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未婚の母になる妊婦さんが幸せになる為にするべき3つのこと
ここ数年、未婚である環境下で出産する女性が増加傾向にあります。
未婚の母のまま出産する背景にある思いは人それぞれです。
赤ちゃんを授かるには必然的にパートナーの男の人がいます。
婚姻して妊娠、出産という流れとは異なり、未婚の環境下で出産するとなると、一人で思い悩むことが多くなるかもしれません。
戸惑いや心配を持ちつつ途方もなく大きな決断と言えるでしょう。
ここでは、そんな未婚の母を支援する為の欠かせない手続き方法や制度などをご案内していきます。
この記事が少しでも未婚妊婦さんの力になることができれば幸いです。
未婚の母に挙げられる理由とは
金銭面での関係等で未婚で子供を産んだ後に、父親となる男性を見つけて入籍をする女性もいるのですが、中には生涯独りで養うと覚悟して出産する女性の方もいます。
また、父親となる男性に妊娠したことさえ隠して産む場合もあります。
他にも、婚姻を約束していたにも関わらず出産直前に何かしらの理由で破局した、家庭持ちの男の人と付き合って妊娠したので未婚の母になるしか選択肢がなかった、というような事由も挙げられます。
加えて、入籍する前にパートナーの男の人が病気や災害によって命を落としてしまうといった悲しい体験をして、未婚の環境下で出産する結果となってしまう方もいるのです。
このように未婚の母になる覚悟をした背景は、人それぞれで違うものです。
女性独りの力で育児をしている方もたくさんいますので、仕事と育児の両立ができる社会環境が求められています。
最も現在では、貧困状態に左右される子供の経済格差の問題が起きているのです。
- 金銭面
- 体力面
- 精神面
- 社会環境
子供の頃の家庭環境が、将来的に影響を及ぼすとも考えられています。
妊婦が未婚の母に!必要な3つの事とは?
未婚のまま出産する事を選んだ場合、忘れてはいけない3つの事があります。
1.母子手帳を貰う
妊娠が判ると、医療機関側より母子手帳を受け取ってくるように指示されます。
その際医療機関から「妊娠届書」が渡されます。妊娠届書を地方自治体に提出すると母子手帳を交付してくれます。
母子手帳を貰う事でママになる実感がわきます。
更に、助成券もついていますので、なるべく早めに貰いに行きましょう。
2.支援・補助を受ける為に手続きをする
出産後の一人親世帯の支援となる制度は沢山あります。
妊娠中にきっちりと調べて、出産後に慌ててしまわないようにメモするなどしておいてくださいね。
手続きをしないと減額を受けられない事も多いので注意しましょう。
3.強い心を持つ
両親がいても子育ては大変な事です。
1人で育児も仕事もこなすとなると、尚更です。
自分のものを何も買えない可能性があったり、辛い事も沢山あるでしょう。
それでも負けない心と子供を守りたいという強い精神力が必要です。
また、ご自身の周りで家族などのサポートを受けられるなら、なるべくサポートしてもらいましょう。
未婚の母の「母子家庭」支援はどれくらいあるの?
母子家庭の暮らしに金銭的なゆとりを与えられる制度は数多く用意されています。
家計に限界がある母子家庭に向けて、一番初めに国民年金への支出は免除となっています。
水道代などの使用量は減免してもらえます。
更に申し込みをすれば、住民税も減免して貰う事が叶います。(申し込みをやっていない、制度を認知していない事も多いのです)
お子さんの保育料も、給与を考慮して減額が適用されますし、小学生になると、学用品の料金を負担してもらえる市町村も見られます。
給食費や学級費というものは勉強に必要な費用も、サポートや免除ができることになります。
加えて、公共交通機関からは母子家庭に向けて無料で乗車券の分配や、乗車定期券の割引を実施している会社も見られます。
- 年金、住民税の免税
- 住宅手当
- 一人親家族等医療費助成
- 出生一時金
- 児童手当
- 水道代減税
- 保育料減額
- 学用品、給食費、学級費の負担(地域による)
- 無料乗車券、割引制度
これらの制度があることを知っているのと知らないとでは、経済的負担が大きく違ってくるので覚えておくと良いでしょう。
未婚の母だと子供の戸籍はどうなるの?
未婚の母は、一番初めにご両親の戸籍側から抜けて、ご自身が筆頭者に転じる新規の戸籍を作ります。
それから新規の戸籍に生まれてきたお子さんが記録されるのです。
結果的に母と子、2人が載っている戸籍が仕上がります。
現時点での戸籍法だと「子どもと親、ご両親との3代が1つの戸籍には加えられない」決まりとなっていることもあって、ご両親とママとお子さんが一緒の戸籍に加わるという事は出来ないのです。
子供の母の欄には産んだ母親の氏名が記載されますが、未婚の場合は父の欄は空白の状態となります。
女性は子供の誕生という実態を持っていることから、必然的に「母」となりますが、 未婚の際にはどれほど子供の父親がはっきりしていたとしても、規律上は「父」とは記載できません。
そういった事情から現実的には血の結び付きがあっても、規律上は赤の他人の状態で家族の繋がりにはならないことを意味します。
父親として子供を認知する場合
子供のパパになって認知をすると、父と子の双方の戸籍に年月日と合わせて記録されます。
胎児認知の際は、出生届を提出しない以上、この明示が行われません。
また、死産の際は出生届が提出されないこともあって記録されません。
・認知・・・戸籍に記録
・胎児認知・・・出生届提出後に記録
子は二親が結婚しない間は本籍を別の地方自治体に移動しても、認知項目は記録され続けます。
しかし、父親は別の地方自治体に本籍を移動すると、認知項目は記録されませんので覚えておきましょう。
関連記事⇒妊娠したけど結婚は相手が拒否!彼氏に子どもの認知をさせる方法
まとめ
未婚の母になると決心した時は、「育てていけるのかな?」という心配や周りが気に掛かる事もあるでしょう。
母親として子どもを育てていく為には、ご自身がたくましくならないとなりません。
子供の幸せの為に、辛くても頑張る覚悟さえあれば、子供の存在がこれから大きな支えとなるはずです。自信を持って子育てしていきましょうね。