カルシウムが豊富で、丸ごと食べられ、つくだ煮やふりかけなどとても食べやすいちりめんじゃこ。
しらすと言われているものもありますが、しらすとちりめんじゃこは、同じ鰯の稚魚を使った食材です。
いろいろな説がありますが、ちりめんじゃこのほうがしらすよりもじっくり乾燥させたものをいいます。
地方によってはすべてをちりめんじゃこといったりして、しらすとちりめんじゃこの定義が違うので、一概にはこれというのはいえませんね。
カルシウムは当然、鉄やビタミンB2も豊富に含まれているので、子供も大人も積極的にとりたい食材です。
ちりめんじゃこは、干したものなので長く保存できると思いがちですが、意外と保存期間が短いので、注意が必要。
ここでは、ちりめんじゃこの正しい保存方法と、消費期限、おすすめのメニューを紹介します。
目次
ちりめんじゃこはどのくらい日持ちする?賞味期限は1週間!
ちりめんじゃこはシラスよりも保存期間が長いのは、やはりしらすより乾燥しているからでしょう。
ちりめんじゃこを選ぶときは、黄色に変色しすぎていないもの、つやと透明感があって形がそろっているものを選びます。
香りはパックされているとわからないですが、量り売りのものを買うときは香ばしい香りをしているものを選びましょう。
ちりめんじゃこの保存方法!
ちりめんじゃこは、基本的には冷蔵、長期保存するときは冷凍保存がおすすめです。
ちりめんじゃこの正しい保存方法を紹介します。
ちりめんじゃこの正しい冷凍保存方法
ちりめんじゃこは、1週間以内に食べない場合は冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存するときは、冷凍用の保存袋に入れて保存します。
使うときは、自然解凍または、凍ったまま料理に使います。
手でほぐすとぱらぱらになるので、料理に使いやすいですよね。
暖かいご飯に、凍ったまま乗せるとご飯の温かさで解凍されるので、とても便利。
ちりめんじゃこの場合、塩分が多いので解凍したときにくっつかないので、とても使いやすいです。
ちりめんじゃこは、冷凍保存で1ヶ月の保存が可能です。
また、煮物やつくだ煮にして冷凍する方法もあります。
ちりめんじゃこの正しい冷蔵保存方法
ちりめんじゃこは購入したらすぐに、冷蔵庫に入れて冷蔵保存してください。
開封後は保存容器に入れて、保存します。
購入したときの容器に、賞味期限が記載されているので参考にしてください。
基本的には、開封した場合は、なるべく早く食べるのがいいでしょう。
ちりめんじゃこの冷蔵での保存期間は1週間です。
ワンポイントアドバイス
気づいたら賞味期限が過ぎていたということがないように、すぐに食べないなら小分けにして冷凍保存がおすすめ。
また、スーパーで購入したトレーのままでも、未開封の場合は冷凍保存が可能。
ただ、汁が出ている場合は、トレーから出して保存袋に入れて保存してください。
冷凍しておいたちりめんじゃこを使った4つのメニュー
冷凍したちりめんじゃこは、くっつくことがないので、とても料理に使いやすく食べやすいです。
おすすめの、冷凍したちりめんじゃこを使ったレシピを紹介します。
青じそとちりめんじゃこのおにぎり
じゃこと青じそをこんがり焼いた焼きおにぎりは、香ばしくてとてもおいしい!
【材料】
米 2カップ
青じそ 2~3舞
ちりめんじゃこ 適量
いりごま白 適量
① ちりめんじゃこは自然解凍しておきます。
② 米はといて、通常通りにたきます。
③ 青じそ みじん切りにします。
④ ご飯に青じそとちりめんじゃこを混ぜて、なるべく平たくつぶしたおにぎりを作ります。
⑤ ホットプレートを暖めて、おにぎりを置き、はけで醤油を塗りなながらこんがり焼いてください。
焼きいろがついたら出来上がりです。
かぼちゃとじゃこのおかかあえ
かぼちゃの甘みとちりめんじゃこの塩気がぴったり合う副菜です。
【材料】
かぼちゃ 1/3個
削り節 小1袋
ちりめんじゃこ 大さじ3
① かぼちゃを一口大に切って、耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで4分加熱、器にもってください。
② フライパンにサラダ油大さじ1/2を入れて熱し、削り節とちりめんじゃこをいります。
じゃこは凍ったまま調理してください。
③ ちりめんじゃこがパリッとしたら、醤油小さじ2を落として熱々のかぼちゃの上にかけてできあがり。
キャベツとちりめんじゃこあえ
残ったキャベツの使い道に困ったらおすすめのメニュー。
電子レンジで簡単に作れます。
【材料】
キャベツ 1/8
ちりめんじゃこ 30g
にんじん 1/2本
バター 大さじ1
すり白ごま 大さじ1
① キャベツをざく切りにして、にんじんは細切り、両方を耐熱容器に入れて、バターをのせてラップをかけて電子レンジで4分加熱します。
② じゃこは自然解凍しておきます。
③ ごまとじゃこ、醤油少々を混ぜて出来上がり。
ピーマンとじゃこの炒り煮
ピーマンの彩りがきれいな炒り煮、いためたじゃこの香りが香ばしいですね。
【材料】
ピーマン(赤、黄、緑)あわせて6~8個
だし 1カップ
ちりめんじゃこ 大さじ4
① ピーマンは縦半分に切って、ヘタと種を取り除いて細切りにします。
② フライパンにサラダ油を入れて熱し、切ったピーマンを炒めます。
だしと醤油大さじ2と砂糖大さじ2を加えて、汁気を飛ばすように炒り煮にします。
③ 別でちりめんじゃこをパリッといためて、②に振りかけて出来上がり。
ちりめんじゃこの作り置きメニュー
ちりめんじゃこは天日干ししてあるので、作り置きにあっている食材です。
おすすめのちりめんじゃこを使った常備菜について紹介します。
昆布とじゃこのつくだ煮
ちりめんじゃこの常備菜といえば、つくだ煮ですよね。
昆布はだしをとった後の昆布を使って、おいしいつくだ煮です。
【材料】
昆布(10cm角)3枚
煮干20g
ちりめんじゃこ 大さじ2
① 昆布は2cmの角に切って煮干は頭をとって裂きます。
② かぶる程度の水をそそいで、酢大さじ4を加えて柔らかくなるまで煮ます。
③ ちりめんじゃこを入れて、醤油大さじ2、砂糖大さじ1で味をつけて、コトコト煮込んで水気が少なくなったら出来上がり。
わかめとじゃこのさっと煮
旨みがしっかり出たおいしい一品です。
【材料】
塩蔵わかめ ひとつかみ
ちりめんじゃこ ひとつかみ
だし 1.5カップ
① わかめは塩を洗い落として、水につけてかために戻して食べやすいようにざく切りにします。
② 鍋にだしを入れて煮立て、酒少々、塩少々、しょうゆ少々を入れて味をつけます。
③鍋にわかめを入れてさっと似て、ちりめんじゃこを加えてひと煮たちさせ出来上がり。
ふきの葉とちりめんじゃこの炒り煮
旬のふきの葉を使った常備菜。
あったかご飯にぴったりのメニューです。
【材料】
ふきの葉 150g
ちりめんじゃこ 30g
★ 酒 大さじ2
★ みりん 大さじ2
★ 砂糖 大さじ1/2
★ 醤油大さじ2.5
★ 水大さじ3
① ふきの葉は塩茹でにして、一晩水にさらしてあくを抜きます。
② 一晩水に漬けたふきの葉は水気を絞って、みじん切りにして、サラダ油大さじ2/3で炒めます。
③ ②にちりめんじゃこを入れて炒め合わせます。
④ ★の材料を加えて、煮詰めます。
ふきの葉はアクが強いので、よく水にさらしてから調理してください。
まとめ
ちりめんじゃこは、手軽に食べることができ、栄養も豊富なので常備しておきたい食材。
長く保存するための方法、ちりめんじゃこのおすすめメニューなどを紹介しました。
乾燥しているから、長持ちするものだと思い込まないで、使いきれない場合はすぐに冷凍保存してください。
冷凍保存してもくっつくことがないので、簡単に使うことができ、とても便利です。
正しく保存して、おいしいメニューを作ってくださいね。