参考程度と考えた方がママの気持ち的にも楽になれます。
まとめ
子育てはママにとっても初めてのことです。
赤ちゃんが生まれたらいきなりママになれるのではなくて、赤ちゃんの成長とともにママらしくなっていけるのです。
赤ちゃんの時期なんてあっという間に終わってしまいます。
上手くいかないと焦らずに、今しかない赤ちゃんとの生活を楽しめるといいですね。