赤ちゃんの歯茎に白いブツブツやできものが!原因と対策

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赤ちゃんの乳歯が生えてくるのはパパやママにとって我が子の成長を感じられるとても嬉しいことでしょう。

思わず口の写真を撮ってしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、歯茎が白くなり「歯かな。」と思っていたのにそうではない場合もあります。

よくあるのが上皮真珠という症状ですが、そのほかにも赤ちゃんの歯茎が白くなることがあります。

ここでは赤ちゃんの歯茎が白くなる原因についてまとめました。

目次

上皮真珠って何?

赤ちゃんの歯は生後6か月ごろに下の前歯から生えてくることが多いです。

最初は歯茎が白っぽくなってそのうち白くポツッと小さな歯が顔を出します。

歯と見間違えることもあるのですが、赤ちゃんの口の中には歯以外でも白い物ができることがあります。

よくあるのが上皮真珠。新生児から生後6か月ぐらいまでの赤ちゃんによく見られます。

上皮真珠は白色やクリーム色をした粒のような形をしています。

一つだけでなく複数できることもあります。

歯の場合には触ると固いのですが、上皮真珠の場合には柔らかいのが特徴です。

痛みもかゆみもありません。

赤ちゃんの口の中を見た時にいきなりこのような粒が見えるとビックリしてしまいますよね。

でも上皮真珠は病気ではないので心配はありません。

治療をする必要もなく経過を観察することになります。

しかし、赤ちゃんが気になって触ってしまうことで歯茎に傷がつき、炎症を起こすこともあります。

歯茎が腫れたり、赤みが出てきたら歯医者さんに見てもらいましょう。

基本的には上皮真珠は数週間でなくなります。

上皮真珠はなぜできるの?

赤ちゃんは、ママのお腹にいるとき細胞分裂をしながら色々な組織を作っていきます。

乳歯は歯を形成する細胞や組織によって作られますが、乳歯を形成した後も組織が残り吸収されないことがあります。

その残った組織が上皮真珠です。

そのため月齢の小さい赤ちゃんのうちしか見ることがないのです。

上皮真珠があると、その後乳歯が生えることに影響はないのか気になるママもいるでしょう。

ですが上皮真珠は数週間で自然になくなるので、乳歯の萌出には影響はないとされています。

先天性歯

基本的に乳歯は生後6か月ごろから生え始めます。

しかし、生まれた時にすでに歯が生えている赤ちゃんもいます。

これを先天性歯と言います。

生まれた時にはなくても新生児期に生えてきたらそれは先天性歯です。

このように早く生えてきてしまった歯は形がいびつだったり、歯根がほとんどないためグラグラしていることがあります。

これは普通ならもっと成長してから出てくるはずの乳歯が未熟なまま出てきてしまったことが原因と考えられています。

先天性があったらどうすればいいの?

先天性歯は問題がなければそのままにしておきます。

ただ授乳の時に赤ちゃんがおっぱいを噛んでしまうこともあり、乳首が切れて授乳の度に悩まされるママもいます。

乳首に傷があるときの授乳はものすごく激痛が走ります。

私も経験がありますが、それが原因で母乳育児を止めようかと思うほどでした。

傷が酷いうちは搾乳をして哺乳瓶を使用するのがオススメです。

どうしても噛まれてしまう場合には乳頭保護器を使用すると痛みが軽減します。

先天性歯の形がいびつで尖っている場合には、赤ちゃんの口の中や舌の裏を傷付けてしまうこともあります。

その場合にはコーティングしたり、尖った部分を削って丸くするという治療が行われます。

また歯根が短くグラグラしている場合にはママが気付かないうちに抜けて、赤ちゃんが誤飲してしまう恐れがあります。

そのような場合には医師の判断で抜歯をすることもありますが、抜いてしまったらもう次に乳歯は生えてきません。

しかし、永久歯は生えてくるのでそれほど心配はありません。

歯茎が白くなる病気

赤ちゃんの歯茎が白くなる原因になってしまう病気もあります。

代表的なものが口腔カンジダ、ヘルパンギーナ、手足口病です。

口腔カンジダ

口の中には色々な細菌がいますが、口腔カンジダはカンジダ・アルビカンスというカビの一種の菌によって起こります。

抵抗力の弱い赤ちゃんによく見られる病気です。

唇や頬の内側、舌、歯茎など口の中にミルクカスのような柔らかく白い物が付着します。初めは痛みはありません。

しかし、ミルクカスかなと思ってゴシゴシと拭いてまうと粘膜の表面が剥がれて赤くなってしまいます。

口の中を毎日チェックしてあげることで早期発見ができます。

おかしいなと思ったら歯医者さんに相談しましょう。

ヘルパンギーナ、手足口病

夏に流行りやすい病気です。

高熱と共に口の中や喉に水疱ができます。歯茎にできると白っぽく見えます。

痛みを伴うので、ミルクを飲むことができなくなる場合もあります。

小児科を受診するようにしましょう。

ヘルパンギーナや手足口病は大人も感染します。

赤ちゃんの看病をしている時に咳やくしゃみで感染ることもありますし、排泄物には多くの菌がいるので、オムツ替えで感染ってしまうこともあります。

赤ちゃんの看病をする時には手洗いうがいを徹底しましょう。

まとめ

赤ちゃんは自分で異常を伝えることができません。

お口の中もチェックして変わったことがないか定期的に確認するようにしましょう。